まず結論からお伝えしますと、家族の人数と積載量の多さで車を選ぶことはベターですが、最適という訳ではありません。
なぜなら、家族でキャンプに出かけたいと思った時、まず考えるのが車のサイズ事情です。
テントやクーラーボックスなど荷物は多くなりますので、どうしてもラゲッジスペースが広さが気になります。
ですが、積載量だけを求めるならば、大きな車を購入する必要はありません。
コンパクトカーでルーフキャリアを装備するという選択肢があります。
家族キャンプの車は、家族の人数によって選択肢が変わります。
チェックポイント
・中古で探すなら、JEEP CHEROKEE
・レトロさで選ぶなら、日産 パオ
・おしゃれさで選ぶなら、フォルクスワーゲン ザ・ビートル
・SUVから選ぶなら、日産 エクストレイル
・200万円以内で選ぶなら、ダイハツ タフト
・燃費の良さで選ぶならトヨタ シエンタ
100人のキャンパーに乗りたい車種を聞いてみた
ファミリーキャンプで最も人気を集めたのはSUV・クロカンでした。
その他大型で積載量の多いミニバンやワゴンが上位となっています。
その一方で快適さよりも身軽さ重視の方には軽自動車が人気でした。
全体を見ると積載量を選ぶ基準としていることが分かりました。
快適さ重視:85%(SUV・クロカン33%、ミニバン42%、ワゴン10%)
軽量化志向:15%(軽自動車12%、コンパクトカー3%)
家族キャンプの車は人数に合わせて選ぶことが大事
結局、キャンプに行く車において大きく車内の割合を占めるのは、私たちキャンパーです。
家族の人数、子供の年齢によって車を選ぶ基準が変わってきます。
家族キャンプの車選びの評価基準
家族の人数に合わせたラゲッジスペースの広さ、シートアレンジした際の広さ、または荷物の出し入れのしやすさが評価基準となります。
積載量の多さ
キャンプのスタイルは人それぞれです。
100人のキャンパーがいれば、100のキャンプスタイルがあります。
ですが、どのキャンパーにも共通する最低限のアイテムがあります。
その中でも、大きな荷物がテント・テーブル・クーラーボックスです。
最低限、ラゲッジスペースやシートアレンジによって、これらが収まるか事前にチェックする事が大事です。
また、寒い時期にキャンプをする方は、暖房器具や防寒具が追加されます。
想像以上にスペースをとりますので、考慮が必要です。
子供が一緒ならスライドドア式か
子供がいる方は、ドアの開け閉め時は隣の車が’気になりますよね。
その際、スライドドアはキャンプだけではなく日常でも非常にありがたい機能です。
特に子供がチャイルドシートを使用している場合は、通常のドアでは子供を乗せるときも降ろすときも大変です。
小さな子供がいるご家庭はスライドドアが装備されているかも検討しましょう。
カスタムできるか
キャンパーであれば一度は憧れるマイカーのアウトドアカスタム。
カスタム内容をあげればキリがありませんが、代表的なカスタマイズは下記になります。
・車高を上げたりタイヤを太くしたりする事で、走破性をUPさせる。
・ルーフラック等を設置し積載量をふやす。
・車中泊用にカスタマイズ。
などがあります。
車中泊が可能か
キャンプ・アウトドアの人気にともない注目されている車中泊ですが、車中泊で最も重要なのは、室内の広さになります。
室内が狭いと長時間同じ姿勢で過ごすことになり、「エコノミー症候群」を発症してしまう可能性もあります。
社内に広いスペースを作ることがポイントとなります。
そのうえで、大切なことはシートアレンジでフルフラットにする事ができるかという事です。
家族キャンプの積載量の目安
寒い時期のキャンプスタイルに合わせたアイテムで目安を立てる事をおすすめします。
寒い時期のキャンプは寝具、薪、ストーブなど荷物が嵩みます。
自宅で必要な荷物をパッキングしてみましょう。
大きいアイテムから、並べてみてイメージをしてみる事が大事です。
それによって、どのくらいのラゲッジスペースが必要かの目安がつきます。
家族キャンプの車選びの体験談(口コミ・評判)
コンパクトミニバンでキャンプも楽しめる!ラフェスタに乗り換え【体験談】
前の車に比べて荷室がとても広くなったので、キャンプへ行く際にも荷物がたくさん積み込めてとても使い勝手がいいです。車が小さかったために諦めていたキャンプギアも、今は気にせず購入して持っていくことができて以前よりも快適に過ごせています。そして、絶対条件だった両側自動スライドドアは本当に便利で子供を抱えて乗り降りもスムーズにできて満足しています。
norico ny gulliver レビュー参照
SUVミニバン(デリカD:5)へ買い替え‐アウトドアにも向くファミリーカー【体験談】
どのような道でもパワフルに走れますし、念願のスライドドアとなり子供の乗降が非常に楽になりました。
norico ny gulliver レビュー参照
また、3列シートを畳むと荷物もたくさん乗るのでアウトドアにも最適です。
軽油なので燃費の負担が少なく家計も助かります。
ただ、予算を200万円としていたものの、結局乗り出しが250万円となってしまったので、当初予算に収まる車を選ぶ選択肢もあったなと思います。
具体的には、もっと年式が古い車でも良かった。
せっかくカスタムを楽しめる車なのに、購入金額が嵩み、現用ではノーマルのまま利用しています。
また、コーナーセンサーがないため駐車する際などは慎重になります。
3人家族キャンプにおすすめの車種
3人家族におすすめなSUV
ダイハツ タフト
クロスオーバーSUVタイプの軽自動車になります。
日常生活からレジャー・キャンプまでアクティブに使える1台です。
四角くてかわいい外装デザインと、大きなサンルーフ「スカイフィールトップ」を標準装備している為、独自の開放感をもたらすだけでなく、頭上の見晴らしのよさも体感する事ができます。
また、シートバックが樹脂仕様となっているので、キャンプで汚れのある荷物を積載しても気兼ねなく使える収納スペースとなっているなど、よりSUVらしい車になっています。
1,車体本体価格 1,353,000~1,732,500円
2,燃費 20km/L前後
3,サイズ 全長3,395×全幅1,475×全高1,630mm
3人家族におすすめなクロカン
三菱 パジェロイオ
5ナンバーのクロカンで「ちょうど良い」という言葉がよくあう1台です。
本格的なオフロード走破性を備えています。
1,車体本体価格 1,780,000~2,430,000円
2,燃費 10km/L前後
3,サイズ 全長3,975×全幅1,680×全高1,700mm
3人家族におすすめな軽自動車
ダイハツ タント
コスパの高さが魅力のタントですが、最大の特徴は室内空間の広さとスライド式ドアによる乗り降りのしやすさにあります。
1,車体本体価格 1,220,400~1,657,800円
2,燃費 24~28km/L
3,サイズ 全長3,395×全幅1,475×全高1,755mm
4人家族キャンプにおすすめの車種
4人家族におすすめなミニバン
トヨタ シエンタ
使い勝手の良さNO.1は「トヨタ シエンタ」になります。
ミニバンの魅力である乗り降りの快適性や便利なスライドドア、さらにはたくさんの荷物を積むことができるラゲッジスペースはもちろん、運転のしやすさも兼ね備えています。
1,車体本体価格 1,950,000~3,108,000円
2,燃費 ハイブリッド(25~28km/L)ガソリン(18km/L)
3,サイズ 全長4,260×全幅1,695×全高1,695(1,715)mm
室内高は1300㎜ありますので、子供が立ったまま着替えたりする事も可能です。
4,低底&フラットフロア
地上から330㎜で段差もなく子供でも安心して乗り降りができます。
5,ハンズフリーデュアルパワースライドドア
足先を出し入れするだけでスライドドアが自動で開閉します。
小さな子供がいるご家庭には最重要なポイントですよね。
ほかにも、スマホの充電に便利な「充電用USB端子(Type-C)」もシフトサイドポケット前方や運転席のシートバックに設置しているため、キャンプ場への長距離移動中にも充電ができるなど便利な機能が装備されています。
4人家族におすすめなSUV
日産 エクストレイル
サイズはこのクラスとしては小さめの4.6m台ながら、ラゲッジ容量はリアシート位置をずらすと575Lに拡大します。
開口部が広く、ホイールハウスの間幅も広いので大型のコンテナも積みやすい設計になっています。
ラゲッジアンダースペースは防水になっています。
また、荷物を抱えたまま開閉できるリモコンバックドアが非常に便利です。
取り回しのしやすさを考えると実用性はトップクラスです。
新作のVCターボとe-POWERのパワー感もすごく、車重1.8tとは思えない身軽な走りをする事が可能です。
1,車体本体価格 320~480万円
2,燃費 16~18km/L
3,サイズ 全長4,660×全幅1,840×全高1,720mm
4人家族におすすめなクロカン
トヨタ ランドクルーザー
アウトドア好きが憧れるクルマ殿堂入りの「ランドクルーザー」。
単に4WD名だけではなく、パワーがありロードクリアランスも高いのでオフロード対応も抜群です。
1,車体本体価格 550~800万円
2,燃費 18km/L
3,サイズ ランドクルーザープラド:全長4,825×全幅1,885×全高1,835mm
ランドクルーザー:全長4,985×全幅1,990×全高1,925mm
※今後注目「スズキ ジムニー5ドア」
2023年1月12日、インド・デリー近郊で開催されている「Auto Expo2023」で新型車「ジムニー5ドア」が発表されました。
国内での販売日は未定です。
正直、これまでは車内空間に対する「割り切り」がジムニーの魅力でもありましたが、ジムニーの美点を失うことなく最小限のサイズアップをし、5ドアになることで万能型のジムニーになっています。
5人・6人家族キャンプにおすすめの車種
一部好みで他の車種を選ぶ方もいましたが、5人・6人家族のキャンプではほとんどミニバン一択になることがわかりました。
これは単純に乗車人数の関係でミニバンでないと余裕をもって乗り込むことが難しいからです。
5人・6人家族におすすめなミニバン
日産 セレナ
積載量はもちろん、荷物の出し入れが非常に便利なのが特徴です。
頻繁に荷物の積み下ろしを行うのに便利なのが、デュアルバックドアになります。
大きな背面ドアを開けなくても、上半分だけ空いてくれるので非常に便利です。
また、ハンズフリーオートスライドドアも装備されているので、手がふさがっていても足をかざすだけでスライドドアが開いてくれるのが非常に便利です。
1,車体本体価格 277万円~327円
2,燃費 10~18km/L
3,サイズ 全長4,690~4,765×全幅1,695~1,715×全高1,870~1,895mm
キャンプ用のおすすめのカスタム
車もアウトドアギアの一つと考えた時、キャンパーであればマイカーをアウトドア用にカスタムするのに憧れますよね。
車高を上げる、車中泊用にするなど、カスタム内容は上げればキリがありません。
より簡単なカスタマイズで実用的な積載量を増やすためのカスタムといえば、ルーフラックやボックスを装備し、積載量を増やす事です。
車の積載量が足りなくても+7万あればルーフキャリアで補える
著者がもっともおすすめしたいのがルーフキャリアです。
ルーフキャリアを装備する事で、車の購入時に積載量を気にする必要がありません。
実際、著者はマイカーにカーメイトルーフボックスinno55を装備しております。
著者が4人家族でキャンプに行く際のルーフボックスの積載物をお伝えします。
・シュラフ4個
・チェア 4個
・タープ
・焚き火台(ユニフレームマルチグリル)
・マット
・枕他小物
ほとんどのキャンプアイテムを収納できます。
また、ゴミ持ち帰りのキャンプ場の帰りはゴミ一式を収納できるのも便利です。
社内にゴミを入れるのは、ちょっといやですよね。
冬もスキー・スノーボードを積むことができますので非常に便利です。
1点だけのデメリットは、洗車機を利用するときは取り外すのが面倒という事です。
ですが、台数はすくないですが洗車機の中には、「上部を洗車しない」というオプション選択できる物があります。
車上部の洗車はされませんが、洗車機を使用する事ができますので探してみましょう。
カーメイト ルーフボックス inno ルーフボックス55
カーメイト ルーフキャリア inno
車中泊向けにフルフラットに変更
24時間利用できる道の駅やなど、アウトドアの人気とともに車中泊が新たな旅行の選択肢として注目をあつめております。
シートアレンジやオプションパーツの追加でシートをフルフラットにする事で、快適な睡眠をする事ができます。
そんな快適な睡眠をとることができるフルフラット仕様にするためのカスタムパーツを紹介します。
ノア・ヴォクシー・エスクァイア向け
エブリィ向け
N-BOX向け
特定条件のみキャンプに使える車はカーリースがお得
「もらえるプラン」と呼ばれる契約終了時に車がもらえるプランがあります。
キャンパーは年間数多くのキャンプに行きます。
また、新しいキャンプ場を求める傾向がありますのでどうしても走行距離が増えがちです。
距離によってメンテナンスが必要な、オイル交換やタイヤ交換や修理などがリースには含まれています。
家族の人数や好みで車を選べるというのも、非常にありがたい点です。
下記の記事ではカーリースに関して詳しく説明していますので、合わせてご覧ください。
【専門家監修】デメリットだらけのカーリース!?アウトドア派におすすめなのは「もらえるプラン」だけ
まとめ
この記事では人数別に家族キャンプの車に関してお伝えしました。
購入の際の基準になるのは家族の人数と積載量ですが、車をキャンプアイテムの一つと考えると、自分好みの車が欲しくなります。
この記事を参考にして自分好みの車を検討してみましょう。
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