あるアウトドアイベントでひと目見て惹きつけられた焚き火台がある。
横から炎が透けて見える、細長いシルエットの焚き火台。
それが、それが僕とノリノリライフの「ヨコナガメッシュタキビダイ」の出会いでした。

グッドデザイン賞を受賞した日本製というだけで少し身構えてしまったが、実際に調べれば調べるほど「これは本物かもしれない」という予感がしたのです。

今回はこの焚き火台について、道具にうるさいアウトドア道具オタクの目線で徹底的に掘り下げます
ヨコナガメッシュタキビダイは、福岡県柳川市の株式会社乗富鉄工所が手がける自社ブランド「ノリノリライフ」から生まれた焚き火台だ。
乗富鉄工所は設立70年以上の老舗で、水門・ポンプ・産業機械を製造してきた鉄工のプロ集団。そのメーカーの職人が「自分もキャンプを楽しみたい」という発想から設計したのがこの焚き火台だという。
鉄を知り尽くした職人が本気で作った道具。そう聞けば、期待値が上がるのは当然だろう。
なぜノリノリライフの焚き火台を選ぶのか

僕がこれまで使用してきた焚火台は大きく分けると「調理に特化したもの」、「眺めるのに特化したもの」の2種類に大別できます。

細かく言いだすと切りがないので大雑把に言うと、
この焚火台は「眺めるのに特化したもの」にあたります
まず私が焚き火台選びで重要視していることを紹介すると、以下の通りです。
・家族3人で使えるサイズ
・長く使い続けられる耐久性
・焚き火を楽しめるデザイン
・重すぎないか
ここに含まれない観点として「コスパの高さ」がありますが、こちらも気になる方は多いので後述します。
実際に購入しようか検討することになるのが以下の焚き火台です。
一見すると価格が大幅に安い「Sutekus」の方が良いと感じる方もいるかもしれませんが、「重すぎないか」、「長く使い続けられる耐久性」については問題があります。
使って分かったノリノリライフの焚き火台の特徴

私が実際に使って感じた「ヨコナガメッシュタキビダイ」の特徴を紹介します。
3人家族なら十分調理も楽しめる

ヨコナガメッシュタキビダイは「53cm長さ×幅18cm」となっており、大人2人と子ども1人なら十分にバーベキューを楽しめます。
極端な例として33cmという大きなマルチグリドルを用意して使用してみました。

高さが32cmとあるため、ある程度火力を強くして調理するか、弱火でじっくり調理するかは料理によって変えると良さそうです。

実際に料理するならゴトクを使った方が良い。
それと風がない環境で大きすぎる調理器具を使うと、
換気性が落ちて火力が弱まりやすいので注意が必要

火力調整は焚き火に慣れた人向け
ヨコナガメッシュタキビダイはその名の通り横長です。
横長なので薪のサイズが大きくてもそのまま入れることはできます。
ただあまり大きすぎる薪を入れると移動させずらいため、大きな薪は半分に割って入れるのが定石になります。

今回は敢えてギリギリサイズでどこまで行けるかを検証してみました。横幅ギリギリのサイズ感です。

このサイズでも最終的には炭化して長い間火力を維持できました。

高さを活かして焚き付けの細めの薪を立てかけておき、火がついたら中に押し込めば、順に大きな薪に火がつき火力調整ができます。


ヨコナガメッシュタキビダイは4辺のうち、1カ所だけ空いているから、
ここから薪の追加がしやすくなっているよ

横長なので、左半分は強火、右半分は弱火のように分けることもできます

模造版と比べると品質の高さを感じられる
ヨコナガメッシュタキビダイは人気があるゆえ、類似品を販売する会社もあります。
一見、まったく同じに見えますが、品質の差は明らかです。
本家の「ヨコナガメッシュタキビダイ」と模造品の違いは以下の3つ紹介します。
・本体とメッシュのフィット感
・軽量さ
・耐久性

品質の高いヨコナガメッシュタキビダイか、価格の抑えられた模造品を選ぶかは、それぞれの特徴を理解したうえで決めましょう。
実際にAmazonのレビューを見ると、メッシュサイズが合っていない例や重すぎるという声も見られます。良い評判もあるので当たり外れが激しい可能性が高いです。
| 商品 | ブランド | 価格目安 | 重さ | 展開サイズ(cm) | リンク |
ヨコナガメッシュタキビダイ | ノリノリライフ | ¥26,950 | 1.8kg | 53cm長さ×幅18cm×高さ32cm | 詳細を見る |
![]() キャンプ 中型 焚き火台 バーベキューコンロ | Sutekus | ¥4980 | 3kg | 55長さ x 16.5幅 x 32高さ cm | 詳細を見る |
本体とメッシュのフィット感
ヨコナガメッシュタキビダイは、本体に装着しても、全くガタツキがありません。一方、模倣品は、フィット感がイマイチで、メッシュ自体を曲げないと装着できないとか、装着自体ができなくて諦めたという評価もみられます。

軽量さ
ヨコナガメッシュタキビダイは畳むと意外とコンパクトになります。
この点は類似品も同じですが、重さは「類似品が3kg」、「ヨコナガメッシュタキビダイが1.8kg」と素材の違いが出ています。
オートキャンプで車の横づけができれば気にならないのかもしれませんが、我が家は子連れ家庭でありながらも、駐車場が遠いキャンプ場にも積極的に行くので、類似品はちょっと嫌だなと感じました。

基本的な使用感
サイズ種類は『レギュラーフット』と『20フット』がある
サイズ種類は、『レギュラーフット』と『20フット』があり高さが付属のフットの長さのみ違います。
20フットが焚き火台の足が5cm高い仕様です。焚き火を眺めることに特化するならより高い位置の『20フット』
調理も楽しみたいなら、位置が低く安定しやすい『レギュラーフット』を選ぶと良いでしょう。

ヨコナガメッシュタキビダイのオプション種類とそれぞれの利用用途
ヨコナガメッシュタキビダイはオプションの種類が豊富で、用途に合わせて自在にカスタマイズできます。中でも人気のオプション品は以下のとおりです。
| 商品名 | 用途 | 値段 |
|---|---|---|
| シンプルゴトク | 調理(重いダッチオーブンも使用可能) | ¥6,380 |
| 交換用メッシュバー | 交換用パーツ | ¥1,650 |
| 交換用メッシュシート | 交換用パーツ | ¥3,600 |
収納ケースと持ち運びのしやすさ

ヨコナガメッシュタキビダイには収納ケースが付属しており、大サイズ:25cmx50cmとなりますので、焚き火台が収納できます。
ヨコナガメッシュタキビダイを選ぶメリット
ヨコナガメッシュタキビダイを選ぶ、メリットを紹介します!
・コンパクトなのに、焚き火を眺める時間が最高
・組み立てや後片付けが簡単
・使用に少しコツが要るから、使用者と共にレベルアップできる。
コンパクトなのに、焚き火を眺める時間が最高
ヨコナガメッシュタキビダイは、人気のある焚火台の中でも特に「焚き火が特別」になります。

横から焚き火が見やすいものとして、薪ストーブの存在がありますが、収納性は段違い。
煙突や本体パーツ、重さを考えても見た目よりも軽いヨコナガメッシュタキビダイはとても使いやすく感じました。

例えば薪ストーブは煙突が大きく、本体が小型でもとてもかさ張ることになります。



焚火台以外にも多くのキャンプ用品を持つなら、
収納時はコンパクトな方がいいよね
一番大きなものは煙突と本体だけで車のバックスペースをほとんど占有します。
我が家の車はコンパクトカー(ホンダのフィット)です。大型の車を所有していない家庭には荷が重いでしょう。
僕のこんな失敗を避けるためにも、収納スペースが現実的かを考えることは必要なんです。

薪ストーブは極端な例だったので、いくつかの2,3人で使える焚き火台と並べてみた。横長なので、長辺は他よりも長いけど、幅が狭いので、意外とスペースはとらないことが分かる。

私が焚き火を眺める用で使う大型の焚き火台は約8.7kgあります。
たしかに炎を眺めるのはこちらも最高ですが、実に4倍以上の重さで、この重さから腰がやられるので、使用頻度は全焚き火台の中で最低になりました。

焚き火台選択時に「重すぎないか」を見るようになったのは、
この経験からです

組み立てや後片付けがカンタン
ヨコナガメッシュタキビダイは組立も片付けも簡単です。
どのくらい簡単かと言うと、説明書も見ないで分かったくらい簡単でした。

キャンプ場に行って組立に苦戦しすぎて
妻が不機嫌になったことのある僕にとっては組立の早さは重要です

パーツは、本体とメッシュの2つだけ、脚を開いてメッシュを乗せるだけで組み立てが完了します。

また灰受け部分がメッシュとなっているのも非常に理にかなっていて、メッシュだけを持ってキャンプ場の廃捨て場に行くなら本当に軽いです。
燃焼効率も非常に高いので、ほとんど灰も残りませんでした。

灰を捨てたあとは、サッと水で洗い流せば大半の汚れは落ちます。

使用に少しコツが要るから、使用者と共にレベルアップできる。
ヨコナガメッシュタキビダイは使用に少しコツが要ります。
正直、焚き火のしやすさだけで言うなら、知名度の高い量産品の方が楽ではあります。
ですが、多少のコツが要るからこそ、工夫する楽しさが見えてきます。
・高さがあるので、積み方を考えないと、調理時に火力が弱すぎる
・薪の積み方を工夫しないと着火がしにくい
はじめのうちは着火剤を使用して時短すると良いでしょう。1度使えばコツがつかめるはずです。

キャンプは不便を楽しむもの。
その目的を考えれば、工夫の先の最高の焚き火が待っているのは、理想の焚き火台とも言えるかもしれません


ヨコナガメッシュタキビダイを選ぶデメリット
どんな良い焚き火台でも必ずデメリットは存在します。
長所は裏をかえせばデメリットにもなるからです。ヨコナガメッシュタキビダイについても考えてみましょう。
・軽量ではあるが徒歩キャンプに使うほどは軽くない
・メッシュは消耗品
軽量ではあるが徒歩キャンプに使うほどは軽くない

ヨコナガメッシュタキビダイは、収納スペースに関しては問題になりにくいですが、重さは1.8kg。
軽さに特化した焚き火台とは言えません。
例えば、写真のtokyo campの焚き火台「HAKOSUKA」であれば、ステンレス製で985g と半分近い重さです。

当然ながら軽い方が安定感や耐久性は落ちるし、焚き火の眺め方も変わります。

9kg近い重量級焚き火台も使ってる我が家にとって、
1.8kgは軽いと言う感想ですが、徒歩キャンプや自転車キャンプメインの人向けでないことは理解しておきましょう
メッシュは消耗品

ノリノリライフのヨコナガメッシュタキビダイは、灰を受ける部分がメッシュになっています。
このメッシュは公式で交換用パーツとしても売られており、数シーズン使用したら交換が必要になります。

類似品では1回でダメになったとか口コミがありましたが、
少なくともヨコナガメッシュタキビダイは数回使った程度でダメになるようなものではないように感じました
我が家ではうっかりマシュマロを落としてしまったり、油跳ねもありましたが、片付けの際は熱で変色することはあっても、耐久性が落ちるようなことは感じませんでした。
消耗品パーツがあるから運用コストもかかるかもと思われるかもしれませんが、実際には多少壊れてもパーツ交換さえすれば一生使えるようにメンテナンスしやすい設計がとられていると言う方が正しい気がします。
ヨコナガメッシュタキビダイは機能性とロマンを備えた焚き火台である
「ヨコナガメッシュタキビダイ」は、焚き火時間を大切にしたい方にオススメの焚火台です。
焚火だけでなく、ゴトクを使用すればmダッチオーブンを使用した本格的なアウトドア料理に挑戦できます。
コスパが良く、オプション品も豊富に展開しているので、自分にあったスタイルにカスタマイズできます。
変化するキャンプスタイルに合わせてオプション品を揃えると良いでしょう。
また、品質もよく、デザイン性にも優れているので、買って満足できる焚火台です。
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