【ロマンと憧れ】冬キャンプ用の薪ストーブ

2.冬キャンプの道具

「焚き火時間」

それは、心と体をリセットして、生きる力を取り戻す時間です。

ゆらゆら燃える炎を見ていると、心と体が自然の中に溶け込むような心地よく不思議な感覚になります。

冬キャンプにおいて、そのような「焚き火時間」を過ごすために必要なギアこそが、「冬キャン用薪ストーブ」になります。

この記事の結論

・窓がない最安モデルなら「Tomount 薪ストーブ 」

・窓ありのおしゃれストーブなら「SENQI 薪ストーブ」

・安全性の高い日本製ストーブなら「ホンマ製作所 ステンレス時計1型薪ストーブセット」

・小型のコンパクト薪ストーブなら「オガワ ちびストーブ」

・軽さで選ぶ薪ストーブなら「Pomoly Timber チタン薪ストーブ」

薪ストーブを使ったキャンプの魅力

画像出典:TOMOUNT amazon公式サイト

「キャンプの醍醐味は焚き火」という方も多いはずです。

薪ストーブの中には焚き火に近いものもあり、薪ストーブ対応のテントやタープも数多く販売しています。

その為、冬キャンプでは室内でも揺らぐ炎を眺める事ができます。

ゆらゆら燃える炎をみながらゆったりとした時間を過ごし、日頃のストレスから解放され、上質な時間を過ごすことができます。

それこそが、薪ストーブを使ったキャンプの魅力といえます。

薪ストーブのよくある失敗

薪ストーブ初心者によくある失敗は「薪不足」です。

心と体を癒してくれる「薪ストーブ」ですが、薪がなくては暖を取ることも、癒されることもできません。

薪ストーブは、想像以上に薪を消費します。

私が初めて薪ストーブを使用した冬キャンでは、お酒がおいしくなってきた頃には用意した薪が底をつき、周りに枯れ木などもなく、寒さの余りお酒も会話も中断し、シュラフにもぐりこむといった不完全燃焼キャンプをした経験があります。

このような経験をしないように、薪ストーブ初心者は「多いかなぁ〜」と思うくらい薪の用意をするようにしましょう。

キャンプ用薪ストーブの選び方・評価基準

窓ガラスで炎が見えるか

ゆらゆら揺れる炎を眺めながらゆっくりした時間をすごしたい。

そのためには、窓ガラスの有無は薪ストーブを選ぶ際の重要なポイントになります。

薪ストーブの中には、側面のほぼ全面が窓ガラスになっているものもあります。

ゆらゆら揺れる炎を眺めながらゆっくりした時間をすごしたい方には窓ガラスは必須になります。

市販の薪を割らずに使用できる大きさか

市販で販売されている薪は30〜40㎝前後の物が多いです。

サイズの小さい薪ストーブの場合、事前に薪をノコギリでカットする必要があります。

薪ストーブは想像以上に薪を消費します。

よって、市販の薪を割らずに使用できる薪ストーブを選ぶことをお勧めします

倒れにくい安定感があるか

画像出典:TOMOUNT amazon公式サイト

キャンプ場で完璧にまっ平らな場所はそうそうありません。

また、煙突が長くなればなるほど風などの影響も受けやすく安定感は無くなります

そのような環境で薪ストーブを使用する為、倒れにくい作りになっているかは重要です。

ダッチオーブンや鍋を置くスペースがあるか

薪ストーブの上での調理も冬キャンの醍醐味の一つです。

薪ストーブの中には、コンパクト重視で小さいものや、左右に棚がついているもの、直火ができるものなど種類は多様です。

自分のスタイルに合った薪ストーブを選びましょう

冬キャンプにおすすめな薪ストーブ

G-Stove:Heat View 本体セット

ガラス横窓           :あり

スパークアレスター(火の粉防止):なし(別売り)

煙突ガード(テント保護)    :なし(別売り)

重さ              :9.3㎏

収納サイズ           :24×42×33㎝

展開サイズ           :42×42×240㎝

良い点
悪い点
  • 北欧ノルウェー発の洗練されたデザインが美しい。
  • 燃焼効率が高いという口コミが多くありストーブとしての品質の高さが伺える
  • 頑丈なステンレス製で錆にくい為、メンテナンスが非常に楽です。
  • ステンレス製の為、焼き付けをおこし煙突が外れにくくなることもあります。
  • ガラス製のぞき窓が小さく、炎の様子が見えにくい。

【1612g】Pomoly Timber:チタン薪ストーブ

ガラス横窓           :あり

スパークアレスター(火の粉防止):あり

煙突ガード(テント保護)    :なし

重さ              :2.3㎏

収納サイズ           :38×20×8㎝

展開サイズ           :38×20×330㎝

良い点
悪い点
  • 高耐熱性のGRチタン板で作られており、とにかく軽く、コンパクトです。
  • サイドパネルのほぼ全面がガラス窓になっている為、全面でゆらぐ炎を眺める事ができ  る。
  • 巻き煙突の用意・型付けが大変。
  • コンパクトゆえのパワー不足は否めない。
  • チタンの特性上、ストーブ自体が温まりやすく冷めやすい。

ホンマ製作所:ステンレス時計1型薪ストーブセット

これぞ、日本の薪ストーブ。

本体がステンレス製となっていて扱いも楽です。

天板が大きいため、調理もしやすく、羽釜の使用もできます。

ガラス横窓           :なし

スパークアレスター(火の粉防止):なし

煙突ガード(テント保護)    :なし

重さ              :6㎏

収納サイズ           :40×60×12.6㎝

展開サイズ           :40×60×90㎝

良い点
悪い点
  • 昔から変わらないデザイン。これぞ日本の薪ストーブ。
  • ストーブ内の奥行きが60㎝近くあるので、大きな薪でも切らずに入れる事ができます。
  • 天板が大きく広いスペースで調理ができ、天板ではフライパン料理はもちろん羽釜の使用 も直火でできます。
  • ガラス窓が別売りです。
  • 両サイドにガラス窓がないため、炎の様子を見ることができない。
  • 煙突がストーブ内に納める事ができない為、荷物が多くなる。 

SENQI:薪ストーブ

ガラス横窓           :あり

スパークアレスター(火の粉防止):なし

煙突ガード(テント保護)    :なし

重さ              :8㎏

収納サイズ           :20×40×35㎝

展開サイズ           :54×40×197㎝

良い点
悪い点
  • TOMOUNTやCHANGE MOOREのストーブからの買い替えで満足した口コミもあり、
  • 値段以上の品質の高さが伺える。
  • 燃え残りが全くなく高い燃焼効率を持つ
  • ガラス窓が3面ありゆらめく炎を楽しめる
  • 火の粉防止のスパークアレスターやテント接地面を保護するパーツは付いていない
  • 灰受けのトレイが時々取り出しにくくなる
  • 煙突全て繋いだ状態で地表から195cm。ワンポールテントなら追加で煙突の買い足しが必要

Tomount:薪ストーブ

ガラス横窓           :なし

スパークアレスター(火の粉防止):なし

煙突ガード(テント保護)    :なし

重さ              :7㎏

収納サイズ           :19×38×19㎝

展開サイズ           :19×38×200㎝

良い点
悪い点
  • とにかく安く、価格面で魅力に感じて購入する人が多い
  • 天板の丸フタを取り外すと直火での調理が可能
  • 購入後12ヵ月のメーカー保証がついている
  • ガラス製のぞき窓が小さく、炎の様子が見えにくい
  • 火の粉防止のスパークアレスターやテント接地面を保護するパーツは付いていない
  • 扉が歪んでガラスが割れるという口コミあり

オガワ:ちびストーブ

ガラス横窓           :なし

スパークアレスター(火の粉防止):なし

煙突ガード(テント保護)    :なし

重さ              :5.2㎏

収納サイズ           :47×38×33㎝

展開サイズ           :40×28×150㎝

良い点
悪い点
  • 軽量コンパクトで持ち運びが楽
  • 天井のフタは三段階で外れるので、調理器具のサイズに合わせて直火調理が可能
  • 天板の中かごには炭を入れて使用する事で、火力を安定させ調理をする事ができます。
  • ガラス製のぞき窓が小さく、炎の様子が見えにくい

バンドック:マキスト BD-501 

ガラス横窓           :なし

スパークアレスター(火の粉防止):なし

煙突ガード(テント保護)    :あり

重さ              :7.5㎏

収納サイズ           :42×18×24㎝

展開サイズ           :42×18×195㎝

良い点
悪い点
  • なんといってもコスパが良い。
  • テントの高さによっては追加煙突の購入が必要となるが、メッシュガードも標準装備して おり初心者でも使いやすい。
  • スチールのブラックがカッコよい。
  • 塗装が甘く、剥がれるというレビューがあり
  • ガラス製のぞき窓が小さく、炎の様子が見えにくい

テンマクデザイン:ウッドストーブ 

ガラス横窓           :あり

スパークアレスター(火の粉防止):あり

煙突ガード(テント保護)    :あり

重さ              :9㎏

収納サイズ           :38×23×20㎝

展開サイズ           :57×52×240㎝

良い点
悪い点
  • オプションが豊富
  • 高品質ステンレス304製を使用しているので耐久性が良い
  • 40時間使用して、天板のゆがみが1㎜程度とのレビューあり
  • バタフライ型ステンレス棚がついている為、調理時にフライパンやケトルなどを置くこと ができ非常に使いやすい
  • サイドガラスが小さい為、炎を楽しむという点では少し物足りなさを感じる
  • 3本足は安定性が不安という懸念もありますので、しっかりガイドロープにて固定が必要 です。

CHANGE MOORE:薪ストーブ 

ガラス横窓           :あり

スパークアレスター(火の粉防止):あり

煙突ガード(テント保護)    :なし

重さ              :11㎏

収納サイズ           :41×20×20㎝

展開サイズ           :41×20×250㎝

良い点
悪い点
  • 格安なため、薪ストーブ初心者に最適
  • 奥行きが41㎝あるので少し大きめの薪でも使用可能
  • 二次燃焼ができる薪ストーブですので少ない薪で焚き火がたのしめる
  • 煙突の延長パーツがない。
  • 塗装が甘いとの口コミもあり。
  • 3本足は安定性が不安という懸念もありますので、しっかりガイドロープにて固定が必要 です。

ウルコナ:薪ストーブ 

ガラス横窓           :あり

スパークアレスター(火の粉防止):あり

煙突ガード(テント保護)    :なし

重さ              :9.4㎏

収納サイズ           :24.5×42.5×32㎝

展開サイズ           :55×42.5×218㎜

良い点
悪い点
  • 高品質ステンレス304製を使用しているので耐久性が良い
  • ガラス窓が3面ありゆらめく炎を楽しめる
  • バタフライ型ステンレス棚がついている為、調理時にフライパンやケトルなどを置くこと ができ非常に使いやすい
  • オプションパーツがない
  • 煙突1本の長さが短めの為、テントによっては煙突の延長本数が増える可能性がある
  • 煙突に固定用フックが付いていないので、自作が必要

>>公式サイト

【マニアに人気】ウィンナーウェル:薪ストーブノマドビュー

キャンプ上級者を中心に話題となっているのがウィンナーウェルの薪ストーブ

スペシャルパッケージでは薪ストーブの上に乗せ、蛇口をひねるといつでも暖かいお湯が出る便利機能つき。

体の外も中も暖まる冬キャンプの薪ストーブとなっている。

おまけにパイプオーブンと呼ばれる薪ストーブの上部に設置できる専用オーブンがあり、宙に浮くオーブンを使用した料理が楽しめる。

ヤマノ
ヤマノ

まさに特別なキャンプを演出できる最強の薪ストーブ

良い点
悪い点
  • 他メーカーにない便利機能がついている
  • 窓が大きく薪ストーブの炎を見て鑑賞しやすい
  • パーツが多く重い
  • 機能が豊富だが価格が高い

まとめ

冬キャンプをしたいと思った時、どうせなら薪ストーブを使用してみたいと思います。

今は各メーカーより多くの薪ストーブが発売されています。

薪ストーブを選ぶ際は、何を重要視するかを決めたうえでそれぞれの良い点、悪い点の情報を収集する必要があります。

ぜひ、今年の冬は冬キャンプ用の薪ストーブを購入し、薪ストーブでの「焚き火時間」を体験してみてください。

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