まず結論からお伝えしますと、テントにインストールした際の安全面の懸念はありますが、低価格の折り畳み式でコンパクト且つ、ゆらぐ炎を見たいという事を重視される方にお勧めの薪ストーブになります。
なぜなら、一般的に折り畳み式薪ストーブを追及すると下記のようになります。
折り畳み式→軽くてコンパクト→チタン→高価。
ですが、D&Rの折り畳み薪ストーブはステンレス製になりますので、安価での購入が可能になります。
また、サイドにガラス窓がありますので、ゆらぐ炎を楽しむことができます。
ただ、折り畳み式ゆえのゆがみや気密性の低さの懸念はありますので、テントにインストールする際は、注意して使用する必要があります。
この記事の結論
・安価な折り畳み式薪ストーブ。
・サイドのガラス窓でゆらぐ炎を楽しむ事ができる。
・使用後の掃除が楽!!
・安全面の懸念はある。
D&R の薪ストーブの基本性能と特徴
ステンレス製の折り畳み式の為、チタン製と比べて安価で購入ができます。
サイドにガラス窓もあるので、ゆれる炎を楽しむこともできます。
なによりも、使用後の掃除が楽です。
コスパ等バランスのとれたストーブとは言えますが、やはり「火を使用するギア」といったことの安全性を考えた際、不安感は否めません。
折り畳み式ゆえのゆがみ等による気密性の低さが、一酸化炭素中毒等のトラブルを招く危険性が一体型よりも高いです。
初めて焚き火ストーブを購入する際、安価でコンパクトなので、G-Stoveなどの高価なストーブより手にとりやすいですが、やはり安全面を考慮すると、同じような価格帯でもTOMOUNT薪ストーブやホンマ製作所の一体型の方が、安心感があります。
窓ガラスで炎が見えるか
サイドにガラス窓が付いているのでゆらぐ炎を楽しむことができます。
市販の薪を割らずに使用できる大きさか
奥行きが38㎝あるので、市販の薪をそのまま使用する事ができます。
倒れにくい安定感があるか
足が4本あり、ペグで固定する事もできるので、安定性があります。
ダッチオーブンや鍋を置くスペースがあるか
コンパクト故、ダッチオーブン等の重量のある調理道具を置くのには不向きです。
また、バタフライ式棚が付いていないので、調理道具を置くスペースもありません。
雨や雪にどう対応すればよいか
ステンレス製の為、雨や雪での錆の懸念はありません。
D&R の薪ストーブを選ぶメリット・デメリット
D&R の薪ストーブを選ぶデメリット
- ゆがみがひどい
- 気密性が低い
- 安全性の不安
ゆがみがひどい
折り畳み式ゆえ、各パーツが分離されています。
その為、使用後のひとパーツ毎のゆがみがひどい。
ゆがみで組み立てる事ができないという事はありませんが、隙間ができてしまう事は否めません。
気密性が低い
各パーツが分離されており、どうしても組み立てた際、隙間ができてしまいます。
また、ゆがみも重なり、煙が本体から漏れてしまう事があります。
不完全燃焼が起きた際、一酸化炭素中毒の懸念もありますので、注意が必要です。
安全性の不安
ゆがみ・気密性の低さを考慮した際、安全性への懸念はあります。
一体型の薪ストーブよりも使用には注意が必要です。
D&R の薪ストーブを選ぶメリット
- 折り畳み式で非常にコンパクト。
- サイドのガラス窓が大きいのでゆらぐ炎を楽しむことができる。
- 折り畳み式の為、使用後の掃除が楽。
折り畳み式で非常にコンパクト。
ツーリングキャンプや徒歩キャンプには最適です。
追加パーツもほとんどありませんので、コンパクトに持ち運びができます。
サイドのガラス窓が大きいのでゆらぐ炎を楽しむことができる。
サイドに大きなガラス窓がありますので炎がよく見えます。
また、パーツ交換もできるので、両サイドをガラス窓にする事もできます。
折り畳み式の為、使用後の掃除が楽。
一体型ですと、灰をきれいに捨てずらいです。
四つ角に灰が残ったり、ストーブの中や煙突の中の掃除が大変です。
その点、折り畳み式は、本体をばらすことができるので、掃除が楽です。
煙突も巻き煙突の為、広げれば平らになりますので、ハケで掃いてあげるだけできれいに掃除ができます。
D&R の薪ストーブの使用感・評判・クチコミ
悪い口コミ
造りは値段なり
実際の火入れはまだですが、屋内で組み立てて、チェックをしてみた範囲では、やはり値段なりの造りという印象です。
本体も、空気調整のスライド部分のねじがきちっと最後までしまっておらず、ねじ山がおかしかったのか、それ以上しめこみできません。
天板には製造時に付いたと思われる凹みもありました。
また、全体がうっすら油まみれで、エッジの処理も良いかと良いかと・・・
収納袋もぱっと見は良いのですが、内側はほつれが多く、縫製も雑です。
ただ、実際に使用してみない事にはわからないですが、要は「使えればよい」というつもりで購入していますので、使用には影響なさそうな、あるいは自分で治せそうな部分ですので、まぁ良いかと思えます。
オートバイでのキャンプを想定しての買い物ですが、その用途には向いていると思います。
この大きさ、重さであれば、ちょっとかさ張る焚き火台程度ですので、今ではできなかったスタイルのキャンプができそうで、とても楽しみです。
amazonカスタマーレビューより引用
品質の向上を希望します
未だ火入れはしていませんが、手に取った感想です。
ケース(バック)のフックが割れている。
その後、QAで対応頂きました。
薪ストーブの2万円が安いのかはわかりませんが、2万円は安い買い物ではないので、品質の向上を希望します。
交換を申し出るほどではないし面倒なので依頼はしませんが、少し残念です。
amazonカスタマーレビューより引用
良い口コミ
フォールディングタイプであるのにしっかりした製品である
携帯性を重視してこのタイプを購入したが、よくある熱による反りとかは無くしっかいした作りである事を確認した。
また精密に作られており煙の漏れもなく狭いテントの中でも燻される事もなかった。
2面の大きなガラス窓からの炎のゆらめきは大変心が癒されます。
収納性や重量もオートキャンプをするには十分過ぎるくらい楽になりました。
チタンのように急速に熱が下がるとか火もちがわるいとかいうこともなくとてもコストパフォーマンスの良い製品です。
3面ガラス仕様にしました。
テント内のレイアウトによってはサイドガラスが見えないこともあるので良いです。
特に強度的に問題になることもなかったし、今年の流行?の3面ガラス化が容易にできてよかった。
メーカーさんが追加で3面ガラス仕様も出したのでちょっとお得感にかけましたがまあ、先駆者として製品化のきっかけになったので良しとしましょう。
ユーザーフレンドリーな面も好感がもてました。
amazonカスタマーレビューより引用
コスパ最高かも?
ホントはスチール製の重厚なストーブが欲しかったのですが、重くデカく持ち出ししなくなり売ってしまった経験から折り畳みタイプを選択。
オートキャンプなのでチタンほど軽い必要もなく、煙突も含めて十分に小型軽量です。
ソロで使うには充分な燃焼室容量、テントインに充分な長さの煙突、スパークアレスタ、ダンパー付属と追加部材が不要で素晴らしい。
唯一必要と思う煙突ガードは300円で部材揃えてDIYしました。
欲を言えばキリがないのですが、かなり高次元にバランスの取れたストーブだと思いました。
イイ買い物でした。
amazonカスタマーレビューより引用
総評
コンパクトさを求めるなら、使い方次第では非常にコスパの良いストーブになります。
安全性を考慮するなら、一体型の薪ストーブをお勧めします。
D&R :四季キャンプ用折畳式薪ストーブ
・組み立てサイズ:38.5×20×30.5cm 足の高さ12cm 煙突パイプ2m
・収納サイズ:40×21×9.5cm
非常にコンパクトな折り畳み式薪ストーブです。
2面ガラス窓になっており、サイドのガラスは大きくゆらぐ炎を楽しむことができます。
また、サイドのガラス窓のアレンジもできます。
D&R :延長用チタン煙突パイプ
まとめ
この記事では、D&Rのおすすめ薪ストーブについてお伝えしました。
D&R の折り畳み式薪ストーブは、安価でコンパクト且つ、サイドのガラス窓があるので、ゆらぐ炎を楽しむことができます。
また、使用後の掃除がしやすいというのも折り畳み式のメリットでもあります。
ですが、折り畳み式ゆえの「ゆがみ」や「気密性の低さ」による安全面の懸念はあります。
D&R の折り畳み式薪ストーブを使用する際は、使用方法を充分考慮したうえで、安全面に注意して使用する事をお勧めします。
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