【どう選ぶ?】ファミリーキャンプのおすすめ焚き火台

1.キャンプ道具

キャンプで焚き火台があると、非日常感をより楽しむことができます。

揺れる炎に癒されることから、キャンプの楽しみのメインとなる道具です。

焚き火をするためにキャンプに行くという人も多いので、ぜひあなたの気に入るものを見つけてください。

ヤマノ
ヤマノ

先に結論を言うと、
・総合力で失敗がないのは「スノーピーク 焚火台Lスターターセット」
・コスパ重視なら「コールマン ファイヤーディスク」
・使い勝手の良さは「ロゴス the ピラミッドTAKIBI 」がおすすめ

ヨメノ
ヨメノ

焚き火台はキャンプの夜が楽しくなるから、
おしゃれで使い易いものを選びたいね!

この記事でわかること
・焚き火台の選び方がわかる
・おすすめの焚き火台がわかる

ファミリーキャンプの焚き火台の選定基準

焚き火台に求められることは6つあります。それぞれどんな観点で選べばよいか説明していきます。

サイズ

一般的に売られている薪のサイズが30㎝なので、出来ればそれが収まる大きさが良いです。

薪の組み方によってはそれ以下のサイズでも良いですが、お子さま連れで大きな炎が上がる事に抵抗がある場合は、薪を横にして置けるように一辺が30㎝は以上のものを選びましょう。

ヤマノ
ヤマノ

焚き火台のサイズについては他の道具と違って大は小を兼ねるという考えで良い。

キャンプ場によっては薪のサイズは40cmを超えることもあるので、
小さいと薪割りが大変なんだ。

人数によって売ってる薪が小さくなるわけではないから、MとLがあったら迷わずLを選ぶと良い

耐久性・丈夫さ

シンプルな作りの方が壊れにくく、扱い方も簡単です。

単純に素材の問題もあり、ステンレス製の方強度が高く、同じ厚さの場合、アルミニウム製より丈夫と言えます。

それに加えて、ステンレス製の方アルミニウム製に比べて錆に強く、耐久性に優れていています。

ヤマノ
ヤマノ

耐久性についてはよほど気にしなくても良いですが、極端に軽いモデルでは扱いに注意が必要なものもある。

軽さ

3~4人用の焚火台だと2㎏後半から5㎏を切る位が一般的です。

構造が単純になるほど軽くなり、高さ調整や焼き網の拡張など、適応範囲が広くなると重たくなります。

先に触れた素材によっても重さが変わり、ステンレス製の方が重たくなる傾向にあります。

主に車で移動するファミリーキャンプの場合、重さを気にせずに、どういった状況で使用するのか、焚き火メインなのか、調理もするのかを基準として考えても良いでしょう。

ヤマノ
ヤマノ

軽すぎると強風で不安定となり危ないこともある。
ある程度の重さは我慢しよう!

コンパクトさ・収納のしやすさ

基本的にどのような焚火台も足をたたむか、取り外してコンパクトにする事が出来ます。

収納サイズがコンパクトになると、組み立て、収納の手順が増えます

収納サイズが大きいと構造がシンプルで、組み立ては簡単になる傾向があります。

ヤマノ
ヤマノ

コンパクトな焚き火台はやっぱり便利。
ただかさばる焚き火台の方が設営は楽なこともある。

車の積載量も考えて選ぼう!

地面との距離

地面との距離は薪からの距離ではなく、ロストル(灰受)からの距離です。

だいたい20㎝確保されていると安心です。

もしお手持ちの焚き火台がそれ以下しか無ければ、100均で売っているステンレス製の食品トレーを間に置くと、地面へのダメージを少なくする事が出来ます。

地面から十分な距離が無いと、せっかく焚火台を用意しても地面に熱が伝わり、芝を焦がしてしまい、最悪の場合火災につながる事もあります。
火災にならなくても焼き後がのこり、せっかくの焚火台の意味がなくなってしまいます。

安定性・耐荷重

安定性は、整地が十分でないキャンプ場で焚き火を行う際、薪を移動させる時などに不意に倒れたりする場合もあるので、注意が必要です。

安定性を左右するものとして、焚き火台の高さ、脚の数、焚き火台事態の重さに影響されます。

高さは低いほど(前述した距離との兼ね合いも考えて)、足の数は多いほど、安定します。

重さはサイズよりも材質によるところが大きく、ステンレス製なのか、アルミニウム製なのかが重要になります。
ステンレス製の方が重く、全般的に安定して使用できると言えます。

重さに関して補足として、部品数が多いほど重たくなるので、安定感は増すように感じますが、その分接続部が多く、結果として風に弱いです。

ですので、地面からの距離が20㎝くらい、足の数は4本以上、ステンレス製、構造はシンプルな程、安定していると言えます。

おすすめの焚き火台

画像 商品名 メーカー 特徴 価格目安 重さ(kg) サイズ 収納サイズ
ファイアグリル ユニフレーム 手軽な価格で高い強度 7500 2.7 43*43*33 38*38*7
焚き火台Lスターターセット スノーピーク 展開方法がシンプル 27280 11.9(セット) 45.5*45.5*31.5 56*64*3.2
薪グリル ユニフレーム 炭床と地面は約10㎝ダメージは与えにくい 13500 3.6 47.5*30*35 25*45.5*6.5
焚き火台 tokobi ベルモント 燃焼効率がよい 13000 2.2 41.5*46*32 26*46*6
焚き火台Mスターターセット スノーピーク 焚火台Lの1周り小さい商品 21780 7.68(セット重量) 35*35*24.8 45*51.5*3.2
焚き火台M スノーピーク スターターセットの本体のみの構成 13860 3.5 35*35*24.8 45*51.5*3.2
ファイヤーディスク コールマン ビギナー向けのオールインワンモデル 6980 1.6 Φ45*23 Φ46*8.6
cs ブラックラベル ヘキサステンレス ファイアグリル キャプテンスタッグ 焚き火、調理ダッチオーブン料理までこなす 8500 3.8 47.5*41*30 57*47*6
ファイアスタンド2 ユニフレーム 収納はクルクル巻きつける 6400 0.49 40*40*30 Φ6*57
レンジャーキット ソロストーブ 薪は真っ白の灰になるまで燃えてくれる 49000(amazon) 6.8 Φ38.1*31.75 記載なし
商品名使用サイズ㎜収納サイズ㎜重さ
ユニフレーム ファイアグリル430×430×330(網高)380×380×702.7㎏
スノーピーク 焚火台Lスターターセット450×450×300560×640×325.3kg
コールマン ファイヤーディスク約直径450×高さ230約直径460×高さ851.6kg
キャプテンスタッグ ヘキサ ステンレス ファイアグリル475×410×300570×470×603.8kg)
Hilander コンパクト焚火グリル450×奥330×高215470×185×402.6kg
ロゴス the ピラミッドTAKIBI 専用ケース付  

ユニフレーム ファイアグリル

  • 使用時  430×430×330(網高)mm 収納時  380×380×70mm
  • 重量 2.7kg
  • 焼網:鉄/クロームメッキ
  • 本体:ステンレス
  • 脚:スチールパイプ

重量2,7㎏とファミリー向けとしては軽量なタイプ。

それでいてダッチオーブンも使える頑丈さも合わせ持ちます。

焼き網を乗せるところが線ではなく、点で支えているのでダッチオーブンを使う際は純正の焼き網を使いましょう。

市販されている焼き網を使った場合、しっかりと乗せらず安定性に欠ける事があるからです

薪を調整する時には本体の角が開いているので、焼き網をずらす事無く行うことが出来ます。

通気性が良くうちわであまり扇がなくても火が起こしやすいです。耐久性の評判に優れていて10年使い続ける人もいるほどです。 焚火台3点セット もあり、 薪ばさみや薪ラックテーブル、薪キャリーをつけることもできます。

スノーピーク 焚火台Lスターターセット

  • 焚火台L 材質:本体/ステンレスサイズ:W450×D450×H300mm
  • 収納サイズ:560×640×32mm重量:5.3kg
  • 焚火台ベースプレート材質:スチール(黒塗装)サイズ:W450×450×H9mm重量:1.9kg
  • 炭床 材質:鋳鉄(クリア塗装)サイズ:W310×D310×H20mm重量:3.9kg
  • 焚火台L コンプリート収納ケース 材質:6号帆布(パラフィン・PU加工)、アクリルテープ(中芯:PP)、ナイロンメッシュ、プラスチック/サイズ:W700×D590×70mm重量:0.6kg

焚火台と言えばスノーピーク。焚火台という、

台の上で焚き火をするという発想を、はじめに商品化したのがスノーピークです。

重量はやや重いですが安定性、設置方法は非情に簡単です。

折り畳まれた状態からパッと開いてロストルを設置するだけと、迷うヒマもありません。

スノーピークの商品全般に言えることですが、この商品単体では完結せず、焼き網や鉄板などを買い足すことで焚き火から調理まで行う事が出来ます。

ユニフレーム 薪グリル

  • サイズ:47.53035
  • 収納サイズ:2545.56.5
  • 材質:ステンレス
  • 重さ:3.6㎏

ダッチオーブンの調理にも対応する丈夫な作り。

焼き網の高さが3段階に変えられるので、豪快に炎をあげて焚き火を楽しんでも炭でじっくりと調理を楽しむこともできます。

両サイドに小さなトレーを付けることができるので(別売り)焼肉用のスパイスを置いたり、食中毒対策のために返しようのハシと食事用のハシを分けて置くことができます。

薪が大きいものを置くときは、焚き火台が横長なので向きが一方向にしか置けず、薪を”組む”楽しむのが好きな方には物足りないかもしれません。

ベルモント 焚き火台 tokobi

  • サイズ:41.54632
  • 収納サイズ:26466
  • 材質:ステンレス
  • 重さ:2.2kg

軽量なメッシュの火床。

火床は使用しているとやがて穴が開いしまいますが、消耗品なので火床だけの販売がされています。

その他にも薪が落ちるのを防ぐサイドパネルや、焼きそばなどを作れる鉄板など、オプションパーツが充実していて、鉄板を火床の下にセットしてピザを焼くこともできますよ。

シンプルに焚き火台としてコンパクトに使うもよし、オプションパーツで豪華に使うもよし、自分好みにカスタマイズできます。

メッシュが湾曲したところに薪を置くので、火の粉が落ちてしまいがちなので、使用するときは難燃シートを敷くことをおすすめします。

スノーピーク 焚き火台Mスターターセット

  • サイズ:353524.8
  • 収納サイズ:4551.53.2
  • 材質:ステンレス
  • 重さ:7.68kg

焚き火台Mに火受けと火床、キャリーバッグがセットになった商品。
(スターターセットはMサイズのみの販売になります)

こちらを選択することで、購入してすぐにキャンプ場に出発することができます。

そのほかに、焼き網などのオプションパーツを追加することで、調理なども可能になります。

スノーピークの商品は、オプションパーツの多さが気になるという方もいらっしゃいますが、全てをセット売りにすると、かなりの価格設定になってしまうほど、品質が良いです。

また、セット売りにしないことで、破損したときに欲しいものだけ補充することができます。

コールマン ファイヤーディスク

  • サイズ:使用時/約直径45×高さ23cm、収納時/約直径46×高さ8.5cm
  • 重量:約1.6kg
  • 材質:ステンレス
  • 耐荷重:約30kg(ダッチオーブン3サイズに対応)
  • 付属品:収納ケース

円形という独特の形をした、ビギナー向けのオールインワンモデル。

構造はいたってシンプルで、脚部を3本広げるだけで設営に戸惑う心配はありません。

重量も今回紹介する中で最軽量です。(1,6㎏)

それでいて耐荷重は30㎏あり、別売りのスタンドを使えばダッチオーブンの使用も可能です。

焼き網が別売りなので、別途用意しましょう。純正品は焼き網は1/4ほど空いていて、そこから薪を足すことが出来ます。

ロストルが付いていないので、長時間使用すると灰が溜まり燃焼効率が悪くなりやすいです。

キャプテンスタッグ ヘキサ ステンレス ファイアグリル 3~4人用

  • 組立サイズ: (約)幅475×奥行410×高さ300mm / 収納サイズ: (約)570×470×長さ60mm/ (重量(約):3.8kg)
  • アミサイズ: (約)455×395mm
  • 材質: 本体・底板: ステンレス鋼、バーベキュー網・目皿・スタンド: 鉄(クロムめっき)
  • 薄型コンパクト収納で便利なキャリーバック付
  • セット内容/本体、スタンド、底板、目皿、バーベキュー網(455×395mm)、バッグ

家族みんなで焚火を囲むのにピッタリなサイズ感。

セット内容も充実しており、コストパフォーマンスは良いです。

展開は上下に分かれていて、ワンタッチとはいきませんが、重心が低く、小さなお子さんがいても安心です。

焼き網が六角形と独特なので、取り換えるときは純正品を使うか、大きな網を使いましょう。その際は火床からはみ出た所に焼けた物を置いておくと、焦がしてしまう心配がありません。

薪、炭を補充しにくいのが気になるポイントです。

キャプテンスタッグ CSブラックラベル ヘキサステンレス ファイアグリル

  • サイズ:47.54130
  • 収納サイズ:57476
  • 材質:ステンレス
  • 重さ:3.8kg

ヘキサ ステンレス ファイアグリルの色違いです。

色が落ちてしまうという評価もありますが、キャンプは雰囲気も楽しみたいので所有欲がくすぐられます。

薪を入れるスペースが縦に長いので、煙突効果が生まれ、効率よく薪を燃やすことができ、重心も低いので、30㎝のダッチオーブンを乗せても安定感があり、焚き火から炭での調理まで幅が広く使うことができます。

持ち運びに便利なバッグ付き

ユニフレーム ファイアスタンド

  • サイズ:404030
  • 収納サイズ:Φ657
  • 材質:ステンレス
  • 重さ:0.49kg

脚とメッシュの火床だけの極めてシンプルな焚き火台です。

その重さはペットボトル1本分の500g以下、収納サイズは、わずかΦ6*57。

これなら家族が多く、荷物をあまり多く積載できないファミリーでも、少しの隙間があれば詰め込めますし、リュックを持って行くならリュックに入れることもできます。

メッシュは使っていくうちに穴が開くことがあるので、消耗品として扱いましょう。別売りされています。

風の影響を受けやすいので、火を点けはじめでまだ重さがないときは注意が必要です。

ソロストーブ レンジャーストーブ

  • サイズ:Φ38.131.75
  • 収納サイズ:記載なし
  • 材質:ステンレス
  • 重さ:6.8kg

レンジャーストーブというなんとも冒険心がくすぐられるネーミングですね。

魅力は名前だけでなく、薪から出たまだ燃えることのできるガスを燃やす二次燃焼という仕組みで、高火力を効率よく得ることができます。

薪を入れるところが筒状なので薪が爆ぜても飛び散ることがないので、近くで火を扱っていても安心感があります。

ただ、分解できない構造なので内側をゴシゴシ洗うことが難しく、焼き肉など汚れやすいものを焼くと、始末が大変になってしまいます。

ハイランダー コンパクト焚火グリル

  • 素材:ステンレス
  • 焼網素材:ステンレス
  • 本体サイズ:横45×奥33×高21.5cm
  • 収納サイズ:横47cm×縦18.5cm×厚み4cm
  • 重さ:約2.6kg

名前の通り非常にコンパクトなこの商品。使用想定人数は3人までが適正です。

構成はキャプテンスタッグ ヘキサ ステンレス ファイアグリル 3~4人用と変わりなく、迷うことなく組み立てられます。

比較的軽量で、収納サイズもコンパクト、肩にかけて持ち運べます。

ロストルから焼き網まで少し離れているので、焼き物をする時には炭を余計に使います。

ロゴス the ピラミッドTAKIBI 専用ケース付

  • 素材:ステンレス
  • 焼網素材:ステンレス
  • 本体サイズ:横45×奥33×高21.5cm
  • 収納サイズ:横47cm×縦18.5cm×厚み4cm
  • 重さ:約2.6kg

良心的な価格で定評のあるロゴスのオールインワンセットです。

焚火、炭による焼き物がこれ1つで“同時に”可能です。

上面の縁には囲炉裏で魚を焼くようにくしを差すための加工がされており、雰囲気満点です。

もちろんダッチオーブンの使用も可能です。

サイズ感、重さどれをとっても及第点の万能型です。それだけに長く使っていると、物足りなくなってしまうかもしまいません。

まとめ

ここまで12種類の焚き火台をご紹介してきました。

では、どの焚き火台がおすすめなのか、もう一度見てみましょう。

1番おすすめの焚き火台は、ユニフレーム ファイアグリル

重量2,7㎏とファミリーキャンプ用としては軽量で、なおかつダッチオーブンも使え、キャンプならではの豪快な料理も楽しめます。

焼き網は点で支えているので、市販されている焼き網を使った場合、しっかりと乗せらず安定性に欠けるます。
交換の際は純正の焼き網を使いましょう。

本体の角が開いているので、焼き網をずらす事無く薪を足したり、移動することが出来ます。
これをできる商品は意外と少ないです。

価格もお手ごろなのも魅力的。
焼き網が純正品を使うことが推奨とうことを除けば、痒い所に手が届くとても良い商品です。

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