宿泊するキャンプでは必須級のギアの一つである「ランタン」。
ランタンは気分を盛り上げてくれるだけでなく、手元の明かりや、テント内での明かりの確保など様々な用途で使われることがあります。
ランタンの光源だけでも様々な種類があるので、どれを買おうか迷ってしまいますよね!
ランタンは特に「沼」にはまってしまい、気付くとたくさんのランタンが手元にあるという場合も少なくありません。
本記事では、ランタンの選び方や種類、取り扱いの方法などを紹介します。
この記事の結論
・総合的に最もおすすめなのは「DIETZ80」
・おしゃれさで選ぶなら「コールマン ルミエールランタン」
・LEDランタンで選ぶなら「コールマン マルチパネルランタン」
・ガスランタンで選ぶなら「スノーピーク ガスランタン リトルランプ ノクターン」
・オイルランタンで選ぶなら「フュアーハンド:ベイビースペシャル 276」
・明るさで選ぶなら「コールマン 2500ノーススター LPガスランタン」
・ソロ用のコスパモデルから選ぶなら「2WAYトーチ&ランタン MICROLight マイクロライト」
ランタンがあるとキャンプはどう変わる?
デイキャンプなど明るい内に撤収する場合を除き、ランタンはキャンプに必須アイテムといっても過言では有りません。
ランタンがあるとキャンプはどのように変わるのでしょうか?
上の写真は私がソロキャンプの様子
ファミキャンでも対応できるように多めのランタンで空間を作っています。
ソロキャンならメインとサブの2つでも十分対応できます。
暗い夜でも楽しく過ごすことができる
最近のキャンプ場は高規格サイトのように整備されている所もあり、外灯も常備されている場合が多いです。
しかし、なんといってもキャンプ場は野外なので室内と同様に光源があるわけではなく、思った以上に暗闇が広がっていて不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
持ち運びできるようなランタンがあれば、トイレにいく、自分の車に戻って荷物を取りに行くなど、自分のテント周り以外のところにも安心して移動ができます。
ランタンは焚き火と同じく、キャンプのムードを盛り上げてくれるアイテムでもありますので、ランタンを準備すれば、暗くなってきても楽しく過ごすことができそうですね!
虫寄せに使うこともできる
キャンプには行きたいけど、どうしても虫が苦手で二の足を踏んでいるという方は少なく有りません。
野外はどうしても虫がつきものです。ランタンを灯すとその影響は更に増します。
夜になると明るい光源に虫がよってくるのはどうしても避けられないでしょう。
そのような場合はランタンを2種類用意し、光源の強いランタンを少し離したところに設置し、テーブル周りには少なめの光源をもつランタンを設置しましょう。
そうすることでメインランタンに虫寄せの効果を得ることができ、不快な虫の影響を少なくする事が可能ですよ!
キャンプランタンの配置方法
キャンプランタンの配置方法はまず、タープの端に吊るせるような大光量のランタンを設置することから始めましょう。
次に持ち運びができるランタンをテントの中に設置し、テーブルの手元を照らすサブランタンを設置すると、暗闇でも安心して過ごすことができます。
ランタンの種類
ランタンは光源の種類、燃料の種類によって大きく4つに分けることができます。
それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
LEDランタン
LEDライトを光源とするランタンです。他のランタンと違い、燃料を燃やして光源を得るのではなく、電気を元に明かりを灯します。
LEDランタンには乾電池式のもの、充電式の2つのタイプがあり、燃料を燃やす必要がないため、引火の心配がありません。
ランタン自体を持ち運んだり、テントの中で使う用途が多いです。
最も手軽に利用できるのがLEDランタン
キャンプ初心者から上級者まで1つは持っているので、
一番最初の1つにおすすめ
オイルランタン
キャンプのランタンといえばコレ!と思われる方も多いのではないでしょうか。
本体の下にオイルを充填し、芯に火をつけることで光源を得ます。
光量はそこまで多くは有りませんが、独特でおしゃれな火のゆらめきと、ランタン自体のデザインが良いので非常に人気のあるランタンです。
ガスランタン
ガスを燃料とし、光源を得るタイプのランタンです。ガスはキャンパーにはおなじみのOD缶を使う商品を各社販売しています。
オイルランタンよりも光量が多く、扱いが非常に簡単なので、最近特に注目されているランタンです。
OD缶はガスバーナーでも使うため、燃料をあれこれ用意する必要がなく、荷物が少なくできるのもメリットの一つと言えるでしょう。
ガソリンランタン
ガソリンランタンの燃料はホワイトガソリンです。燃料の値段としては比較的安価な部類に入ります。
今まで紹介させていただいたランタンの中で最も光量が多いのが特徴で、メインランタンとして活用されている方が多いのではないでしょうか。
寒さに強いのも特徴の一つで、冬キャンプなどではガソリンランタンを選ぶキャンパーが多いです。
ランタンはいくつ必要?個数(数)の目安とは
ランタンはいくつあれば快適にキャンプを過ごすことができるのでしょうか。
またメイン、サブなど用途によってどれを選ぶべきなのでしょうか。
メインランタン
最も光量を確保できるものを一台確保しましょう。
高い場所に設置すれば、サイト全体を照らすこともできますし、虫寄せの効果も期待できます。
光量を確保しやすいガソリンランタンが選ばれる傾向があります。
サブランタン
テーブルの上に置くケースや、タープの中に吊るすケースがあります。
メインランタンで照らせない場所や、手元の光量を確保するのが目的です。
ガスランタンやオイルランタンが選ばれる傾向にあります。2つ程度あれば
ある程度の光量は確保できるでしょう。
テント内ランタン
テント内は燃料を燃やして光量を得るタイプのものは避けましょう。
LEDライトが最適です。
テントの広さにもよりますが、一台あればある程度の光量は確保できるでしょう。
ランタンのの選び方・評価基準
ランタンは必須級のギアなので、各社様々な商品を販売していますよね。
種類以外にどのようなポイントをチェックすればよいかを解説致します。
明るさ(ルーメン・ルクス)
明るさは必ず確認しましょう。明るさの単位はルーメンという単位で表すことが一般的です。
明るければ明るいほどいいというわけではなく、用途によって求められる明るさが異なります。
メインランタンでは1000ルーメン以上が望ましいです。サブランタンは300ルーメン程度で手元が明るくなるでしょう。
メインとサブで明るさを逆転してしまった場合、サイト全体を照らせない、手元に虫が寄ってきてしまうなど不都合な状況を生み出してしまう可能性もあります。
おしゃれさ
キャンプギアは単に実用性を満たすだけでなく、雰囲気も大事なのではないでしょうか。
おしゃれなランタンを使ったあとは、
「キャンプに行ってよかったな、また行きたいな」という気分になるに違い有りません。
またキャンプだけでなく、自宅でゆったり過ごしたいときなどにも使うこともできます。
サイズ(コンパクトさ)
あまりに大きいと持ち運びが不便になってしまいます。
メインランタンはある程度の大きさでも問題有りませんが、サブランタンやテント内のランタンのサイズはある程度考慮する必要があるでしょう。
お持ちのテーブルや、テントのサイズと相談する必要がありそうです。
燃料の種類
燃料の中で最も安価なのが灯油です。専用缶で運ぶ必要はなくポリタンクで持ち運べるので、コストパフォーマンスが一番よいですが、独特な匂いと煤がでるため、手入れをするのにやや手間がかかります。
パラフィンオイルも一般的な燃料です。灯油よりは値段が張りますが、煤がほとんど発生せず、手入れがしやすいのが特徴です。
虫よけの効果があるものもありますので、虫に悩まされることも少なくなりそうです。
OD缶はガスランタンの燃料として使うことができます。ガスコンロなどと統一して使うこともできますので荷物を減らすこともできますが、燃焼時間が短く、一晩は持たない場合もあります。
ホワイトガソリンはガソリンランタンで使うことができます。
最も光量を確保でき、長時間燃焼するので、メリットが多いと思われますが、専用缶で持ち運びをしないといけないのがデメリットとしてあげられます。
おすすめのキャンプ用ランタン
ここからはメインランタンやサブランタンなど、用途によって本当におすすめできる人気のランタンをご紹介致します。
メインランタンとして使いたいランタン
イワタニ:541マイクロンランタンP-541
明るさと使い勝手、両方を兼ね揃えたランタンです。点火もレバー式点火装置を備えているため簡単に着火できます。
メインランタンとしても使えますが、サブランタンとしても大活躍間違いなしです。
知人がコールマンのオイルランタンを使っていたが、燃料追加やピストン作業が非常に大変そうだった、いつ切れるか分からず、切れたらすぐにその作業をしなくてはならない。
プリムスのガスランタンは消えそうになったらガスカートリッジを交換するだけで便利であった、着火もスイッチがあり簡単。
ランタンタイプ:ガスランタン
燃料種類 :ガス式OD缶
重さ :150g
サイズ :縦6.1×横6.2×高さ10.6cm
明るさ :320ルクス
ハイパワーで明るい:コールマン 2500ノーススター LPガスランタン
大光量が確保できるガスランタンです。約1500ルーメンの光量があるため、メインランタンとしては十分な役割を果たすことができます。
点火装置もついているため簡単に着火することが可能です。
キャンプに行く時期のメインが秋から春にかけていきます。
1番は冬場が多いため、後悔した理由はズバリ【気温が低い時のつきが悪いこと】結構致命的でした。
すぐにガソリンランタンに変えて今は快適なキャンプを過ごせています。
確かに氷点下になる冬キャンプで使うならガソリンランタンの方が安定しますね。
とはいえ夏場はガスランタンの方が安価で使い易いので、あなたがいつ使用する予定なのか考えて選びましょう。
ランタンタイプ:ガスランタン
燃料種類 :ガス式OD缶
重さ :約1.3kg
サイズ :直径14.5×26(h)cm
明るさ :約1543ルーメン
コスパに定評のある:キャプテンスタッグ:フィールド ガスランタン〈L〉
明るさ、着火装置などがついているので使いやすいだけでなく、同クラスのランタンと比較してもコスパがいい商品です。
セットでケースがついていますので、安心して本体を持ち運ぶことができますね。
ランタンタイプ:ガスランタン
燃料種類 :ガス式OD缶
重さ :ガスランタンのみ約720g
サイズ :幅130×奥行120×高さ215mm
明るさ :約800ルクス
ハイパワーLEDの:Superway:LEDランタン
LEDランタンながら大光量を確保できるため、メインランタンとしても十分に使うことができます。
燃料を使わないのと、光量を調整できるので、テント内でも使えますし、持ち運びなど様々な用途で活躍できます。
ランタンタイプ:LED
燃料種類 :充電式
重さ :本体の重さ343g
サイズ :10.8×3×9.6cm
明るさ :約1200ルーメン
サブランタンとして使いたいランタン
コスパ最強のSM SunniMix:ハリケーンランタン
オイルランタンとして必要十分な機能を持ちながら、コストが非常に安いのがSM SunniMixのハリケーンランタンです。
ブランド名が刻印されておらず、無刻印なのも無骨でカッコいいですね。
ランタンタイプ:オイルランタン
燃料種類 :灯油
重さ :記載なし
サイズ :縦15.5×横11.5×高さ24.5
明るさ :約4.8ルクス
超人気のデイツ(DIETZ):DIETZ80
オイルランタンにしては明るさが確保しやすいのが特徴です。
色は4種ありますが、ブロンズが人気で渋い佇まいです。
火力調整を行う際のハンドルの動きがなめらかで、扱いやすいのも人気の要因でしょう。
ランタンタイプ:オイルランタン
燃料種類 :灯油・パラフィンオイル
重さ :約1kg
サイズ :縦19.5×横20.4×高さ38cm
明るさ :約6.3ルクス
定番の人気ランタン フュアーハンド:ベイビースペシャル 276
ハリケーンランタンの元祖として知られています。
基本的には扱いやすい部類に入りますが、火力調整ハンドルが固く、やや扱いにくい印象があります。
シルバーの無骨な佇まいはなんといってもカッコよく、揺らめく炎が映えます。
デイツ等の有名ブランドでどれを選ぼうか悩んでいました。最終的な決め手となったのは、デザイン性でした。
現物も飽きなく、使用感も良い為最終的にデザイン性で購入した事も後悔していません。むしろ総合的にいい買い物だと思いました。
ランタンタイプ:オイルランタン
燃料種類 :灯油・パラフィンオイル
重さ :約480g
サイズ :直径15.5×26cm
明るさ :5w
テーブルサブランタンのキャナルシップ:オイルランプ レトロCIL600
オイルランプはハリケーンランタンのように金属で覆われておらず、ガラス素材でできています。
それなりの光量はありますが、手元を優しく灯す光が特徴的です。
油を入れる壺も透明なので、色付きのオイルを使用すると様々な雰囲気を楽しめます。
ランタンタイプ:オイルランタン
燃料種類 :灯油・パラフィンオイル
重さ :約0.45kg
サイズ :幅10.5cm×奥行10.5cm×高さ31.5cm
明るさ :約8.5ルクス
おしゃれでコンパクトな:スノーピーク ガスランタン リトルランプ ノクターン
小さい円柱型のガスランタンです。シンプルで洗練されたデザインはとても人気があります。
ケースも付属しており、コンパクトなので持ち運びには困りません。
ランタンタイプ:ガスランタン
燃料種類 :ガス式OD缶
重さ :102g
サイズ :約4.7×4×10.5cm
明るさ :手元を明るくする程度
ゆるキャン△人気で注目中の:コールマン ルミエールランタン
コールマンの傑作ガスランタンであるルミエールランタン。
スノーピークのリトルランプノクターンと違い、流線型のボディです。
ろうそくをイメージして作られているランタンで、炎のゆらめきがとても癒やされます。
ゆるキャン△では、なでしこが一目惚れしたランタンとしても注目を集めています。
こんな素敵なフォルムなら一目惚れしてしまうのも無理ありませんよね!
ランタンタイプ:ガスランタン
燃料種類 :ガス式OD缶
重さ :約210g
サイズ :約7.3g×6×18.3cm
明るさ :間接照明のような明るさ
LEDライトの定番:BAREBONES(ベアボーンズ) レイルロードランタンLED
レトロな佇まいがとてもカッコいいLEDランタンです。
取手をハンガーにかけたり、持ち運びもできるので活躍の幅は広いといえるでしょう。
明るさが調整でき、最大で100時間もつのも特徴の一つです。
ランタンタイプ:LEDランタン
燃料種類 :充電式
重さ :960g
サイズ :H14.6×W32.5cm
明るさ :35〜200ルーメン
利便性最強のLEDライト:コールマン マルチパネルランタン
LEDパネルが4枚ついているタイプで、4方向に光を灯すことができるので数字以上の明るさを確保できます。
また4枚それぞれ分割できるのでLEDライトの中ではかなりマルチに活躍できるのではないでしょうか。
また電源の代わりにもなるのが嬉しいポイント。携帯の充電もできてしまいます!
ランタンタイプ:LEDランタン
燃料種類 :充電式
重さ :1.2kg
サイズ :直径14.5cm×高さ23.5cm
明るさ :最大800ルーメン
LEDのランタンでとにかく、光の強さが強いです。また、ランタンのパネルが取り外しでき、懐中電灯としても使えます。
夜中トイレに行きたくなった時などそのパネルを持ってトイレに行けるし、電池だけあれば使えるので助かりました。
2WAYトーチ&ランタン MICROLight マイクロライト
手のひらサイズのとても小さいLEDランタン。クリップもあるので帽子のつばに止めることもできます。
小さいながらもしっかりと明るさを確保できるのでソロキャンプにもおすすめできますね!
ランタンタイプ:LEDランタン
燃料種類 :充電式
重さ :20g
サイズ :H64×W16×D16mm
明るさ :最大350ルーメン
ランタンの収納やテントサイトまでの持ち運び
ランタンの中にはガラス素材でできているものも少なくありません。
ランタンをむき出して持ち運んでしまうと、破損や故障の可能性があるため、必ず専用ケースに入れて持ち運びましょう。
オイルランタンの油壷に油を入れたままにするのもおすすめできません。
ランタンを横にした際に油がこぼれて、ギトギトになってしまい、処理が大変な場合があります。
まとめ
大人気のランタンを種類別にご紹介させていただきました。
宿泊するキャンプでは必須アイテムであるランタン。
ご紹介させていただいたものの中に気になるものは有りましたでしょうか?
利便性も大事ですが、キャンプではゆったり楽しむ雰囲気も大切にしたいですよね。
ランタンの揺らめく灯りとともに贅沢な時間をお過ごしください!
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