【寒くても快眠】冬キャンプのおすすめシュラフ(寝袋)

2.冬キャンプの道具

冬キャンプをしたいけど寒くて寝れないと不安に思っていませんか?

冬の寝袋選びを間違えると楽しかったはずのキャンプの思い出も、辛い経験に変わってしまいます。

ヤマノ
ヤマノ

私自身、選び方を間違えて15分置きに震えながら目が覚める夜を過ごしたこともあります。

寒さというのは本当にキツイのです

今回は皆さんにそんな苦労をして欲しくないので、冬キャンプで活躍するおすすめのシュラフ(寝袋)を紹介します。

冬キャンプで一番心配な防寒対策に優れたモデルを選んだので参考にしてみてください。

冬用の寝袋の選び方

冬用のシュラフ(寝袋)の選び方について解説します。

冬の寒さに耐えるためには、保温性能や形状などが重要です。

寝袋の快適温度は基準がバラバラであてにならない

寝袋の性能表記には使用温度や快適温度等の温度目安が記載されていますが、格安商品の中には基準がめちゃくちゃなものも多いです。

-15度まで使用できると記載があっても実際には5度くらいでも寒いようなものもあります。

そのため、ダウン封入量とダウンの保温性能(FP)から客観的な暖かさをイメージすることが大切です。

保温性能(FP)

寝袋の性能を測るときにFP(フィルパワー)という指標を見ますが、簡単に言うと保温性能です。

このFPが高いほど暖かいということになります。

当然FPが上がると価格も上がってくるので、自分の使用目的と予算に合わせて選んでください。

素材は、化繊かダウン

化学繊維は湿気や汗などの濡れに強く、乾きやすいのが特徴で、洗濯機で洗濯ができるものも多く、メンテナンスのしやすさも魅力です。

価格が比較的安いものが多いので、キャンプを始める時に家族全員の寝袋を用意するなら、化繊シュラフが第一の候補にあがってきます。

一方でダウンは化繊に比べて、重さあたりの保温性能が高いです。

化学繊維はかさばるものが多いので、荷物をできるだけ減らしたい場合や、保温性能にこだわるならダウンをおすすめします。

ただ、ダウンは価格が比較的高いのと、濡れると保温能力が下がってしまうのがデメリットです。

洗濯はダウン用の中性洗剤で行うこともできますが、ダウンの選択は化繊と比べて気を付けるポイントが多くて面倒なので、クリーニング店を利用することも検討しましょう。

形状はマミー型一択

寝袋の形状は大きく分けてマミー型と封筒型の2種類あります。

マミー型の特徴は、ミノムシのような形状をしていて、体に沿う形なので密着性が高く、隙間が少ない構造で体温を保持しやすいのが特徴です。

特に冬の寒い季節に真価を発揮します。

封筒型の特徴は、文字通り封筒の様な形をしています。

頭から足先まで同じ幅になっていて、中に入った時に余裕がある寝袋です。

お布団に近い感覚で寝返りをうつことできますが、体への密着感が少なく、マミー型と比べると保温性は落ちてしまいます。

以上のことをふまえると、冬キャンプでは保温力の高いマミー型を選ぶ方が良いでしょう。

保温能力は、快適温度を基準に選ぶ

寝袋の性能の表記には快適温度(適用温度)が表記されることが多く、この快適温度を基準にして選ぶと失敗しにくいです。

メーカーやモデルによっては、快適温度が表記されておらず、冬用やオールシーズン用など、あいまいな表現になっていることもあります。

低い気温の場所で使用したい場合は、快適温度が明記されているモデルを選ぶようにしましょう。

寒さに耐えれるか心配な方は、寝袋を使用したい場所の気温よりも、やや低めの快適温度のモデルを選ぶと安心です。

新興メーカーの快適温度表記は適切でない場合もある

ただ、注意していただきたいのは、基準表記が実態と合っていないメーカーも存在します。

ナンガ・イスカ・モンベルのようなロングセラーモデルがあるようなメーカーであれば、記載温度の信頼度は高いです。

しかし、ノーブランド品の表記は、独自の基準に基づくことが多いので注意してください。

冬キャンプで使えるおすすめシュラフ

冬キャンプで使えるおすすめのシュラフです。

マミー型だけでなく封筒型も紹介しているのでチェックしてみてください。

Soomloom: マミー型 高級ダウン650FP

コスパが良いマミー型のダウン寝袋。

羽毛量400g~1500gで選べる。

羽毛量によって性能や価格も変わる。

重さ        :0.9~2kg
収納サイズ     :羽毛量により変わる
展開サイズ     :210×80㎝
マット形状     :マミー型
メイン素材     :ダウン
ダウン注入量    :400g~1500gで選べる
保温性能(FP)  :650FP
快適温度      :羽毛量により変わる
限界温度      :羽毛量により変わる

良い点
悪い点
  • コスパが非常に高い
  • 比較的軽い
  • 臭いが気になるという口コミが多い
  • 色を選べない

ナンガ:オーロラライト 900DX

価格は高いがそれに見合った性能のシュラフ。

ナンガのスリーピングバックは永久保証があるから期間を限定しないで修理してもらえるのも良い。

重さ        :1.4kg
収納サイズ     :φ21×41cm
展開サイズ     :210×80cm
マット形状     :マミー型
メイン素材     :ダウン
ダウン注入量    :900g
保温性能(FP)  :760FP
快適温度      :-10℃
限界温度      :-19℃

良い点
悪い点
  • 永久保証で修理やダウン追加などのメンテナンスがしやすい
  • 保温力はかなり高いがイスカほどではない
  • 性能が高いが価格も高い

モンベル:シームレス ダウンハガー800 EXP.

暖かさと軽さを両立させた寝袋。

マミー型だが伸縮性があり寝心地も良い。

ジッパーが右に付くRジッパーモデルと左側に付くLジッパーモデルがある。

重さ        :1,364g
収納サイズ     :φ20×40cm
展開サイズ     :記載なし
マット形状     :マミー型
メイン素材     :ダウン
ダウン注入量    :記載なし
保温性能(FP)  :800FP
快適温度      :-12℃
限界温度      :-20℃

良い点
悪い点
  • 氷点下の環境でも活躍する
  • 伸縮性があり寝心地が良い
  • 価格が高め
  • ナンガやイスカに比べると保温性はわずかに低い

>>モンベル公式サイト

イスカ エアプラス630

本格的でありながら軽量化にも成功している寝袋。

ダウン量をエリアごとに最適化し、軽量化と保温性を両立。

足元もゆったりしていて快適な睡眠ができる。

重さ        :1.03kg
収納サイズ     :φ20×34cm
展開サイズ     :80(肩幅)×213(全長)cm
マット形状     :マミー型
メイン素材     :ダウン
ダウン注入量    :630g
保温性能(FP)  :記載なし
快適温度      :記載なし
限界温度      :-15℃

良い点
悪い点
  • 肌触りが良い
  • 窮屈過ぎずに暖かさを閉じ込めてくれる
  • 作りが丁寧
  • 価格が高め
  • アフターサービスはナンガほどではない

イスカ: ダウンプラスデナリ1100

冬キャンプ用の頼もしい寝袋。最低使用温度が-30℃。

重さ        :1.83kg
収納サイズ     :φ24×38cm
展開サイズ     :84×208cm
マット形状     :マミー型
メイン素材     :ダウン
ダウン注入量    :1.1kg
保温性能(FP)  :720FP
快適温度      :記載なし
限界温度      :-30℃

良い点
悪い点
  • 氷点下の気温でも耐えれる暖かさ
  • 足元も立体的な構造で圧迫感がない
  • 重い

コールマン:フリースEZキャリー

封筒型だが使用可能温度0度の寝袋。使用下限温度は-5℃。EZキャリーケース付き。

重さ        :2.7Kg
収納サイズ     :28×41cm
展開サイズ     :84×190cm
マット形状     :封筒型
メイン素材     :ポリエステル
ダウン注入量    :記載なし
保温性能(FP)  :記載なし
快適温度      :0℃
限界温度      :-5℃

良い点
悪い点
  • 価格が安い
  • 洗濯機で丸洗いできる
  • 寝返りしやすい
  • 内側がフリース生地
  • 少し重い
  • 小さく畳むのが難しくかさばる

コールマン:マルチレイヤースリーピングバッグ

4シーズン対応の寝袋。3つのレイヤーを分割して温度調節できる。

収納ケース付き。

重さ        :4.9kg
収納サイズ     :52×29×38cm
展開サイズ     :90×200cm
マット形状     :封筒型
メイン素材     :ポリエステル
ダウン注入量    :記載なし
保温性能(FP)  :記載なし
快適温度      :-5℃
限界温度      :-11℃

良い点
悪い点
  • オールシーズン使える
  • 分割でき温度調整がしやすい
  • 寝返りしやすい
  • 重い
  • かさばる
  • 縫製が雑という口コミがある

スナグパック:ベースキャンプ

アウターレイヤーとインナーレイヤーを分割できる寝袋。オールシーズンに対応。

洗濯機で丸洗い可能。

重さ        :3.1kg
収納サイズ     :30×50cm
展開サイズ     :220×80cm(アウター)、180×77cm(インナー)
マット形状     :封筒型
メイン素材     :ポリエステル
ダウン注入量    :記載なし
保温性能(FP)  :記載なし
快適温度      :-2℃(インナー)、3℃(アウター)、-12℃(重ねて)
限界温度      :記載なし

良い点
悪い点
  • 丸洗いできる
  • オールシーズン使える
  • アウターとインナーを分割できる
  • 収納袋に入れるのが大変
  • かさばる

イスカ:スーパースノートレック 1500

重さ        :2.76kg
収納サイズ     :40×23×48cm
展開サイズ     :85×220cm
マット形状     :マミー型
メイン素材     :ポリエステル
ダウン注入量    :記載なし
保温性能(FP)  :記載なし
快適温度      :記載なし
限界温度      :-15度

良い点
悪い点
  • 保温性に対して価格が安い
  • 中わたがポリエステル
  • 重いのでオートキャンプ向け

ロゴス(LOGOS) :ミニバンぴったり寝袋

ミニバン専用の車中泊寝袋。分離して2つの寝袋にできる。

敷物としても使える。クッション型に収納できるクッションカバー付き。丸洗い可能。

重さ        :3.6kg

収納サイズ     :49×24×36cm

展開サイズ     :142×190cm

マット形状     :封筒型

メイン素材     :ダイナチューブファイバー

ダウン注入量    :記載なし

保温性能(FP)  :記載なし

快適温度      :-2℃

限界温度      :記載なし

良い点
悪い点
  • 丸洗いできる
  • 敷物やクッションにもなる
  • 分離できる
  • 車中泊向けでテント泊は不向き
  • スースーする
  • かさばる

スノーピーク:セパレートオフトン ワイド1400 

価格が高いけどファミリー向けに高い人気を誇るのがスノーピークのオフトン

セパレートタイプで連結ができるので、洗濯しやすいのも特徴です。

ヤマノ
ヤマノ

価格が驚くほど高い意外は完璧な寝具

ファミリー向けの定番ですね。

これが高すぎると感じる人はロゴスの「ミニバンぴったり寝袋」がおすすめ

DOD:ギンノタラコ

ネーミングがユニークな冬用のハイブリッドダウンシュラフ。

冬のオートキャンプに特化したギンノタラコ。

快適温度も-4℃と低く、よほどの極寒でない限り快眠できる。

重さ        :1.75kg
収納サイズ     :58×23×24cm
展開サイズ     :210×80cm
マット形状     :マミー型
メイン素材     :ダウン
ダウン注入量    :記載なし
保温性能(FP)  :700FP
快適温度      :-4℃
限界温度      :-30℃

良い点
悪い点
  • 暖かさは十分
  • 肌触りも良い
  • 身長に合わせてサイズ調整可能
  • 収納バックが大きめでしまいやすい
  • かさばるためツーリングには不向き
  • 足元が窮屈
  • 身長180cm以上の人には小さい

まとめ

マミー型のダウンシュラフをコスパで選ぶなら「Soomloom: マミー型 高級ダウン650FP」がおすすめです。

価格は高くなりますが「ナンガ:オーロラライト 900DX」は、永久保証がありながら保温性能も抜群。

持ち運びやすさやコンパクトさで選ぶなら「イスカ:エアプラス630」をおすすめします。

メーカー別の寝袋をチェックしてみる

ナンガ / イスカ / タケモ / スナグパック / DOD / モンベル 

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