テント泊の快適さを大きく左右するのがインナーマットです。
特に、地面からの冷気や凹凸を遮断する役割は非常に重要になります。
スノーピーク純正のアメニティドームM用インナーマットは魅力的ですが、価格がネックになることもありますよね。
この記事では、予算を抑えつつも快適な寝心地を実現できる様々な代替品と、後悔しない選び方のポイントを詳しく解説します。
- アメニティドームMに使えるインナーマット代替品の種類
- 予算や目的に合った代替品の選び方
- 代替品を快適に使うためのポイントと注意点

結論を先にお伝えすると、
サイズが同じなのでロゴスかキャプテンスタッグのうち、
その時安い方を買えばokです
商品名 | ![]() スノーピーク 純正マットシート | ![]() ロゴス(LOGOS)ぴったりグランドシートXL | ![]() |
価格目安 | 15230円 | 2,970円 | 3500円 |
サイズ | 255cm×255cm | 250×250cm | 255cm×255cm |
重さ | 1.7kg+0.6kg | 0.86kg | 1.04kg |
クッション性 | 柔らかくクッション性が高い | 薄め | 薄め |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ロゴスのピッタリシートを使ったときの写真はこちら。サイズが同じなので設営も簡単です

間違った代用品選びで失敗した事例(ブルーシート編)

ブルーシートだとどうしてもテントサイズに合わせるのが難しい部分がでてきます。おしゃれさなんて要らないと考えるのはアメニティドームを検討する上でもったいないのです。
(少しはみ出るブルーシートが、どうしても気になって「ロゴス:ぴったりグランドシート270」を買いました)
参考:【使用感レビュー】5年間使って分かった「スノーピーク:アメニティドームテントM」を選ぶメリット・デメリット
アメニティドームM用インナーマット、純正品以外の選択肢
テント泊での快適な睡眠は、キャンプ全体の満足度を大きく左右します。
その中でも、地面からの冷気や凹凸を遮断するインナーマット選びは非常に重要です。
スノーピーク純正のインナーマットは確かに高品質ですが、価格が気になる方も少なくないはず。
そこで、純正品が高価だと感じる方への共感から始め、代替品を選ぶ際のメリットと注意点、そしてマット選びがテント泊の快適性にどれほど影響するのかを具体的に解説していきます。
この記事を読むことで、ご自身の予算やキャンプスタイルに合った、アメニティドームMに最適なインナーマット代替品を見つける手助けとなるでしょう。
スノーピーク純正インナーマットが高価だと感じる方へ
スノーピークの「アメニティドームM マットシートセット」は、テントとの一体感や品質の高さで人気があります。
しかし、セットで1万5千円を超える価格は、特にキャンプを始めたばかりの方や、他のギアにも予算をかけたい方にとっては、少しハードルが高いと感じるかもしれません。
私もキャンプギアを選ぶ際は、いつも機能と価格のバランスに頭を悩ませます。

純正品、やっぱり高いですよね…

大丈夫ですよ、代わりになるものはたくさんあります!
純正品にこだわらず、代替品を探してみることは、コストを抑えながら快適なキャンプを実現するための賢い選択肢の一つなのです。
代替品を選ぶメリットと注意点の概要

代替品を選ぶ最大のメリットは、コストを抑えられることと、選択肢が格段に広がることです。
純正品以外にも、様々なメーカーから多様な素材や機能を持つマットが販売されており、ホームセンターなどで手軽に入手できる安価なアイテムも活用できます。


上はロゴスのマットシートを使った際の様子。四隅をひもで結ぶ必要があるので、
代用品探しではここが注意する場所になるよ
予算に合わせて選べるだけでなく、例えば寝心地重視なら厚手のインフレーターマット、設営の手軽さ重視なら銀マットやキャンプマットなど、ご自身のキャンプスタイルや重視するポイントに合わせて最適なものを選べる自由度の高さが魅力です。
純正テントマットはクッション性が高いことが特徴なので、代用品の場合はテント内がフラットになります。マットを敷けば困ることはないと思いますので、認識だけしておきましょう。

寝袋を敷くとこんな感じです

メリット | 注意点 |
---|---|
コスト削減が可能 | アメニティドームMのサイズ(約270×270cm)に合うか |
選択肢が豊富(素材・機能) | 必要な厚さ・クッション性を満たすか |
自分のキャンプスタイルに合わせやすい | 断熱性・防水性は十分か |
ホームセンターなどで入手しやすいものも | 収納サイズ・重量は許容範囲か |
これらのメリットと注意点をしっかり理解した上で、ご自身に合った代替品を探すことが、後悔しないマット選びにつながります。

代用品を探す時はテントの下にしくテントシート(グランドシート)だけで考える方が良い
室内のマットは寝袋と一緒に使ってるものを使えば大丈夫だよ
テントシートはロゴスかキャプテンスタッグの2択だね
商品名 | ![]() スノーピーク 純正マットシート | ![]() ロゴス(LOGOS)ぴったりグランドシートXL | ![]() |
価格目安 | 15230円 | 2,970円 | 3500円 |
サイズ | 255cm×255cm | 250×250cm | 255cm×255cm |
重さ | 1.7kg+0.6kg | 0.86kg | 1.04kg |
クッション性 | 柔らかくクッション性が高い | 薄め | 薄め |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
テント泊の快適性を左右するマット選びの重要性
インナーマットは、単にテントの床に敷くシートというだけではありません。
地面の凹凸を吸収して快適な寝心地を提供し、地面からの冷気(底冷え)や湿気を遮断して体温低下を防ぐ、まさにテント泊の睡眠の質を決定づける重要な役割を担っています。
「たかがマット」と侮ってはいけません。
もしマットなしで寝袋だけで寝た場合、地面の石や木の根などの凹凸が背中に直接伝わり、痛みでなかなか寝付けないでしょう。
さらに、地面からの冷えがダイレクトに伝わり、特に冬キャンプや朝晩冷え込む時期には寒さで震えることになります。
加えて、地面からの湿気やテント内の結露によって寝袋が濡れてしまい、不快なだけでなく、保温力も低下してしまうのです。

マットがないと、そんなに違うんですね…

はい、快適さが段違いなので、しっかり選びましょう!
このように、インナーマットは快適な睡眠環境を作り、キャンプ中の体調管理にも影響を与える大切なアイテムです。
予算を抑える!アメニティドームMインナーマット代替品7選
アメニティドームMのテント泊をもっと快適にするために、インナーマット選びは非常に重要です。
しかし、スノーピーク純正品は高価で手が出しにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
安心してください。
純正品以外にも銀マットや他社製テントマット、インフレーターマット、キャンプマット(クローズドセル)、ニトリなどのラグ、ヨガマット、さらには自作まで、予算を抑えつつ快適性を追求できる代替品がたくさんあります。
それぞれの特徴を知り、自分のキャンプスタイルに合ったものを選べば、コストパフォーマンスに優れた快適なテント空間を実現できますよ。
定番で安いキャプテンスタッグなどの銀マットやアルミマットの活用
ホームセンターやアウトドアショップで手軽に購入できる銀マットやアルミマットは、最もポピュラーな代替品の一つです。
最大の魅力は、その圧倒的な安さにあります。
キャプテンスタッグのEVAフォームマットなどが代表的で、1枚あたり1,000円~3,000円程度で購入できます。
アメニティドームM(インナーテント約270×270cm)に合わせて複数枚敷き詰め、必要であればカッターなどでサイズをカットして調整するのも簡単です。
地面からの冷気や湿気を遮断する効果が高く、特に断熱性と防水性に優れている点がメリットといえます。
項目 | 詳細 |
---|---|
主なメリット | 安価、断熱性、防水性、入手しやすい |
デメリット | クッション性が低い、やや嵩張る場合あり |
代表的な製品 | キャプテンスタッグ EVAフォームマット |
価格帯 | 1,000円~3,000円程度(1枚あたり) |
サイズ調整 | カッター等でカット可能 |
おすすめ用途 | コスト最優先、底冷え対策のベース |

銀マットだけだと、寝るとき背中が痛くならないかな?

クッション性は低いので、快適性を求めるなら他のマットとの組み合わせがおすすめです!
ただし、クッション性は低いため、そのまま寝ると地面の凹凸を感じやすく、体が痛くなるかもしれません。
寝心地を改善したい場合は、この上にさらにマットを敷くなどの工夫が必要です。
設営・撤収は非常に簡単ですが、ロールタイプはやや嵩張る点も考慮しましょう。
安さと機能性を両立させたい初心者キャンパーや、他のマットと組み合わせて底冷え対策を強化したい方におすすめの選択肢です。
銀マットより寝心地が良いものを選ぶならキャプテンスタッグのEVAフォームです。
寝心地重視派におすすめのインフレーターマット
インフレーターマットとは、バルブを開けると自動的に空気が入って膨らむタイプのキャンプマットです。
内部のウレタンフォームと空気層によって、非常に高いクッション性を発揮します。
代表的な製品としては、コールマンの「キャンパーインフレーターマット」などが人気で、寝心地を最優先する方には特におすすめです。
厚みがしっかりあるため(5cm~10cm程度が一般的)、地面の凹凸をほとんど感じさせず、底冷え対策としても高い効果を発揮します。
アメニティドームMのサイズに合わせて、シングルサイズを複数枚並べて使用するのが一般的です。
項目 | 詳細 |
---|---|
主なメリット | 非常に高いクッション性、断熱性が高い |
デメリット | 収納サイズが大きめ、価格がやや高め、空気注入・排出に少し手間がかかる場合あり |
代表的な製品 | コールマン キャンパーインフレーターマット |
価格帯 | 5,000円~15,000円程度(シングル1枚あたり) |
おすすめ用途 | 寝心地最優先、ファミリーキャンプ、冬キャンプ |

空気を入れたり抜いたり、準備や片付けが大変じゃない?

バルブを開ければある程度自動で膨らみますし、コツを掴めば収納もスムーズですよ!
デメリットとしては、収納サイズがやや大きくなりがちな点と、銀マットなどに比べると価格が高めな点が挙げられます。
また、完全に膨らませるためには追加で空気を吹き込む必要がある場合や、撤収時に空気をしっかり抜くのに少しコツがいることもあります。
しかし、その快適な寝心地は、これらの手間を補って余りある魅力と言えるでしょう。
快適な睡眠環境を妥協したくないファミリーキャンプなどに向いています。

我が家でよく使ってるのはコールマンのインフレータブルマット
連結できるからファミリーで使いやすいよ
寝心地はクローズドセルの方が良いけど連結できないから、
マットが寝てるうちにどこかに行っちゃうんだよね
軽量・コンパクトなキャンプマット(クローズドセル)
クローズドセルマットは、独立した気泡を持つ発泡素材で作られたキャンプマットです。
軽量で耐久性が高く、パンクの心配がないのが大きな特徴といえます。
代表的な製品にサーマレストの「Zライトソル」があり、その軽量性とコンパクトな収納性(折りたたみ式が多い)から、荷物を少しでも減らしたいキャンパーに人気です。
表面が凹凸加工されているものが多く、空気層を作ることで断熱性も確保されています。
銀マットよりはクッション性がありますが、インフレーターマットほどの厚みや柔らかさはありません。

子供が小学校高学年以上なら、こっちの方がいいかも。
それ未満だとマットがずれて自分で直せなかったりしてストレスになる気がします
項目 | 詳細 |
---|---|
主なメリット | 軽量、コンパクト、耐久性が高い、パンクしない、設営・撤収が楽 |
デメリット | インフレーターマットよりクッション性は低い |
代表的な製品 | サーマレスト Zライトソル |
価格帯 | 6,000円~10,000円程度 |
おすすめ用途 | 軽量化重視、バックパックキャンプ、設営・撤収の手軽さ重視 |

薄そうだけど、地面のゴツゴツ感は大丈夫かな?

全く感じないレベル。登山で岩場で寝る時は場所によっては感じるけど、
普通のキャンプ場なら問題ないよ
設営は広げるだけ、撤収も折りたたむだけと非常に手軽な点も魅力です。
アメニティドームMで使用する場合は、インフレーターマット同様、複数枚を並べて敷くことになります。
クッション性よりも軽さや扱いやすさを重視する方、設営・撤収時間を短縮したい方におすすめの代替品です。
銀マットと組み合わせて使うことで、断熱性とクッション性を補強することも可能です。
後悔しないアメニティドームM用代替インナーマットの選び方
- アメニティドームMの床面サイズ確認の重要性
- 快適な寝心地のための厚さとクッション性の目安
- 冬キャンプや底冷え対策に必須の断熱性と保温性
- 地面からの湿気と結露を防ぐ防水性のチェック
- 持ち運びやすさ、軽量・コンパクトな収納サイズ
- コストパフォーマンス、安い価格と機能のバランス比較
アメニティドームM用の代替インナーマットを選ぶ際に最も重要なのは、テントのサイズに合うかどうか、そして求める快適性を実現できるかです。
具体的には、アメニティドームMの床面サイズを確認し、厚さやクッション性、断熱性・保温性、防水性といった機能面、さらに持ち運びやすさやコストパフォーマンスを総合的に比較検討する必要があります。
これらのポイントを一つずつチェックしていくことで、予算内で失敗のない、納得のいく代替インナーマットを見つけることができます。
アメニティドームMの床面サイズ確認の重要性
代替インナーマットを選ぶ上で、まず押さえるべき基本情報はアメニティドームMのインナーテントの床面サイズです。
スノーピークの公式情報によると、アメニティドームMのインナーテントサイズは約270cm×270cmとなっています。
このサイズを基準に、購入を検討している代替品が大きすぎないか、または小さすぎないかを確認することが、失敗を防ぐための最初のステップになります。

ピッタリじゃなくても大丈夫?

完全にフロア全面を覆う必要はありません。少し小さめのマットを選び、空いたスペースを荷物置き場として活用するのも有効な方法ですよ
マットのサイズがテントに対して大きすぎると、端が立ち上がってしまったり、シワになったりして快適性が損なわれます。
逆に小さすぎると、マットのない部分から冷気や湿気が伝わりやすくなるため注意が必要です。
快適な寝心地のための厚さとクッション性の目安
クッション性とは、マットが体重を吸収・分散し、地面のゴツゴツとした感触をどれだけ和らげてくれるかの指標です。
快適な睡眠には欠かせない要素といえます。
キャンプ場の地面は、見た目以上に石や木の根などで凹凸があることも少なくありません。
快適な睡眠を得るためには、最低でも5mm程度の厚み、より快適性を重視するなら1cm(10mm)以上の厚みがあるマットを選ぶのがおすすめです。
特に砂利サイトなど地面が硬い場所でキャンプをする場合は、厚手のマットがその真価を発揮します。
厚さ | クッション性 | 寝心地の目安 | おすすめの状況 |
---|---|---|---|
〜5mm | △ | 地面の凹凸を感じやすく、やや硬め | 平坦な芝生サイト、短時間の使用 |
5mm〜1cm | ◯ | 多少の凹凸なら吸収、標準的な寝心地 | 多くのキャンプシーンに対応 |
1cm〜 | ◎ | 地面の凹凸はほぼ気にならない、快適 | 砂利サイト、連泊、寝心地重視 |
一般的に、厚みが増すほどクッション性は高まりますが、それに伴って収納サイズが大きくなったり、重量が増えたりする傾向にあります。
ご自身のキャンプスタイルや車への積載スペースなども考慮して、最適な厚さのバランスを見つけることが大切です。
冬キャンプや底冷え対策に必須の断熱性と保温性
断熱性は地面からの冷たい空気(底冷え)を遮断する能力、保温性は自分の体温をマットの中に留めて暖かさを保つ能力を指します。
特に気温が低い春先や秋、そして冬キャンプでは、この断熱性と保温性が非常に重要になります。
マットの断熱性能を示す指標としてR値(R-value)というものがあります。
この数値が高いほど断熱性能が高いことを意味します。
一般的な目安として、3シーズンのキャンプならR値2.0程度、冬キャンプに挑戦するならR値2.0以上、氷点下になるような環境ではR値4.0以上のものを選ぶと安心です。
銀マットや表面にアルミが蒸着されているマットは、地面からの冷気を反射し、体温を逃がしにくい効果が期待できます。

銀マットだけでも冬は大丈夫?

銀マットは断熱補助として有効ですが、冬キャンプで快適に過ごすためには、インフレーターマットなど他のクッション性と断熱性の高いマットと組み合わせるのがおすすめです
地面からの冷えは、想像以上に体力を奪い、睡眠の質を大きく低下させます。
快適なテント泊のため、特に寒い時期のキャンプを計画している方は、マットの断熱性と保温性のスペックをしっかりと確認しましょう。
地面からの湿気と結露を防ぐ防水性のチェック
防水性は、地面に含まれる水分や、雨天時にテントの底面から染み込んでくる可能性のある湿気が、マットを通して内部に入り込むのを防ぐ性能です。
テント内で発生する結露対策としても間接的に関わってきます。
テントの床面とマットの間に湿気が溜まると、ジメジメとして不快なだけでなく、寝袋(シュラフ)などが濡れてしまい、保温力が著しく低下する原因となります。
特に雨が降った後や、朝晩の冷え込みで地面が湿っている状況では、マット自体の防水性が重要になります。
素材としては、PVC(ポリ塩化ビニル)コーティングが施されたものや、ポリエチレン製のマットなどが高い防水性を持ちます。
- 防水性チェックポイント
- 素材: PVC、ポリエチレン、TPUラミネート加工など
- 加工: 縫い目がある場合はシームテープ処理など
- 補完: 防水性の低いマット(ラグなど)はグランドシート必須
もし、おしゃれさを重視してラグやカーペットなどを代替インナーマットとして使用する場合は、それ自体に防水性はほとんど期待できません。
必ずテントの下にグランドシートを敷き、地面からの湿気をシャットアウトすることが前提となります。
また、テント内の換気をこまめに行い、結露の発生を抑えることも大切です。
持ち運びやすさ、軽量・コンパクトな収納サイズ
キャンプギアを選ぶ上で、性能と同じくらい重要なのが運搬のしやすさです。
インナーマットも例外ではなく、収納時のサイズと重量は事前にしっかり確認しておきましょう。
オートキャンプがメインで、車をテントサイトのすぐそばに停められるなら多少大きくても問題ないかもしれませんが、駐車場からテントサイトまで距離がある場合や、積載スペースに限りがある場合は、できるだけ軽量でコンパクトに収納できるマットが有利です。
一般的に、クッション性や断熱性が高いマットほど大きく重くなる傾向がありますが、最近では登山用としても使われるような、軽量コンパクトでありながら高機能なキャンプマットも多く登場しています。
例えば、折りたたみ式のクローズドセルマットは、設営・撤収がスピーディーで軽いのが魅力です。
マットタイプ | 収納サイズ | 重量 | 持ち運びのポイント |
---|---|---|---|
銀マット/アルミマット | △ | ◎ | 軽量だが巻物タイプはかさばることも |
他社製テントマット | ◯ | ◯ | 製品によるが、比較的バランスが良いものが多い |
インフレーターマット | × | × | 快適性は高いが、収納サイズ・重量は大きめ |
クローズドセルマット | ◎ | ◎ | 軽量コンパクト、バックパックにも付けやすい |
ラグ/カーペット | × | × | かさばり、濡れると非常に重くなる |
快適性を取るか、携帯性を取るかはトレードオフの関係にあることが多いです。
ご自身のキャンプスタイルや体力、持っている他のギアとの兼ね合いを考えて、最適なバランスの製品を選びましょう。
コストパフォーマンス、安い価格と機能のバランス比較
コストパフォーマンスとは、支払う価格に対して、どれだけ満足のいく機能や性能が得られるか、というバランス感覚のことです。
代替インナーマットを探す上で、多くの方が最も重視するポイントの一つでしょう。
スノーピーク純正のアメニティドームM用マット・シートセットは便利な反面、価格が高めに設定されています。
だからこそ、より安い価格で同等、あるいは目的に合った機能を持つ代替品を探す価値があるのです。
例えば、ホームセンターなどで手軽に購入できるキャプテンスタッグなどの銀マットは、数千円という低価格で基本的な断熱・防水性を確保できますが、寝心地(クッション性)はあまり期待できません。
一方で、コールマンやロゴスなどのインフレーターマットは、1万円前後からと価格は上がりますが、格段に快適な寝心地を提供してくれます。

安くて機能もそこそこ良いのはどれ?

コストパフォーマンスを重視するなら、コールマンやロゴスなど、他の大手キャンプブランドが出しているテントマットは、機能と価格のバランスが取れた製品が多いのでおすすめですよ
大切なのは、単に安いものを選ぶのではなく、ご自身の予算内で、これまで見てきた「サイズ」「厚さ・クッション性」「断熱性・保温性」「防水性」「携帯性」といった各機能が、自分の求めるレベルを満たしているかを総合的に比較検討することです。
優先順位をつけながら比較することで、きっと満足のいくコストパフォーマンスの高い代替インナーマットが見つかるはずです。
代替インナーマットを快適に使うためのポイントと注意点
- テント保護と防水性向上のためのグランドシートの必須性
- 複数マットの組み合わせによる快適性アップ術
- 寒い時期の結露とその対策方法
- 代替品使用時の簡単な設営と撤収のコツ
- テント内での配置、汎用品をうまく使う工夫
代替インナーマットを快適に使う上で最も重要なのは、テントの保護と浸水防止です。
そのためには、グランドシートの活用が不可欠になります。
さらに、複数のマットを組み合わせることで寝心地や断熱性を高めたり、結露への対策を知っておいたりすることも大切です。
設営・撤収のコツや、テント内での配置を工夫することで、アメニティドームMでのキャンプがより快適になりますよ。
テント保護と防水性向上のためのグランドシートの必須性
テントの底面を保護し、地面からの湿気や冷気を遮断するためにグランドシートは非常に重要なアイテムです。
特に代替インナーマットを使用する場合は、インナーマット自体の防水性が十分でない可能性もあるため、グランドシートの役割はさらに大きくなります。
アメニティドームM専用のグランドシートが理想ですが、サイズが合えば他社製品や厚手のブルーシートでも代用可能です。
必ずインナーマットの下に敷いて、テント本体の汚れや破損、浸水を防ぎましょう。

グランドシートって、そんなに大切なんですね

テントを長持ちさせ、快適に過ごすための必需品ですよ!
複数マットの組み合わせによる快適性アップ術
代替インナーマットは、1枚だけでなく複数種類を組み合わせることで、それぞれの長所を活かし、より快適性を高めることが可能です。
例えば、断熱性と防水性に優れる銀マットやアルミマットを一番下に敷き、その上にクッション性の高いインフレーターマットやキャンプマットを重ねるのがおすすめです。
この方法なら、地面の凹凸感を軽減しつつ、底冷えも効果的に防ぐことができます。
季節やキャンプ場の状況に合わせて、最適な組み合わせを見つけるのがポイントです。
組み合わせ例 | メリット | おすすめシーン |
---|---|---|
グランドシート+銀マット | 優れた断熱性・防水性、安価 | とにかく安く済ませたい時 |
グランドシート+他社製テントマット | 適度なクッション性と断熱性、設営の手軽さ | 手軽さと快適性の両立 |
グランドシート+銀マット+インフレーターマット | 最高のクッション性と断熱性 | 寝心地重視、冬キャンプ |
グランドシート+キャンプマット | 軽量コンパクト、設営撤収が楽 | 荷物を減らしたい時 |
このように組み合わせることで、純正インナーマットに匹敵する、あるいはそれ以上の快適空間を作り出すこともできます。
寒い時期の結露とその対策方法
結露とは、テントの内側と外側の温度差、そしてテント内の湿度によって発生する水滴のことです。
特に気温が低い秋冬キャンプでは発生しやすく、放置するとインナーマットや寝袋が濡れてしまい、不快なだけでなく保温力の低下にもつながります。
代替品の中にはニトリのラグのように吸水しやすい素材もあるため注意が必要です。
対策としては、寝る前に少し換気すること、テントのベンチレーションを開けておくこと、吸湿性の高いタオルや除湿剤を置くことなどが有効です。

結露でマットが濡れちゃうのは嫌だな…

こまめな換気が一番の対策になります!
結露を完全に防ぐのは難しいですが、これらの対策で被害を最小限に抑えることができます。
代替品使用時の簡単な設営と撤収のコツ
代替インナーマットは、純正品のようにアメニティドームMの形に完全にはフィットしないことがほとんどです。
そのため、設営時には少し工夫が必要になる場合があります。
例えば、銀マットやキャンプマットを複数枚使う場合は、隙間なく敷き詰められるように配置を考えます。
マット同士がずれないように、裏面に滑り止めシートを敷いたり、養生テープで軽く固定したりするのも有効です。
撤収時は、インフレーターマットならしっかり空気を抜く、銀マットなら畳み方や巻き方を工夫して、できるだけコンパクトに収納しましょう。
代替品の種類 | 設営のコツ | 撤収のコツ |
---|---|---|
銀マット/アルミマット | 隙間なく敷き詰める、必要ならカット | コンパクトに畳む/巻く |
他社製テントマット | サイズを確認し、中央に合わせて配置 | 説明書通りに畳む |
インフレーターマット | バルブを開けて放置、足りなければ空気注入 | しっかり空気を抜いて巻く |
キャンプマット | 凹凸を合わせて連結できるタイプもある | 折り畳み/巻き癖に注意する |
ラグ/カーペット | シワにならないように広げる | 汚れを落とし、湿気を取る |
少しの手間で、設営・撤収がスムーズになり、ストレスなくキャンプを楽しめます。
テント内での配置、汎用品をうまく使う工夫
アメニティドームMのインナーテントは約270cm四方の広さがありますが、代替品がぴったり同じサイズである必要はありません。
むしろ、少し小さめのマットを選び、空いたスペースを有効活用するという考え方もあります。
例えば、マットを中央に敷き、入り口付近や壁際のスペースを荷物置き場にするのです。
こうすることで、就寝スペースと生活スペースを緩やかに分けることができます。
汎用品のマットでも、配置を工夫すればテント内を整理整頓しやすく、快適に過ごすことが可能です。

マットが小さくても大丈夫なんですね!

空いたスペースを荷物置き場にすると便利ですよ!
ジャストフィットにこだわらず、汎用品を上手に活用して、自分たちだけの快適なテント空間を作りましょう。
よくある質問(FAQ)
- QアメニティドームMで冬キャンプする場合、代替インナーマットの組み合わせで一番おすすめは何ですか?
- A
冬キャンプでは地面からの底冷え対策が特に重要になります。
グランドシートは必須として、その上に断熱性の高い銀マットやアルミマットを敷きましょう。
さらに、その上に十分な厚さ(R値が高いものだとなお良い)のインフレーターマットを重ねる組み合わせが、快適な寝心地と保温性を両立させるためにおすすめです。
この方法なら、冬のテント泊でも暖かく過ごせます。
- Qニトリのラグなどを代替品として使う際の具体的な注意点はありますか?
- A
ニトリなどで手に入るラグはテント内をおしゃれにできますが、注意点もあります。
まず、ほとんどのラグに防水性はありません。
そのため、必ずグランドシートを敷き、地面からの湿気を遮断する必要があります。
結露で濡れると乾きにくく、重くなる点も覚えておきましょう。
また、クッション性はあまり期待できないので、快適な寝心地を求めるなら薄手のキャンプマットなどを下に敷くことをおすすめします。
- QアメニティドームMのサイズにジャストフィットしない代替品を使う場合、隙間はどのように対処するのがベストですか?
- A
無理にテントのフロア全面を覆う必要はありません。
少し小さめの代替品を選び、空いたスペースを荷物置き場として活用するのが賢い方法です。
特にテントの出入り口付近や壁際にスペースを作ると、就寝スペースと区別できてテント内がすっきりします。
汎用品のテントマットでも、このように配置を工夫すれば快適性は上がります。
- Qファミリーキャンプで子供と一緒に寝るのですが、代替品の選び方で気をつけるべき点はありますか?
- A
お子様と一緒のファミリーキャンプでは、やはり快適な寝心地が大切ですね。
連結できるタイプのインフレーターマットを選ぶと、家族全員で広々と寝られます。
また、クッション性と保温性が高い製品を選ぶことで、お子様も地面の硬さや冷えを感じにくくなります。
銀マットやヨガマットだけでは薄いため、子供には少し厳しいかもしれません。
安全のためにも、しっかりとした厚さの代替品を選びましょう。
- Q代替インナーマットは、純正品より設営や撤収に時間がかかりますか?
- A
組み合わせによっては、少し時間がかかる可能性はあります。
例えば、銀マットとインフレーターマットを組み合わせる場合、それぞれ敷く手間があります。
設営時間を短縮したいなら、広げるだけのキャンプマット(クローズドセルタイプ)が軽量で手軽です。
撤収時は、特にインフレーターマットの空気をしっかり抜くことが、コンパクトな収納のコツになります。
何度か経験すれば慣れてスムーズに行えるようになりますよ。
- Q安い代替品はすぐに使えなくなりますか?長く使う視点でのコスパはどう考えれば良いでしょうか?
- A
ホームセンターなどで手に入る安い銀マットも、丁寧に使えば数年は持ちます。
ただし、クッション性は低いです。
長期的なコスパと快適性を両立させたいのであれば、初期投資は少し高くても、コールマンやロゴスといった信頼できるメーカーのテントマットや厚めのインフレーターマットを選ぶのがおすすめです。
耐久性が高く、結果的に長く快適にキャンプを楽しめます。
レビューなどを参考に比較検討すると良いでしょう。
まとめ
この記事では、アメニティドームMの純正インナーマットが高価だと感じる方に向けて、予算を抑えつつ快適なキャンプを実現するための様々なインナーマット代替品とその賢い選び方を解説しました。
- 銀マットからインフレーターマットまで、予算や目的に合わせた豊富な代替品の選択肢
- サイズ確認、必要な厚さ・クッション性、断熱性、防水性が後悔しない選び方の鍵
- キャンプスタイルに合わせてコスト、寝心地、携帯性などの優先順位を考慮すること
- グランドシートの活用や複数マットの組み合わせによる快適性アップ術
この記事を参考にすれば、あなたにぴったりの代替インナーマットが見つかり、アメニティドームMでのテント泊を、より手頃な価格で快適にできます。
さあ、最適な一枚を選んで、次のキャンプをもっと楽しんでください。
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