この記事では「ヘブンテント」というフルフラットで使える
ハンモックテントを紹介します
皆さんはハンモックって使ったことありますか?
最近はハンモックが常設されているカフェとか、
グランピング施設とかもあるよね
そう、それです!
ハンモック好きすぎて常設されてるカフェや温泉など、
いろんなところを巡ってきました。
ただハンモックには腰の負担がかかり位置が不安定という弱点があるのです
そんな中、これまでなかったフルフラットな「ヘブンテント」が登場しました。
フルフラットということで、ハンモック初心者でも快適に過ごせるのが魅力です。
今回は実際にヘブンテントを使用してみて、設営方法や活用法を整理してみましたので、ぜひ最後までご覧ください。
公式にこだわらないなら1万円以下でも購入できます。
ただしマットが付属しないので、手持ちのマットで代用できる人向けです。
ヘブンテントの付属品と基本性能
下の写真で一番上にあるのが「スプレッダーバー」、
右側の大きいカラビナがハンモックとツリーストラップを連結するカラビナです。
左下の小さいカラビナはレインフライを付ける時に使います。
重さ 最小限の部品は2190g
・ハンモック本体 :1090g
・ツリーストラップ:140g
・マットレス :800g
・スプレッダーバー:220g (あると収納が増え広くなる。なくても使用には問題なし)
・ガイライン&ペグ:170g (晴天ならなくてもok)
・レインフライ :390g (晴天ならなくてもok)
レインフライの耐水圧は40,000mm
これは凄いです!!
モンベルのステラリッジテントが1,500mm
アライテントのエアライズでも2,000mmなので、
人気テントに勝る雨への耐性と言えますね
大きさ
全長:198cm
幅 : 56cm
高さ: 86cm
ヘブンテントを選ぶメリットとデメリット
そんな「ヘブンテント」ですが、実際に使ってみて、見えてきたメリットとデメリットを整理してみました。
使用してみてわかったのは、
とにかく快適ということ
そして何より凄いのがテントとしての設営もできることです。
ヘブンテントを選ぶメリット
ハンモックなのにフルフラットで快適
ハンモックといえば居心地がいいけど宿泊しようとすると快適でないことが多いのです。
ところがこの「ヘブンテント」は、約2mの大きさで巨大なマットレスが付属していて、最高に快適な空間を味わえました。
格安のハンモックとは何もかも違いました。
フルフラットになるので、うつ伏せでもあおむけでも居心地の良い姿勢で過ごすことができます。
フライシートや蚊帳などの付属品がすべて同封されている
よくあるのがレインフライや
蚊帳は別売りというわかりにくいタイプ。
ヘブンテントは設営に必要なものがすべてセットになっているので、
初心者にとても優しくなっています。
収納ポケットが多く、ハンモック上で過ごしやすい
これだけたくさんの収納があればとても便利ですね。
ちなみにここまであっても満足できない方は
「ハンギングチェーン」という吊り下げ式の収納を併用することをおすすめします。
テントとしての設営もできる
私はこれが最大のメリットと考えます。
ハンモック泊っていざ行ってみないとハンモックに適した木があるかってわからないんですよね。
そんな時にテントとしても使えるのは非常に優れた点だと思います。
画像ではトレッキングポールを使っていませんが、テントとして設営するときはポールを使いますので、持っていくようにしましょう。
1mくらいの棒が落ちていれば現地調達でもokです。
テント形式で設営する場合は、ツェルト設営と同じですので、以下記事を参考にしてください。
参考記事:【340g】初めてのツェルト泊 ULハイクやビバーク入門
ヘブンテントを選ぶデメリット
重さについては山岳テントと比べるとやや重さがあることは認識しておきましょう。
元々軽量化を目指して使うというより、ハンモック泊を楽しむ目的で使う道具です。
軽さだけなら一般的な軽量山岳テントの方が優れています。
あとは沢の近くで設営するときには、
山ビルに注意。
実際に使用した際にも蚊帳を閉めずにいたらヒルが寄ってきました
やっぱり蚊帳は必須ですね。
関連記事:登山の気持ち悪いヒル対策!Tシャツを血染めにしないために
付属のアクセサリーカラビナは強度が弱い
アクセサリーカラビナは他にも使えるし、
合わせて予備を用意しておいても良さそうだね
ちなみにたとえこのミニカラビナがなくてもレインフライは、
メインカラビナを通せば設営できるから問題ないよ
ただ小さいカラビナがあった方が設営が楽なんだ!
ヘブンテントの設営方法
ガイラインはあらかじめレインフライに取り付けしておくと、
設営時に簡単です。
①ストラップを木の周りに巻く
5~6mくらい離れて立つ木を見つけましょう!
両手を回して手が届かないくらいの木が理想です。
届いてしまう太さだと強度不足なので他を探しましょう。
両端のストラップを付けます。同じくらいの高さになるように気を付けましょう。
②ストラップを本体に接続する
このあたりは普通のハンモックと同じですね
テンションをかけてカラビナを付けます。
上の例では下から2つ目にカラビナを付けています。
状況に合わせてテンションがかかるように接続しましょう。
③スプレッダーバーをテント内側に設置する
このバーがあると横に伸びるので、より快適になります。
軽量化重視ならなくても就寝には影響ありません。
先にマットレスを設定しちゃってるけど、
順番はどっちでもOKだよ
④マットレスを膨らまし、テント内部に設置する
マットはかなり大きく、耐久性も高そうな印象です。
収納袋がポンプサックになっているので、接続して袋に息を吹き込むと膨らんでいきます。
マットが膨らむとこんな感じ。ネット上では足で踏んで膨らますタイプのヘブンテントのマットも紹介されていますが、最新モデルではポンプサックの吹き込みになりますので、ご注意ください。
空気は逆流しにくくなっていて、膨らますのは簡単です。
一方で空気は抜きにくいので、撤収の方が時間がかかるかもしれません。
テントの四隅にはマットがひっかるような布があるので、マットを入れ込んで固定しましょう。
ここまでできればハンモックテント内でくつろぐことができます。
デイキャンプならここまででOK。レインフライも装着する場合は次に進みます。
開放的で居心地のよい空間ができました
空を見上げると木漏れ日と青空が綺麗に見えました。
ヘブンテントのレインフライの設営方法
①レインフライとカラビナを接続
レインフライの頂点2か所にアクセサリーカラビナを付けて、メインカラビナに接続します。
ちなみに付属アクセサリーカラビナが故障した場合は、メインカラビナに直接差し込めば固定できます。
レインフライの4隅にはハトメがあるので、手ごろな棒があれば差し込んでもいいでしょう。
今回はガイラインでテンションをかけて、付属のペグで固定しました。
②蚊帳のファスナーを締めて完成
Havent Tent (ヘブンテント)スタンダードのまとめ
今回紹介した「ヘブンテント」は、従来のハンモックともテントとも違う新しいハンモックになります。
今までハンモックの快適性が気になって挑戦できなかった人はきっと満足できるはずです。
以下の公式サイトで確認できますので、ぜひご覧ください。
公式にこだわらないなら1万円以下でも購入できます。
ただしマットが付属しないので、手持ちのマットで代用できる人向けです。
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