山ごはん作りたい!
でもクッカーってどれがいいの?
有名なのはメスティンだけど、
始めは人気なものを使って、買い足すのがいいよ
選び方は大きくこんな感じです。
はじめてのクッカーは、2つから選ぶと良いです。
一番人気なメスティンは、できる料理は多いけど、煮込みや焼き料理はめちゃくちゃ作りやすいというわけではないので、器用貧乏になりがち。
特徴の少ないクッカーから使うと、
自分の理想の山ごはんとクッカーがわかるんだ。
どうしてこのような選び方が良いのか、クッカーの基礎知識から整理してみましょう。
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完全初心者向けの内容としています。
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登山用のクッカーに求められること
もしクッカーがあったら日帰り登山の山頂でおしゃれご飯を作ったり、テント泊縦走で時間をかけて美味しいごはんを作ったりすることができます。
山で食べる美味しいご飯はなんともいえない嬉しさがありますよね。
美味しいご飯が作れる人は登山のレベルが高く見える気がします。
登山用のクッカーは日常でも使うことができます。
利用人数に合わせた容量を選ぶ
クッカーは利用人数に合わせて選びましょう。
ソロ登山しかしないなら、過剰に大きいクッカーを持っていても持て余します。
グループ登山をするなら、人数分の料理が作れるか考えてみましょう。
サークルだと大鍋でまとめて作るようなこともあるよ
最近はコロナの影響もあって、
グループでも個別に作ることも多いかもね
軽さは重要だが、極端な軽量モデルは耐久性にも注意する
登山道具は軽さが大事です。ですがクッカーについては極限まで薄い素材のものだと、熱で変形したり、焦げ付きやすかったり、長く使えるものでないケースがあります。
ですので、軽さだけではなく使用感が問題なさそうかというところも注意して見る必要があります。
おすすめのクッカー
初めてのクッカー選びにおすすめなモデル
ソロ登山やテント泊は1泊までなら、プリムス:イージークックNS・ソロセット
ソロ登山が多い。もしくはグループ登山でも料理は個人で作ることが多いなら、「プリムスのイージークック」が最もおすすめです。
小型のガス缶(IP-110ガスカートリッジ)がぴったり入る大きさで、P-115等のマイクロバーナーを一緒に収納することが可能なクッカーです。
P-153のようなゴトクが大きめのバーナーは無理に入れない方がいいので、その点は注意です。
サイズは2つあり、Mサイズ(250g)とSサイズ(201g)に分かれています。
大容量作る向けのクッカーではないので、迷ったらSサイズをおすすめします。
Mサイズを買おうか迷うような方は、次に紹介するライテックケトルの方が使い易いはずです。
山によって両方もっていくか、
片方だけ持って行くか選べるのが良さそうだね
ガスカートリッジが
ぴったりフィットするのってすごいね!
Sサイズ:630ml+395ml
Mサイズ:900ml+400ml
小さめのOD缶がぴったりフィットします。
ソロで使うクッカーとしては必要十分で軽量に使えるのが大きなメリットです。
少々小さいかなと思って、購入後に他メーカーのもう少し大きいクッカーを購入しましたが、用途が「お湯を沸かす」「ラーメンを作る」「レトルトを温める」「卵をゆでる・焼く」「スープ・味噌汁を作る」…程度であればこれで十分です。凝った料理をするなら少々小さいかもしれませんが、調理する量によるでしょう。ちなみにコーヒーを飲みたいために他クッカーのケトルを…と思いましたが、これで十分足りました。ちなみに使っているのは岩谷のジュニアバーナーです。
amazonレビューより
豆知識
フリーズドライしか使わないなら、
山専用ボトルでお湯を持って行くというのもありです。
グループ登山やテント泊連泊には、プリムスのライテックトレックケトル&パン
280gと軽く、定番と呼ばれる人気のクッカーです。
蓋はミニフライパンとして使えて、ケトルもお湯を沸かしたりラーメンを作るのに最低限の大きさがあります。無駄に大きいものを持ちたくない人も大満足のクッカーです。
大きめサイズの250 OD缶がぴったりフィットするサイズです。
それでも余裕があるので小型のバーナーなら一緒に入れられます。
スペースなく詰めることで揺れによる傷も防げます。
登山で利用してます。鍋に注ぎ口ついているのでドリップコーヒーを作るのに便利です。中に25O OD缶を収納できますが登山などの振動で鍋に傷が付きます。鍋の傷防止にマウンテンダックスのOD缶カバーを使うと良いと思います。ピタッと固定されSOTOのウィンドマスターもカバーごと収納できます。
amazonレビューより
注ぎ口があるので、お湯を注いだりスープを取り分けるのが非常にしやすいです。
底面のギザギザがプリムスのバーナーとぴったり合うので、クッカーが倒れてしまったりする事故も起きにくいのも嬉しい点。
難点としては、フライパンが小さめなので焼き料理を本格的にやりたいなら、後半で紹介するフライパンの方がおすすめという点。
ソロクッカーの定番:大人気のメスティン
登山で最も使用されている大人気のクッカーはメスティンです。
軽いコンパクトなデザインでお米1合の炊飯が手軽にできて、幅広く料理に使えます。私自身も愛用していますが、本当に使いやすいです。
通常のメスティンは焦げ付き易いのが弱点ですがフィールドア(FIELDOOR)のメスティンは焦げ付き防止加工がされています。
長く使うなら機能性を重視した方が良いので、耐久性を重視する場合はこちらがおすすめです。
消耗品として割り切るなら、通常モデルでもokです。
レシピ集なんかも参考になっておすすめです。
メスティンのバリ取りって何?
注意点として、購入直後は、フチ部分がとがっていたたりすることがありますので、100均の紙やすりでこすっておくと安全に使えます。
メスティンのシーズニング
また、シーズニングと呼ばれる作業をすると、 表面がコーティングされて焦げ付きにくくなるようです。
やり方は、大きい鍋に米のとぎ汁を入れてメスティンを突っ込み、沸騰させてから弱火で15分ほど煮ておくと、良いようです。
牛乳やお茶などを使用する方もいるようですが、米のとぎ汁が効果が高いという声があります。
底に網をひいて、紅茶パックをぶちまけて上に具を載せて炙れば、燻製も作れます。
山と食欲と私でも紹介されていましたが、100均の網を置いて、その上でメスティンをおいて肉まんを蒸すこともできます。
紅茶のティーパックを使って 燻製もできちゃいます。
燻製するなら桜チップが特に香りがいいです。初めて時は小さめのチップでお試しがおすすめ
燻製と言えば時間がかかるイメージですが、チップならアルミホイル→チップひとつかみ→具財を載せてバーナーで弱火で10分炙れば完成します。
但し、チーズ系はアルミホイルをもう一枚置いて重ねた方が溶けてくっつかないのでおすすめです。
ラージメスティンという少し大きいサイズなら3.5合までご飯も炊けます。
メスティン :150g 容量:750ml 炊飯1.8合まで
ラージメスティン:270g 容量:1350ml 炊飯3.5合まで
メスティンでのお米の炊き方
STEP1 米1合に対して180mlの水を入れる。
ナルゲンボトルで計ると失敗しにくい
STEP2 水を給水させる。30分から1時間置きます。
この作業をテント場到着前からナルゲンボトル内で給水させておくことで時短するのもありです。
STEP3 17~20分中火で炊く(固形燃料で燃焼時間20分のものだと楽)
上に石や缶詰を載せると吹き零れにくい。15~20分でぱちぱち音が聞こえなくなったら火を止める。
STEP4 さかさまにして、布にくるんで15分ほど蒸らす
焼き料理には、フライパン
ユニフレーム 山フライパン
どう考えてもフライパンならこのユニフレームの山フライパン以外は認めない。
軽さだけ見れば他メーカーのフライパンの方が一見良いようにも見えるが、どうしても長く使えて使いやすいのはこれしかない。
個人的には角型のフライパンの17cmサイズがあればそちらがいいなと思いつつも、ちょうど良いサイズがないので、やはりこちらのフライパンがベスト
17cmという大きさはたいていの焼き料理が作れる大きさで、使い勝手に優れているんです。
UNIFLAME(ユニフレーム) 山クッカー 角型
これおすすめです。角型はパッキングするときにデットスペースが少なくなるので、持ち運びに便利です。
しかも複数人で汁物をわけるにも注ぎやすいのが特徴。雪山で水を作るときも水をナルゲンボトルに移すのも楽々です。
難点といえば値段が高いことくらい。山以外でも長く使える道具なので、ぜひ検討しましょう。
メスティンやプリムスのクッカーなど、いろいろ使いましたが、最終的には、最初に買ったこの山クッカーがソロには一番便利でした。ポケストを使い、小さい方の鍋で一合炊きして、スタッキングしたワンバーナーと大きい方で鍋料理をし、後は、フライパンで酒のあてを炒めるという使い方です。とにかく頑丈で焦げが付かないので使いやすい、洗いやすい、四角なので角を利用し、ケトル代わりにも使いやすいと万能です。僕は、山クッカーが最終ゴールでした。
amazonレビューより
スタッキングが綺麗で5つセットでも隙間少ないベルモントのチタンクッカー
ベルモントのチタンクッカーは重ねてコンパクトに収納できることが評判の高いクッカーです。3セットや4セットなど目的に合わせて注文できるので、ぜひお試しください。
Amazonベストセラー1位:スノーピーク アルミパーソナルクッカーセット
コッへル・クッカーセット の 人気ギフトランキング1位の人気のクッカーです。
スノーピークのクッカーは長く使える良いものなので、登山にもキャンプにもおすすめです。
煮込み料理にはシートゥサミットのクッカーX
大人数で鍋をするならシートゥサミットの鍋が嵩張らずに便利!
普段はぺったんこにできるのが便利
そして何よりカッコイイ!!
難点として、素材が金属部分が少ないので熱伝導率は劣ります。
軽さ重視のクッカーであることは理解しておきましょう。
こんな風にいろんなクッカーがありますので、ぜひ美味しい山ご飯に挑戦してみてください。
番外編
調味料を持っていくのに良さげなものがありましたので、紹介します。いろんな種類の調味料を持っていけます。
チタンカップはこちらがおすすめ
安くて軽い!
シートゥサミットのカップは軽量でコンパクトなカップです。
ゼログラム ラーメンパン UL2
ラーメンを作ったり食パンを焼くのにちょうどよいフライパン。フレンチトーストも作りやすいです。
圧倒的にコスパが高いクッカーセットはこちら
山ご飯はぜひテント泊とともに
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