オルトボックスは最新の「ダイレクトボイス」が発売してから市場が大きく変わりました。
その理由は世界初の音声案内機能です。日本語には対応していませんが、世界中の多くでダイレクトボイスが人気となったため、他モデルの需要が減少傾向にあります。
2019~2022年は安価モデルが人気だったのですが、
2023年以降は少し変わってきました
2024年-2025年の選ぶべきモデルは以下になります。
オルトボックスのビーコンの特徴
オルトボックスのビーコンを選択する最大のメリットは、コスパの高さです。
3本アンテナで受信、探索も十分に行うことができ、矢印で埋没者の位置を示すので操作もわかりやすいです。
探知性能に関しては、マムートのバリーボックスには劣りますが、救助を日常的に行う人以外であれば問題となることはないでしょう。
ビーコンの選び方
探知性能
探知性能を重視:アンテナ本数が多いほど探索の性能が上がります。
アンテナが3本のものがおすすめです。本記事では、性能が最高なものとコスパに優れたものをそれぞれご紹介します。
操作のしやすさ・わかりやすさ
アナログ/デジタル:操作が難しいアナログ方式と操作が簡単なデジタル方式があります。初めてのビーコンはデジタル方式を選びましょう。どちらを選らんだとしても十分な練習は必要です。
本記事で紹介するのは、全てデジタル方式です。
といっても古いものを選ばない限り、最近のものはだいたいデジタルです。中にはスマホのように、アップデートできるものもあります。
オルトボックスのビーコンを徹底比較
オルトボックスのビーコンで雪崩救助を仕事にしている人以外は、ZOOM+を選べば間違いありません。
最新モデルは「3+」になりますが、通常使用の範囲では機能の違いを感じることはほとんどないためです。
細かい仕様についてはマジックマウンテン社が公開している以下のページが参考になります。
ORTOVOX(オルトボックス)アウトドアZOOM+
ZOOM+は3本アンテナでありながら、3万円代で手に入れることができるコスパの高いビーコンです。
難点としては、複数埋没者がいるときの探索で役立つ、マーキング機能がないことがあります。
ただ実際に使うことは少なく、10m以内に複数の埋没者がいる場合もそのことを示すマルチシグナルが点灯するので、機能の不足を感じることは少ないでしょう。
ORTVOX(オルトボックス) 3+(スリープラス)
雪崩講習で使い方を練習する際に、「3+」ではマーキング機能があり、複数の埋没者をスムーズに探索することができます。
ORTOVOX(オルトボックス) :ダイレクトボイス
ダイレクトボイスはオルトボックスの最新ビーコン。
日本語での案内機能はないものの、世界発の音声案内が特徴的です。
最新モデルということで価格がやや高いのと、入手しづらいという点を加味しても、
注目モデルです。
USBタイプCでの充電ができるし、スマホのBluetooth接続で専用アプリからアップデートもできる。
コスパよりも高性能を求めるならおすすめのモデルだね。
世界初:捜索音声ナビシステムを搭載が特に注目ポイント
- 捜索時の音声ナビゲーション機能
- 一般生活防水(EN 300718)
- 別途アプリ(無償)によるソフトウェアアップデートに対応
- RECCO内蔵
- 充電式のリチウムイオン電池(USBタイプCでの充電が可能)
- スマートアンテナ
- タイプ デジタル/トリプルアンテナ
- 周波数 457KHz
- 捜索有効範囲 50m(捜索幅50m)
- マーキング機能 あり
- 適応温度 -20℃~+40℃
- 電池 リチウムイオン充電池
- 寸法 120×79×23mm
- 重量 210g(電池含む)
ORTOVOX(オルトボックス) アバランチ ビーコン S1+
オルトボックスのS1+は、旧モデルで現在は手に入りにくいので、候補対象外と考えてよいでしょう。
たまにアマゾンや楽天では見かけますが、変に高かったりするので、避けた方が無難です。
ZOOM+や3+の方がおすすめ
使用回数が少ないならレンタルも価格が安くおすすめ
雪崩対策の3種の神器を揃えると、安くても4万は超えるでしょう。
アウトドアギアレンタルで5000円くらいほどでレンタルできるので、数回しか登山をしないような方は、レンタルも選択肢に上がります。
以上、いろいろなビーコンを紹介しましたが、気に入ったものは見つかりましたでしょうか。
安全に楽しく登山を楽しみましょう!
ちなみに雪山登山の頻度が低いならレンタルという手もあります。
気になるなら見てみても良いかもしれません。長い目で見ると損ですが、1回しか使わないならレンタルで十分です。
まとめ
オルトボックスのビーコンを買うなら、「ZOOM+」が価格も安く最もおすすめ。
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