結論を先に言うと、マウンテントップのリュックはコスパ最強のザックです。
このリュックで富士山も槍ヶ岳も登れました。
同価格帯の耐久力の低いザックと異なり、かなり高性能に感じました。
雪山登山用のピッケル収納部位は耐久力が低い
荷物が満タンじゃないと形が崩れてダサい。
重いという3点が妥協できるなら選んでも良いでしょう
マウンテントップ(Mountaintop)ってどんなメーカー?
マウンテントップは中国のメーカーです。
こんなことを言うと怒られそうですが、中国メーカーには品質が低く、リュックとして使用するのがおすすめできないことが多いです。
そんな中、マウンテントップのリュックは比較的品質が高く、コスパに優れています。
創業は1986年でバッグ製造専門。アメリカやヨーロッパでの人気もあるメーカーのようです。
良く知らないメーカーだと使用感は気になるところ。
今回はその使用感とおすすめできる点、選ぶと後悔する点をお伝えします。
マウンテントップのリュックの特徴
登山用のザックとしては破格の値段
マウンテントップのリュックはとにかく安いです。
登山用のリュックというのは1万円以上するものがほとんどで、容量が多いものならなおさら高くなります。
そんな中、日帰り登山で使える少量のリュックから、テント泊用の大容量モデルまですべて1万円以下です。
日帰り用なら5000円前後ですし、テント泊用でも1万円ちょっとです。
私が選んだのは、マウンテントップの70Lのリュック(ザック)
登山のテント泊用ザックとして選びました。
正直テント泊用に70Lというのは大きすぎるので、55Lくらいを選ぶべきだったのですので、容量については参考にしないでください。
雪山テント泊ではちょうど良い容量になっています。カメラ機材が多い人なら夏のテント泊でもありですね。
価格は1万円以下。(ブログ記載当時)
重さはそれなりで2.25kgと記載がありますが、それよりは軽い気がします。
(正確な計りがなくてすみません)
マウンテントップのリュックを選ぶメリット1:価格の安さ
マウンテントップを選ぶメリットは価格の安さにつきます。
例えば容量が同じで人気の定番ザックであるオスプレーのイーサーは4万円を超えます。
先に一般的なザックを検討したいなら以下を見ましょう。
まだ迷ってない?登山ブログが伝える登山用ザックおすすめ情報
マウンテントップのリュックを選ぶメリット1:収納量の多さ
天井部には小さい収納があり取り出しやすいので、帽子やサングラス、日焼け止めなどを入れることが多いです。
ザックを開けた裏側に小物類を入れるメッシュポケットがあります。上の収納スペースの裏側ですね。
メイン収納は1つでわかれていないので、初心者でもパッキングしやすい構成です。
底に詰めたものが取り出しにくいときは、底面のジッパーからもアクセスできます。
テント泊のときは、テントやペグは底にあると思いますので、このジッパーが役に立ちます。
マウンテントップのリュックを選ぶメリット3:ザックカバーが付属
ザック底面には付属のザックカバーが入っています。
この値段のザックで付属のザックカバーがついているのは非常にありがたいです。
マウンテントップのリュックを選ぶメリット4:ハイドレーションやピッケルの使用も想定されている
安いザックには付属していないことも多いハイドレーションのチューブを通す場所やピッケルを収納する部分もついています。
ピッケルは左右一つずつ
背面パネルの高さも自由に変えることができます。しかも空気が通り抜け易いメッシュ構造。
背負い心地も驚くほど良く、10kg以上の重量でもあまり重さを感じません。
さすがに3倍以上の価格のグレゴリーのバルトロやオスプレーのイーサーほどのフィット感はないので、最高とまでは言いません。
サイドポケットは2つ。ペットボトルやトレッキングポールも入ります。
引っ掛けると危ないので中に収納した方が安全ですけどね。
マウンテントップのリュックのダメなところ1:ピッケル収納は耐久性が低い
ここまでいいところばかりをあげてきましたが、当然ダメなところもあります。
それはピッケル収納のマジックテープの縫製が甘く、とれやすいことです。
使用して3年目に両方とれたので、リュック本体の耐久性は高いが小物回りの縫製は甘いということなのでしょう。
マウンテントップのリュックのダメなところ2:容量不足だとかなりダサイ
マウンテントップのザックは、70Lと大容量であることも理由ですが、内容物が少ないと、丈夫の収納がだらーんと垂れ下がってダサく見えます。
使用する容量に合わせて選ぶ必要があります。
まとめ:マウンテントップは十分登山用ザックとして通用する
とにかく背負い心地がいい!背面に熱がこもらない!
本当にこの値段でいいの?と驚く使用感でした。
一番心配だったのは耐久性ですが、上記で述べたピッケル収納のもろさ以外はかなり雑に3年使ってもまるで破れがないので大丈夫そうです。
あと70l近い荷物を入れないと形がカッコよくならないので、荷物量がほんとに多いときでないと微妙かも。
冬季テント泊など特に荷物が増えるタイミングで使いたいです。
夏用なら55L、日帰りなら20Lとかでもいいですね、
テント泊のときは、アタックザックを併用すると便利です。
夏のテント泊装備の見直しはこちら
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