登山の荷物はできるだけ軽くしたい派です!
レインウェア、置いていきたい…。
レインウェアは防寒着としても使える登山の必需品!
軽くてコンパクトになものが色々あるよ。
この記事では、
・登山でのレインウェアの重要性
・軽量レインウェアのメリット、デメリット
・使用シーン別おすすめ軽量レインウェア
を紹介します。
商品名 | メーカー | 重さ | 耐水圧 | 透湿性 |
ストライクトレイルフーディ | ノースフェイス | 110g(Lサイズ) | 20,000mm | 40,000 gsm/24h |
ヘイロジャケット | OMM | 105g | 10,000mm | 10,000 gsm/24h |
マサオライトHSフーデッドジャケット | マムート | 188g(Lサイズ) | 20,000mm | 20,000 gsm/24h |
リロイジャケット | マウンテンハードウェア | 171g | 非公開 | 非公開 |
バーサライトジャケット | モンベル | 134g | 30,000mm | 43,000 gsm/24h |
タイベック | アゼアス | 80g | 非公開 | 非公開 |
登山にレインウェアはいらない!?
山の天気は変わりやすいです。今日は雨が降らないと思っていても、登山にレインウェアは必須アイテムと考えて下さい。
体力のない女性や、子ども連れで荷物が多くなってしまうような場合、削れる荷物は削りたいですよね。
けれど、雨に濡れると真っ先に体力が奪われるのが女性や子どもです。
レインウェアは削る荷物のリストに入れてはいけません。
レインウェアは防水だけでなく、防寒着としても使えるので、いざという時にも役立ちます。
軽くてコンパクトなものを選べば、そこまで負担にならないでしょう。
軽量レインウェアでも、登山用に透湿性や動きやすさを追求した優秀な商品はたくさんあります。
日帰りで、雨の可能性が低い時に軽量レインウェアがあると、とても便利ですよ。
また、登山以外にもスポーツを楽しみたい方は、軽いレインウェアは重宝します。
トレランやクライミングなど、できるだけ軽量化を図りたいスポーツをする人には特におすすめです。
レインウェアを軽さで選ぶメリット・デメリット
そんな「軽量レインウェア」ですが、改めてメリットとデメリットを見ていきましょう。
しっかりしたレインウェアの方がいいのかな…?
軽量レインウェアはライトユーザーやタウンユーザーにはおすすめ!
旅行や街中でもさっと羽織れて便利だよ。
軽量レインウェアの使用感・クチコミ
全般的なクチコミをまとめてみました。
軽さは正義!土砂降りでなければ機能面でも十分使える優秀なものはあります!
総評
登山中に少しでも荷物の負担を減らしたい人には、登山用にデザインされた軽量レインウェアはおすすめです。
値段が張る分、普通のカッパと比べると機能面で雲泥の差があります。
防寒着を兼ねて持って行くのにも丁度良いので、「もうレインウェアは持っているよ」という人でもサブのレインウェアとして活躍する機会があるでしょう。
キャンプやフェス、旅行など活躍するシーンは多いので、一つ持っておくと重宝します。
ただし、雪山や土砂降りの登山を軽量レインウェア一本で乗り切るのはおすすめしません。
本格的な登山を検討している人は、重さより機能面を重視したレインウェアとの併用を検討して下さい。
登山の頻度によっては耐久性を重視した方が良い場合もあるので、よく検討しましょう!
登山用の軽量レインウェア
登山で使える軽量レインウェアを集めました。
機能と軽さを両立するために、何を削って何を残すか、ブランドごとに違いが見られます。
通常登山以外にトレイルランやクライミングなどをする人は、透湿性などの機能面にも注目して下さい。
【110g】ノースフェイス:ストライクトレイルフーディ
トレイルランニングをする人から圧倒的な支持を得ているこちらのレインウェア。
軽くて動きやすいうえ、耐水性や透湿性が高いので、登山よりも運動レベルの高いトレランでも重宝します。
もちろん登山にも使えますが、軽さ優先のため、ポケットなどの機能面、防寒性は登山に特化したレインウェアに劣ります。
とはいえ、夏の登山や他のウェアとのレイヤリングによって活用の幅は広がるので、登山用でも持っておいて損はない一着。
専用バッグに入れると片手サイズになるので、通勤通学に自転車を使う人は、鞄に常備しておくのにもおすすめです。
スリムタイプなので、購入する際はサイズを確認して下さい。
重さ:110g(Lサイズ)
サイズ感:S、M、L (ややスリム)
素材構成:7D HYVENT Flyweight(3レイヤー)
カラー展開:【メンズ4色】・クリア・ブラック・バンフブルー・アシッドイエロー【レディース】・クリア・クリアレイクブルー・ブラック・バナディスグレー・ブリリアントコーラル
ベンチレーションの有無:なし
収納:スタッフサック付きでコンパクト収納可能
耐水圧:20,000mm
透湿性:40,000 gsm/24h
利用場面:登山、トレイルラン、ランニング
【105g】OMM:ヘイロジャケット(Halo Jacket)
雨具としてだけでなく、肌寒い時の防寒にもおすすめ。
登山からウルトラマラソンまで、幅広く活用できます。
ポケットはありませんがそのぶん軽く、春秋の重ね着としても優秀です。
軽量優先でありながら顔に追従するフードの形状や、袖のサムホールデザインで雨の侵入を防ぐ工夫はさすがです。
重さ:105g(Mサイズ)
サイズ感:XS、S 、 M 、L、XL
素材構成:Point ZeroH2o fabric(2.5レイヤー)
カラー展開:3色・グレイ・グレイ/ブルー・グレイ/グリーン
ベンチレーションの有無:なし
収納:専用バッグなし。丸めるとテニスボール大
耐水圧:10,000mm
透湿性:10,000 gsm/24h
利用場面:登山、トレイルラン
【188g】マムート:マサオライトHSフーデッドジャケット
軽量レインウェアはベンチレーションがついていないものが多い中、こちらはベンチレーション付きで通気性もばっちり。
夏の旅行などにもおすすめです。
ストレッチ性がありクライミングハーネスに対応するなど、雨の中で体を動かすための機能が充実しています。登山やクライミングに最適。
ピックアップした中では重い部類に入りますが、他の軽量タイプにはない機能を備えつつこの軽さは、さすがスイスの老舗ブランドです。
重さ:188g(Lサイズ)
サイズ感:XS、S 、M 、L(通常)
素材構成:Pertex Shield 20D(3レイヤー)
カラー展開:5色・ホワイト・グラニット・スパイシー・ブラックフリージア・ジェンシャン
ベンチレーションの有無:有り
収納:専用バッグ付きでコンパクト収納可能
耐水圧:20,000mm
透湿性:20,000 gsm/24h
利用場面:登山、クライミング
【171g】マウンテンハードウェア:リロイジャケット
トレイルランナーである上田瑠偉選手の意見を反映して作られたレインウェア。
背中にタックがついており、バックパックを背負ったまま着用できます。
荷物ごと防水してくれるので、リュック派には重宝します。
胸ポケットに本体を収納できるパッカブル仕様のものは、コンパクトさを優先するあまり逆にギュウギュウに詰めるのが大変なものも。
しかし、このレインウェアはポケットに余裕があり、収納しやすくなっている所もポイント。
軽くて仕舞いやすい&防風防水でリュックまで雨が避けられるとなれば、トレランだけに使うのはもったいない。
旅行や通勤通学にも役に立つレインウェアです。
重さ:171g(Mサイズ)
サイズ感:XS、S、M、L、XL(ゆったりめ)
素材構成:10D ドライQコア 3Dリップストップ(2.5レイヤー)
カラー展開:3色・ブラック・ブラック/イエロー・ダークシトロン
ベンチレーションの有無:なし
収納:胸ポケットに本体を収納できるパッカブル仕様
耐水圧:非公開
透湿性:非公開
利用場面:トレイルラン
【134g】モンベル:バーサライトジャケット
軽量ながら雨の侵入を防ぐ機能をしっかり持ったレインウェアです。
コンパクトに収納できるため、バックパックに常備しておくと安心。
いざとういう時の防寒着としても重宝します。
透湿性が高いので、より運動負荷の高いスピードハイクにもおすすめ!
バーサライトシリーズはめちゃくちゃ軽いので持ち歩きやすい
ただバーサライトパンツは2年くらい使ったら浸水がひどくなった
これは別にこのレインウェアが悪いわけではなく、ゴアテックスインフィニアムが防水性よりも軽さを追求する素材だからです。
個人的には防寒目的の携行におすすめ
私は快晴で雨の可能性が低いときに持っていきます。
重さ:134g
サイズ感:S、M、L、XL
素材構成:ゴアテックス インフィニアム ウインドストッパー ファブリクス(2レイヤー)
カラー展開:【メンズ4色】・ダークグレー・イエロー・ネイビー・ブルー【レディース4色】・ネイビー・ワインレッド・ブルーグリーン・イエロー
ベンチレーションの有無:なし
収納:専用バッグ付きでコンパクト収納可能
耐水圧:30,000mm
透湿性:43,000 gsm/24h
利用場面:晴れた日の登山、スピードハイク
【80g】アゼアス タイベック
価格と軽さは魅力ですが、登山やアウトドア用に作られたものではないため、性能は期待しない方が良いでしょう。
ただ、滅多に山に登らない人にとっては、高額なレインウェアを買うのはハードルが高いです。
低山やハイキングレベルの山なら、一時しのぎとしてこちらを利用するのも賢い選択と言えます。
フードがついていないので、帽子は必須。本格的な雨になれば傘が必要です。
重さ:80g
サイズ感:M、L、LL、3L
素材構成:高密度ポリエチレン
カラー展開:1色・ホワイト
ベンチレーションの有無:なし
収納:専用バッグなし
耐水圧:非公開
透湿性:非公開
利用場面:汚れ作業
レインウェアではなく防護服を使う方法もあるようです。
ですが登山では耐久性も雨への耐性も必要なので、避けた方が良いでしょう。
防寒着としてはこんなのでもバカにできない。
軽くて安いので、予算が限られているなら低山で試してみよう。
まとめ
色々な軽量レインウェアを見てきましたが、嵐のような雨でなければどれも登山で使えます。
ちなみに、嵐のような雨でも耐えられる耐水圧の基準は、20,000mm以上と言われています。
ご紹介したレインウェアの中で20,000mm以上の耐水圧のあるレインウェアは
・ノースフェイス:ストライクトレイルフーディ
・マムート:マサオライトHSフーデッドジャケット
・モンベル:バーサライトジャケット
の3点です。
ジャケットだけでは乗り切れないような、しっかりした雨でも使いたいという人は、パンツを別で用意して下さい。
シーン別でおすすめするなら
・トレラン、ランニング用:ノースフェイスの「ストライクトレイルフーディ」、マウンテンハードウェアの「リロイジャケット」
・クライミング用:マムートの「マサオライトHSフーデッドジャケット」
・防寒目的:モンベルの「バーサライトジャケット」、OMMの「ヘイロジャケット」
・予算優先:アゼアスの「タイベック」(主に防寒や、汚れ防止)
となります。
土砂降りの日に登山に行く人は多くないでしょうから、軽量レインウェアは持っておくと便利です。
「雨の日には登山に行かない」
「登山は暖かい時しかしない」
という人であれば、軽量レインウェアだけで乗り切ることもできると思います。
ハードな山行でも、街中でも活躍しますので、持っていない方はぜひ購入を検討してみて下さい。
他の切り口で探したい方はこちらもチェック
【メーカ別】
・ノースフェイス / ファイントラック / ミレー / ミズノ
モンベル /パタゴニア / オンヨネ / コロンビア
【アクティビティ別】
・トレラン向け /沢登り向け
【選び方別】
・総合力重視:本当に良いレインウェア
・価格重視:安いレインウェア
・快適性重視:雨に弱いけど、快適なウインドシェル
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