登山道具オタクのヤマノです。今回は米国アマゾンで累計販売数11万個という凄い実績を持つ「Equipeak」というブランドのトレッキングポールをレビューします。
単純な商品の使用感の確認だけでなく、他社商品との比較も行い、どのような人が選ぶべき商品か検証しました。

僕はトレッキングポールは
登山に必ず持っていく道具です


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この記事の結論
・Equipeakのトレッキングポールは、重ささえ許容できればコスパの良い耐久モデルと言える
・低価格帯でありながら、99cm~と短めのサイズがあるので、日本人でも合いやすい
・細部の設計がしっかりしていて、特にレバーロックが脱落しない構造はストレスがない
商品名 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() トレイルブレイズスカイランナー | ![]() マイクロバリオ カーボン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Equipeak | Naturehike | OVERSPEC | マウンテンキング | レキ | レキ | レキ | シナノ | ブラックダイヤモンド | ブラックダイヤモンド | ブラックダイヤモンド |
価格 | 7980円 | 7,990円 | 3,582円 | 60000円 | 27800円 | 26000円 | 24990円 | 14000円 | 18500円 | 21700円 | 24000円 |
特徴 | バツグンの安定感を持つ初心者向けモデル | 安くて軽さを 求める人向け | とにかく安さを求める人向け | 軽量カーボン折りたたみポール | アンチショックシステムは長時間歩行で威力を発揮する | 全体の重さが約436gと非常に軽いため、長時間の使用でも疲れにくい | レディース専用モデル。女性の手にフィットしやすいグリップ設計 | 初心者から中級者向けのトレイルランニング用ポール | 軽量でシンプルな折畳み式ポール | 高強度で、可変長さに対応 | 最高スペック、軽量性と操作性の両立 |
2本の重さ | 594g | 380g | 500g | 210g | 506g | 約450g | 約516g | 386g | 110cm=330g 120cm=344g | 110cm=390g 125cm=420g | 110cm=284g 125cm=360g |
長さ | 99cm〜119cm 115cm〜135cm | 103~120cm | 95-110cm | 100~120(サイズ別) | 110~130 | 110~130cm | 100~120cm | 120-178cm (収納時30cm) | 110(37)cm、120(40)cm ( )内は収納時 | 95~110cm 105~125cm | 95~110cm 110~125cm |
素材 | アルミ | アルミ | アルミ | カーボン | カーボン | カーボン | カーボン | アルミ | カーボン | アルミ | カーボン |
メモ | Sサイズは99cm~と欧米人に比べて身長が低い日本人向け | 人気度は他メーカーより低め | 稀にグリップがとれたり、不良品が届くケースがあるので、おすすめしにくい | バスケットは付いているがトレッキングキャップは付いていない | グリップのエルゴンサーモロングは急な傾斜の変化にも対応しやすい | グリップ部分には、リアルコルク素材で雨や汗でも滑りにくい | カーボンファイバーを使用しており、軽量ながらも高い強度 | レース中に発生する細かな傷に強く、「折れにくい」 | ディスタンスシリーズのシンプル版 | ダブルロック機構で耐久性向上 | ダブルロック機構で耐久性向上 |
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【ご提供品】
PR 本記事は商品を提供いただき、レビューしています。
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【メーカ別】
・レキ / DABADA /シナノ
ブラックダイヤモンド /カリマー
【選び方別
・折りたたみポールで選ぶ
結論:Equipeakのトレッキングポールは折り畳みなのに耐久性の高いモデル
Equipeakのトレッキングポールは収納性に優れ、バランスの良いモデルと言えます。
反面、サイズ感は日本人にマッチするとはいえないので、身長が低めの方が登りで使うにはおすすめとは言えません。
一方で高身長の方や下りでしか使わない人には最も良い選択肢の1つになると言えるでしょう。
なぜなら重量297gと軽量。折りたたむと38cm未満でコンパクト、
そして多くの売り上げがあるということは、それだけ品質が安定し、コスパが高い製品と考えられるからです。

ジェラルミンと呼ばれるアルミ合金の中でも最高クラスのA7075材を採用しているので、耐久性も期待できそう
耐久性の高さ

折り畳み式のトレッキングポールは伸縮式のトレッキングポールに比べて、壊れやすいです。

私自身、5000円以下の安い折り畳み式のポールを使い、
半年もたたずに折り畳みできなくなりました
特に壊れやすいのが、プッシュピン周辺、ポール接続部、内部ワイヤーです。
Equipeakの場合、これらの弱い部分が強化されていて、壊れにくい設計となっていることが分かります。
海外モデルなのにSサイズは99cm~なので日本人にも合いやすい
私自身が166cm、妻も154cmなので、我が家では長さは95cm~が理想です。
耐久性もあり、90cm代から使えるEquipeakのトレッキングポールは魅力に感じたのです。
他に95cm~使えるディスタンスFLZは2万円オーバーで割安に思えたためです。
ディスタンスFLZでも酷使したらぽっきり折れたことはあるので、コスパも考えたら1万以下でサイズ感も適切に感じるEquipeakと言う選択肢は魅力的に思いました。
商品名 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() トレイルブレイズスカイランナー | ![]() マイクロバリオ カーボン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Equipeak | Naturehike | OVERSPEC | マウンテンキング | レキ | レキ | レキ | シナノ | ブラックダイヤモンド | ブラックダイヤモンド | ブラックダイヤモンド |
価格 | 7980円 | 7,990円 | 3,582円 | 60000円 | 27800円 | 26000円 | 24990円 | 14000円 | 18500円 | 21700円 | 24000円 |
長さ | 99cm〜119cm 115cm〜135cm | 103~120cm | 95-110cm | 100~120(サイズ別) | 110~130 | 110~130cm | 100~120cm | 120-178cm (収納時30cm) | 110(37)cm、120(40)cm ( )内は収納時 | 95~110cm 105~125cm | 95~110cm 110~125cm |
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Equipeakは最強を求めたモデルじゃない
ただ安定性は他社にあまりないほど高められているんだ
比較して分かるEquipeakのトレッキングポール
Equipeakのトレッキングポールを語る際に他社のトレッキングポールと比較することでメリット・デメリットを把握することができます。
まずは比較表をご覧ください。このポールを候補にしている人は折り畳み式を探す人だと思いますので、各社の折り畳み式人気モデルを選定しています。
商品名 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() トレイルブレイズスカイランナー | ![]() マイクロバリオ カーボン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Equipeak | Naturehike | OVERSPEC | マウンテンキング | レキ | レキ | レキ | シナノ | ブラックダイヤモンド | ブラックダイヤモンド | ブラックダイヤモンド |
価格 | 7980円 | 7,990円 | 3,582円 | 60000円 | 27800円 | 26000円 | 24990円 | 14000円 | 18500円 | 21700円 | 24000円 |
特徴 | バツグンの安定感を持つ初心者向けモデル | 安くて軽さを 求める人向け | とにかく安さを求める人向け | 軽量カーボン折りたたみポール | アンチショックシステムは長時間歩行で威力を発揮する | 全体の重さが約436gと非常に軽いため、長時間の使用でも疲れにくい | レディース専用モデル。女性の手にフィットしやすいグリップ設計 | 初心者から中級者向けのトレイルランニング用ポール | 軽量でシンプルな折畳み式ポール | 高強度で、可変長さに対応 | 最高スペック、軽量性と操作性の両立 |
2本の重さ | 594g | 380g | 500g | 210g | 506g | 約450g | 約516g | 386g | 110cm=330g 120cm=344g | 110cm=390g 125cm=420g | 110cm=284g 125cm=360g |
長さ | 99cm〜119cm 115cm〜135cm | 103~120cm | 95-110cm | 100~120(サイズ別) | 110~130 | 110~130cm | 100~120cm | 120-178cm (収納時30cm) | 110(37)cm、120(40)cm ( )内は収納時 | 95~110cm 105~125cm | 95~110cm 110~125cm |
素材 | アルミ | アルミ | アルミ | カーボン | カーボン | カーボン | カーボン | アルミ | カーボン | アルミ | カーボン |
メモ | Sサイズは99cm~と欧米人に比べて身長が低い日本人向け | 人気度は他メーカーより低め | 稀にグリップがとれたり、不良品が届くケースがあるので、おすすめしにくい | バスケットは付いているがトレッキングキャップは付いていない | グリップのエルゴンサーモロングは急な傾斜の変化にも対応しやすい | グリップ部分には、リアルコルク素材で雨や汗でも滑りにくい | カーボンファイバーを使用しており、軽量ながらも高い強度 | レース中に発生する細かな傷に強く、「折れにくい」 | ディスタンスシリーズのシンプル版 | ダブルロック機構で耐久性向上 | ダブルロック機構で耐久性向上 |
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結論早見表
・Equipeakのトレッキングポールは重いけど機能性が高く安定感があるので、初心者向けである
また、使用頻度が極端に高い上級者も耐久性を考えるとコスパが高いと考えられる
・軽さで選びたい人だけは、NaturehikeのULタイプやブラックダイヤモンドのディスタンスカーボンFLZを選ぶべき
Equipeakのトレッキングポールの特徴
地味だけど感動したのは、ロックレバーの脱落しない構造

初心者が見ない部分だけど私が重視しているポイントとして、レバーロックが脱落しないかというところです。
例えば私が大好きで愛用しているカリマーのトレッキングポールでは欠点として、このレバーロックの脱落がしやすい構造という点がありました。

見た目では分からないけど、使ってるうちに振動で少しずつネジがゆるみ、いつのまにかレバーロックが取れてしまうことがある。毎回緩んでないかチェックしないとダメなんだ

それに対して、Equipeakのトレッキングポールはネジを緩めてもレバーロックが外せない。
構造上ネジが緩んでも使用中にいきなりレバーロックが外れてポールの先が飛んでいくという事故が起きないように見えました。

売りとして書いてないけど感動したポイントだよ
Equipeakのサイズ選択は身長180cm未満ならSサイズでok

EquipeakのトレッキングポールはSサイズとLサイズの2つのサイズがあります。
SサイズはS サイズ 調整長さ99〜119cm(適応身長155〜185cm)、L サイズ 調整長さ115〜135cm (適応身長180〜210cm)

日本人の場合はほとんどがsサイズで良いと思います。
身長に合わせて選びましょう!
Equipeak:トレッキングポールの基本性能
ここではEquipeakのトレッキングポールの基本性能について記載します。
サイズ:Sサイズは99cm〜119cm (身長目安180cm以下)
Lサイズは115cm〜135cm (身長目安180cm以上)
材質 :ジュラルミン
ロックレバー材質:アルミ合金
重さ :297g
折り畳みサイズ :38cm

アルミ合金のジュラルミンなのでかなり強度がある
一方でカーボンじゃないので軽さは低め

折り畳みサイズは38cmなので、
日帰りザックでもすっぽり収まるね
Equipeakのトレッキングポールの内容物と外観

箱を開けると説明書と収納袋が出てきます。
収納袋を開けるとトレッキングポール本体とトレッキングキャップが出てきます。
- 通常使いのトレッキングキャップ(装着された状態)
- 雪山用のスノーバスケット(交換用)
- ノルディックウォーキング用のキャップ(交換用)

通常使いのトレッキングキャップは装着された状態で届きますが、
緩い場合があるので、外れないかチェックだけはしておきましょう
(写真左下がノルディックウォーキング用キャップ、写真上が雪山用のスノーバスケット)


本体にマジックテープがついているので、収納時はばらけないようにまとめることができます

プッシュボタンは変わった形状。口コミの中ではやや硬いという意見もあったが、個人的には他社よりも軽く感じた。使用していると変わる可能性がありますがその点は長期使用したら追記します。

Equipeakのトレッキングポールの評判・口コミ

良い口コミ
良い口コミでは使用感が良い。収納のしやすいコンパクトさが書かれています。
低山登山で3回使用してみた。
Amazonより引用
リュックに入れても、手に持った時も重量感はほとんど気にならない。収納状態から伸ばす時も慣れれば簡単に時間も掛からずすぐできる様になる。
強度も問題なく、下山時に全体重(75kg)を掛けてもしなったり歪む事はなかった。
購入してから3回使用しました。体重をかけてもひずむことなく安心して使用できます。買って良かったです。
Amazonより引用
使用時、mont bell さんの類似商品と比べてロックがかかるまで伸ばすのに少しだけ力が要ります。でも、気になるのはそれだけ。
Amazonより引用
使用感はとても良いです。
しっかりと作られていて、悪路でも安心して使用できます!!
と、自分で試してから75歳の母にプレゼントしましたが、「カバンにピッタリ入るわ〜」と月イチの散歩サークルのお供に活躍しているようです。(というくらい、組み立て時のカタサも、他社製品を知らなければ気にならないレベルなようです。)
悪い口コミ
悪い口コミで共通して見られるのは、「重い」ということです。これは購入前に他社製品と比較しても明確に分かっているので、軽さを重視する人は気を付けましょう。
軽さを重視するなら、2万~の高級モデルを選ぶ方が無難です。
登山は月5、6回は山に出かけるハイカー、今年は11ヶ月で130座、獲得標高35000mレベルです。普段はブラックダイヤモンドのハイグレードアルミポール、ディスタンスFLZを使用。さすがにこれとの比較は酷ではあるが本品は一本297g、対するブラックダイヤモンドは一本195gとかなり差があり、一本ずつ両手に持って振ってみると明らかな差がある
Amazonより引用
組み立てはブラックダイヤモンドが精度が高くシビアだが、こちらは割りと遊びがあって楽
とはいえガタツキは感じられなかった
全体には本品がごつい作りでタフさにおいてはこちらが優れているかも
ただし、伸縮部をストップするスナップボタンは貧弱で、壊れるならここだろう
ブラックダイヤモンドは近年このスナップボタンまわりを強化してきている
グリップはコルクで快適性は高い。連結ワイヤも高級品並みに樹脂チューブででカバーされており、細部もそれなりに凝っている。全体的な性能、質感はもちろんブラックダイヤモンドが数段上
ただし、値段も2万円を優に越える。こちらは8千円と考えると、それなりに良くできている
重さ以外は気になる点は少なく十分実用になる。初心者にはまずまずお勧めできる品質
慣れてきて良いものに帰るのも選択肢だと思う。上級者でもクルマに予備で積んでおけばいざといとき役に立ちそうだ
最初の一本としてはまずは悪くはないと思う
またストッパーを出す時に固い時があるという個体差については記述がありました。
ストッパーについてはEquipeakでなくても折り畳み式のトレッキングポールはどこも似たような口コミは見られますので、固いものだと知った上で購入しましょう。
また、Equipeakに限らず耐久性の高いトレッキングポールでも、2万超えるブラックダイヤモンドのポールでも折れる時は折れるので、トレッキングポールは負荷がかかりやすいものと知っておきましょう。

Equipeakは初心者だけでなく、
高級モデルを使っていて壊れた経験がある上級者にも
コスパが良い商品として選ばれるモデルだと思います
折り畳んだ状態から、真っ直ぐ伸ばして上部のストッパーまで全体を引っ張り、ストッパーボタンが出てきたところで固定して止めます。
Amazonより引用
それからレバーを外して自分の身長に合わせて、長さ調整します。メモリがあるので、わかりやすいです。
モノはちゃんとしており、先日低山ハイキングに行って、この手のスティックを初めて使用しました。靴もですが、スティックも滑らず安定感のあるものが重要と思いました。
結構体重をかけてもしっかりしていたので、歩きやすかったです。歩いている間は良いですが、折り畳んで運ぶ際は、ちょっと重いかなー、という感想になります。
また、組み立てる時、上下にグイッと引っ張ってストッパーを出すのですが、1本はスムーズにストッパーまで到達しますが、もう1本はすごく硬くてなかなかストッパーが出てこないので、大変でした。当然これはしまう時もスムーズにいかないので、ストッパーを押す指が痛かったです。それで星をマイナスしました。
Equipeakのトレッキングポールを選ぶメリット・デメリット

Equipeakのトレッキングポールは性能がはっきりしたモデルです。
デメリットは『重い』ということが明確なので、軽さを求める人は避けるようにしましょう。
一方で重ささえ許容できれば、耐久性も高く使用感も良いので、満足できるでしょう。


レバーロックはプラスチックよりも耐久性が高いので、
よほど壊れることはないと思いますが、着脱しにくい分交換はしにくいと思われますので、その点だけは注意です
Equipeakのトレッキングポールは壊れにくさを重視する人におすすめ

今回紹介したEquipeakのトレッキングポールは安全さ、壊れにくさを重視する初心者と上級者におすすめです。
逆に買っても合わないのは、ある程度登山経験を持つ軽量化志向の人だと感じました。
価格が安いにもかかわらず精密な設計がされているので、長く使えることを考えたらコスパが良いと言えるでしょう

トレッキングポールは使用中に壊れると危ない場面も少なくない
安全を考えるなら重くても頑丈なものを使うようにしよう
あなたの登山にぜひ検討してみてください。
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