普通のアクションカメラは夜間の撮影はほとんど写りません。
それも当然で夜間撮影にはカメラのセンサーサイズが非常に重要となりますが、本体が小型だと物理的にセンサーが小さくなってしまうからです。
実際、これまで多くのメーカーにナイトモードは搭載されていましたが、それでも映像が暗いと感じていました。日中でも薄暗い室内の撮影で影響が出るほどです。
だからこそ今回、夜の山岳地帯から、車載の撮影まで
様々な条件で検証してみました。
結論:夜間撮影ならInsta360:Ace proがおすすめ
この問題を解決したアクションカメラがInsta360の『Insta360 Ace Pro、Insta360 Ace』で、特にAce Proは夜間の撮影で優れた性能が確認できました。
登山で早朝と夜間に検証し、
Goproや同社の他のカメラよりも綺麗な映像で残せることが良かったです
とにかく夜間撮影の映像がきれい
夜景など低照度の映像は本当にきれいです。
特にPureVideoモードで撮影すると、ノイズがほとんどない映像を撮影することができます。
夜景などの撮影は映像を見返すとちょっとがっかりすることが多いですが、Insta360 Ace Proで撮影した映像ではそのようなことがありませんでした。
普段はフルサイズの一眼レフカメラを使っていますが、Insta360 Ace Proの夜景映像を見て、こんなにきれいに撮影できるなら一眼レフカメラ必要ないのではと感じるほどです。
実際に自分が見た夜景よりもきれいに見えるほど。
夜間も積極的に使いたくなりました。
雨や雪の降る夜間でも映像が残せる
そしてなんといってもアクションカメラなので、多少の雨風は気にすることなく使えるところです。
実際に0℃以下の風雪のなかで1時間以上使いましたが、全くトラブルなく使うことができました。
突然の雨など天候の急変があっても安心して使うことができますね。
登山をしない人でも車載カメラで夜間の映像が残せれば便利に感じる場面は少なくありません。
車載ドライブレコーダーとして鮮明に映像を残せる
ドライブレコーダーは事故発生時に映像が不鮮明だとまるで使えません。だからこそ夜間運転時のドラブレコーダーとしても使ってみました。
特にPureVideoモードでは、本当に驚くほどにきれいな映像を撮影することができます。
4K、30fps、16:9で撮影しましたが、他には特別な設定をせずに使うことができました。
ドライブレコーダーを買うより、アクションカメラは兼用した方が費用を抑えることができますよね
Insta360 Ace Proの特徴とスペック
ここではInsta360 Ace Proの特徴とスペックにつてまとめました。
基本性能
まずはInsata360 Ace Proの基本的な性能について記載していきますね。
センサーサイズ : 1/1.3インチ
重さ : 179.8g
サイズ : 71.9mm×52.15mm×38.5mm(幅×高さ×奥行き)
動作温度 : -20℃~40℃
防水 : 10m(防水ケース有りの場合 60m)
動画解像度 : 1080P~8K、4K 30fpsでアクティブHDRが有効
夜間撮影モードPureVideoで4K 30fps撮影可能
写真解像度 : 最大48メガピクセル
ISO感度 : 100-6400
充電時間 : 46分(30W急速充電アダプター使用時)、63分(5V/3A)
連続録画時間 : 100分
その他 : ライカと共同開発された光学系、AI駆動
大型センサーと低照度でもノイズが少ないPureVideoモード、ライカと共同開発された光学系など夜間撮影に強いのが特徴です。
バッテリーの持ち・撮影時間は約70分
実際に使っているとバッテリーの持ち時間は約70分でした。
撮影モードは4Kで30fps固定、モードを通常の動画撮影モードやPureVideoモードなど20分弱の動画を4本撮影することができました。
このサイズのアクションカメラとしては十分ですね。
充電については、最大20Wのモバイルバッテリーで充電を行いましたが、50分強で充電できました。予備のバッテリーを1つ持っていれば交互に充電しながら使うことができる充電時間です。
防水性能は高く雪の登山でも問題無し
雪の中で1時間ほど撮影をしましたが、全く問題無く動作しました。
帰宅後にバッテリー装着部のふたなどを開けてみましたが、水が浸入している様子もありません。
その後も何度か雪山で撮影をし、雪面に落としてしまったりしても動かなくなるなどのトラブルはなく、その後の撮影でも順調に使えました。
アクションカメラとしてのタフさは十分にあり、登山での使用時など安心感はとても高かったです。
Insta360 Ace Proの付属品
Insata360 Ace Proの付属品について記載します。
以下の付属品があり、ほとんどの場合追加のアクセサリーを購入することなく撮影をすることができます。
- 本体
- バッテリー
- USB-C to C ケーブル
- 標準マウント
- フレキシブル粘着マウント
- クイックスタートガイド
上記の中で、実際にレキシブル粘着マウントを使って車のダッシュボートへ取り付けしましたが、はがれたりすることもなく使うことができました。
microSDカードは付属していないので、持っていない方は追加購入をしましょう。
注意点は充電をするときで、USB-C to C ケーブルしか付属していません。自分の充電環境に合わせて追加で購入物がないか確認しよう。
Insta360 Ace Proの外観
Insta360 Ace Proの外観は、黒が主体のボディーにレンズの周りと撮影ボタンに赤いラインが引かれたデザインです。
箱から出した瞬間にシンプルでカッコいい!と感じました。
背面にはフリップ式の2.4インチのタッチスクリーン、上面にはシャッターボタン、側面はバッテリーケースカバー、電源ボタン、USB Type-C端子カバーの中にはmicroSDカードスロットもあります。
カメラ正面には撮影状態が表示されるフロントスクリーンと、赤いラインで囲われたライカのレンズが目を引きます。
このフロントスクリーンには背面のタッチスクリーンと同じく撮影時間やバッテリー残量、撮影モードなどを確認することができるので、Vlogなど自撮りをしながら使うのにとても便利だと感じました。
夜間撮影が活かせる場面
Insta360 Ace Proの最大の特徴である夜間撮影が活かされる場面について紹介しますね。
実際に撮影して体感したことを記載していきます。
深い森や曇天時の登山時
森林の中や曇天時の登山は意外と薄暗いものです。
そんな時に低照度撮影に強いInsta360 Ace Proはもってこいです。
実際にInsta360 Ace Proを使ったのは低山が多く、森林の中を歩くことが多かったですが、とてもきれいな映像を残すことができました。
早朝登山・テント泊での撮影
登山では夜明け前から登り始めることはよくありますよね。
そんな時の撮影もInsta360 Ace Proは得意です。
実際に日の出前から撮影に使いましたが、ノイズの少ないきれいな映像を残すことができました。
また、テント泊で使うのもおすすめです。タイムラプス撮影をすればきれいな星空の映像を残すことができます。
夜間運転時のドライブレコーダー
夜間運転時のドラブレコーダーとしても使ってみました。
特にPureVideoモードでは、本当に驚くほどにきれいな映像を撮影することができます。
4K、30fps、16:9で撮影しましたが、他には特別な設定をせずに使うことができました。
実際に検証して分かった夜間撮影の実力
Insta360 Ace Proを使って分かったのは何といっても夜間撮影の強さです。
ここではその夜間撮影の実力について記載していきます。
これまでのアクションカメラの弱点は暗所撮影
アクションカメラと言えばGoProという方は多いですよね。また、Insta360の多くの製品をアクションカメラとして使っていた方も多いはず。
ですがこれらのアクションカメラの弱点は本体を小型化するために、センサーサイズが1/2インチなど小さいものが多いことです。
そのために暗所の撮影が苦手だったのも事実。
ですがInsta360 Ace Proは1/1.3インチの大型センサーを使っています。他のアクションカメラの倍近いセンサーサイズです。
そのため多くの光をセンサーでとらえることができるので暗所での撮影が強くなっています。
暗部に向いたPureVideoモード撮影では更にノイズの少ない映像を撮影できます。
スペックから見るInsta360 Ace Proの暗所撮影性能
ここではInsta360 Ace Proのスペックについて記載していきます。
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