ミレーのファントムジャケットシリーズは、132gという圧倒的な軽さと、耐水圧50,000mm、透湿性60,000g/m2/24hという機能性の高さも合わせもった、高性能なレインウェアです。
またデザイン性が高く、購入の検討をしている方も多いはず。
ただ、ファントムシリーズには、ファントム ファスト ジャケットと、ファントム トレック ジャケットと2種類あり、また、同じ防水透湿素材を使った、ティフォン ストレッチジャケットもあるので、どれを選ぶか迷ってしまうのも事実。


今回は、そんな驚くほど軽量なファントムジャケットシリーズの性能や特徴、素材について、実際の利用者のレビューや口コミ、気になるサイズ感はもちろん、他のレインウェアとの違いについても記載していくので、選ぶ時の参考にしてくださいね。

軽くて評判だけど、実際の着心地や評価はどう?

その疑問、この記事で解消できますよ
読み飛ばしガイド
・トレランやファストハイクがメインの人は、132gと圧倒的に軽い「ティフォン ファントム ファスト ジャケット」がベストな選択になる
・ファストハイクや日帰り登山メインの人は、ポケットが2つあり調整機構もある「ティフォン ファントム トレック ジャケット」がおすすめ
・一方で縦走や宿泊メインの人は「ティフォン ストレッチ ジャケット」を選ぶべき
・通気性を重視する人はレインウェアではないが、ウインドシェルの「ブリーズバリヤー II ワイルダー ジャケット」を選んでも良い
商品名 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
重さ | 163g | 132g | 300g | 158g |
耐水圧 | 50,000mm | 50,000mm | 30,000mm | 撥水加工 |
透湿性 (g/m2/24h) | 60,000 | 60,000 | 50,000 | – |
ポケット | 2つ 両脇 | 1つ 胸 | 2つ 両脇 | 2つ 両脇 |
袖の調整 | 無し ゴム | 無し ゴム | 有り | 無し ゴム |
裾の調整 | 有り | 無し ゴム | 有り | 無し |
フードの調整 | 無し ゴム | 無し ゴム | 有り | 無し |
収納 | パッカブル | パッカブル | フード内に収納 | パッカブル |
その他 | ダブルジッパー | – | ダブルジッパー | – |
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超軽量レインウェア「ミレー:ファントムジャケット」とは

ミレーのファントムジャケットは、132gという驚異的な軽さと、耐水圧50,000mm、透湿性60,000g/m2/24hという、レインウェアとして最高レベルの軽さと防水透湿性を合わせ持ったモデルです。
ここでは、ファントムジャケットシリーズが、なぜこのような機能性を持っているのかについて解説していきます。

素材や機能、モデルによる違いについて記載していきます。
防水透湿素材、ティフォンファントムとは
ファントムジャケットの心臓部とも言えるのが、採用されている防水透湿素材『ティフォンファントム』です。
有名な防水透湿素材に、ゴアテックス (GORE-TEX)がありますが、ティフォンファントムはミレーの開発した防水透湿素材です。
ティフォンファントムの特徴の1つは、その薄さです。
厚さは、わずか7μmしかありません。向こう側が透けるほど薄くなっています。
この薄さが軽さに一役買っています。
また、防水透湿性は耐水圧50,000mm、透湿性60,000g/m2/24hとなっていて、これはレインウェアとして、とても高い数値です。
ゴアテックスは、モデルにもよりますが耐水圧、透湿性ともに20,000~30,000のモデルが多いので、ティフォンファントムの性能がいかに飛び抜けているかわかっていただけると思います。

ただ軽いだけじゃないのが、ティフォンファントムのスゴイところです
驚異的な軽さとコンパクト収納の実現
ファントムジャケットを手に取ってまず驚くのは、その圧倒的な軽さです。
ファストジャケットで132g(Mサイズ)、トレックジャケットで162g(Mサイズ)しかありません。しかも軽量なレインウェアでありがちな、裏地の無い2レイヤーや2.5レイヤーではなく、3レイヤーでこの軽さを実現しています。
また、軽いだけでなくパッカブル仕様なのもファントムジャケットの地味な魅力の1つ。
コンパクトになるだけでなく、収納袋が必要ないのでトータル重量でも軽くなります。

収納袋を無くしてしまうリスクもありません
過酷な環境に対応する防水透湿性能
ファントムジャケットは、ただ軽いだけではありません。
アウトドアウェアとしての基本性能である、耐水圧(防水性)と透湿性においても非常に高いレベルです。
耐水圧とは雨などの水の侵入を防ぐ性能、透湿性とは衣服内の汗による水蒸気(蒸れ)を外に逃がす性能を指します。
ティフォンファントムは、耐水圧50,000mm、透湿性60,000g/m2/24hという非常に高い耐水圧と透湿性を備えています。
これは、一般的な傘の耐水圧が数百mm程度であることを考えると、激しい嵐の中でも水の侵入を許さないレベルの性能です。
透湿性については、激しい運動で大量の汗をかいても衣服内が蒸れにくく、汗冷えのリスクを低減し、常にドライで快適な状態を保ちやすくなります。
登山からトレランまで対応する汎用性
ファントムジャケットの魅力は、軽さや軽量性だけではありません。
ファストハイクや登山メインの場合はトレックジャケット、トレランがメインの場合はファストジャケットと2種類ラインナップすることで、幅広いニーズに対応する汎用性の高さも魅力の1つ。
動きやすさを考慮したカッティングはもちろん、ファントムシリーズは、他のモデルよりも身幅を4cm小さくすることで、体にフィットしやすいのも汎用性を高めている要素の1つです。

高い防風性も備えているので、稜線上で風に吹かれた際のウインドシェルとしても活躍します。
ファントムジャケットと他モデルの違い
ミレーには、ファントムジャケットの他にも、同じ防水透湿素材のティフォンファントムを使った、ティフォンストレッチジャケットがあります。
ここでは、このストレッチジャケットとファントムジャケットの違いについて記載します。
ストレッチジャケットは、防水透湿素材のティフォンファントムを使っていますが、表地と裏地を変更することで、ソフトで着心地が良い、よりストレッチ性を持ったモデルになっています。
重さは300gでレインウェアとしては十分に軽い部類ですが、ファントムジャケットよりも100g強、重たくなっています。その分、フードや袖に調整機構があり、使い勝手がよくなっています。
また、重たい分生地が厚く、耐久性はファントムジャケットよりも高くなっています。
縦走など宿泊を伴う山行が多い方は、耐久性が高いので、ストレッチジャケットがおすすめです。

レインウェアではないですが、ファントムジャケットよりも軽量で通気性の高い、撥水ジャケットのブリーズバリヤーⅡワイルダージャケットもあります。
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重さ | 163g | 132g | 300g | 158g |
耐水圧 | 50,000mm | 50,000mm | 30,000mm | 撥水加工 |
透湿性 (g/m2/24h) | 60,000 | 60,000 | 50,000 | – |
ポケット | 2つ 両脇 | 1つ 胸 | 2つ 両脇 | 2つ 両脇 |
袖の調整 | 無し ゴム | 無し ゴム | 有り | 無し ゴム |
裾の調整 | 有り | 無し ゴム | 有り | 無し |
フードの調整 | 無し ゴム | 無し ゴム | 有り | 無し |
収納 | パッカブル | パッカブル | フード内に収納 | パッカブル |
その他 | ダブルジッパー | – | ダブルジッパー | – |
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実力徹底解剖 ミレー ファントムジャケットが選ばれる5つの理由
- 日本で生まれたティフォンファントムジャケット
- シームテープにもこだわった、圧倒的な軽さがもたらすアドバンテージ
- フィット感を高めた機能的なデザイン
- 高い耐水圧で雨の多い日本の天候に対応
- 湿度の高い日本向け、蒸れを開放する優れた透湿性
ファントムジャケットを選ぶ上で、軽量性、耐水圧、透湿性、機能的なデザインは特に注目すべきポイント。
これらがなぜ多くの登山者やトレイルランナーに支持されるのか、その理由を詳しく見ていきます。
日本で生まれたティフォンファントムジャケット
ミレーはフランスのメーカーですが、ファントムジャケットは、日本で生まれたモデルです。
それゆえ、作るうえでのこだわりはもちろん、耐水圧や透湿性など、日本の山に向いた作りになっています。
ミレーはアウトドアブランドとしての信頼度はとても高いですが、ファントムジャケットは日本で生まれたモデルと聞くと、余計に気になりますよね。
圧倒的な軽さがもたらすアドバンテージ
ファントムジャケットの最大の魅力は、その驚異的な軽さにあります。
このファントムトレックジャケットはMサイズで163g、ファントムファストジャケットは132gしかありません。
軽さの要因は、7Dと極細の糸を使った表地と裏地、わずか厚さ7μmしかない防水透湿素材のティフォンが貢献しているのはもちろんですが、通常の半分程度の幅しかない9mmのシームテープも大きな要因です。
装備全体の重量は、登山において疲労度に直結します。この軽さは、登山をするうえで大きなアドバンテージになります。

着てみるとその軽さに驚くはず
フィット感を高めた機能的なデザイン
ファントムシリーズは、フィット感を高めるため、他のモデルと比べて身幅が4cm短くなっています。
そのため、見た目がスッキリとしたデザインなっています。
決して調整機構が多いとは言えないファントムジャケットですが、細身に作りフィット感を高めることで、調整機構が無くても無いレベルに仕上げています。
デザイン性だけでなく機能性も高いのはミレーならではですね。
高い耐水圧で雨の多い日本の天候に対応
50,000mmという高い耐水圧がファントムジャケットの魅力の1つ。
これは一般的な傘の耐水圧が500mm程度、強い雨でも10,000mm程度とされる中で、嵐のような激しい雨にも耐えうる数値です。
特に雨が多く、稜線では強い風にも吹かれやすい日本では大切は機能の1つですよね。

耐水圧50,000mmは、レインウェアの中でもトップクラスの性能です。
湿度の高い日本向け、蒸れを開放する優れた透湿性
ファントムジャケットは60,000g/m2/24hもの透湿性を持ったレインウェアです。
湿度の高い日本では、特に透湿性が大切。
雨具の下が汗で蒸れてしまうのを防ぐのはもちろん、急に風などに吹かれて起こる汗冷えを防ぐこともできます。
ファストハイクやトレランのように、運動量が多いアクティビティでも、透湿性が高いので大量の汗による蒸れを防ぐことができます。

登りで汗をかくと、いつもウェアの中が蒸れて不快なんです…

ファントムジャケットなら、その悩みを解決できる高い透湿性を持っていますよ
気になるポイント比較 ミレー ファントムジャケットの口コミ・評判
ここではファントムジャケットのクチコミやレビューなどの評判について記載していきます。

レビューなどをみて、選ぶ時の参考にしましょう
悪いクチコミ・評判
はっきり言って悪いクチコミはほとんどなく、色のバリエーションが少ないという口コミはありましたが、機能的なもに関する悪いクチコミはほとんどありませんでした。
良いクチコミ・評判
良いクチコミ、レビューは、なんといっても、
・軽い
・高い耐水圧と透湿性
についての物が多くなっています。
実際に雨の中で使っていますが、ウインドブレーカーのように薄いのに全く雨が入ってこないとの評価でした。
レビューからはミレー ファントムジャケットが「軽量性」「防水透湿性」において非常に高い満足度を得ていることがうかがえます。
購入前に知りたいファントムジャケットのメリット・デメリット
ここではファントムジャケットのメリットとデメリットについて記載していきます。
デメリットは、薄いことによる耐久性や破れやすさへの不安、また、生地が薄いので防寒性の低さです。
メリットは、軽いことによるストレスの無さと、持ち運ぶときの楽さ、高い防水透湿性で雨に濡れない、蒸れにくい所です。

メリット、デメリットを理解して、自分の使い方に合っているかを考えましょう
失敗しないサイズ感 メンズ・レディース別ガイド
レインウェア選びにおいて、サイズ感は非常に重要なポイントです。
フィット感が悪いと動きにくかったり、風でバタついたりして、ウェアの性能を十分に発揮できない事もあります。
特にファントムは身幅が他のモデルよりも4cm小さくなっています。
あまりないとは思いますが、冬の重ね着などにはあまり向いていないので注意しましょう。
以下に各モデル(Mサイズ)の寸法を記載するので選ぶ時の参考にしてくださいね。

ファントムシリーズは特にスリムなので選ぶ時は注意しよう。
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男女モデル | ユニセックス | ユニセックス | ウィメンズモデルあり | ウィメンズモデルあり |
着丈 | 73 | 73 | 73(68) | 73(68) |
身幅 | 60 | 59 | 63(57.5) | 65(59.5) |
裄丈 | 92/90 | 90 | 90(80.5) | 92/90(83/81) |
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ミレー ティフォンストレッチジャケットとの違いを比較
ここでは、ファントムジャケットと、ティフォンストレッチジャケットの違いについて記載していきます。
似ているこの2つのモデルですが、同じところは防水透湿フィルムだけで、他の部分はすべて違うといっても良いほど。
まずは重さ。ストレッチジャケットの重さは300gと、ファントムシリーズの約倍です。
次に、耐水圧と透湿性です。どちらもファントムシリーズの方が高い数値になっています。
これは、防水透湿フィルムをサンドイッチしている、表と裏に使っている糸の太さと、編み、織り方法が違うためです。
また、どちらのモデルもストレッチ性はありますが、ストレッチが強いのはティフォンストレッチジャケットの方です。
調整機構などは、ティフォンストレッチジャケットの方がしっかりとあり、使い勝手が良くなっています。

縦走など山行が何日かになる場合は、より耐久性の高いティフォンストレッチジャケットがおすすめです。
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重さ | 163g | 132g | 300g |
耐水圧 透湿性 | 50,000mm 60,000g/m2/24h | 50,000mm 60,000g/m2/24h | 30,000mm 50,000g/m2/24h |
ポケット | 2つ 両脇 | 1つ 胸 | 2つ 両脇 |
袖、裾、フードの調整 | 裾のみ有り(他はゴム) | 無し(ゴムのみ) | 全て有り |
収納 | パッカブル | パッカブル | フード内に収納 |
その他 | ダブルジッパー ユニセックス | ユニセックス | ダブルジッパー レディースモデルあり |
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他社の人気レインウェアとの比較
ここでは、ファントムジャケットと他社のレインウェアの比較を行っていきますね。
商品名 | ![]() | ![]() | ![]() クライムライト | ![]() | ![]() エバーブレスフォトン | ![]() ストームクルーザー | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() ツルギライトウィズアクアブレスジャケット | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
ブランド | ミレー | ミレー | ノースフェイス | ミレー | ファイントラック | モンベル | ミズノ | コロンビア | ネームレスエイジ | ワークマン | パタゴニア | ティートンブロス | ノースフェイス | OMM | マムート | モンベル | ノースフェイス | ノースフェイス | ノースフェイス | ノースフェイス | ノースフェイス | ノースフェイス | コロンビア | コロンビア | コロンビア | コロンビア | コロンビア | コロンビア | コロンビア |
ターゲット層 | 中級者 ファストハイク トレラン | 中級者 ファストハイク トレラン | 初心者向け | 初心者向け 日帰り~縦走 | 初心者向け | 初心者向け | 初心者向け 安さ重視向け | 初心者向け | 安さ重視向け | 初心者向け 安さ重視向け | 初心者向け | 中級者向け | スピードハイク トレラン向け | スピードハイク トレラン向け | 初心者向け | スピードハイク トレラン向け | 街着向け ハイキング向け | 街着向け 初心者向け | 冬の街着向け スキー スノボ | 街着向け 初心者向け | 街着向け | 街着向け 初心者向け | 初心者向、旅行 | 初心者向、旅行 | 初心者向、旅行 | 初心者向、旅行 | 初心者向、旅行 | 初心者向、旅行 | 初心者向、旅行 |
重さ | 163g | 132g | 340g | 300g | 280g | 254g | 550g (上下セット) | 450g(Mサイズ)(上下セット) | 680g (上下セット) | 590g (上下セット) | 343g | 240g(Mサイズ) | 110g(Lサイズ) | 105g | 188g(Lサイズ) | 134g | 215g(L) | 約310g(Lサイズ) | 約675g(Lサイズ) | 約360g(Lサイズ) | 約330g(Lサイズ) | 約490g(Lサイズ) | 485g | 346g(Mサイズ) | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
耐水圧 (染みにくさ) | 50,000mm | 50,000mm | 記載なし (20,000mm以上推測) | 30,000mm | 20,000mm | 20,000mm以上 | 30,000mm以上 | 非公開 | 20,000mm | 20,000mm | 記載なし | 13000mm以上 | 20,000mm | 10,000mm | 20,000mm | 30,000mm | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
透湿性 (蒸れにくさ) | 60,000 g/m2/24h | 60,000 g/m2/24h | 50000 g/m2/24h | 50,000 g/m2/24h | 10,000g/m2・24hr(B1法) 推定:他と同様レベル | 20,000~60,000/m2・24hr | 16,000g/m2-24h | 非公開 | 2,000g/m2-24h(蒸れやすい) | 25,000/m2・24hr | 記載なし | 15000mm/m2・24hr以上 | 40,000 /m2・24hr | 10,000 gsm/24h | 20,000 gsm/24h | 43,000 gsm/24h | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
表から分かること
・ほとんど最軽量の部類
・耐水圧50,000mmと最高レベル
・透湿性60,000g/m2/24hとこちらも最高レベル

他ブランドと比べて、ミレー ファントムを選ぶ決め手は何?

究極の軽さと、耐水圧、透湿性と3拍子揃った機能と、ミレーならではの洗練されたデザイン性が魅力です
ファントムジャケットの価格とコストパフォーマンス
ファントムジャケットの価格は、定価42,900円(税込)となっています。
これは、他の一般的なレインウェアと比較するとやや高めですが、圧倒的に高価というわけではありません。
ファントムジャケットは、他のメーカーのレインウェアと比べても、圧倒的な軽さと最高クラスの耐水圧、透湿性があります。
この機能性の高さにより、登山やトレイルランニング中の負担を軽減し、厳しい天候下でも快適に行動を続けることができると考えると、コストパフォーマンスは高いと言えます。

ウィンドブレーカー的に使えることも考えると、コストパフォーマンスはさらに高まります。
中古品の見極め方とメリット・デメリット
新品での購入が予算的に厳しい場合、中古品のファントムジャケットを探すという選択肢も考えられます。
フリマアプリやオークションサイト、アウトドア専門の中古品店などで見つけることができるでしょう。
中古品の最大のメリットは、新品よりも安価に入手できる可能性がある点です。
うまく状態の良いものを見つけられれば、お得に高性能なレインウェアを手に入れることができます。
一方で、デメリットやリスクも存在します。
最も懸念されるのは、防水透湿性能の劣化です。
レインウェアは使用や経年により、生地の撥水性が低下したり、縫い目を塞ぐシームテープが剥がれたりすることがあります。
外見は綺麗でも、性能が低下している可能性は否定できません。
また、目立たない傷や汚れ、臭いなども考えられます。
オンラインでの購入の場合は、サイズが合わないリスクもあります。
中古品を購入する際は、以下の点を慎重にチェックして購入しましょう。
チェック項目 | 確認内容 |
---|---|
全体の状態 | 傷、汚れ、破れ、摩耗の有無(特に肩周り、袖口、裾など) |
生地の撥水性 | 出品情報で確認、可能であれば写真で水滴の弾き具合を見る |
シームテープ | 剥がれや浮きがないか(特に肩、フード周り、ポケット周り)を写真や説明で確認 |
ファスナー・ドローコード | 破損がないか、スムーズに動作するかを確認 |
臭い | カビ臭さや強い汗の臭いなどがないか説明文で確認 |
出品者の評価・説明 | 信頼できる出品者か評価を確認、商品の状態説明が詳細か、いつ頃購入・使用したかなど |
結論として、中古品は価格的な魅力がありますが、機能性が重要なレインウェアにおいては、状態の見極めが非常に重要になります。
特に防水透湿性能に関する情報は念入りに確認し、リスクを理解した上で慎重に検討しましょう。
信頼できる出品者から、状態の良いものを選べば、良い買い物になる可能性もあります。
ファントムジャケット購入前の最終チェック
ここでは、ファントムジャケット購入を検討する際の、最終チェックポイントについて記載していきます。主に、
・サイズの確認
・トレックジャケットかファストジャケットか
・お手入れ方法
について記載していくので選ぶ時の参考にしてくださいね。
ミレーのファントムジャケットのサイズ感
ファントムジャケットの性能を最大限に活かすためには、体に合ったサイズを選ぶことが何よりも重要です。
サイズが合わないと、風でバタついたりして、動きにくさや行動中に着になったりします。
ファントムジャケットは、他のミレーのレインウェアと比べると、身幅が4cm小さくなっています。
そのため、他のミレーのウェアを持っていても、1度は試着してサイズ感を確かめましょう。
レックジャケットかファストジャケットか
ファントムジャケットには2種類あり、それぞれ以下のような特徴があります。
・132gと軽くとにかく軽いモデルが良いという人→ファントム ファスト ジャケット
・ファストモデルよりやや重たいが、使い勝手も欲しい人向け→ファントム トレック ジャケット
となっています。
また、用途としては、トレランメインの方は、132gと軽いファストジャケット、ファストハイクや日帰り登山メインの方は、ポケットが2つあり、裾の調整機構があるトレックジャケットがおすすめです。
以下に比較表も記載するので選ぶ時の参考にしてくださいね。
![]() | ![]() | |
向き | ファストハイク、日帰り登山 | トレラン、ファストハイク |
重さ | 163g | 132g |
耐水圧 透湿性 | 50,000mm 60,000g/m2/24h | 50,000mm 60,000g/m2/24h |
ポケット | 2つ 両脇 | 1つ 胸 |
袖、裾、フードの調整 | 裾のみ有り(他はゴム) | 無し(ゴムのみ) |
収納 | パッカブル | パッカブル |
その他 | ダブルジッパー 手の甲部分が少し長めに作られている ユニセックス | ユニセックス |
性能を維持する洗濯方法と日頃の手入れ
レインウェアは汚れていると、撥水性や透湿性が落ちてしまい、本来の機能を発揮できません。
そのため性能を維持するには、日常のお手入れは不可欠。
基本的なお手入れは、製品についている洗濯表示を必ず確認し、それに従うことです。
また、アウトドアウェア専用の洗剤もあるので活用しましょう。
洗濯をするとレインウェアを傷つけてしまったり、機能が低下すると思ってしまいますが、実際は逆です。しっかりと表示に従って洗濯をすれば、むしろ寿命を延ばし機能性も保つことができます。
簡単ですが、以下に標準的な洗濯の手順を紹介します。

洗濯をするときはメーカーの手順を確認しましょう。
手順 | ポイント |
---|---|
1. 洗濯表示の確認 | 素材や洗濯方法を確認 |
2. 専用洗剤の使用 | 撥水性や透湿性を損なわない洗剤を選択 |
3. ファスナー等を閉じる | 洗濯中の生地へのダメージを防ぐ |
4. 洗濯ネットの使用 | 任意だが、より丁寧に扱いたい場合に推奨 |
5. しっかりすすぐ | 洗剤残りは性能低下の原因 |
6. 陰干しまたは低温乾燥 | 直射日光を避け、乾燥機の場合は低温設定で熱を加えすぎないように注意 |
7. 撥水処理 | 乾燥後、または乾燥機を利用する場合は温風乾燥中に熱を加えることで撥水性が回復する場合がある。撥水性が落ちてきたと感じたら、市販のアウトドアウェア用撥水スプレーや撥水剤を使用 |
よくある質問(FAQ)
- Qファントムジャケットのサイズ感について、中にフリースを着る場合はどう選べば良いですか?
- A
ミレー ファントムジャケットはややタイトめなフィット感ですので、中厚手程度のフリースなど、ある程度の厚みがあるミドルレイヤーを着用する想定であれば、ワンサイズ上を選ぶことをおすすめします。
ただし、体型やフリースのかさ高にもよりますので、可能であれば実際に試着してフィット感を確認するのが最も確実な方法になります。
- Qファントムジャケットを洗濯する際、おすすめの洗剤や乾燥機の使用について教えてください。
- A
洗濯の際は、アウトドアウェア専用の中性洗剤を使用するのが最もおすすめです。
一般的な洗剤に含まれる成分が防水透湿膜に影響を与えることを防ぎます。
洗剤が残らないよう、すすぎは十分に行いましょう。
乾燥機については、製品の洗濯表示を確認し、許可されている場合は低温設定でご使用ください。
過度な熱は生地を傷める原因となるので注意が必要です。
- Q生地が薄いとのことですが、登山中に岩などで擦れても大丈夫でしょうか?
- A
ファントムジャケットは軽量性を重視しているため、生地は薄手です。
岩場での強い摩擦や尖った枝への引っ掛けには十分な注意が必要となります。
特にザックとの摩擦が生じやすい肩周りや、岩に接触しやすい腰回り、袖口などは丁寧に扱ってください。
ハードな岩稜帯などをメインで使用する場合は、耐久性により優れた別のジャケットを検討することも1つの選択肢になります。
- Qファントムジャケットには脇の下のベンチレーションは付いていますか?
- A
ミレー ファントムジャケットは、脇の下のベンチレーションはありません。
ただ、トレックジャケットはダブルジッパーになっているので、わきの下のベンチレーションよりも、一気に蒸れを解消することができます。
- Q長時間、雨の中を歩く場合、ファントムとティフォンストレッチジャケットではどちらがより快適ですか?
- A
どちらも高い防水性と透湿性を持つ優秀なレインウェアですが、長時間の雨天行動においては、わずかに厚手でストレッチ性も高いティフォンシリーズの方が、一般的に快適性が高いと感じる方が多いかもしれません。
ファントムジャケットは圧倒的な軽さが魅力ですが、生地が薄く長時間着ていると雨の冷たさを感じるかもしれません。
半面、ストレッチジャケットは通常の雨具とあまり変わらない厚さで、ストレッチ性も高いので、ファントムジャケットよりも快適に着ることができるでしょう。
- Qファントムジャケットは、どのくらいの気温までアウターとして使えますか?
- A
ファントムジャケットはレインウェアなので、もちろん保温力があります。
ですが生地は薄く、他のレインウェアと比べると保温力は低くなります。
実際にどの程度の気温まで使えるかは、下に着るウェア次第ですが、他のレインウェアよりは保温力が低いことは頭に入れておきましょう。ただ、軽量なので、万が一に備えて携行するには向いています。
まとめ
ミレーのファントムジャケットは、
・132gの圧倒的な軽さ
・50,000mmの高い耐水圧
・60,000g/m2/24hの高い透湿性
と3拍子揃ったレインウェアです。
更に、パッカブルで持ち運びやすく、細身の作りでデザイン性も高くなっています。
また、ファントムジャケットは2種類あり、選ぶ時に迷いがちですが、
・トレランやとにかく軽いモデルが良い人は、ファントム ファスト ジャケット
・ファストハイクや日帰り登山メインの人は、ファントム トレック ジャケット
がおすすめで、縦走など宿泊メインの場合はティフォンストレッチジャケットを検討することを記載してきました。
みなさんもこの記事を読んで、自分に向いたファントムジャケットを見つけて、登山に出かけましょう!
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