トレランシューズには防水機能の無いものと、ゴアテックスなどの防水性能が付加されたものがあります。
防水性能は魅力的な機能ですが、トレイルランニングというアクティビティの性質上、必ずしも必要なものではありません。
レースで使用する場合どちらにせよ濡れてしまう公算が
大きいですからね。
ただトレランレースで使用するだけではなく、ハイキングや雨の日の通勤のような日常にも使用することを想定すれば、防水性能はとても魅力的。
そこで今回は防水トレランシューズのメリット・デメリット、どのような場合であれば防水シューズを選ぶべきかを解説。
この記事を読めば、防水シューズを選ぶべきシーンと選ぶべきシューズが見つかるはず。
ぜひ最後までご覧ください。
この記事の結論
・防水トレランシューズを選ぶ最大のメリットは「濡れにくいことで血豆など足裏トラブルを避けやすい」
・最もおすすめな防水トレランシューズは「サロモン:XA PRO V8 ゴアテックス」
・レディース向けでおすすめな防水トレランシューズは「サロモン:XA COLLIDER 2 ゴアテックス」
・幅広な防水トレランシューズは「On:クラウドベンチャーWP」
・通勤/通学用に使うなら「キーンネクシスローカット」
防水のトレランシューズを選ぶメリット・デメリット
まずは防水トレランシューズを選ぶメリット・デメリットを具体的
にあげてみます。
防水性能のあるシューズは浸水からの防御力を確保するために、
通気性や速乾性に劣る面がありますね。
トレランではこの2つの性能が大切な場合があります。
それを踏まえて次は防水シューズを選ぶべきで無い人・選ぶべき人を
考えてみましょう。
防水のトレランシューズを選ぶべきでない人
防水のトレランシューズを選ぶべきで無い人は以下のような人。
- ガチでトレランレースを戦いたい人(上位入賞狙いなど)
- トレーニングもそれなりの強度で走る人
- 雪山を走らない人
- 雨の日に日常使いしない人
トレイルレースを本気で走る場合、かなり激しい動きになります。
したがって、トレイルのぬかるみや沢、雨などを完璧に避けることはできません(というか皆、容赦無く突っ込んでいきます)
ローカットのトレランシューズでは履き口からの浸水を防ぐことはほぼ不可能。
ですのでレースでは、防水より水捌け・速乾、通気性が重要視されるわけです。
トレイルを本気で走る場合には防水シューズを選ばない方が無難でしょう。
防水のトレランシューズを選ぶべき人
防水のトレランシューズを選ぶべき人は以下のような人。
- どうしても足を濡らしたく無い人
- そこまで強度を上げて走らない人
- 雪山を走りたい人
- 雨の日にハイキングや日常使いしたい人
どうしても足を濡らしたく無い人や、水溜りやぬかるみを避けられる程度の強度で走るランナーであればトレランに使用する場合でも防水シューズを選ぶメリットはあるでしょう。
ゴアテックスなどであれば透湿性もあり、蒸れもある程度軽減できます。
また、雨の日に通勤など日常使いしたい人にもお薦めできると思います。ただ履き口から浸水しやすいので、雨具のパンツやゲイターなどで履き口をしっかり保護することが必要。
また雪の上を走る場合には濡れると致命的なので、防水機能は必須です。
防水性に定評があるトレランシューズ
防水性能にもすぐれトレランにも最適なシューズを以下
いくつか紹介してみたいと思います。
サロモン:XA PRO V8 ゴアテックス
クッション性・グリップ性に優れた、防水機能付きシューズ。
アウトソールにはサロモン独自の「コンタグリップ」を採用。ウェットな路面でもしっかりとグリップ。
ゴアテックスの防水性と合わせて雨のトレイルでの足元をサポート。
頼りになる相棒です。
サロモン:スピードクロス4・5 ゴアテックス
フィット感に優れた、ゴアテックス使用の防水トレランシューズ。
サロモン独自のクイックシューレースシステムは、引っ張るだけのワンタッチで靴紐を適切に締められる便利さ。
シルエットもスマートで、デザイン性にも優れたシューズ。
サロモン:XA COLLIDER 2 ゴアテックス
フィット感・クッション性に優れたゴアテックス採用のトレランシューズ。
つま先に厚めのトゥウキャップを搭載し、衝撃により強い耐性を発揮。
つま先は最もトレイルでぶつけやすい部分でありかつ痛めやすい部分でもあるので、心強い機能です。
デザインもスマートで普段履きにも。
ノースフェイス:ベクティブエクスプロリス フューチャーライト
ノースフェイス独自の歩行、走行アシストシステム「ベクティブ」システムと優れた防水透湿性を持つ
防水システム「フューチャーライト」搭載のシューズ。
軽く、安定し、自然に進む推進力。蒸れを軽減しつつ浸水を防ぐ防水力。
山に限らずさまざまなアウトドアシーンで活躍してくれるシューズです。
On:クラウドベンチャーWP
高いグリップ力と走破性を兼ね備えた防水仕様のトレランシューズ。
onのシューズは前足部とかかと部分が独立して動くことによって、さまざまに状況の変化するトレイルにも柔軟に対応。ランナーにスムーズなライディングを提供します。
悪天候のテクニカルなレースで使ってみたいシューズ。
キーン:ネクシスエヴォシリーズ
軽さ・グリップ力・歩きやすさを兼ね備えた放水シューズ。
つま先部分のトゥウキャップは登山でぶつけやすいつま先を保護。かかと側にはパッドが入っていてフィット感も抜群。靴擦れなどのトラブルも発生しにくいです。
ハイカットとローカットがラインナップ。軽さで言えばローカットですが、キーンのシューズはハイカットでもかなり軽いので、山歩きにまだ不安がある初心者は、ハイカットを選んでみるのもいいかも。
使いやすさと優れたデザイン性でリピーターの多い人気シューズです。
Amazonトレランシューズ売れ筋ランキング4位
より高い防水性を得るならショートゲイターを組み合わせると良い
トレランシューズは、その使用上の特性からほとんどがローカットの履き口になっています。
したがって、履き口からの浸水が起こりやすいのです。
履き口からの浸水を抑えるのには、下の画像の様なショートゲイターの使用もお薦め。
ただし、トレラン用のゲイターは、小石や異物の侵入を防ぐのが
メインの目的なので、完璧な防水性能はないのでその点は注意が必要。
とはいえ、装着すればかなりの防水力アップが望めます。
深い水溜りを踏んだ時や雨のトレイルで威力を発揮してくれます。
気になる方は、下記リンクからゲイターについて解説している記事に飛べますのでご覧ください。
>>【登山ブログが選ぶ】トレランシューズに使えるおすすめゲイター「雨や雪とどう付き合うか?」
まとめ
トレランシューズにもゴアテックスなど防水機能を備えたシューズがラインナップされています。
トレランシューズにおいて防水機能の是非は常に論争の的でもありますが、やはり濡れにくく蒸れにくい防水シューズは魅力的。
一度はトレイルで試してみる価値はありますね。
普段使いには急な雨にも対応できてトレランよりも重宝するかも。
この記事の結論
・防水トレランシューズを選ぶ最大のメリットは「濡れにくいことで血豆など足トラブルを避けやすい」
・最もおすすめな防水トレランシューズは「サロモン:XA PRO V8 ゴアテックス」
・レディース向けでおすすめな防水トレランシューズは「サロモン:XA COLLIDER 2 GORE-TEX」
・幅広な防水トレランシューズは「on クラウドベンチャー」
・通勤/通学用に使うなら「キーンネクシスローカット」
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