私はブラックダイヤモンドの手袋 ソロイストが雪山で最強だと考えています。
それは風速20m近い奥秩父の甲武信ヶ岳山頂でも寒さを感じなかったこと、-15度以下になるような寒さの中でも乗り越えてきたからです。
雪山登山にはこれがないと安心できません。
防水性・防風性に優れ、厳冬期の雪山登山に耐えられる実力があります。
+同性能のグローブに比べて安い
ブラックダイヤモンドのグローブは、
最低使用可能温度-40度の
アブソルートミットとかもありますが、
国内登山でそこまでの性能は不要と感じています。
価格もソロイストの倍以上なので、高すぎです。
というかソロイストが安すぎ!!
本記事ではそんなソロイストの魅力をまとめました。
ソロイストの種類
ブラックダイヤモンドのソロイストというと、「ソロイスト」、「ソロイストフィンガー」の2種類があります。
価格は同価格、何が違うかというと、3本指か、5本指かということです。
保温性は3本指>5本指です。
5本指は外に面する表面積が多いので、体温が奪われやすいです。
一方で細かい指使いは5本指>3本指です。
細かいピッケル操作が多いような場合は、5本指が必要になります。
雪山初心者は急斜面を登る機会は少ないと思いますので、3本指の「ソロイストフィンガー」がおすすめです。
初心者は3本指タイプの「ソロイストフィンガー」
上級者は5本指タイプの「ソロイスト」だね
対応温度域は、3本指の「ソロイストフィンガー」が-12度、限界温度が-29度。
5本指の「ソロイスト」は、-9度、限界温度は、-26度となっています。
ソロイストのサイズ選択は適正より大きめが良い
ソロイストのサイズ展開は、XS、S、M、L、XLの3択です。
指の甲の周囲をメジャーで計り、そのサイズでフィットサイズがわかります。
サイズ:XS=18.4~19.7cm S=19.7~21cm M=21.5~23cm L=23~24cm XL=24~25.4cm
私の場合、21cmでしたので、Sサイズが適切ということになります。実際に薄手のインナーと重ねるくらいなら、Sサイズでぴったりでした。
私は男にしてはかなり手が小さい部類ですが、手袋を3枚重ねする想定なら、Lがベストです。つまり2サイズ上を選択することになります。
山では手袋も重ね着が基本なので、大きいものの方が良いです。
小柄な女性にも試してもらいましたが、重ね着をするならLで良さそうです。
Lサイズの大きさとしては、薄手のインナーグローブを選べば、キツイですがテムレスのLサイズと重ねて着用できる大きさです。
手が大きい方は、インナーとの2枚重ねになると思います。
テムレスのサイズをM~3Lまで試してみましたが、3Lだと上手く入らなかったです。
雪山初心者は急斜面を登る機会は少ないと思いますので、3本指の「ソロイストフィンガー」がおすすめです。
ソロイストの対応温度の限界は-20度を超える
冬用のグローブでも対応温度域が書いていないものが多い中、ソロイストの対応温度域は記載があるのがありがたいです。
対応温度域は、3本指の「ソロイストフィンガー」が-12度、限界温度が-29度。
5本指の「ソロイスト」は、-9度、限界温度は、-26度となっています。
私が検証できたのは、厳冬期の八ヶ岳(赤岳で-20度以下の環境化までですが、確かに高い保温能力を感じ取れました。
防風性能は、風速20m近くても寒さを感じないレベルなので、日本でこの手袋で性能不足を感じることはほとんどないと思います。
一方で、手袋を外して荷物を整理したり携帯の操作をしたりしてから、もう一度着用すると、手袋内部が発熱するわけではないので、冷えた指先を温まるには少し時間がかかります。
そのため、後続でインナーグローブについても記載していますが、いかに手袋を外さずにすむように考えておく必要があります。
どうしてもピッケルを持っていると、金属部分からの冷たさが伝わってくるものです。
なので私は指先が冷えないように、手袋内にホッカイロを入れて歩くときもあります。
快適温度を超えた限界温度まで指先が全く冷たくならないというわけではないので、過度に期待はしないようにしましょう。
保温インナーとアウターが分離できる
以下の画像のように、マジックテープでついているので、取り外しが可能になっています。
取り外したらアウター側だけを夏用のグローブと重ねれば、通年利用することもできます。
ソロイストのインナーは何が良い?
薄手だが保温能力があるものが良いです。
また、冬山の寒さだと携帯を操作する一瞬だけでも指先の感覚がなくなるので、手袋をしたまま画面操作ができるタイプが良いです。
ミレーのウールインナーは保温性が高くスマホ操作も可能です。
ただ高いのがネックなので、気になる方はmizunoのインナーでも良いでしょう。
破れたら買い替えという前提になるので、予備は常に持った方が無難です。
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