登山では天候の変化にどう対応するかは重要なテーマです。
山の天気は変わりやすく、予報から外れると思わぬ遭難事例にもつながります。
そこで頼りになるのが天気予測サイトとアプリの存在です。

昔は天気予報の精度が低かったので遭難が多かった。
現代登山で天気を調べないのは、大きな損です
この記事では、特に注目されている6つの気象サービスをピックアップし、その特徴と使い方を紹介します。
普段何気なく使っているアプリの新たな一面や、まだ試していないけれど便利そうなアプリを見つけるヒントになるかもしれません。次の山行の準備に、ぜひ活用してみてください。
読み飛ばしガイド
ヤマノの場合は、
・登山2日前まではWindyで天気予報比較で比較的制度の高い「MSM」を確認
有料も可能ならヤマテンの予報を参照。
・登山前日はSCWとWindyで確認。有料のヤマテンを参照。てんきとくらすで風速を確認。
| 比較項目 | てんきとくらす | tenki.jp | SCW(GPV) | Mountain Weather | ヤマテン | Windy | 登山ナビ |
| 特徴 | 幅広い山の天気を調査可能。登山の行楽地に特化した情報を提供。 | 日本気象協会が提供する信頼性の高い天気予報。標高ごとの詳細な情報を提供。 | 豊富なデータをもとにした高精度な予報。特に風速や降水量の情報が充実。 | 高山向けの特化した予報。特に登山愛好家に人気 | 登山専用の有料サービス。詳細な山岳気象情報を提供。月額料金あり。 | グローバルな気象データを視覚化。インタラクティブなマップが特徴。 | 登山に必要な情報を提供する総合アプリ。天気情報も含まれるが、他情報が豊富。 |
| 料金 | 無料 | 無料/プレミアム(月額330円) | 無料 | 無料 | 有料(月額330円) | 無料/プレミアム(年額2,200円〜) | 無料 |
| 対応プラットフォーム | Web、スマホ対応 | Web、iOS、Android | Web、スマホ対応 | Web、iOS、Android | Web、iOS、Android | Web、iOS、Android | iOS、Android |
| 予報期間 | 3日間 | 10日間(週間天気) | 39時間先まで | 7日間 | 7日間 | 10日間以上 | 数日間 |
| 更新頻度 | 1日1回(朝) | 1日複数回 | 3時間ごと | 定期更新 | 1日2回(朝・夕) | リアルタイム更新 | 定期更新 |
| 気温/温度 | 高度別に表示(山頂・山麓) | 標高別(500m、1000m、1500m、2000m、3000m) | 詳細なし | 高度別に表示 | 山岳地別・高度別で詳細表示 | 高度別レイヤー表示可能 | 基本情報のみ |
| 風速 | あり(山頂・山麓) | あり(標高別) | あり(詳細なベクトル表示) | あり | あり(詳細な風向・風速) | あり(アニメーション表示) | あり |
| 降水量・降雪情報 | 降水確率のみ | 降水量(mm/h) | 詳細な降水量表示(mm/h) | あり | 詳細な降水・降雪予測 | 降水量レイヤー表示 | 基本情報のみ |
| 視界・雲量情報 | 登山指数に反映 | なし | 雲量表示あり | あり | 詳細な雲の動き予測 | 雲・霧のレイヤー表示 | なし |
| 雷・落雷情報 | あり | あり | なし | あり | 詳細な雷リスク予測 | 雷レイヤーあり | 基本情報のみ |
| 登山指数・リスク評価 | A〜Cランク評価あり | なし | なし | なし | 詳細な登山適否判断 | なし | あり |
| 紫外線情報 | あり | あり | なし | なし | あり | UVインデックス表示 | なし |
| 気圧情報 | なし | なし | あり(等圧線表示) | あり | あり | あり(詳細表示) | なし |
| 対応山岳数 | 約300山 | 主要100山以上 | 全国任意地点 | 主要山岳 | 約300山 | 全世界任意地点 | 主要登山ルート |
| 地図・ビジュアル表示 | シンプルな表示 | 標準的な表示 | 詳細なマップ表示 | 標準的な表示 | わかりやすい図解 | 高度なビジュアライゼーション | 登山地図連動 |
| オフライン利用 | 不可 | アプリで一部可能 | 不可 | アプリで一部可能 | アプリで一部可能 | 不可 | 地図データは可能 |
| 専門性・信頼性 | 中〜高 | 高(気象協会) | 高(気象データ) | 中〜高 | 非常に高(山岳気象専門) | 高(グローバルデータ) | 中(総合情報) |
| 使いやすさ | シンプルで初心者向き | 見やすく使いやすい | やや専門的 | 標準的 | 登山者向けで分かりやすい | 高機能だが慣れが必要 | 総合的で便利 |
| こんな人におすすめ | 手軽に山の天気を確認したい初心者 | 信頼性の高い情報が欲しい人 | 詳細な気象データを分析したい人 | 海外の山も含めて調べたい人 | 本格的な登山計画を立てる経験者 | グローバルな視点で天気を見たい人 | 天気以外の登山情報も欲しい人 |
登山は事前の天気調査が非常に重要
登山は事前の天気調査が非常に重要です。適格に登山の天気を予測できれば、より登山を楽しめること間違いなしです。
町の天気と山の天気は違います。
標高が100m上がると気温が0.6度下がり、風速が1m上がると体感温度は1度下がります。
そのため、観測地の標高がわかればある程度予想できます。
麓の標高が0mで気温20度なら、2000mでの気温は8度です。
おすすめの登山天気予報サイト
登山天気サイト
以下のようなサイトがありますが、
どのサイトも気象予測の数値計算結果を表示したもので、天気予報ではありませんとあります。
最低でも2つ以上のサイトを確認することで少しでも精度を上げることができます。
【ご紹介する天気サイト】
・てんきとくらす
・tenki.jp
・SCW(GPV)気象予報
・Mountain Weather Forecasts
・windy
てんきとくらす
登山指数A~Cなどの表示でとてもわかりやすいです。風が弱く、天気もよい場合がaになります。天気予報ではありませんと書かれている通り、実際には山の地形や日射によって変わるので参考までとした方がいいです。

tenki.jp
数値で温度や風速が高度別にわかります。但し記載されている通り「天気予報ではない」ので、必ず複数の天気予報と合わせて参考にするようにしましょう。

風速の目安
3-5m:一般的に風が吹いているレベル
5-10m:風が強まったと感じる
10-15m:傘がさしづらいレベル。私は夏山でも高山ではネックウォーマーが欲しくなります。
15-20m:連続的に風の音がビュービュー聞こえる。風で体制を崩すことがある
30m:立っている事が困難になる
SCW(GPV)気象予報
雨雲の移動の様子が1週間先までわかります。直近の天気予報と見比べてどの程度が雨になるのか等見るとわかりやすいです。
精度はかなり高いものの、初見だと見方が分かりにくいので慣れが必要です。

体感して最も天気予報の精度が高いのがSCWだから使わない手はない
ドコモもau回線も使えない北アルプスの双六岳でスマホを貸して見せてくれたお兄さん、
ありがとうございます
画面の左下にカーソルを当てている部分の地図が表示されますので、登る予定の山を探して雨雲の流れを確認します。
真ん中下の時間を動かすと未来の予測を確認できます。

Mountain Weather Forecasts
イギリスのサイトですが、日本の山も登録されています。
ヤマテン

ヤマテンはコメントで何に気をつければ良いかとてもわかりやすいです。予報タイミングは多くないので、精度が高いとは言えませんが、北アルプス周辺は特にわかりやすいです。
北アルプスの山小屋ではほとんどの小屋でヤマテンを使っています。
しかも的中率が非常に高いです。
予報が対応しているのは以下の山域でマイナーな山には対応していないので注意。対応山域は限定されますが、有名な山に登るときはぜひ加入したい天気サイトです。
利尻/大雪・十勝/飯豊・朝日/尾瀬/谷川/奥秩父/丹沢/富士山/八ヶ岳/北ア北部/北ア南部/中央ア/南ア/大峰・台高大山/石鎚/九重・阿蘇/屋久島/比良山系
鈴鹿は1/1-3/31にメール配信
おすすめの登山天気アプリ
Windy
デフォルトは風速が見れるようになっています。雨、雷を選べば雨量の予測ができます。

例として劔岳を調べてみました。下に3時間ごとの天気が表示されます。

比較ボタンを押すと予報が比較できます。

windyは風速を計測するのに適しています。天気は3種類の予測方法で比較できるので、すべてが一致しているときは確度が高いと言えます。
そうでない場合は、GFSという一番上の予測が的中率が高いです。
登山ナビ
検証したのは、
登山ナビ( 月額300円くらい ) です。
登録は2段階になっていて、
①お天気ナビゲータ:スタンダードコース(税込110円くらい)に登録
(この時点では登山道の天気は見れません)
② お天気ナビゲータ: PROコースに登録(税込200円くらい200円くらい)に登録
雨雲レーダーで雲の位置を確認できます。
凄いのが有名どころの山の登山口から山頂までの地点ごとの天気や風速などが時間ごとに 見えることです。
登山口を選択して時間を入力、山頂を選択すると、自動で山頂到着時間が表示され、登山道のポイントごとの天気や風速が表示されてとてもわかりやすいです。

こちらは下山時

難点としては、メジャーな地点しか選択できないので、バリエーションルートが多いような上級者向けではないと思いました。
初心者の方におすすめです。
この天気はかなり合っていて、風速も同じくらいに感じました。
まとめ
季節によっては、高気圧の接近より低気圧の接近の方が好天に恵まれることもあるので注意です。登り始めが好天でも山頂で暴風雨に見舞われ遭難した事例もありました。
高層天気図を用いて天候予測することが一番効果的なのですが、専門的な知識が必要で難しいので、今回ご紹介したサイトと麓の市町村の天気を参考に天候を判断すると良いでしょう。
繰り返しますが、あくまで参考にとどめ、悪天候時の対応については考えるようにしましょう。






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