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マムートのアバランチビーコン比較 バリーボックスとバリーボックスSの違いは?

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マムートのバリーボックスは非常に評価が高いビーコンで、ダントツ一位の人気です。

ですが、バリーボックスとバリーボックスSという良く似た製品が出ていて、その違いがわかりにくいです。

本記事では両者の違いについてまとめました。

ヤマノ
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超簡単に言うとSはアナログモードなど捜索性能がさらに高められたものです。

結論を先に言うと、趣味で使う程度なら価格が安く扱いやすい「バリーボックス」

救助や山岳ガイド等の仕事で使うなら「バリーボックスS」を選べば間違いないでしょう。

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私は低山で道迷いをしたり、雨のツェルト泊で寝袋が水没して凍えたり、濃霧の暗闇をさまよったり、危ない思いもしてきました。これは私の知識が足りず、愚かだったからです。

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登山は後から始めた方が安全に楽しめるレジャーです。リアルな失敗談を読み、反面教師として活用してくださいね。

マムートのビーコンは特に評価が高い

マムートのBarryvoxは45年以上の歴史がある定番モデルです。歴史あるモデルはそれだけ売れ続けているので、安心感があります

今回はそんなマムートのビーコンにある似た名前の2つのビーコンに注目してみました。

バリーボックスとバリーボックスSです。

分かりにくいバリーボックスSとバリーボックスの違い

  バリーボックスS バリーボックス
価格 55000くらい 40000くらい
タイプ デジタル/アナログ一体型 デジタル

最大帯域

最大70m 最大70m
捜索帯域幅 最大70m 最大70m
サイズ 115 mm x 67 mm x 27 mm 115 mm x 67 mm x 27 mm
重さ 205g 205g
バッテリー寿命 アルカリ/約300時間(SEND)、1時間(SEARCH) アルカリ/約300時間(SEND)、1時間(SEARCH)

結論から言うと、ガイドやレスキューの方以外はバリーボックス(Sが付いていない方で十分です)

その方が安いので、浮いた分他の装備に回した方が経済的です。

バリーボックスSのカタログ上には「複数埋没した際にバイタルデータから生存可能性の高い人から優先的に救助する機能」が記載されていますが、日本を含むアジア圏では適用されていません。

そのために欧米圏と違っておすすめ度が下がります。(説明書にはアジア圏適用外とは書いてないので注意)

一番の違いはアナログ対応しているか

バリーボックスSはデジタル/アナログ一体型であることが一番のメリットです。

ですので、このメリットを大きく受ける人はバリーボックスSを選ぶべきです。

ではそれはどんな人でしょうか?

答えはアナログのビーコンを使いこなせる訓練を受けたことがある人、購入後に受ける予定の方です。

今のビーコンはマムートに限らずほとんどがデジタルモードしかありません。

これはアナログの場合、画面表示ではなく音で捜索するため、ある程度の訓練と慣れが必要だからです。

なので、日常的に救助に関わるガイドやレスキューの担当の方でなければ、大きなメリットは得にくいです。

捜索範囲は性能表記上で差はありませんが、アナログモードを使いこなせるならバリーボックスSの方が探索しやすくなります

バリーボックス Sはリチウム電池が使用可能

バリーボックスSはリチウム電池が使用可能になっています。

一般的にアルカリ電池の2倍の持ちがあると言われていますので、バリーボックスSの方がバッテリーの持ちが良いと言えます。

同じくリチウム電池が使用できるビーコンとして、PIEPSのプロBTがありますが、捜索帯域幅も軽さもバリーボックスSが上です。

価格的優位はPIEPSのビーコンにありますが、そもそもバッテリーの持ちを重視する方は価格で決めることはないと思います。

持続力で選ぶならバリーボックスSになるでしょう。

価格はバリーボックス(Sが付いてない方)が安い

バリーボックス Sはバリーボックスに比べて高いです。

なので上記のアナログ探索モードを使いこなせないなら過剰な性能となることになります。

あなたがビーコンを必要とする理由を考えて選ぶようにしましょう。

AMAZONで購入するなら4万以下で手に入ることもあるので、在庫があるか確認してみましょう。

マムート:バリーボックス

マムート:バリーボックスS

マムートビーコン(Barrybox)の使い方

マムートビーコンの登録方法

(Barryboxデジタルモードも同じ)

これについては公式サイトのマニュアルを見た方がわかりやすいでしょう。

マムート公式サイト

購入したら初期設定からサーチの仕方などボタン操作は目で見ずにできるように、覚えておきましょう。

マムートビーコンの性能

電池の持ちはどのくらい?

電池の持ちは、アルカリ/約300時間(SEND)、1時間(SEARCH)。リチウム電池ならこの2倍くらいになるでしょう。

受信待機時間なら300時間あるので問題ないでしょう。

捜索探索時間が1時間と短い点には注意です。といっても1時間以上埋没者を探すような状況はないので、それほど気になることではないでしょう。

探索性能はどれくらい?

探索帯域幅は70mと広く、70mもあるビーコンは数少なく、これだけで優秀な性能を持つことがわかります。

バリーボックスSの方は「検索ストリップ幅(アナログ)/100m」とさらに広くなります。

他ビーコンと比べたメリットは?

老舗の安心感と探索範囲の広さ

やはり45年以上もの歴史あるマムートのビーコンを選ぶという安心感があることです。

そして、バリーボックスでもバリーボックスsでも探索範囲が広いことです。

ビーコンの目的は埋没者の捜索なので、捜索帯域幅70mは魅力です。

同じくらいの帯域幅のアルバ アバランチビーコン NEO(ネオ)+がありますが、バリーボックスとほぼ同性能同価格ですが、バリーボックスの方がわずかに軽いので、バリーボックスの方が良いと思います。

操作性に関してはアルバのビーコンも使い易いので大差なし。

他ビーコンに比べたデメリットは?

価格が高い

値段が高いというのが一番のデメリットです。逆に言えば高くても信頼性の高いものを買うならバリーボックスSは最良な選択肢となります。
一方で予算の都合があるなら、性能は落ちますが、3本アンテナで最低限の実力はあるオルトボックスになります。

実際にamazonの販売数を見てもこの2つが2topなので、性能重視か予算重視かで決めれば良いと思います。

コンパクトさ、軽さは最良ではない

マムートのバリーボックスsは登山において性能を求めた場合、最良の選択になると思います。

ですが、携行性の高さは、最良ではありません。

ですがバックカントリーのようなより荷物を軽量化したいケースでは携行のしやすさという点では、ピープス(PIEPS)の: マイクロBTの方が150gと軽く、人気があります。

価格が高いかつ、性能評判はマムートの方が高いという難点を加味しても軽い方が良い方はこちらになります。

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