登山用のガスバーナーは、色々なメーカーから出ていて選ぶ時に迷ってしましますよね。
今回はそんな色々あるガスバーナーのうち、人気の高いプリムスのガスバーナーについて紹介ていきます。
プリムスのガスバーナーは色々な種類がありますが、それぞれのモデルの違いや、おすすめポイントについても解説していくので、選ぶ時の参考にしてくださいね。
山頂でお湯を沸かして食べるカップラーメンは格別。
山行に余裕ができてきたら、調理などをすると登山を楽しむ幅が広がるよ。
ほんとですね!
私も山頂で初めてお湯を沸かしてコーヒーを飲んだ時は感動しました!!
初めて登山用の火器を選ぶならガスバーナーが使いやすくておすすめです。
その中でもプリムスのガスバーナーは、性能が高くて人気が高く、多くの登山用品店で扱っているのでおすすめです。
この記事の結論
・コスパ重視のソロ用なら「P-TRSエッセンシャルトレイルストーブ」
・長く使える料理用バーナーなら「P-153ウルトラストーブ」
・鍋料理もするならゴトクが大きい「ウルトラ・スパイダーストーブII 」
プリムスのバーナーの特徴
プリムスのガスバーナーは、他社の製品と比べて種類が多く、登山スタイルに合わせてバーナーを選ぶことができます。
ソロ登山向きの軽量モデルから、グループ登山などで使いやすい火力の大きいモデル、調理に向いた分離式のモデルなどです。
特にP-153ウルトラバーナーは、折りたたむと手のひらサイズと小型で、116gと軽く、火力も3,600kcal/hと高火力のトータルバランスの高いモデルで、プリムスの中でも人気の登山用のバーナーです。
P-153とほぼ同性能でよく比較されるものに「EPI REVO-3700」があるので、気になる方は以下の記事も参考にしてみてくださいね。
>>EPI revo-3700ストーブの実力は!? 類似バーナーp-153との比較
プリムスのバーナーを選ぶメリット・デメリット
プリムスのバーナーを選ぶデメリット
プリムスのバーナーには大きなデメリットは少ないですが、いくつかあげますね。
種類が多く選ぶ時に迷う
登山に使えるモデルが6種類あるので、事前に調べないと選ぶ時に迷ってしまうかもしれません。
間違って自分に向いていないモデルを選ぶと、使わずに置いておくことになりもったいないですよね。
選ぶ際はメーカーのホームページなどで情報を集めましょう。
もちろんこの記事内でも各モデルについての説明や、山行によるおすすめモデルを記載しているので選ぶ時の参考にしてくださいね。
点火装置の無いモデルがある
一部のモデルには点火装置が付いていません。選ぶ時には点火装置が付いているか、いないかを確認して選ぶと良いです。
また、点火装置が付いたモデルでも、急に壊れたり、標高の高い所では点火しないこともあるので、ライターなどの火器は必ず持参しましょう。
沢山の人が使っている
プリムスのバーナーは本当に多くの人が使っています。他の人と違うものが使いたい!という方にはデメリットかもしれません。
プリムスのバーナーは多くの人が使っているので、情報や消耗品を手に入れやすいメリットもあります。
プリムスのバーナーを選ぶメリット
プリムスのバーナーを選ぶメリットについてまとめました。
自分に合ったモデルを見つけやすい
主に登山用に、軽量コンパクトなモデルが2つ、ベーシックなモデルが2つ、調理のしやすい別体式が2種と、合計6種類ラインナップされているので、自分の登山スタイルに合わせたバーナーを選ぶことができます。
クッカーとのスタッキングも考えられている
プリムスはガスバーナーの他に、クッカーもラインナップされています。
登山向けのイージークッカーシリーズは、ガスバーナーとガスカートリッジを納められるように作られているので、ザックの中に効率良くパッキングすることができます。
ガスカートリッジを手に入れやすい
プリムスのガスバーナーは、登山店であれば多くのお店で扱っています。
そのため、消耗品であるガスカートリッジの手入がしやすいです。
プリムスのバーナーの使用感・評判・クチコミ
実際に使っている人のクチコミをまとめました。
使っている人の意見なので選ぶ時の参考にしましょう。
悪い口コミ
安定性や火力はかなり凄いです。
ただ付属のスイッチにやや難アリで火がつかないことの方が多い
amazonレビューより P-153ウルトラバーナー
3本ゴトクのロックが弱く、炒めもの調理などでフライパンを揺するとゴトクが勝手に閉じてきて不安定になります。完全にお湯沸かし専用と割り切って使えば性能としては悪くありませんが、私は万能なP-153の方が使い勝手が良いですね。
amazonレビューより P-115フェムトストーブ
携帯するには少々大柄ですが、風に強くバーナーヘッドが広いので調理は楽です。
amazonレビューより IP-2243
悪いクチコミの中でも、火力や耐風性能など、バーナーの基本性能には満足している方が多いです。
調理に使うか、お湯を沸かすために使うかなど、使う目的をはっきりさせたほうが良さそうですね。
良い口コミ
良いクチコミはたくさんあります。その中でも代表的なものをのせますね。
数多のバーナーから、最終的にこのバーナーに決めました。
カップ麺やコーヒーのお湯を沸かすだけの超初心者なのでオーバースペックかも、と思いましたが、登山のベテランさんに good choice と言ってもらいましたので、よい選択だったのかなと思います。
同時に着火したイワタニのCB缶タイプのバーナーよりもかなり早く沸かせました。
山登りが楽しくなって、買って良かったです。
amazonレビューより P-153ウルトラバーナー
登山用に何度か使用しました。
P-153やP-115のように小型軽量ではありませんが、シンプルで以外に風にも強いです。
折り畳みが出来ないので嵩張りますが、弱火もできるし燃焼音も静かなので、ソロ登山でのんびり使うには良いかな。
3点五徳なので使うまでは安定性が気になりましたが、メスティンを載せても割と安定性していて、高さも低いので安心感があります。
ちなみに点火装置は付いていないので、ライター必須ですし、炎は直噴なのでフライパン等の場合は焦げ付きに要注意です。
こまごま考えずに、ゆるりと使うには丁度良いバーナーです。
amazonレビューより P-TRSエッセンシャルトレイルストーブ
総評
火力や、使いやすさ、コンパクトに持ち運べるなど、ほとんどが良いクチコミでした。
中には、10年以上も使っている人などプリムスのバーナーの品質の高さがうかがえますね。
プリムスのバーナーの選び方
プリムスのバーナーは、軽量コンパクトなモデル、標準的なモデル、調理に向いたモデルに別れています。
自分の山行のスタイルに合わせてモデルを選ぶのが良いでしょう。
おすすめのプリムスのバーナー
以下にそれぞれのモデルの特徴について解説するので、選ぶ時の参考にしてくださいね。
プリムス:P-153 ウルトラバーナー
P-153ウルトラバーナーは、プリムスの登山用バーナーのフラッグシップモデルです。
3,600kcal/hと高火力、それでいて116gと軽くて、折りたたみサイズは7.5×8.8×3.0cmと、手のひらサイズのコンパクトさです。
また、軽いモデルにはゴトクが3本の物が多いですが、このモデルは4本あり、コッヘルなどを載せた時の安定感も高くなっています。
登山メインで使い、お湯を沸かすだけでなく調理もする、という方におすすめできるモデルです。
>>【使用感レビュー】プリムスP-153ウルトラバーナー 手入れと使い方
P-153 ウルトラバーナー & クッカー イージークックNS・ソロセット
P-153ウルトラバーナーは、そのコンパクトさを活かしてIP-250のガスカートリッジと一緒に、同社のクッカーに効率良く収納することができます。
イージークックNS・ソロセットは900mlと400mlのポットがセットになっていて、内側には焦げ付き防止、調理後に汚れが付きにくいノンスティック加工がされています。
内径が11.2cmなので、チキンラーメンやマルちゃん正麺などの丸い形の乾麺をギリギリですが入れて茹でることができます。
900mlで二人分の麺を茹でて、400mlで2人分のコーヒーなどのお湯を沸かすことができるので、ソロの調理用としてはもちろん、2人での日帰り登山などでも活躍します。
また、IP-110の小さいガス缶を使えば、ワンサイズ小さいイージークック・ミニキットも併せてスタッキングすることもできます。
注意点は、ノンステック加工がはがれないように、中に入れるものは布製の袋などに入れると良いでしょう。
プリムス:P-115 フェムトストーブ 登山・アウトドア用 シングルバーナー
P-115フェムトストーブは、プリムスのバーナーの中で最もコンパクトで57gと軽いモデルです。
収納サイズは5.4×7.4×2.7cmとP-153よりもさらにコンパクトで、このサイズと軽さで着火装置が付いているのも見逃せないポイントです。
後述するイージークック・ミニキットなどにスタッキングすることもできます。
軽くて小さいモデルを探している方、ウルトラライトやスピードハイクを行っているベテランの方に向いたモデルです。
プリムス:IP-2243PA 2243バーナー
IP-2243PAはプリムスの伝統的なモデルで、堅牢性と3,600kcal/hという高火力が特徴のモデルです。
ゴトクは4本で、鍋などを安定して乗せることができ、風にも強い作りになっています。
堅牢な代りに253gとプリムスのバーナーの中では最も重たく、収納サイズも10.7×10.7×5.9cmと大きめです。
重たいので大きめの鍋を載せても安定しているので、多人数での登山や、登山だけでなくキャンプでも使いたい方におすすめのモデルです。
プリムス:シングルバーナー ウルトラ・スパイダーストーブII P-155S
ウルトラ・スパイダーストーブⅡ P-155Sは、分離式としては軽い167gで、3,000kcal/hと高火力なのが魅力のバーナーです。
また、ゴトクサイズが165mmと大きいので、大きい鍋やフライパンも安定して置くことができます。
ソロはもちろんグループ登山で調理をする方におすすめのモデルです。
プリムス:エクスプレス・スパイダーストーブII
エクスプレス・スパイダーストーブⅡは、手のひらサイズに折りたたんで、コンパクトに持ち運ぶことのできる分離式のバーナーです。
重さは195g、火力は2,400kcal/hで、ウルトラ・スパイダーストーブⅡと比べるとやや重たく、火力も少し弱いですが、コンパクトに折りたたむことができ、ゴトクのサイズも156mmと大きいので、登山での調理に向いています。
また、プレヒートパイプと呼ばれる寒い時でも炎を安定させる機能がしっかりと付いているので、気温の低い時期や、雪上でも安定した火力で使うことができるます。
その他に分離式のバーナーは、火力調整ノブがガスボンベ側にあるので、火力調整がしやすいのが大きな特徴の1つです。
コンパクトに折りたため、火力も1人用としては十分、寒い時期にも安定して使えるので、山で調理を楽しみたい方におすすめのモデルです。
プリムス:P-TRS エッセンシャル トレイルストーブ
P-TRSエッセンシャルトレイルストーブは、最もベーシックでコストパフォーマンスの高いモデルです。
火力は2,200kcal/hで、ゴトクサイズは11cmとソロ登山でお湯を沸かすには十分なサイズと火力です。
また、113gと軽く、価格が6,050円(税込)なのも大きな魅力です。
半面、折りたたむことができないので収納サイズが9.5×7.1×9.0cmと大きく、着火装置が無いので注意が必要です。
リーズナブルでシンプルイズベストのバーナーなので、これまでバーナーを使ったことがないという方の1つ目としておすすめです。
プリムス:イージークック・ミニキット アルミコッヘル 840ml+485ml
イージークック・ミニキットは単独で使えるのはもちろん、先述したソロセットMやライテックトレックケトル&パンに収納できるアルミ製のクッカーです。
クッカー内にIP-110のガスカートリッジとP-115フェムトストーブなどをスタッキングすることができます。
バーナーと合わせて購入の検討をすると良いでしょう。
PRIMUS(プリムス) バーナー用電圧点火装置 [P-153用] P-153AU
P-153AUは、P-153ウルトラバーナーの点火装置です。
故障したときの予備として1つ持っておくと良いです。
KVASS 遮熱テーブル
KVASS遮熱テーブルは、調理時にバーナーの熱をボンベに伝えにくくすることと、テーブルとして使うことができます。
鍋を下ろしたり、調理道具を置けたりと、便利に使うことができます。
プリムスの純正品ではありませんが、調理メインでバーナーを使う場合にとても便利なテーブルです。
まとめ
プリムスのバーナーは、ソロ登山での湯沸かしから、グループ登山での調理に使えるモデルまで幅広く展開しています。
また、使いやすさはもちろんですが、クッカーと合わせてスタッキングができるので、トータルでの使い勝手が良く、プリムスのバーナーの大きな魅力の1つになっています。
バーナーとクッカーの組み合わせで、色々な山行スタイルに合わせた使い方ができるプリムスのバーナー、皆さんも手に入れて登山を楽しみましょう!
おすすめのバーナーをまとめると以下になります。
・コスパ重視のソロ用なら「P-TRSエッセンシャルトレイルストーブ」
・長く使える料理用バーナーなら「P-153ウルトラストーブ」
・鍋料理もするならゴトクが大きい「ウルトラ・スパイダーストーブII 」
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