まず結論からお伝えしますと、スノーショベルは軽量で強度があり、力が込めやすい形状がおすすめです。
なぜなら、バックカントリーではたくさんの荷物を背負い、たくさん歩かなくてはいけないので、体力に負担が少なくなるように軽量なものが良いです。
そして、雪山という過酷な環境にも耐えられる強度が求められます。
スノーショベルは休憩時、避難時の場所確保からピットチェック(雪崩チェック)、雪崩による埋没者の救助活動などに使います。
状況によっては酷使しますので、強度はとても大切になります。
特に、雪崩による救助活動ではしっかりと握れて、力が入りやすい形状だと雪をたくさん掘ることができるので、救助がより早くできるはずです。
この記事を読めば、スノーショベルに必要な情報が見つかります。
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この記事の結論
・軽量さで選ぶなら408gの「ブラックダイヤモンド:トランスファーLTショベル」
・安さで選ぶなら「キャプテンスタッグ:アルミジョイントスコップ」
・掘りやすさで選ぶなら「MSRアウトドアスノーツールオペレーターDショベル」
バックカントリーにスノーショベルが必要な理由
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バックカントリーでは必ずザックに入っているものがあります。
それは、アバランチギア(雪崩装備)です。
そのうちの一つがスノーショベルで、雪崩が起きて仲間が巻き込まれた際は、スノーショベルで雪を掘り救助しなくてはいけません。
その他にもピットチェックという、雪の層を観察して雪崩を回避することにも使われます。
休憩時の場所確保や、身動きが取れなくなった場合には雪洞を掘ったり、防風壁をつくることができます。
スノーショベルはとても必要とされていることがわかりますね。
バックカントリー用のスノーショベルの評価・選定基準
バックカントリーで使うスノーショベルは軽さとコンパクトさが最も重要です。
荷物が重くなると滑走時に重心がぶれやすくなるためです。
軽さ
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荷物が重くならないようにできるだけ軽いものが良いです。
コンパクトさ
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バックカントリーは荷物が多いので、ザックに収まるようにコンパクトなものが求められます。
ブレードの形状
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ブレードが四角い形状をしていると、肩のところに足を乗せて蹴り込むことができ、力が入りやすく、雪を掘りやすくなります。
おすすめのバックカントリーのスノーショベル
8種類のおすすめのスノーショベルをご紹介します。
バックカントリーにはもちろんですが、車に積んでおいても便利なスノーショベルです。
【408g】ブラックダイヤモンド:トランスファーLTショベル
軽量化で空いている穴が特徴的で、デザインとしてもかっこいいです。
手に入りやすいショベルの中ではかなり軽量でコンパクトなので、バックカントリー向きと言えます。
ブラックダイヤモンド:ディプロイショベル
コンパクトさと収納に特化しています。
肩はまるいですが素早くセットできます。掘りやすい形状で作業効率が高いモデルです。
【475g】マムート:アリゲーターライト アバランチ ショベル
まっすぐ雪をカットすることができます。
Tハンドルは収納性は良いですが、握りにくい人もいます。
【710g】MSR アウトドア スノーツール オペレーター Dショベル
Dハンドルなので、しっかり握れて力が入りやすいのが特徴です。
【600g】キャプテンスタッグ: アルミジョイントスコップ
リーズナブルなので、初めての方におすすめです。
柄が長く作業しやすいので、バックカントリーの時以外でも車に乗せておきたいスコップです。
【770g】オルトボックス:Pro Alu III Shovel
鍬にもなるところが特徴です。
他にはない細かいところに気配りがされています。
【640g】ピープス:T640テレスコピック
リーズナブルなので初めての方におすすめです。
柄が長く作業しやすいのが特徴です。
【900g】BCA:アーセナルショベルA2EXT+35cmスノーソー
のこぎりが付いているのが特徴です。非常時に雪洞泊をしたり、イグルーを作るのにも活躍します。
スノーソーとショベルを別々に持つより軽いので多用途に使いたい人向け。
価格が高めですが、まちがいないスノーショベルです。
まとめ
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雪を掘ることがメインのスノーショベルは軽い方が疲れにくいです。
凝縮した雪はとても重いので、すくう作業をくり返すのはとても疲れます。
スノーショベルの使い道は他にもあり、テーブルにしたり、そりになったりもします。
雪を掘っていると、雪の底の方は硬くなっている場合があるので、強度は重要です。
雪山では、プラスチックではないアルミのスノーショベルにしましょう。
ショベルの形状が四角いと肩の部分に足を乗せて重みをかけて掘ることがやりやすいです。
力を込めやすく、作業が素早くできます。
四角いものの方が雪を多く運べますのでおすすめです。
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