これからテント泊にチャレンジしてみたいという人も、ライトにキャンプを楽しみたいという人も多くの人はアウトドアショップに足を向けるのではないでしょうか。
展示されている高性能で質の良いテントを前に胸が踊ることでしょう。
ところで、オクトスという日本のアウトドアブランドをご存じですか?直販が主で登山用品店やアウトドアショップでの取り扱いがないので、名前を知らない人も多いかと思います。
オクトスは1985年より「自分たちが使いたい登山用ザック」の製造を始め、登山用品や帆布バッグなどオリジナル製品の企画・製造・販売をしているアウトドアメーカーです。
オクトスのギアは取り扱いがすぐになくなってしまうこともあるので、
見つけたら見逃さないのがコツ。
私が好きなオクトスのウイングタープやツェルトも廃版になってなくなってしまい、強く思いました。
現行モデルのテントも地味ですがとても良いテントなので、ぜひチェックしてみてください。
高品質な製品とリーズナブルな価格に定評のあるオクトスの製品の中から、今回はテントについて詳しくまとめてみました。素敵なテントとの出会いにぜひお役立てください。
この記事の概要
・オクトスのテントは軽量モデルと通常モデルの2種類がある
・オクトスのテントはコスパの高さと軽さが魅力
・初めてのテントなら最も軽く快適性も高いアルパインライトテントがおすすめ
オクトスのテントの特徴
オクトスのテントは軽量に重点を置いた「ULシングルウォールテントシリーズ」とフライシートのついたダブルウォールの「アルパインテントシリーズ」の2種類があります。
ダブルウォールである「アルパインテント」は入口がメッシュシートにもなる通気性の良いインナーテントに、撥水加工が施されたフライシートのついた居住性のある1人から4人用の二層構造のテントです。
シングルウォールの「ULシングルウォールテント」は、フライシートがないためその分軽量です。
防水・浸透性能を備えた生地を使用した1人から2人用の一層構造のテントで、設営がしやすくコンパクトに収納することが出来ます。
またコストパフォーマンスが高く他のメーカーと比べてリーズナブルなこともオクトスのテントの特徴のひとつといえるでしょう。
オクトスのテントは使用者は少なめで超軽量とは言えない。
でも2万円代で1.6kg代のテントというとなかなかない安さ。
マニアに人気な国産テントです。
オクトスのテントを選ぶメリット・デメリット
「アルパインテント」と「ULシングルウォールテント」では構造が違いますから勿論メリット・デメリットがあります。
こちらではそれぞれのメリット・デメリットをまとめたので、ご自身のアウトドアスタイルに合わせてテントを選ぶ基準にしてみてください。
デメリット
ダブルウォールである「アルパインテント」は生地2枚とフレームを合わせて1,597gと他のメーカーと比べてもやや重く、居住性よりも軽さを重視したいという人にはこの重量が難点になるかと思います。
雨の日の出入りがしづらい(ULシングルウォールテント)
シングルウォールである「ULシングルウォールテント」はフライシートがないため結露が発生しやすく、前室となるスペースがないので居住空間が限られてしまいます。
そのため、雨の日の出入りがしづらかったりなどの欠点があります。
メリット
前室があり靴や荷物を置くことができ、居住スペースを広くとれる。(アルパインテント)
アルパインテントは前室が広めで荷物や靴を置くスペースがあり、居住空間を広く確保しています。また前室があることで雨の日などはそこで調理をすることもできます。
本体とフレームを合わせて938gととても軽い(ULシングルウォールテント)
ULシングルウォールテントは本体とフレームを合わせて938gととても軽く、またインナーポール方式なので設営がしやすくコンパクトに収納ができるため持ち運びが簡単です。
オクトスのテントの使用感・クチコミ
実際に使っている人のクチコミや評判を集めてみました。
悪い口コミ
一部の商品がバージョンアップに伴い大幅値上げがあったようです。オクトスのテントはそのリーズナブルさが魅力のひとつ。
ですが、製品自体には大変満足しているようなので以前より快適に使いやすくなった分の値上げは仕方のない事かもしれませんね。
急な値上げもあるので、なるべく早めに決めておきましょう。
特に品薄になる時期は価格が上がりやすいです。
良い口コミ
やはりそのコストパフォーマンスの良さが高く評価されています。キャンプでもテント泊でも性能的に十分で、安かろう悪かろうというレビューは見受けられませんでした。
総評
外で身を休める拠点であるテントは、やはりこだわりたいところ。オクトスのテントはリーズナブルでありながら、優れた機能性を備えたテントであるといえるでしょう。
オクトスのおすすめテント
オクトスのテントはその軽量さとリーズナブルな価格帯から、荷物を軽くしたい登山でのテント泊から初心者キャンパーまで幅広い人におすすめです。
こちらではオクトス定番のアルパインテントの新しいモデルと、持っていると何かと便利なツェルトとアンダーグランドシートを紹介します。
オクトス:アルパインライトテント
定番のアルパインテントに比べ重量が169g軽量化され、更に耐水圧も1,500mmから5,000mmに大幅にスペックアップしたアルパインテントの「ライトモデル」になります。
付属のペグは「ジュラルミンペグ」から「Xフレームペグ」に、本数も「11本」から「8本」に変更されています。
出入り口の開閉部が中央に設置されファスナーは全開に開けられるようになっているため、前室を広く使用することが出来ます。
タイプ:ダブルウォール
他社比較重量 / 1,697g(ペグ、張り綱を除く)
テント本体 / 779g
フライシート / 392g
アンダーグランドシート / 169g
張り綱 / 16g
ポール / 484g
ペ グ / 89g
収納袋 / 42g(本体袋・ポール袋・ペグ袋)
人数:2人用
サイズ:高さ100cm×幅205cm×奥行120cm
フライシート:耐水圧/5,000mm
オクトス:NEWアルパインテント
定番のアルパインテントが改良されて再登場したこちらの「NEWアルパインテント」。
何が変わったかというと変更点は2つあり、まず1つ目はペグダウンループの素材をナイロン製に変更し、フライシートへの色移りが解消されたこと。
そして2つ目は、2人用に採用されているテント天井部のベンチレーションを1人用にも採用したことです。これにより通気性が向上し、より快適に過ごすことが出来るようになりました。
総重量 / 1,971g
他社製品との比較重量 / 1,799g(ペグ・張り綱・リペアポールを除く)
テント本体 / 797g
フライシート / 493g
張り綱 / 37g
ポール / 462g
リペアポール /8g
ペ グ / 127g
収納袋 / 47g(本体袋・ポール袋・ペグ袋)
人数:2人用
サイズ:高さ100cm×幅205cm×奥行120cm
インターネットのショッピングサイトでは、アルパインテント・アンダーグランドシート・コンプレッションバッグの3点セットの取り扱いもあります。
コストパフォーマンスも良く、初心者の人で一からテント周りのものの購入を考えているのであれば、こういったセット販売を探してみると良いでしょう。
オクトス:UL透湿防水タフツェルト/ロング
1人から2人が並んで横になれるサイズのツェルトです。
重量が380gと軽量でコンパクトになるため緊急用にとても持ち運びしやすくなっており、防水・防風・透湿性に長け結露が生じにくく使用時の不快感を軽減しています。
なるべく荷物を軽くしたい登山時や緊急のビバーク時の使用はもちろんのこと、キャンプ時の荷物置きや調理スペースとしても活用することが出来ます。
【素 材】 15D透湿防水マイクロリップストップナイロン
【耐水圧】 1,000mm
【透湿度】 8000g/㎡/24h
【サイズ】 レギュラー / 間口100cm×奥行200cm×高さ100cm(天井部奥行145cm) ロング / 間口100cm×奥行220cm×高さ100cm(天井部奥行165cm)
【収納サイズ】 レギュラー / 直径10cm×高さ18.5cm ロング / 直径10cm×高さ20.5cm
【重 量】 レギュラー / 355g ロング / 380g
【使用人数】 1~2人用
【出入口数】 前後2ヵ所
【底部仕様】 底割れ式(紐3ヵ所)
【ベンチレーター数】 前後2ヵ所(φ14cm、外周43cm)
オクトスのグランドシート
テント下に敷いてグランドシートの汚れや擦れを防止し、テント下の耐久性を向上してくれるオプションシートです。
地面からの雨水や湿気の侵入を防いでくれるのでテント内の結露を防止する効果もあります。表裏の使い分けはなくどちらの面を下にしても使用でき、テント設営時などの荷物一時置きとしてもとても便利なので、ぜひ持って行くことをおすすめします。
まとめ
「アルパインテント」と「ULシングルウォールテント」それぞれに適したシーンがありますが、ダブルウォールである「アルパインテント」の方が汎用性が高く、また快適性に優れています。
そのため、初心者の人でこれからテントの購入を考えている人は、アルパインテントシリーズをおすすめします。
オクトスは直営店かオンラインショップでしか取り扱いがなく、実際に手にしてチェックすることが難しいことから特に初心者の人は二の足を踏んでしまうことでしょう。しかしその
優れた機能性と信頼できる品質、そして何よりそのリーズナブルさは他と抜きん出ていますから、ぜひ選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。
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・ニーモ / ファイントラック /アライテント /ゼログラム
プロモンテ /ネイチャーハイク / ノースフェイス
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【選び方別】
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