・初めての冬山登山靴はノースフェイスのヴェルトS6K
もう数年前になりますが、私が初めて買った雪山用登山靴は、ノースフェイスのヴェルトS6Kです。 (片足905g)
アイゼン装着用のでっぱりが前後についている( 前コバ、後ろコバといういます)厳冬期モデルです。このでっぱりが前後にあると、ワンタッチアイゼン、セミワンタッチアイゼン、ストラップアイゼンなどの全てのアイゼンを装着できます。
この靴は日本の冬山~海外の山まで対応できるとうたっています。
冬季縦走からアイスクライミングまで対応できます。
雪が進入しにくい入り口になっています。
ノースフェイスの販売ページはこちら
セミワンタッチアイゼンの装着については、つま先を前に入れて
後ろコバにかけて
ストラップを前に通し
停め具に通して反対側に引っ張ります。グリベルのアイゼンの場合は、リングに通して引っ張ります。
こんな感じで装着できます。アイゼンと靴の隙間はほぼなく、モンベルの店員さんにもチェックして頂きましたが、問題なしと回答いただきました。
この靴に限った話ではありませんが、靴とアイゼンの隙間にあまりにも雪が詰まると、アイゼンのアンチスノープレートに負荷がかかり、故障の原因になります。
・ヴェルトS6Kを選んだ理由は?
選んだ理由はこんな感じです。
・保温加工で肌さわりが良く、足元が暖かい
・ワンタッチアイゼンに対応しているので、アイゼンの選択肢が広い
(スキーも履けます)
・ソールが硬く、アイスバーンでもアイゼンで蹴りこんで登れる
ソールが柔らかいと使い物にならないので、
大事な要素です。
柔らかいとアイゼンがしっかり固定できず、
いざというときに外れる恐れがあります。
ogasakaのスキー板にもこのように装着できます。スキー靴は使わなくなりました。
スノーボードはこんな感じで装着できます。
・ヴェルトS6Kを使ってみての感想
何より夏靴より暖かいです。
唐松岳なんかでラッセルしてても寒さを感じることはありません。
赤岳で-20度近い早朝には少し冷えました。
靴用のホッカイロを足の下ではなく上に入れれば完璧です。
こんな風によっぽど寒いときでなければ大丈夫だと思います。
ソールの硬さもバッチリで西穂高岳の独標手前からの登りも楽々でした。
私にとって大きかったのは、スキー靴とボード靴を処分できたことです。
スキー靴については、私のようにエンジョイ勢ならではありますので、
ご注意ください。
大会に出たりするような人はソールの固さがないと、
パフォーマンスを発揮できないと思います。
・初めての雪山登山にヴェルトS6Kはオススメです
中途半端な登山靴を買うと、結局買いなおすことになるので、どうせなら冬季縦走モデルを買いましょう。
これから冬山登山を始めようという方も登山を始めたときは冬山に登るつもりもなかったはずです。少なくとも私はそうでした。
これを読んだ方が更なる雪山の楽しみを見つけられますように
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