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登山の雷対策(テント泊~行動中)と危険な理由

この記事はPR商品を含みますが、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、ヤマノブログがインターネット調査を行い、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

この記事でわかること
・登山中の雷の危険性がわかる
・雷への対策がわかる

・登山中の雷が危険な理由

高い山の上では、雷は恐ろしい存在です。なぜなら雷雲はあっという間にやってきて、突然落ちてくるものだからです。山岳事故の事例としても死亡事故につながりやすいので、注意したいですね。

実際に発生した落雷事故の詳細は、下記にまとめています。参考まで

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・落雷の対策

・テント泊

雷の音が聞こえたら山小屋に避難することです。

音が鳴り始めてから雷が落ちるまであっという間なので、速やかに避難することが必要です。テント泊では、雷でなくてもいざという時に山小屋に避難する可能性を考え、山小屋の宿泊ができるだけの予備のお金は持っていくようにしましょう。

もしテント場に雷が落ちた場合、直撃でなくてもかなりの広範囲に電気が伝い、感電するリスクがあります。

雷は一度落ちた場所から20km圏内が落ちる可能性があると言われているそうです。光が見えてから音が聞こえるまで10秒あったとしても音速340m/sと考えると、4km以内程度ですから、光が見えるような範囲はすべて危険範囲に入っていると言えるかと思います。

実際に雨のテント泊で雷鳴が聞こえてくると本当に怖いので、対策をしっておくだけでも心の不安を軽減できるかと思います。

・行動中

対策方法

・雨雲レーダーを活用する
・山頂、尾根、岩場からは離れる
・木の真下には立たないこと
・事前に過去の落雷事故現場を知っておく
・姿勢を低く、地面につく面積は小さくする

・雨雲レーダーを活用する

雨雲レーダーで雷雲の動きを推測し、状況によっては計画変更することが必要です。最近は雨雲レーダーで検索すれば無料のアプリが多いので、それを活用するようにしましょう。

・山頂、尾根、岩場からは離れる

過去の落雷事故の現場を見てみると、尾根伝いや鎖場、梯子がある岩場などが多いです。そのような場所からすぐに離れることが大事です。


・木の真下には立たないこと

木の真下に立つと木に落雷が落ちた時に巻き込まれます。最低でも5mほど離れるようにしましょう。


・事前に過去の落雷事故現場を知っておく

落雷事故現場は再現性がある事故です。雷が落ちやすい場所というのは地形的に存在しています。特に森林限界以上の高所では、雷は空から縦に走るのではなく、水平に横向きに落ちてきます。

そもそも雷は地面から空に向かっているのですが、そうまるで落ちてくるように見えるのですが、どこから雷鳴が響いてもおかしくないということです。

西穂高岳の独標付近や北岳の稜線上、中央アルプスの将棋頭山など、事故の多い場所では特に気を付けましょう。

雷の多い場所
富士山:山頂付近
北アルプス:西穂高岳の独標付近
北アルプス:北岳の稜線上
北アルプス:黒部五郎岳の稜線上
北アルプス:槍ヶ岳山頂、稜線上
北アルプス:白馬岳、稜線上
北アルプス:燕岳、大天井岳、爺ヶ岳
中央アルプス:将棋頭山
東京:高尾山の山頂付近
丹沢:鍋割山の山頂付近
日光連山:男体山
尾瀬ヶ原:山小屋付近の木道
鈴鹿:御在所岳

将棋頭山に至っては落雷に対する避難小屋が作られたのが起源となるような山小屋もあるくらいです。

北岳を含む白根三山には避雷針も点在しており、テント泊中に山小屋に避難するようなことも多いようです。

登山人口が多いからかもしれませんが、北アルプスの稜線上は事故が多く、どこも危険と考えた方がよさそうですね。


・姿勢を低く、地面につく面積は小さくする

雷は高い位置に落ちるといわれるので、姿勢を低くすることは落雷リスクを下げることができます。

・身に着けた金属のものは外さなくても良い

金属を身に着けていると雷が落ちやすいということを聞いたことがある人もいると思いますが、実際は落ちるリスクは変わらないそうです。

逆に金属を付けていたことで雷の逃げ道となり助かったというケースもあるので、関係はなさそうです。

・雷が発生しやすい状況とは?

雷の予兆

・気温が高くなる時期(夏が多い。春秋も雷あり)の午後
・黒く厚い積乱雲が発生しているとき
・空気が澄んでいて湿気が多いとき
・急に冷たい空気を感じた時

正直、雷の予兆を感じとるのはとても難しいです。でも午後になると大気が不安定になりやすいので、早めの時間に行動することは心がけましょう。

まとめ

雷の対策は、遭遇してからの対処はできることが少ないので、事前に天気を十分に調べて雷雲を避けることが最も有効です。

参考までに携帯式の雷警報器というものがあります。もし心配ならこちらの警報器を携帯しておくと安心です。

携帯型パーソナル雷警報器(雷検知器)ストライクアラート

  • サイズ:高70×幅51×厚21mm
  • 重量:75g(電池含む)

雷が鳴り始める前に通知してくれるのはすごいですね。60km先までの雷を察知できるそうです。

この上位機種のストライクアラートHD SA100HD も所有していますが、こちらの方がコストパフォーマンスもよいですので実用的です。

amazonレビューより
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