1度は履いて雪の上を歩いてみたいスノーシュー。
ですが、価格は高く、機能も豊富なので何を選んでいいのかわかりにくいのも事実。
今回はそんな方向けに、アメリカメーカーのタブスのスノーシューを紹介します。
履きやすく、万能な性能なモデルが多いので、これからスノーシューを選ぶという初心者の方に特におすすめなので、この記事を読んで、自分に合ったスノーシューを選びましょう。

TUBBSのスノーシューにはこんなメリットがあるよ
・ヒールリフターが高い位置に設定されていて、
MSRを超える登りやすさ
・ダイヤル式で装着のしやすさに優れている

結論から言うと、
グリップ力はMSRに、歩きやすさはTSLに負けますが、
ダイヤル式の装着のしやすさと高い登攀(とうはん)能力を備えたバランスの良いスノーシューです。
平地のハイキング用ではなく、
登山用としてアクティブに攻めたい人におすすめです。
私が使っているのは旧モデルのTUBBS FLEX ALPですが最新モデルはベルトが調節しやすく、使用感もアップしています。

それでは早速「TUBBSのスノーシュー」を見て見ましょう!

対象は以下の表にまとめてますが、
これを見てもどれがいいかって分かりにくいですよね。
編集部で中でもおすすめなものを選出しましたので、理由と共にぜひ読んでみてね。

| 商品名 | MOUNTAINEER | FLEX VRT | FLEX ALP | PANORAMIC | WILDERNESS | FLEX RDG | FLEX TRK |
| カテゴリー | バックカントリー | バックカントリー | バックカントリー | デイハイキング | デイハイキング | デイハイキング | デイハイキング |
| 用途 | 本格雪山登山 重荷対応 | 急峻なアルパイン バックカントリー | 雪山登山 BC滑走 | 起伏のある スノーハイク | 起伏のある スノーハイク | スノーハイク 初心者向け | スノーハイク 初心者向け |
| 重量(ペア) | 2.24kg(25″) | 2.03kg(24″) 1.98kg(25″) | 2.08kg(24″) 2.02kg(25″) | 1.98kg(25″) | 1.96kg(25″) | 1.79kg(24″) 1.59kg(22″W) | 1.82kg(24″) 1.60kg(22″W) |
| サイズ展開 | 25, 30, 36インチ | 24, 28インチ(M) 21, 25インチ(W) | 24, 28インチ(M) 21, 25インチ(W) | 25, 30, 36インチ | 25, 30, 36インチ | 24インチ(M) 22インチ(W) | 24インチ(M) 22インチ(W) |
| バインディング | ActiveFit 2.0 (ダイヤル式) | DynamicFit 2.0 (BOAシステム) | ActiveFit 2.0 (ストラップ式) | DynamicFit 2.0 (BOAシステム) | 180 Pro (ストラップ式) | CustomWrap 2.0 (BOAシステム) | 180 EZ (ストラップ式) |
| クランポン | Anaconda + Python | Viper 2.0 カーボンスチール | Viper 2.0 カーボンスチール | Cobra + Tubbs Heel | Cobra + Tubbs Heel | Traction Rails + Tubbs Toe | Traction Rails + Tubbs Toe |
| ヒールリフト | ○ | ○(高設計) | ○(高設計) | ○ | ○ | ○ | ○ |
| フレーム | Pro-Step アルミ | Torsion Deck 樹脂フレックス | Torsion Deck 樹脂フレックス | Fit-Step 2.0 アルミ | Fit-Step 2.0 アルミ | Torsion Deck 樹脂フレックス | Torsion Deck 樹脂フレックス |
| 特徴 | 最大荷重対応 重装備登山 | 最高グリップ力 急斜面対応 | BC滑走に人気 軽量堅牢 | BOA装着 カーボンクランポン | 安定性重視 長距離向け | BOA装着 初心者最適 | コスパ最高 入門モデル |
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その理由や詳細は記事をご覧ください。
タブス(TUBBS)はアメリカのスノーシューメーカー

タブスはアメリカのスノーシューメーカーで、1906年設立から100年以上も歴史のあるメーカーです。
日本ではMSRやモンベルで取り扱いのあるATLASが人気ですが、タブスのスノーシューも負けない実力を誇っています。

タブスはバランスが良く、突出した能力は少ないですが、
扱いやすいスノーシューです。
シリーズは4種類
タブスのスノーシューは大きく4種類に分かれています。
・バックカントリーや高所登山で活躍できる「backcountry」モデル
・森林限界以下の登山で使いやすい「dayhiking」
・平地歩きで歩きやすい「trailwalking」
・子供向けの「youth」
性能も価格も「backcountry」が最も高いです。
タブスは登る力が強いスノーシューが魅力なので、雪山登山を積極的にするなら「backcountry」一択になります。
子供向けのモデルが豊富なのも特徴なので、家族で冬キャンプやスノーシューハイクを楽しみたい方にも向いています。

ただし、日本では子供向けモデルはamazonも楽天も出品なし。
大人向けに比べて需要が少ないので、供給量が足りていません。
子供向けを探すなら他メーカの方がおすすめ
タブス(TUBBS)のスノーシューの特徴
TUBBSのスノーシューを選ぶメリットとデメリットを見ていきましょう。
・グリップ力の評判はMSRに劣る
・歩きやすさはTSLのスノーシューに劣る
・日本では取り扱い店舗が他メーカーに比べて少ない
・登りやすさ(ヒールリフターの高さ)が他メーカーよりも優れている。
・装着がとてもしやすい
・価格が同性能の他メーカーに比べて安いことが多い

登りやすさに優れているので、
アクティブな登山・バックカントリーをしたい人におすすめ
おすすめのTUBBS(タブス)スノーシュー
| 商品名 | MOUNTAINEER | FLEX VRT | FLEX ALP | PANORAMIC | WILDERNESS | FLEX RDG | FLEX TRK |
| カテゴリー | バックカントリー | バックカントリー | バックカントリー | デイハイキング | デイハイキング | デイハイキング | デイハイキング |
| 用途 | 本格雪山登山 重荷対応 | 急峻なアルパイン バックカントリー | 雪山登山 BC滑走 | 起伏のある スノーハイク | 起伏のある スノーハイク | スノーハイク 初心者向け | スノーハイク 初心者向け |
| 重量(ペア) | 2.24kg(25″) | 2.03kg(24″) 1.98kg(25″) | 2.08kg(24″) 2.02kg(25″) | 1.98kg(25″) | 1.96kg(25″) | 1.79kg(24″) 1.59kg(22″W) | 1.82kg(24″) 1.60kg(22″W) |
| サイズ展開 | 25, 30, 36インチ | 24, 28インチ(M) 21, 25インチ(W) | 24, 28インチ(M) 21, 25インチ(W) | 25, 30, 36インチ | 25, 30, 36インチ | 24インチ(M) 22インチ(W) | 24インチ(M) 22インチ(W) |
| バインディング | ActiveFit 2.0 (ダイヤル式) | DynamicFit 2.0 (BOAシステム) | ActiveFit 2.0 (ストラップ式) | DynamicFit 2.0 (BOAシステム) | 180 Pro (ストラップ式) | CustomWrap 2.0 (BOAシステム) | 180 EZ (ストラップ式) |
| クランポン | Anaconda + Python | Viper 2.0 カーボンスチール | Viper 2.0 カーボンスチール | Cobra + Tubbs Heel | Cobra + Tubbs Heel | Traction Rails + Tubbs Toe | Traction Rails + Tubbs Toe |
| ヒールリフト | ○ | ○(高設計) | ○(高設計) | ○ | ○ | ○ | ○ |
| フレーム | Pro-Step アルミ | Torsion Deck 樹脂フレックス | Torsion Deck 樹脂フレックス | Fit-Step 2.0 アルミ | Fit-Step 2.0 アルミ | Torsion Deck 樹脂フレックス | Torsion Deck 樹脂フレックス |
| 特徴 | 最大荷重対応 重装備登山 | 最高グリップ力 急斜面対応 | BC滑走に人気 軽量堅牢 | BOA装着 カーボンクランポン | 安定性重視 長距離向け | BOA装着 初心者最適 | コスパ最高 入門モデル |
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安さ重視のゆる~いスノーシューハイク用「FLEX ESC」
タブス trailwalking:FLEX ESC

平地歩きなら「FLEX ESC」がおすすめ

安い理由がどこにあるかというと、
装着機構やヒールリフターという登りやすさをサポートするパーツにあるよ。
もう1つ上の「FLEX TRK」と比べると、坂は上りにくいので注意です。
タブス trailwalking:WAYFINDER
WAYFINDERは、トレイルウォーキングモデルのフラッグシップで、履きやすいBOAシステムを使ったスノーシューです。
登りも下りもバランス良く楽しめる「FLEX TRK」
坂があっても歩きやすい中性能のモデルです。
適度なグリップ力と登りやすさがあるので、滑落の危険性がない場面であれば一番楽しめます。
下山時にはやや滑りながら降りていく楽しさを味わうことができます。
タブス dayhiking:FLEX TRK
FLEX TRKは、リーズナブルですが、ヒールリフト機構や、簡単に脱ぎ履きができるビンディングで、初心者の方などにおすすめのスノーシューです。
つま先には金属製の爪でグリップ力が高くなっていて、急な登りにも対処できるヒールリフト機構により、疲れも少なくなっています。
ライバルのMSR EVOには、ヒールリフト機構が無く、機能面でやや劣り、価格面でもFLEX TRKがリーズナブルになっています。

一通りの機能があるので、初めてスノーシューを購入する初心者の方などにおすすめです。
ダブス dayhiking:PANORAMIC
PANORAMICは、dayhikingモデルのフラッグシップモデルで、簡単に履くことのできるBOAフィットシステムや、カーボンスチールの刃は雪だけでなく、凍った路面でもしっかりとグリップします。
フラッグシップらしく、ヒールリフト機構も搭載されていて、登りでも使いやすくなっています。
MSRのライトニングエクスプローラーなどがありますが、取り付け方法がBOAな分、PANORAMICの方が簡単に装着できおすすめです。
ダブス dayhiking:FLEX RDG
FLEX RDGは、履きやすいBOAシステムを搭載したリーズナブルなスノーシューです。
BOAシステムは、ダイヤルを回すだけで簡単に装着できるので、大きい手袋などをしてうまく手が使えない雪山では、とても重宝するシステムです。
また、つま先だけでなく、全体に配置された爪でグリップ力も高くなっています。もちろんヒールリフト機構も付いているので、急な登りも楽に登ることができます。

BOAシステムを気が来るに試すことができます。
森林限界周辺まで使いやすい「FLEX ALP」
タブス backcountry:FLEX ALP
FLEX ALPは、雪山登山に向いたバックカントリーモデルで、カーボンスチールの爪など、凍った路面でも、しっかりグリップするモデルです。
ヒールリフト機構も装備しているので、急な登りにも対応しています。
アクティブフィット2.0により、脱ぎ履きも簡単で、履き心地も良くなっています。

私が愛用しているのはこちらのモデル。
昔はクラシックなラバーストラップでしたが、
最新モデルは装着も簡単になっています。
本格的な雪山登山やバックカントリーで活躍する「FLEX VRT」

スノーシューハイク用に比べて底面のグリップ力が強化されたモデルです。
グリップ力はMSRほどではありませんが、その分価格は安めです。

VRTというのは、「垂直(vertical)」の略です。
垂直に登れるという登る力の高さをアピールしたかったのかと思います。
タブス backcountry:FLEX VRT
FLEX VRTは、BOAシステムの履きやすさと、グリップ力の高いカーボンスチールの爪が付いています。
dayhikeingモデルと比べて、グリップ力の高さと履きやすさが特徴のバックカントリーモデルで、凍った路面にも対応します。
MSRのEVOエクスプローラーと比べると、価格がリーズナブルなのも魅力の1つです。
あらゆる雪面に対応する「MOUNTAINEER」

タブスの最高級のモデルです。
グリップ力が強化され、ビンディングも改良されています。
VRTと比べて価格差も大きくないので、迷うくらいならこちらがおすすめ
タブス backcountry:MOUNTAINEER
MOUNTAINEERは、バックカントリーモデルのフラッグシップモデルの1つで、アルミフレームの丈夫さ、カーボンスチール製の爪のグリップ力の高さを併せ持ったモデルです。
ヒールリフト機構も装備され、バックルもBOAではありませんが、簡単に脱ぎ履きができるEZヒールバックシステムが装着されています。
2.24kgとやや重たいですが、斜面はもちろん、凍った路面など登山中の色々な路面にも対応します。
MSRのEVOアッセントと競合し甲乙つけがたいですが、価格面でややMOUNTAINEERがリーズナブルです。

試着してどちらかを選ぶのもアリです
子供向けモデル
タブス youth:SNOWGLOW
4~8歳の子供に向いたスノーシューの1つが、SNOWGLOWです。
簡単に装着でき、スノーシューに取り付けられたLEDが歩くたびに光る仕組みになっているので、楽しく歩くことができます。
初めてスノーシューを楽しむ子供におすすめのモデルです。
タブス youth:STORM
STORMは、6~10歳向けの本格的なスノーシューの1つで、履きやすいクイックロックバインディングを装備したモデルです。
簡単に履けるのはもちろん、しっかりとしたつま先の爪も装備されています。
小学生のお子さんに向いたモデルです。

高学年8~12歳向けのGLACIERもあります
まとめ
タブスの製品は、BOAシステムなどによる履きやすさと、バランスの良さで、MSRやATLASにも負けない実力を持ったスノーシューです。
また、バックカントリー向けや森林限界以下に向いたモデルなど、4種に分かれているのもわかりやすく、選びやすいのが特徴です。
具体的には、
・登山で使うなら、機能全部入りの「MOUNTAINEER」
・森林限界付近以下で使うなら、バランスが良く歩きやすい「FLEX TRK」
・スノーシューハイキングを楽しむなら、平地に向いた「FLEX ESC」
・迷ったら万能な、「FLEX ALP」
がおすすめ。
みなさんもタブスのスノーシューを履いて、雪の山に出かけましょう!
・性能重視で検討するなら「MSRのスノーシュー」
・平地の歩きやすさを重視するなら「TLSのスノーシュー」
・平地の浮力を重視するなら「ATLASのスノーシュー」
・登りやすさを重視するなら「TUBBSのスノーシュー」
・【総集編】おすすめのスノーシュー
・ワカンとスノーシューの違いは?






















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