【使用感レビュー】登山でのオクトス ウイングタープライトの利用例 雨のテント泊を快適に
・オクトス ウイングタープライトの凄いところがわかる
・オクトス ウイングタープライトのちょっとダメなところがわかる
本記事の内容
・オクトス ウイングタープライトの基本性能
・重さ:220g
・サイズ:330cm×289cm×228cm×
・耐水圧:1000m
・透湿性:8000g/㎡/24h
オクトス ウイングタープライトの特徴をひとことで言うと、軽さに特化したタープです。登山という荷物が限定されるアクティビティには非常に向いているということもあり選びました。
・ウイングタープライトの設営方法
ウイングタープライトは四隅にループがあります。これを使って設営をするのですが、テントで使う場合とツェルトで使う場合で設営の仕方が違います。
それぞれ分けてご説明しますので、参考にしてみてください。
・テント泊での利用
テント泊の設営では、トレッキングポール2つとガイライン4つ(4m2つ、2m2つ)、ペグ6つを使用します。トレッキングポールは2つは長辺に使います。
・短辺はそれぞれガイラインで引っ張って、ペグを打ちます。写真では、隣の友人のテントに引っ掛けています。立ち木がある場合は、利用するのも良いでしょう。
・長編2つは4mガイラインを2又に通して、トレッキングポールに巻き付け、左右にガイラインで引っ張ってそれぞれペグを打ちます。1本のガイラインを2又に分けるため、4mと長めがおすすめです。
2又に分けるのは、耐風性を上げるためです。無風なら1本でも良いですが、2本の方が安定します。
・ツェルト泊での利用
テント泊の設営では、トレッキングポール2つとガイライン4つ(10cm1つ、2m2つ、4m1つ)、ペグ4つを使用します。トレッキングポールは2つは長辺に使います。
・短辺はそれぞれガイラインで引っ張って、ペグを打ちます。これはテント泊の場合と同じです。
・長編2つは、1つは4mガイラインを2又に通して、トレッキングポールに巻き付け、左右にガイラインで引っ張ってそれぞれペグを打ちます。1本のガイラインを2又に分けるため、4mと長めがおすすめです。
もう1つは、ツェルトの一方のトレッキングポールに引っ掛けます。
やや重いですが、ポールはDODタープの200cmが使いやすいです。
軽量化したいときは、トレッキングポール2本を100均の結束バンドでまとめれば、連結して使うということもできます。
・ウイングタープライトを選ぶメリット
・軽い
220gと軽く、かさばらないのが大きなメリットです。最初から雨とわかっていないような場合もあるので、そのときに持っていくか迷うようなら初めから軽いものを選んでおきたいという思いがありました。
・設営が容易
ウイングタープライトの設営はタープの中でも楽です。雨天時のテント泊ではすみやかに設営しないと荷物や自身を濡らすリスクが高まります。
実際に私は設営に手間取って荷物を濡らして後悔したことがあるので、設営の容易さは非常に重要だと思います。
・大雨に打たれても雨漏りなし
音がうるさくて眠れないほどの大雨でも、雨漏りはありませんでした。耐水性としては他のオクトスのタープと比べても高い方ではありませんが、タープの仕組み上、水を受け流してくれるので、雨漏りはありませんでした。
気をつけるところとしては、設営がしっかりできていなくて、タープがたわむと、そこに水が溜まるので、雨漏りの原因になる可能性があります。
・ウイングタープライトの気になるところ
・ウイングタープは有効範囲が少ない
ウイングタープは、見た目面積の割に、雨を防げる有効な範囲は狭いです。
反面設営の面積をとらないので、場所が限られた登山のテント場でも使いやすいとも言えるかもしれません。
・キャンプとは併用しにくい
ウイングタープは登山に非常に向いています。言い方を変えると、性能が極端なんです。ここまでお伝えした通り、軽さの反面、有効範囲が少ないので、雨キャンプで料理をしたりするスペースとしては不十分です。
・水は含みやすい
これはどのタープでも同じですが、雨のテント泊でタープを使うと雨漏りがなくとも、結露で濡れたりするので、絞れるほど水を含みます。重さが増すので、その点は気を覚えておきましょう。
・使用感まとめ
これまでテント泊で1回、ツェルト泊で2回使ってみましたが、登山にもっていくタープとしてとても満足しています。ただ友人と複数テントでタープを共用するときには向いていないと感じました。
複数人で併用するなら、790gとちょっと重いですが「DD Hammocks DD タープ 3×3」がおすすめです。登山でもキャンプでも使えます。
DD Hammocks DD タープ 3×3
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