ウインドシェルは、レインウェアやソフトシェル、ハードシェルで代用できるので、必ず必要なウェアではありませんが、あれば便利なウェアです。
使える場面は多く、価格もそこまで高くないので、一着あると便利です。
ウインドシェルはランニングや旅行でも使えそうだね
登山に限らず使用できる場面の多いウインドシェル。どんなものか見てみましょう
※クラウドワークスにて愛好家の方に「【登山者限定】買って良かったウインドシェルを教えてください」というアンケートをとりました(調査期間は2023年05月26日~2023年06月17日 )。
カリマー|ウインドシェルフーディ
色んなメーカーの物を試しましたが、藪漕ぎなどで傷が付いたり穴が空いたり、高価な物を買ってもすぐにダメにしてしまっていました。昨年買ったカリマーのシェルジャケットは耐久性に強く金額的にもお手頃だと思います
ブラックダイヤモンド|ディスタンスウィンドシェル
ストレッチ性が高いので、動いた時や風が吹いた時にごわつきがありません。フィット感が良いので、少し激しく上下に動いても快適です。薄手なのに耐久性、通気性が優秀で、年間を通して使用できます。長く使用できるので、コスパ的にも優秀な一着です。
ノースフェイス|ベンチャージャケット
ノースフェイス|ベンチャージャケットの良かった点はまず、見た目がシンプルでカッコよくて普段使いにも着れるのでお得なところとあとは軽いので脱いでも邪魔になりません。ここが残念だったのは思っていたより薄かった点です
パタゴニア|フーディニジャケット
かなりの軽量で、小さく畳めてコンパクトになり、すごく薄いのに、しっかり風を通さないように防いでくれて防寒できる。山の虫除け対策にもなるので、このジェゲットを着て、虫除けスプレーをかけています。1年中使えて、登山の時は夏でも必ずリュックに入れてます。
ノースフェイス|スワローテイル フーディ
かさばらないところと、薄くて軽いので着ていないときもコンパクトにしまえて重宝。素材は薄いけど、しっかりしていて、休憩中の身体の冷えや冷たい風を十分防いでくれます。春先や秋口の自転車通勤時にも愛用しています。撥水性もあるので急な雨などもしのげます。強いていうならレディースのものは可愛らしい色が多くて、カーキなどスタンダードな色はレディースでもほしかったです。結局ダボっと着るのが好きなのでメンズのカーキがほしかったのでメンズのSを買いました。
ウインドシェルとは?
ウィンドシェルとは、その名の通り防風の機能を持っているジャケットです。
ウィンドブレイカーといった呼び方のほうが、なじみがある方が多いのではないでしょうか。
快適な山行を行うには、体温調節を上手にすることがとても重要です。
強い風に長い時間さらされ、体を冷やすと余計な体力を奪われてしまいます。
それだけではなく、汗冷えや低体温症になるリスクもあり、対策が必ず必要です。
そんな時、防風機能の優れたウィンドシェルを一枚羽織るだけで、体温調節が簡単にできる山行時にとても重宝します。
また、登山やランニング用のウィンドシェルは、防水・撥水加工が施してあり、多少の雨は全く問題になりません。
加えて、軽量でコンパクトです。
軽いものであれば100g程度で登山だけではなく、普段の生活でも常に携行できるのでとても便利です。
レインウェアとの違い
ウインドシェルは、レインウェアほどガサガサした生地ではなく、着心地が良いです。
また、軽量性・携行性・ストレッチ性・透湿性、どれをとってもウインドシェルのほうが性能が良いものが多いです。
しかし、ウインドシェルは長時間の雨や激しい豪雨ではあまり役にたちません。
雨天時には、その名の通り防水性に優れたレインウェアが活躍します。
そのレインウェアとウィンドシェルの決定的な違いは、防水性と透湿性にあります。
レインウェアは、外部から水を通さない防水性に優れていて、登山用のレインウェアになると豪雨でも耐えられる仕様となっています。
ウィンドシェルにも水を弾く撥水性を備えていますが、防水性とは似て非なるもの。
水圧に弱く、長時間の雨や激しい豪雨となると生地内に水が浸透してしまいます。
一方、ウェア内の蒸気を外に逃がす「透湿性」となるとウィンドシェルに軍配が上がります。
レインウェアは優れた防水性を持つ反面、ウェア内の蒸気を外に逃がす透湿性が低く熱や蒸気を放出しにくい特性があります。
暑い夏にウィンドシェルの代わりに使うと、熱中症や脱水症状を起こす可能性もあり注意が必要です。
ウインドシェルが活躍できる場面
山頂や稜線など、強い風にさらされた際に体温が奪われるのを避けることができます。
レインウェアでも防寒着の代わりはできますが、蒸れにくさ(透湿性)や動きやすさ(ストレッチ性)はウインドシェルの方が優秀です。
移動時の街着として使う
レインウェアや山ウェアはカラフルな色が多く、アウトドア感も非常に強いため街では浮いてしまいます。
移動時に着るのにウインドシェルは便利です。また同じ理由から、通勤や通学などの普段使いにも人気です。
ウィンドシェルは、いかにもアウトドアやスポーツのシーンで使用するという印象が強かったり、古臭い印象があったりして、普段着として取り入れるのに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
しかし、最近のものは、意外にもどんなコーディネートにも合わせやすく、ウィンドシェルを外しの要素で使うお洒落さんも少なくありません。
また、季節の変わり目や、エアコンの利いたオフィスなどの寒暖差がある場所でちょこっと羽織ったり、携行しやすいサイズであるため、カバンの中に忍ばせたりできるのでとても便利です。
おすすめのウインドシェル
画像 | 商品名 | メーカー | 価格 | 重さ(g) | 素材 |
---|---|---|---|---|---|
フーディニジャケット | パタゴニア | ◎ | 105 | リップストップ・ナイロン | |
ウインドリバーフーディ | ティートンブロス | △ | 85 | Pertex Quantum Air | |
スコーミッシュフーディ | アークテリクス | × | 155 | ナイロン | |
ベンチャージャケット | ノースフェイス | ◎ | 230 | HYVENT(R) Clear D 2.5層 |
パタゴニア のおすすめウインドシェル:フーディニジャケット
フーディニジャケットは、パタゴニアの名作中の名作と呼ばれ、数あるウィンドシェルの中でも最も人気の高いウェアの一つです。
その人気の理由は、実用性の高さ。
アウトドアシーンではもちろん、シンプルなデザインで普段着としても愛用されています。
そんなフーディージャケットの気になる機能ですが、105gと非常に軽量です。
初見の方は、ペラペラで頼りない印象をもってしまうかもしれません。
しかし、そこはアウトドアブランドのウィンドシェルです。
頼りない印象と裏腹に、リップストップナイロンという耐久性の高い生地を採用しています。
この生地は、パラシュートなどにも使用されていて、耐風性と耐久性を併せ持っているので、ちょっとした摩擦では破ける心配はありません。
また、撥水加工も施されているため、小雨程度であれば凌ぐことができます。
生地にストレッチ性はありませんが、着心地も良く重ね着もしやすいので、フリースなどを中に着れば保温性も期待できます。
携行しやすさもこのフーディジャケットの特徴で、胸元のポケットの中に収納できてしまうポケッタブル仕様です。
手のひらほどの大きさになるので、常にバックに入れておけるほどコンパクトです。
また、意外と知らない人が多いのですが、端に補強済みのカラビナ用ループも備わっているので、バッグに外付けしても良いでしょう。
このようにフーディニジャケットは、アウトドアシーンに普段使い、季節も問わず活躍してくれる実用性の高いウィンドシェルです。
パタゴニア公式サイト メンズ・フーディニ・ジャケット
パタゴニア公式サイト ウィメンズ・フーディニ・ジャケット
ティートンブロス のおすすめウインドシェル:ウインドリバーフーディ
ティートンブロスは、2009年に創業と新しい日本生まれのアウトドアブランドです。
フリースなどアウトドアで適した素材を開発しているポーラテックス社の「POLARTEC® APEX Awards」を受賞しました。
「APEX Award」というのは、ポーラテックス社が革新的かつデザイン性の高いブランドを評価して贈る賞なのですが、日本でこの賞を受賞したのはティトンブロスが初。
これをきっかけにティトンブロスは、一躍有名ブランドの仲間入りをしたのです。
そんなティトンブロスのウィンドリバーフーディは、圧倒的な着心地の良さが特徴です。
従来のウィンドシェルは防風性がある半面、カシャカシャしてて動きにくく、蒸れやすいという点があります。
ウィンドリバーフーディは防風・撥水性能に優れ、軽量なパーテックス・カンタム エアという素材を採用しています。
パーテックス・カンタム エアとは多くのアウトドア用品に使用されている防寒用素材であるパーテックスという素材の一つです。
このパーテックス・カンタムエアは、一般的なナイロン生地の25倍の通気性を持ち、透湿性が高いだけではなく、ストレッチ性も兼ね備えている優れもの。
さらに、生地にとても細かい凹凸が快適性をもたらしています。
汗をかくようなシーンで、直で素肌が多く出ているような半袖の上に羽織っていたとしても、不快なベタつきもありません。
重量も110gと軽量で、重さを感じることもないでしょう。
以上の通り、ランニングやトレランなどでも圧倒的な着心地の良さを保つウィンドリバーフーディは、激しい運動量のあるアクティビティをする方が好むウィンドシェルです。
100g前後と軽量で透湿性が高いからトレラン向けにもいいね
アークテリクスのおすすめウインドシェル:スコーミッシュフーディ
スコーミッシュフーディ
登山でもファッションアイテムとしても人気があるアークテリクスは、カナダで創業された登山ブランドです。
その製品は、高価ではありますが非常に性能が高く、レベルの高いハイカーが着ているブランドは「アークテリクス」というイメージを持っているのは私だけではないでしょう。
多くのハイカーを魅了するアークテリクスですが、その理由は高い性能だけではありません。
アークテリクスの持つスタイリッシュなデザインは、街着としても圧倒的な人気を誇ります。
スコーミッシュフーディも例にもれずファッション性が高く、一年を通して使用しているという人も珍しくありません。
機能性に関しては、特にストレッチ性と透湿性が優秀なウェアです。
撥水性能は、他の有名ブランドのウィンドシェルに譲りますが、ナイロン生地特有のシャカシャカする感じや、収納から取り出したときのシワもすぐとれるという点も魅力の一つです。
さらに、重量も155gと軽量化されていて、着ていてストレスを感じることはないでしょう。
アウトドアシーンで使用するウェアを探しているのであれば、他の有名ブランドのウィンドシェルも引けをとらない機能性をもっていますので、代替商品は見つかると思います。
しかし、街着としても使用するのであればスコーミッシュフーディの圧倒的なカッコよさに勝るものはなかなか見つからないかもしれません。
ノースフェイスのおすすめウインドシェル:ベンチャージャケット
いわずと知れた世界トップクラスの知名度を持つノースフェイス。
そのノースフェイスの中でも代表的なウェアであるベンチャージャケットは、耐水性の高いウィンドシェルです。
それを可能にしているのが、ノースフェイスの独自に開発したHYVENT機能で、ナイロン生地の裏側に特殊なコーティングを施し、耐水性と透湿性を高めています。
完全防水のゴアテックスを採用したウェアには性能では劣りますが、多少の雨や雪などは通さず、ウェア内のムレも防ぐことができます。
その上、安価であるため非常にコスパの高いウィンドシェルと言えるでしょう。
執筆時点でアマゾンのメンズアウトドアジャケットカテゴリでベストセラー1位の人気です。
このように、レインウェアとしての機能も備えるベンチャージャケットは、ウィンタースポーツなどのアウトドアシーンに最適です。
また、機能性もさることながら、デザインもすっきりしていて街着としても優秀ですので凡庸性が高いウィンドシェルといえるでしょう。
レインウェアについては以下記事をご覧ください。
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