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【使用感レビュー】雪山最強のファイントラック:エバーブレスアクロジャケット

この記事はPR商品を含みますが、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、ヤマノブログがインターネット調査を行い、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

エバーブレスアクロジャケットは、初めてハードシェルの購入を考えている初心者の方から、買い替えなどを検討している上級者の方にもおすすめできるハードシェルジャケットです。

ベンチレーションなどの機能が充実していて、なおかつ530gと軽量でストレッチ性が高いので動きやすく、ごわごわした違和感も少ないので着心地が良いです。

また、価格もハードシェルの中ではリーズナブルな価格設定です。

以下に実際に雪山での使用感をレビューしますので購入の参考にしてくださいね。

ヤマノ
ヤマノ

先に結論を言うと、エバーブレスアクロは機能性重視で検討するなら、

雪山登山に最もおすすめなジャケットです。

その理由は記事で解説します。

この記事の結論
・ベンチレーション、袖部のダブルカフ、裾部の調整など機能が豊富。
・軽量でストレッチ性が高く、ごわごわした違和感も少ないので着心地が良い。
・ハードシェルの購入を検討している人にかなりおすすめです。

この記事を書いた人
こういち

学生時代は登山部。トータル登山歴は6年、これまでに登った山は90座。
体重と運動不足が気になりだし、20年ぶりに登山を再開。あまりの肉体の衰えに衝撃を受け、ジョギングと筋トレ、登山を組み合わせることで筋肉量を維持したまま7kg減量成功。
最新の登山道具の力とトレーニングを継続しながら、100名山完登を目指して週末登山をエンジョイ中。

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この記事を書いた人:ヤマノ

この記事を書いた人:ヤマノ ギアをこよなく愛する道具オタクです。

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私は低山で道迷いをしたり、雨のツェルト泊で寝袋が水没して凍えたり、濃霧の暗闇をさまよったり、危ない思いもしてきました。これは私の知識が足りず、愚かだったからです。

素人で失敗を重ねたからこそ、優秀な登山ガイドやプロ登山家に語れない体験を経て、皆さんには装備の失敗も危険な登山もしないで欲しいと強く思います。だからこそこのブログを作りました。

登山は後から始めた方が安全に楽しめるレジャーです。リアルな失敗談を読み、反面教師として活用してくださいね。

ファイントラック:エバーブレスアクロジャケットの特徴

他社にはない音抜き穴

ヤマノ
ヤマノ

めちゃくちゃ地味ですがアクロジャケットを選ぶ一番のメリットがこの機能だと考えます。
他メーカーでもこの機能があるハードシェルはなく、
ファイントラック社のハードシェルでもアクロジャケットでないとない機能です。

けんた
けんた

ふーん、あんまり役に立ちそうに見えないけどな
この穴って何に役立つの?

ヤマノ
ヤマノ

雪山で吹雪くとフードを被ることが多いのですが、
普通のハードシェルは周りの音が聞こえにくくなるんです。

仲間や周囲の音が聞こえにくくなってしまうので、音抜き穴はめちゃくちゃ重要なんです。

換気性能・ベンチレーション

チャックの付いた黒いラインがベンチレーション部分です。白いラインはポケットのチャック。

ベンチレーションは脇腹についており、チャックの握りやすさ、場所などとても良く考えれれており、とても使いやすいです。また使いやすさだけでなく、換気性能も高くベンチレーションを開けると一気にウェア内の温度が下がるのがわかります。

同社のポリゴンアクトなどの保温着と組み合わせると、その恩恵をより感じることができます。エバーブレスアクロジャケットと一緒に、ファイントラックのベースレイヤーや、行動保温着も検討してみることをおすすめします。

ストレッチ性

ストレッチ性は、横ストレッチ121%、縦ストレッチ112%で着ているとその効果をとても感じることができます。実際にピッケルなどの使用で腕を上げても、ほとんどストレスを感じることはありませんでした。

サイズ感

サイズ感は、フィット感が良くレギュラーフィットより少しスリム寄りな感じです。身長186cmでチェスト85cm、ウエスト75cm、肩口から手首まで60cmで、シェルの下にポリゴンアクトフーディ、ドラウトフォース、アンダーウェアにモンベルのジオライン厚手を着用した場合、XLサイズで少し余裕がある着心地です。

収納

アクロジャケットは内側にポケットがあるので、スマホやカイロを入れておくと良いでしょう。

サイズも大きめで使い勝手が良いポケットです。

防風性能

防風性も高く、ファイントラック独自の防水透湿素材のエバーブレスによるのはもちろんですが、袖口にはカフがついており、袖口からの風の巻き込みを防いでくれ、さらに裾を絞れるドローコードがついています。また、若干スリムフィットなのでバタつきにくいのも、強風に強い要因の1つだと感じます。

フード

フードはコードでサイズを調整できるので高いフィット感を得ることができます。また、口が当たる部分には呼吸をしやすいようにベンチレーションがあるので、息苦しいこともありません。

さらに、フード後方にはエバーブレスアクロの特徴の1つでもある2つの音抜き穴があり、パーティの声などを聞き取りやすくなっています。

エバーブレスアクロを選んだ理由

エバーブレスアクロを選んだ理由は、ハードシェルとしてのしっかり感がありつつ、ゴワゴワ感を感じない着心地の良さと、ベンチレーションなどの機能が豊富なこと、国産で価格も他のハードシェルと比べるとリーズナブルな所です。

また、ハードシェルの下に着る保温着やベースレイヤーもファイントラックを着用しており、これらを実際に使用して良かったのも、エバーブレスアクロを選んだ理由の1つです。

比較検討した他のハードシェル

エバーブレスアクロを購入するにあたり、

モンベル ストリームパーカ
ブラックダイヤモンド ミッションシェル
ブラックダイヤモンド ヘリオアクティブシェル

の3点も購入時に比較検討しました。

まず、モンベルのストリームパーカは、着用したところ私にはサイズ感が合わず断念しました。

ブラックダイヤモンドのミッションシェルは、着用感は悪くなかったのですが、裏面が起毛のせいか少し重たく感じました。また、価格が80,190円(税込)と高く、候補からは外れました。



ヘリオアクティブシェルも着心地など悪くなかったのですが、脇下のベンチレーションが少し使いずらく、候補から外しました。

エバーブレスアクロジャケットを使って分かったこと

エバーブレスアクロの気になるところ

エバーブレスアクロは、着用しているとほとんど不満に感じるところはありませんでした。強いて上げるなら、外側についているポケットのサイズと、フードが少し小さいのが気になるところでした。

気になるところ

・外側のポケットがもう少し大きいと良かった。
・ヘルメットをかぶると、もう少しフードが大きくても良いなと思う。

ポケットが小さい

ポケット入口のチャックがもう少し長く、ポケットのサイズももう少し大きければ、冬用のグローブなどがもっと入れやすく、利便性がさらに上がったのにと思うことがあります。

雪山では、アウターグローブなどを外して細かい作業をして、再度グローブを付けるという事も多いと思います。その際に外した手袋をポケットにちょっと入れておきたい時などに上記のように思うことがあります。ただ、冬用のグローブなど大きいものが入れにくいだけで、入らないわけではありません。

その他のポケットは、内側にチャック付きが1つ、袋状のポケットが1つあります。チャック付きポケットは高さが約18cmあるので、iphone13など高さが約15cmのスマートフォンなら問題なく入れることができます。iphone13Proなど、高さが約16cmのスマートフォンも入れることができます。

ポケットについては、もう少し大きければもっと使いやすくなったと思うので少し残念な所ですが、十分な大きさは確保されているので、それほど気にするところではないかもしれません。

フードが小さい(短い)

ヘルメット(ペツル ボレオM/Lサイズ)をかぶった状態でフードをかぶると、少し引っ張られる感じがします。小さいというよりも、ヘルメットの上にフードが乗っかってしまい、体側に少し引っ張られる感じです。フロントのチャックを少し緩めれば解決しますが、もう少しフードが大きければ、と思います。

こちらももう少し大きければな、と思うくらいで使用にそこまでストレスがあるわけではありませんし、前述したようにフロントのチャックを少し緩めると解決します。

また、顔や首の形状や、ヘルメットの種類により使用感が変わるかもしれません。

逆にヘルメットを着用しない場合は、少し小さめのところがフィット感の向上につながり、快適に感じることもありました。

エバーブレスアクロの凄いところ

凄いところ

・ベンチレーション機能の高さ。
・しっかり感がありつつ、ゴワゴワ感が少なくてストレッチ性が高いので着心地がよい。
・そのほかの機能も豊富なうえに国産で価格もリーズナブル。

ベンチレーション機能

ベンチレーションはとても使いやすく効果が高いです。実際使用していても、エバーブレスアクロを選んで良かった、と思う大きな理由の1つがベンチレーションです。

他社の多くのモデルは、脇の下にベンチレーションがついていますが、チャックの開閉がやりにくいと感じることがあります。しかし、ファイントラックのベンチレーションは脇腹部分についているので、しっかりと目で見て両手を使ってチャックの開け閉めをすることができます。

また、冬用の手袋をした状態でも使いやすく、慣れてくると歩きながらでも開閉することができるようになります。ベンチレーションを開けて歩いていて、稜線に出て急に風に吹かれてもスムーズにベンチレーションを閉めることができます。

もちろん、ザックのショルダーベルトやウエストベルトに干渉しにくい場所についています。

換気性能も高く、ベンチレーションのチャックを開けてすぐに、ウェア内の温度が下がるのが体感できます。特に風が吹くとウェア内に外気が入ってきて、効率よく換気されていることがわかります。

レイヤリングは、エバーブレスアクロの下に同社のポリゴンアクトやドラウトクローを着用して雪山に行くことが多いのですが、これらのウェアにも脇腹部分にベンチレーションがついており、あわせて使うことでよりベンチレーションの効果が高くなり、同社の言うところのリンクベント機能の高さを感じることができます。

その他にも、フロントチャックを上げた際に口の当たる部分にも下向きに穴があけられており、チャックを閉めた状態で呼吸をしてもサングラスなどが曇りにくくなっています。

着心地の良さ

ハードシェルならではのしっかり感がありつつ、ハードシェルとしては軽量なので重たさも感じず、ごわごわ感が少ないので着心地はかなり良いです。

ストレッチ性も高く、急斜面でピッケルを体より上に振っても、ウェアが引っ張られる感じもほとんどありません。春、秋の高山など雪山以外でも使いたい着心地です。

多彩な機能と価格がリーズナブル

その他にも、
・フードにある音抜き用の穴は、パーティの声や、周りの音が聞こえやすい。
・袖口のカフや、裾のドローコードがあるので風を巻き込みくい。
など、機能は豊富です。

場合によっては雪山以外でも使えそうなうえに、価格が49,390円(税込)とかなりリーズナブルです。

エバーブレスアクロジャケットと合わせて使用している装備

防寒着:ポリゴンアクトフーディ、ドラウトクロー
ベースレイヤー:ドラウトフォース

防寒着には同じくファイントラックのポリゴンアクトフーディを着ています。軽くて柔らかいので、こちらも着心地がとても良いです。発汗性のが高いので、休憩中に汗冷えすることもほとんどありません。森林限界を超えるまでなど、ハードシェルを着るまでは、ポリゴンアクトをアウターにしていることが多いです。

冬期でも、近くの里山や低山、それ程標高の高くない雪山など、それ程防寒性が必要のない時には、ポリゴンアクトではなく、ドラウトクローを着ています。

ドラウトクローにもベンチレーションが付いているので、アクロジャケットとのレイヤリングの相性がとても高くなっています。

また、ほど良い保温性があり発汗性も高いので、アクロジャケットを着るまでのアウターとしても使うことができます。

冬期以外の時期でも幅広く使うことができるのでおすすめです。


アンダーウェアの上にベースレイヤーとしてファイントラックのドラウトフォースを着ています。こちらもとても発汗能力が高いので、エバーブレスアクロとポリゴンアクトフーディのベンチレーションを開けると、あっという間に汗濡れが解消されます。

まとめ

エバーブレスアクロは、ハードシェルに必要な機能を満載しながらリーズナブルな価格なので、

・初めてハードシェルの購入を検討している初心者の方
・買い替えを考えているベテランの方
・軽くて着心地が良いので女性の方

など幅広い方におすすめできるハードシェルです。

エバーブレスアクロを着て快適な冬山登山を行いましょう!

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