みなさんは、登山中にGPS付きの地図を利用していますか?
登山アプリの「Yamap」や「ヤマレコ」をダウンロードすればとても便利な地図が利用できます。
自分のいる位置がすぐに把握できたり、登山開始からの時間や距離も測ってくれます。
しかしそんな万能の地図もいちいちスマホを開かなくてはいけないので、慣れてくると手間を感じてしまいます。
「そのくらい我慢しようよ」
と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、登山中はこういう小さなことが煩わしくなってきてしまいます。
確かに、その都度スマホを開けば問題ないことなのですが、その手間が省ければどうでしょうか。
あなたの登山は加速的に快適なものになりますよ。
そこで提案したいのがスマートウォッチ。
時計で地図を見られる経験をしたら、もうスマホを開いてみる状態には戻れなくなるほど便利です。
そこで、この記事ではあなたにあったスマートウォッチがどれかを紹介していきます。
この記事を読めば、自分がどのスマートウォッチを選べばいいか悩まずに決められることでしょう。
先に結論から言うと、
iphoneユーザはアップルウォッチ
Androidユーザは
yamapを使いたいなら、カシオ:WSD-F30
ヤマレコを使いたいなら、
①コスパで選ぶならフォッシルのスマートウォッチ
⇒耐久性は微妙ですが、値段と性能のバランスがいいので、コスパ重視ならおすすめ
②ソーラー充電で長時間使うならガーミンのinstinct2
③長く使うなら耐久性が安心できるカシオのGSW-H1000-1AJRがベスト
GPS地図を見るためのスマートウォッチの条件
GPS地図をみる際に使うアプリは主に「Yamap」と「ヤマレコ」です。
Yamapは利用者も多く、使いやすいアプリです。
しかし連携できるスマートウォッチが少ないので、購入すべきスマートウォッチが限られてきてしまいます。
おそらくスマートウォッチでGPS地図をみるにはヤマレコを使用することが多くなると思います。
アップルウォッチか、WearOS搭載のスマートウォッチを買うことが必須と覚えておきましょう。
yamapの場合
yamapが使える登山用スマートウォッチはかなり限定されるので、おすすめできるものはごく一部となる。
スマホがiphoneの場合は、「Apple Watch Series 6」。アンドロイドなら「カシオスマートアウトドアウォッチ WSD-F30」だ。
アップルウォッチの最新は「Apple Watch Series 8」だが、駆動時間は同じで6の方が軽量で安い。
8は車の衝突事故検出機能が付いているので、機能の多さを重視する人だけ最新モデルを選びましょう。
>>【2024年版対応機種】YAMAPが使えるおすすめスマートウォッチ
対応機種の早見表
・お使いのスマホがiphoneの場合は、「Apple Watch Series 6」
・お使いのスマホがアンドロイドの場合は、
最も最新の「カシオスマートアウトドアウォッチ WSD-F30」
⇒価格が気になるならYAMAPの使用は諦め、ヤマレコ対応モデルで探すこと
ヤマレコが使える登山用スマートウォッチとは?
ヤマレコ対応のスマートウォッチは以下となります。
【2024年版対応機種】ヤマレコが使えるおすすめスマートウォッチ
iphoneの場合、Apple Watch一択
iphoneの場合、アップルウォッチ以外は動作保証されていないので、
アップルウォッチ一択です。
・iphoneの場合
→・Apple Watch、
・WearOS(ペアリングができてもアプリとの連携ができない場合あり)
Androidの場合、WearOS搭載のスマートウォッチ一択
Android端末の場合はWearOS搭載のスマートウォッチを選びましょう
アップルウォッチはペアリングできないので注意です
・Androidの場合
→WearOS by Google対応のスマートウォッチ
上記の通り、お持ちのスマートフォンによって買うべきスマートウォッチが変わってきます。
iphoneユーザーの方はApple watchを選択しておけば間違いありません。
しかし、AndroidユーザーのWearOS対応のスマートウォッチを選ぶ必要がありますので、購入時に確認しましょう。
おすすめの登山用スマートウォッチ
コスパで選ぶならフォッシルのスマートウォッチ
値段重視なら、FOSSILのスマートウォッチをオススメします。
10,000円台で購入できるのが何よりのポイントです。
安いだけでなく、WearOS搭載もちろんのこと、洗練されたシンプルなデザインはどんな服装にもしっくりきます。
なにかと出費の多い趣味の登山ですが、コストを抑えるならFOSSILのスマートウォッチを選んでみてはいかがでしょうか。
>>【評判・口コミ】フォッシル(Fossil )のおすすめスマートウォッチ
ソーラー充電対応モデルのおすすめモデル
ガーミンのスマートウォッチ: Instinct 2 Dual Power Graphite
ソーラー充電対応の数少ないスマートウォッチです。ソーラー充電ができるだけではなく、耐久性もGPSの性能もピカイチ。
登山中のバッテリー切れにはもちろん対策すると思います。
しかしソーラー充電機能がついていれば、二重の対策となり余計な心配をせずに登山に集中できるでしょう。
ガーミンのスマートウォッチはWEAR OSに対応していませんが、
ヤマレコで計画を作成→GPXファイルをダウンロードすればGarmin connectと連携できます。
iphoneユーザおすすめのスマートウォッチはアップルウォッチ
iphoneユーザーが使うスマートウォッチはアップルウォッチ一択です。
Apple製品同士なので連携がスムーズに行えるうえに、操作が直感的で分かりやすいです。
2022年からアップルウォッチでヤマレコもYAMAPも利用可能になったので、iphoneユーザなら迷わず選んで良くなりました。
YAMAP対応モデル | Series 6 | Series 7 | Series 8 | Series 5 |
価格目安 | 41,000円 | 50,000円 | 65,000円 | 100,000 (プレミア価格) |
重さ | 40mm:30.5g 44mm:36.5g | 40mm:32.0g 44mm:38.8g | 41mm:32.0g 45mm:38.8g | 40mm:30.8g 44mm:36.5g |
ストレージ容量 | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB |
チップ | S6 SiP (64ビットデュアルコア) | S7 SiP (64ビットデュアルコア) | S8(64bitデュアルコア) | S5 SiP (64ビットデュアルコア) |
バッテリー駆動時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 |
防水 | 水深50mの耐水性能 | 水深50mの耐水性能 | 水深50mの耐水性能 | 水深50mの耐水性能 |
安全機能 | 緊急SOS 転倒検出 | 緊急SOS 転倒検出 | 緊急SOS 衝突事故検出 転倒検出 | 緊急SOS 転倒検出 |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
コスパを重視するなら機能に対して価格が安く軽量な「シリーズ6」が最もおすすめです。
一方で性能を重視するなら「衝突事故検出」が新しく搭載されている「シリーズ8」がおすすめです。
「衝突事故検出」というのは車に乗っている時の事故検出のことなので、登山後の事故時の早期対応や今後自動運転等の技術発展で便利になる機能です。
登山中の使い心地についてはシリーズ6で十分です。
6より古いと入手しにくいことから逆に値上がりしているので、6がベストです
andloidユーザおすすめのスマートウォッチはカシオGSW-H1000-1AJR
YAMAPは対応モデルが限定的なので、ヤマレコで使う前提になりますね
andloidユーザーにオススメのスマートウォッチは、カシオのGSW-H1000-1AJRです。
こちらのスマートウォッチのデザインは言わずと知れたG-SHOCKそのものです。
デザインだけでなく耐久性もお墨付きの一品。
他にも素晴らしいスマートウォッチはありますが、カシオが誇るG-SHOCKブランドは安心の品質を提供してくれるでしょう。
利便性で選ぶなら:TicWatch(ティックウォッチ) pro5 enduro
ヤマレコが最も使い易いスマートウォッチは「wear OS」搭載のスマートウォッチです。
TicWatch pro5 enduroはその中で最も駆動時間が長く、実用的なものと言っても過言ではありません。
例えば、知名度で言えば「Google Pixcel Watch2」の方が有名ですが、バッテリー持ちが悪い。フル充電で最大 24 時間。GPS使用したら日帰りが限界です。
また、画面操作はクラウンではなく画面のどこを触っても回転できる「Galaxy Watch6」が一番操作感が良かったのですが、こちらも1回のフル充電で最大40時間なので、やや不満です。
これらの違いから
TicWatch(ティックウォッチ) pro5 enduroがベストと感じました
しかも、この中でTicwatchが一番安い
唯一難点があるのが、「suica」が使えないこと
これは他の「Google Pixcel Watch2」や
「Galaxy Watch6」なら使えるから、登山での利便性を優先するか、日常使いを選ぶかは好みで選んでね
>>【使用感レビュー】TicWatch Pro5 Enduroのスマートウォッチ検証!
主要メーカー別のおすすめモデル
メーカー別のオススメモデルは以下になります。
メーカーごとに個性はありますが、どのモデルも高い機能性を備えています。
値段やデザインはもちろん違ってくるので、自分にあったモデルを探してみましょう。
ガーミンのスマートウォッチ: Instinct Tactical Black
防総省MIL規格「MIL-STD-810G」準拠のスマートウォッチです。
耐熱・耐水・耐衝撃と、アウトドアで使用するにはもってこいです。
黒一色のシンプルなデザインは着ている服を選ばずトータルコーディネートにも苦労しません。
そもそもがミリタリー仕様なのでGPS性能高く、信頼性も担保されています。
カシオのスマートウォッチ: GSW-H1000-1AJR
G-SHOCKで初めてWearOSを搭載した製品。
高い耐久性、無骨だけど愛着の湧くデザイン、G-SHOCKのいいところをそのまま受け継いだスマートウォッチです。
日本製のカシオなら、初めてのスマートウォッチでも安心。
値段は高くなりますが、品質重視の方にはオススメの一品です。
スントのスマートウォッチ:スント9バロ
SUUNTOのスマートウォッチなら間違いなく「SUUNTO9バロ」です。
小さすぎず大きすぎずで見やすい画面は登山で使用するのに適しています。
基本的スペックも高く防塵性・防水性・衝撃性に優れているので、厳しい環境でも安心して使用することができます。
まとめ
ここまでオススメのスマートウォッチを紹介してきました。
今一度ざっくりとあなたが選ぶべきスマートウォッチをおさらいしましょう。
iphoneユーザはアップルウォッチ
Androidユーザは
yamapを使いたいなら、カシオ:WSD-F30
ヤマレコを使いたいなら、
①コスパで選ぶならフォッシルのスマートウォッチ
⇒値段と性能のバランスがいいので、まずは試しにと考えている方にはオススメのひとつです。
②耐久性が安心できるカシオのGSW-H1000-1AJR
iphoneユーザーにはアップルウォッチ
これはオススメというより必然的にこうなると考えておいてください。
アップル製品は互換性に優れているので、iphoneとアップルウォッチの連携が非常にスムーズに行えます。
iphoneユーザーだけど他のスマートウォッチを使いたいという方もいらっしゃるかと思いますが、素直にアップルウォッチを使用するのが無難です。
AndloidユーザーにはカシオのGSW-H1000-1AJR
安心の高品質、カシオのGSW-H1000-1AJRはAndloidユーザーにぜひ使っていただきたい一品です。無骨で男らしいデザイン、厳しい環境にも適応する耐久性、そこにGPS機能がついていれば登山だけでなく全ての旅の素晴らしい相棒となってくれること間違い無しです。
値段は少し高めですが、きっとあなたの期待に答えてくれるでしょう。
スマートウォッチを使うことであなたの登山は劇的に変わります。
左腕を見れば現在地だけでなく、他の必要な情報も確認できてしまいます。
登山初心者の方でも、登山に慣れてくるうちにスマホを開く手間をどんどん感じてくるでしょう。
そうなったとき、ぜひスマートウォッチを検討してみてください。
あなたの登山にITの技術を取り入れましょう。
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