富士登山にチャレンジしてみたい。
そう思い立った時、「富士山て山開きがあるって聞いたけど、いつからいつまで登っていいんだろう。」
という疑問を持ちませんか?
あとは、登山に必要な装備や山小屋の手配など・・。
富士登山にはさまざまな準備も必要です。
今回の記事は
- いつ行けばいいのか
- 何を持っていけばいいのか
- 泊まる場所はどうすればいいのか
- どうやっていけばいいのか
こういった疑問に答える記事です。
「富士登山にチャレンジしたいけど調べることが多すぎて億劫」という方、「どんな計画で何を持っていけばいいのか迷っている方」もこの記事を読んでもらえれば
「富士登山を成功させるために知っておくべきことや持っておくべきもの」が理解できます。
是非最後までご覧ください。
- (この記事の結論)
- 富士登山は山開き後の7/10以降の、山小屋や救護所が営業開始してからがおすすめ
⇒とりあえず新幹線&山小屋予約付きツアーを予約しておけば、面倒な宿手配やアクセスを心配しなくて良い - 9/10の山閉め以降は山小屋も閉まるので登山初心者にはおすすめしない
- 長期連休や土日の山小屋予約は早めにしておくのが安心
- 登山シーズンには登山口近辺では交通規制があるので注意
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2024年の富士登山の期間と山開き
まず、「山開き」とはどのような意味があるのでしょうか?
また「山開き」前には登っては行けないのでしょうか?
「山開き」前でも法律的に山登りが禁止されているわけではなく、登山は可能ではあります。
ただ、富士山では「山開き」に合わせて山小屋の営業や救護所の開設がおこなわれます。
したがって中級以上の登山経験者以外は「山開き」から「山閉め」までのシーズンに合わせて登山するのが無難ですね。
気候的にも比較的安全なのでこの時期に一般の人
に「山を開いている」わけです。
富士山の山開きの日は登山ルートによって若干異なります。
2024年富士山開き日程(予定日)
(山梨側)
・吉田口 7/1〜9/10
(静岡側)
・富士宮口 7/10〜9/10
・御殿場口 7/10〜9/10
・ 須走口 7/10〜9/10
山開きの日は異なりますが、山閉の日程は同じく
9/10です。
説明よりも富士登山のツアーを先にチェックしたい人は
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ルートに迷うなら吉田口を選べばok。混雑はするけど最も初心者向けで登頂率が高いルートだよ
マイカー規制とその期間
富士山ってどこまで車で行けるの?
富士山をは主な登山口が4つありますが、どの登山口も普段は「五合目」まで車で行くことができます。
しかし夏季の登山シーズンは、登山者の集中による渋滞を緩和するためマイカー規制を行なっていますのでご注意ください。
ちなみに、2輪(バイク)も規制対象ですのでお忘れなく。
以下2022年の各登山口の
マイカー規制の期間です。
- 吉田ルート(富士スバルライン)7/15〜8/31
- 須走口(ふじあざみライン)7/15〜8/31
- 富士宮口(富士山スカイライン)7/9〜9/10
- 御殿場口(富士公園太郎坊線)規制なし
マイカー規制の区間
次にマイカー規制の区間になります。
吉田口(富士スバルライン)
区間:富士スバルライン料金所から五合目登山口まで
駐車場:河口湖IC近くの「富士山パーキング」
駐車料金:1000円 収容台数:1400台
乗り換え:駐車場からシャトルバス運行あり:料金2000円
富士宮口(富士山スカイライン)
区間:富士山スカイライン料金所跡から五合目登山口まで
駐車場:南富士エバーグリーンラインと交差する付近「水ヶ塚公園の駐車場」
駐車料金:1000円 収容台数:1000台
乗り換え:駐車場からシャトルバス運行あり:料金片道1150円 往復1800円
ふじあざみライン
区間:ふじあざみライン入口から五合目登山口まで
駐車場:須走ICの近くに設置される仮設乗り換え駐車場(奥の須走多目的広場臨時駐車場)
駐車料金:1000円
乗り換え:駐車場からシャトルバス運行あり:料金片道1220円 往復1830円
富士山の期間外の登山の危険性
富士山は季節によっては非常に難易度と危険度が高い山です。
逆に言うと夏のある一定期間のみ
比較的難易度が下がるともいえますね。
初心者や登山経験の少ない登山者は、「山閉め」される9月上旬以降は、入山しない方が無難です。
9月とは言え標高が上がると気温は急に下がりますし、山小屋も営業していないので不測の事態にも対処できません。
特に冬の富士山に近づくのは絶対やめましょう。
冬の富士山の難易度
冬の富士山は大変危険な山です。
特に12月〜3月の厳冬期は登山のエキスパートでも死の危険性がある山となります。
足元はアイゼンの刃も刺さらないほどガッチガチのアイスバーン。少しでも体勢を崩すとツルッツルの氷の滑り台を猛スピードで滑落していくことになります。
そんな状況の斜面を風速10m以上の強風に煽られながら登るのは、一般人にはもちろん不可能。
ですので、覚悟と経験のあるエキスパート以外は絶対に冬の富士山に近づくのはやめましょう。
>>冬期富士山の危険度と滑落事件 冬山登山での遭難をどう防ぐか
富士登山の準備はいつから始めれば良い?
富士登山ツアーの予約
ツアーの予約開始時期はツアー会社やプランによって若干異なりますが、3月上旬ごろから予約開始となるパターンが多い様です。
実際にツアーが行われるのは、7月〜9月のシーズン。
8月の会社の夏季休暇が集中する時期や土日が絡むと場合は、早めの予約をしておくのが無難でしょう。ただ早め予約の宿命として、当日の天候が読めないというのがありますが・・。
有給などで休みが取れるなら、ある程度天候が読める時期になっての予約でもいけるかと思います。
参考に富士登山ツアー集客実績NO1の
「サンシャインツアー」のリンクを貼っておきます。
参考にしてください。
ツアー利用しない場合、山小屋の予約
ツアーを利用しない登山の場合は山小屋の宿泊予約が必要です。
富士山はテント場はありませんので、登頂予定の登山
の場合山小屋に宿泊することになりますね。
富士山にはそれぞれのルートに多くの山小屋が営業しています。
ただ山小屋の予約は早めに行うのがおすすめ。特に登山シーズンの土日やお盆休みなどは人が殺到する傾向がありますので、早めの予約が肝心です。
特にご来光が狙いやすい、頂上付近から八合目までにある山小屋はやはり人気がありますので予約も早めに埋まってしまいます。
ただ、逆に七合目以下の山小屋は比較的空いていたり
するので、足に自信がある人はそういった山小屋に
宿泊するのも快適性を考えるとアリですね。
下記は富士登山オフィシャルサイトの
山小屋情報ページのリンクです。それぞれの
ルートの山小屋の詳しい情報や、ホームページに
アクセスできますので参考にしてください。
ツアー利用しない場合、必要な道具の準備
ツアーを利用しない登山の場合、基本的に装備は自分で揃えなければなりません。
富士登山は本格的な登山ですから、ちゃんとした装備で
挑まなければ大変危険です。たま〜に近所にウォーキング
に行く様な格好で富士山にきている人を見かけますが
危険度MAXなので絶対やめましょう。
ただ、自前で装備を揃えようとすると、特に初心者の場合
「あれも必要かも・・これもかな・・あ〜もう店のもの全部必要に見えてしまうんですけど」
と言う事態になりかねません。
富士登山は本格的登山ですが、山小屋や救護所などの施設がとても充実していますので、ガチの登山家のような装備までは必要ないです。
以下は最低限揃えてほしい装備の一例です。
①ザック 30L程度。山小屋泊なら着替えや水・食料などを余裕もって収納できるので。
⇒【登山ブロガーが伝える】登山用リュックサック・ザックの選び方
②登山靴 ブーツ型のゴアテックスなどの防水性能のあるものが望ましい。
⇒【初心者必見】登山ブログが伝える「おすすめの登山靴」と選び方
③レインウエア 登山用のもの。ゴアテックスなど防水だけでなく透湿機能もあるものを選んでください。 (レインの費用はケチらないのをお勧めします。快適性が全く違うので)
⇒登山ブログが最強のおすすめレインウェアを求めて比較してみた
④防寒着(フリースやダウンなど)標高の高い山は夏でも朝は防寒着が必要な寒さ
⇒登山用のおすすめ 最強防寒着(インサレーション)夏の高山~雪山まで
⑤ 吸湿速乾性のあるインナーやパンツ(汗冷えを防ぐため)
⇒アイスブレーカーはメリノウール素材の最強ベースレイヤー
トレッキングパンツの選び方とおすすめ
⑥ 帽子や手袋 山の日差しは強いです。手が冷えます。
⇒登山用帽子 おすすめの選び方 日焼けと熱中症予防に最適!!
登山用の手袋の最適な選択とは?季節と目的に合わせて選ぼう!
⑦ ヘッドランプ ご来光狙いなど富士登山では暗いうちに行動することがある
⇒登山用ヘッドライト(ヘッドランプ)の用途別おすすめランキング
あとはご自身の体力や必要性に応じて、トレッキングポールやサングラスなど揃えるようにしましょう。
それでもやっぱり費用が気になる方や、
この先も登山を続けるかわからないと言う方は
レンタルもありです。下記に一例ですがリンクを貼っておきます。
まとめ
日本一の山富士山。日本一だけあって登るにも最適な時期、相応の準備が必要。
なにしろ標高3776m。
時期としては初心者は、7月の山開きから9月初旬の山閉めまで、装備はきちんとした登山用のものを用意でしたね。
装備と時期、そして宿泊含めた計画さえしっかり立てていけば、あなたも富士山の頂上に到達できるでしょう。
あなたは頂上でつぶやきます「しんどかったけど来てよかった」
(この記事の結論)
富士登山は山開き後の7/10以降の山小屋や救護所が営業開始してからがおすすめ
9/10の山閉め以降は山小屋も閉まるので登山初心者にはおすすめしない
長期連休や土日の山小屋予約は早めにしておくのが安心
登山シーズンには登山口近辺では交通規制があるので注意
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