本日のamazonタイムセール

【冬山・雪山登山】おすすめの日帰りザック

この記事はPR商品を含みますが、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、ヤマノブログがインターネット調査を行い、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

皆さんは「冬山のザック」に何が必要なのかわかりますか?

冬山では夏と違い、アイゼンやチェーンスパイクといった滑り止めや、安全のためのピッケルなどの道具が増えてきます。

荷物が増える分、ザックの容量も増えてくるので、合わせて容量も調整する必要があります。

この記事を見ているあなたは冬用のザックをどれにしようか迷っているはず。

ヤマノ
ヤマノ

冬のザックは夏以上に破損が許されないので、格安品で済ませるのは危険です

スコップはフロントポケットに入れると良いでしょう。

あなたの登山の安全に関わる重要な道具だからこそ「実際に冬山登山で学んだ注意点」を元におすすめできるモデルをまとめています。

ぜひ最後まで御覧ください。

日帰りザックの総集編はココ↓
>>日帰り登山のリュックサック・ザックの選び方

この記事を書いた人

ギアをこよなく愛する道具オタクです。

総額500万以上の道具購入するマニア
登山歴9年、月間1300万PVの大手メディア監修
雑誌監修|総執筆記事2000件以上|みんラン公認登山マイスター|pippin公認プロ

ヤマノをフォローする
この記事を書いた人:ヤマノ

この記事を書いた人:ヤマノ ギアをこよなく愛する道具オタクです。

登山歴9年 |総額500万以上の道具購入 |富士山登頂サポート
メディアや雑誌監修を手掛け、自然を楽しむ仲間を募集中!
>>詳しいプロフィール | フォローして一緒に楽しむ!

X(twitter)では不定期でプレゼント企画を開催。僕がいいなと思った商品を自腹で送ってます。応募期間は短めなので、普段からツイートを見ておくと良いかも。

フォローしてチェックする

↓過去のプレゼント企画

私は低山で道迷いをしたり、雨のツェルト泊で寝袋が水没して凍えたり、濃霧の暗闇をさまよったり、危ない思いもしてきました。これは私の知識が足りず、愚かだったからです。

素人で失敗を重ねたからこそ、優秀な登山ガイドやプロ登山家に語れない体験を経て、皆さんには装備の失敗も危険な登山もしないで欲しいと強く思います。だからこそこのブログを作りました。

登山は後から始めた方が安全に楽しめるレジャーです。リアルな失敗談を読み、反面教師として活用してくださいね。

夏に比べて増える荷物とは?

ヤマノ
ヤマノ

特にピッケルは収納スペースがついているかは見ておきたい
理想はザック内収納といっても、外収納もあった方が選択肢が広がる。

・アイゼン/チェーンスパイク

(山によっては不要)
・ピッケル
・ワカン/スノーシュー
・任意:雪崩対策装備(ビーコン/スコップ/プローブ)
・ゲイター

冬山登山用ザックの選び方・評価基準

ここからは、実際に冬山登山用ザックを選ぶ時の選びかたについて記載していきますね。

容量

冬を除いた3シーズンの日帰り登山では30リットル、人によっては20ℓ前後のザック使っている方が多いのではないでしょうか。

ですが、冬山の日帰りザックの容量は35ℓ以上、できれば40ℓ前後がおすすめです。

理由は、冬山ならではの装備であるアイゼンやチェーンスパイクなどを持ち運ぶことがあるのはもちろん、脱いだり着たりするアウターやお湯を入れた水筒など、かさばるものを持ち運ぶ必要があるからです。

ヤマノ
ヤマノ

冬山用の装備は、ウェアや用具などかさばるものが多くなります。
また、天候によってはゆっくりとザックから取り出したり、しまったりする余裕が無いこともしばしばあります。

冬山で使うザックの容量には余裕を持ちましょう。

収納機能(ピッケルやアイゼン・雪崩装備をどう収納するか)

冬山特有の装備の収納方法は、一部の雪山用ザックを除けば、ザックの外側に収納するのがおすすめです。

ザック外側の収納が多いと、悪天候の場合にその部分に雪が積もってしまうこともあるので賛否あると思いますが、3シーズン用のザックを使う場合は割り切るしかないでしょう。

具体的には、

・フロントポケットやサイドポケットがある
・ギアループやデイジーチェーン、サイドベルトがある
・ザックボトムが2気室構造になっている

ものがおすすめです。

冬山ならではの装備は、どれも大きく形もザックに収納するにはあまり向いていません。さらに、使うときにはすぐに取り出せる必要があります。

また、下山時など使わない時は、雪が付いていたり濡れているので、ザックの外側に収納、取り付けできた方が良いです。

スコップはフロントポケットに入れると良いでしょう。

重さ

ザックの重さは、背負い心地の良さや重さを感じにくいしっかりとした作りを前提に、できるだけ軽いものを選んだ方が良いです。

なぜなら冬山の装備は、ピッケルやアイゼン、雪崩装備など重さがあるからです。

参考までにピッケルは500g前後、12本アイゼンは両足で1kg程度あります。この2つだけで、1.5ℓの水と同じくらいの重さです。雪崩装備やスノーシュー、ワカンなど持ち運べばさらに重たくなります。

ヤマノ
ヤマノ

冬山登山の荷物は重くなります。
ザックの重さはもちろんですが、自分に合ったザックを選ぶことも大切です。

背面の通気性

背面の通気性はあまり気にしなくても大丈夫です。

なぜなら、冬山向けに作られたザックは、ほとんど通気性は考えられていません。

その代わりに、雪が付きにくい素材でできています。ザックを下ろしたときに、雪を付きにくくするためと、歩いているときに雪や吹雪になった場合、通気性の高いザックだとその部分から雪が入ってしまうからです。

つまり、雪山登山では背中の汗の蒸れよりも、雪がザックにつくことで背中が冷えたり、濡れたりすると凍ったりして問題になるからです。

冬山専用のザック以外を使う場合は、背中の部分がネット上になっているザックなどはできるだけ避けるとよいでしょう。

フィット感

フィット感は少し余裕を持たせた方が良いです。

冬山では厚着をすることもあり、ぴったりのサイズだときつく感じてしまうからです。

背面長を調整できるザックの場合は、3シーズンの時よりも少し余裕を持たせた長さに調整することをおすすめします。

ザックへのアイゼン取り付けはどんな方法がある?

冬山登山の代表的な道具のアイゼンと、ピッケルのザックへの収納、取り付け方法について記載していきます。

まず、アイゼンはアイゼンケースに入れて、

・フロントポケットに入れる
・ボトムが2気室になっているザックはボトムに入れる
・サイドポケットに入れる

のがおすすめです。

理由は、取り出しやすく、アイゼンが濡れていてもザックの中が濡れないからです。

フロントポケットなどが無い場合や、入らない場合はデイジーチェーンなどを使って、ザックの外側に取り付けるか、アイゼンケースごと防水バッグなどに入れて持ち運ぶと良いです。

アイゼンケースに入れて、ザックのフロントポケットに入れたところ。
参考までにワカンをサイドベルトに取り付けたところ。

ザックへのピッケルの取り付けはどうしたら良い?

ピッケルはギアループに取り付けましょう。

取り付け方は写真のようになります。

冬山専用のモデルの一部には、金属製の取り付け金具がついているモデルもあります。

 ザック底にあるギアループ    ピッケルをループの上から通します    ヘッド部分まで通して   上下反対にして上部のループに固定 

冬山で使えるおすすめの日帰りザック

ここからは、冬山で使えるおすすめの日帰りザックを紹介します。

オスプレー:ケストレル、カイト

ケストレルは48ℓと38ℓがあるモデルで、カイトはその女性用モデルです。

ギアループやフロントポケットはもちろん、サイドポケット、2気室にすることもできるボトム、と収納箇所もほぼそろっています。

その他にもデイジーチェーンや、ザックボトム部にコードが付いているので、ザックの外の取り付け機能も充実しています。

容量も38ℓとちょうど良く女性モデルもあるので、3シーズンから冬山登山まで幅広く使いたい方におすすめです。

良い点
悪い点
  • 収納が充実している
  • ザックの外の取り付け機能も充実している
  • 比較的雪の付きにくい背面
  • SさいずやMサイズ、女性向けモデルもある
  • 赤などのビビッドな色が無い
  • 3万円弱とやや価格が高い

オスプレー :ストラトス、シラス

ストラトスは背負い心地を良くするために、背面パネルとウエストベルトが一体になっているザックで、シラスは女性向けのモデルになります。

背負い心地の良いザックですが、背面パネルがメッシュなので、雪上に置くときは気を付けないと雪まみれになってしまいます

しかし収納は、ボトムジッパーが付いており2気室にすることもでき、ギアループやサイドポケット、フロントポケットもあるので、雪山装備の収納も十分です。

50ℓ、36ℓ、34ℓ、24ℓの容量がありますが、日帰りの冬山登山に使うなら36ℓがおすすめです。

良い点
悪い点
  • 背負い心地が良い
  • 冬山向けの収納が充実している
  • 黒、青、緑、赤の4色展開(ストラトス)
  • 3万円強とやや高い価格(36ℓ)
  • 背面パネルがメッシュで雪が付きやすい

カリマー:リッジ40+

カリマーのリッジ40+は収納が充実した3シーズンはもちろん、冬山登山でも快適に使うことができるザックです。

サイドポケットやフロントポケットの他に、ボトムジッパー付きで2気室にもなります。また、サイドにもジッパー収納があり、1ℓほどのナルゲンボトルなら収納することができます。

デイジーチェーンやギアループなどもあり、ピッケルなども問題無く取り付けることができます。

S、M、Lと3サイズあり、Sサイズは女性向けに作られていて、カラーは黒、青、赤の3色展開です。

30ℓのモデルもありますが、ボトムジッパーが無いので、冬山登山にも使う場合は40ℓモデルがおすすめです。

価格も2万円強と比較的リーズナブルなので、幅広い方におすすめです。

良い点
悪い点
  • フロントポケット、サイドポケットなど収納が豊富
  • ザック外のベルト類も充実している
  • 2万円強と価格もリーズナブル
  • 実店舗では扱っている所が少ない
  • 人気なので他人と被ることがある

マムート :トリオンノードワンド 38

トリオンノードワンドは、軽くて背負い心地の良い冬山登山やバックカントリースキーに向いたザックです。

ザックの重さが960gととても軽く、背負い心地を良くするために伸縮性のチェストストラップを使うなどの工夫がされています。

メイン気室以外の収納はあまりありませんが、サイドのストラップにスキーを取り付けられるようになっています。

その他にもデイジーチェーンやギアループなど、ザック外の取り付けが充実しています。

冬山登山をメインに、3シーズンもウルトラライトハイクや、スピードハイクを行う方におすすめです。

良い点
悪い点
  • ザックが960gと軽く、背負いやすい
  • スキーの取り付けなど、ザック外のベルトが充実している
  • 価格が2万円程度とリーズナブル
  • 3シーズン使うにはやや慣れが必要
  • ザック外収納が少ない
  • カラー展開が2色と少ない

ミレー: サースフェー30+5

サースフェーは収納箇所が多く、とても使い勝手の良い3シーズンはもちろん、冬山登山にも使いやすいザックです。

フロントポケットはありませんが、ショルダーベルトポケットにサイドポケット、2気室にもなるボトムジッパーなど充実しています。

ザック外のベルトも充実していて、デイジーチェーンやギアループ、ザックサイドのベルトはやや長めに作られていて、スノーシューやワカンも取り付けやすくなっています。

価格も2万円前後とリーズナブルなので、3シーズンはもちろん、これから冬山登山を始めようという方におすすめです。

良い点
悪い点
  • サイドポケットやウエストベルトの収納などが充実している
  • 30ℓでは珍しい2気室構造
  • サイズ展開と色が多い
  • リーズナブルな価格
  • フロントポケットが無い
  • 背面パネルに雪が入りやすい
  • 人気なので山で被ることがある

グレゴリー:アルピニスト35

グレゴリーのアルピニスト35は、雪の付きにくい背面パッドやピッケル、スキーなどの取り付けも考えられた、冬山登山に向いたモデルです。

フロントポケットはアイゼンを収納できるように丈夫な生地で作られており、ピッケルを取り付けるための専用ループもあります。また、サイドにはスキー板を取り付けられるようになっています。

Mサイズで1,530gとやや重たいですが、フレームなどを取り外すことができ、1kg程度まで軽くすることができます。

冬山登山をメインに、3シーズンはスピードハイクなどを行う方におすすめです。

良い点
悪い点
  • アイゼンやピッケルなどの冬山装備の取り付けが考えられた収納
  • 大きく開くことができるサイドジッパー
  • 雪が付きにくい背面パッド
  • ザック外の収納が少ない
  • 色が1色しかない
  • 3万円とやや高い価格

オルトボックス:トラバース38S、40

オルトボックスはドイツのメーカーで、トラバースシリーズは3シーズンはもちろん、冬山登山で使うことも考えられたザックです。

トラバース38Sは、トラバース40の背面長を48cmから46cmに短くしたモデルです。

フロントポケットやサイドポケットなどの収納も多くて、ボトムやサイドにジッパーが付いており、ザック内の物を取り出しやすくなっています。

3シーズンをメインに冬山登山も始めてみようという方におすすめです。

良い点
悪い点
  • サイドポケットやフロントポケットなどの収納が多い
  • ザック内の物が取り出しやすいボトムジッパー
  • 2万円前後とリーズナブルな価格
  • 扱っている店舗が少ない
  • 使っている人が少なく情報が少ない

【バックカントリー向け】ザノースフェイス:Chugach Guide 45

チュガッチガイド45は、バックカントリースキーやスノーボード向けに作られた冬山登山モデルです。

スノーボードやスキーの取り付けはもちろん、ピッケルやヘルメットも取り付けられるようになっています。

その他にも大型のフロントポケットにはスコップなどのアバランチギアも収納することができます。

背面も雪の付きにくい素材が使われていて、まさにバックカントリースキーやスノーボード向けのザックになっています。

価格は37,400円(税込)とやや高いですが、しっかりとしたバックカントリー向けのザックを探している方におすすめです。

良い点
悪い点
  • スキーやスノーボードが取り付けられる
  • ピッケルやヘルメットも取り付けできる
  • アバランチギアが収納できるフロントポケット
  • 雪が付きにくい背面パネル
  • 2kgとやや重たいザック重量
  • 使っている人が少なく情報が少ない
  • 3万円強と価格が高い

パタゴニア:スノードリフターパック 30L

スノードリフターパックは、アバランチギアを収納できるフロントポケットや、背面から荷物を取り出せる冬山登山に向いた機能が充実したザックです。

スコップやプローブなどのアバランチギアを収納するフロントポケットや、雪面にザックを置いた時にザック内の物を取り出しやすいように、背面側を開くことができるようになっています

その他にゴーグルを収納できるポケットや、ヘルメットホルダーなどの機能も充実しています。

シンプルすがポイントを抑えた作りで、これから冬山登山を始めようという方におすすめのモデルです。

良い点
悪い点
  • アバランチギア収納用のポケットがある
  • 背面から荷物を取り出せる
  • シンプルな作り
  • 23,100円(税込)とリーズナブルな価格
  • 扱っている店舗が少ない
  • ギアループなどザック外のベルトが少ない
  • 黒と赤の2色しかない

>>パタゴニア公式サイト

まとめ

冬山登山は、アイゼンやピッケルなどの装備が必要で、荷物も増えるのでザック選択は迷いますよね。

冬山登山やバックカントリー専用のザックもありますが、値段も高く冬以外は使いにくいことが多いので少し敷居が高くなってしまいます。

しかし、3シーズン向けのモデルでもポイントを抑えれば、冬山でも使えるモデルがいくつかあります。

今回は3シーズンモデルを中心に、冬山登山でも使いやすいモデルを紹介しました。

今回の記事を参考にザックを選んで、冬山登山をたのしみましょう!

関連記事

雪山テント泊のザックはどう選ぶ(容量別おすすめザック65L-90L)

コメント

タイトルとURLをコピーしました