ドイターは、登山をする人なら知らない人はいないくらい、有名なザックメーカーですよね。
そんなドイターに、シュラフがあることはご存じでしょうか。
種類は少ないですが、夏用のモデルから、冬の低山やキャンプに使うことができるモデルまでラインナップされています。
ドイツのザックメーカーが作っているシュラフ、気になりますよね。
今回は、そんなドイターのシュラフの特徴について解説していくので、選ぶ時の参考にしてくださいね。
ドイターの寝袋はやや重たくかさばるので、正直登山用にはおすすめしません。
ではどんな場面で良いのかと言うと、重さが気にならないキャンプの場面です。
例えばスターキャッチャーは頭はフードがあって、足元は開いて自由なので、マミー型が狭いと感じる人には使い易いモデルです。
独自の工夫がみられるので、ぜひ比較してみましょう!
この記事の結論
夏登山、キャンプ :オービット +5°
3シーズン登山、キャンプ:オービット 0°
冬山登山 :オービット -5°
冬のキャンプ :スターキャッチャー
体質や寒さの感じ方で変わるので参考まで
その理由や詳細は記事をご覧ください。
画像 | メーカー | 商品名 |
重さ g |
中綿量 | FP | 快適温度 | 下限温度 | 限界温度 | 素材 | 寝袋タイプ | 収納サイズ | 展開サイズ | 利用シーン | メモ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドイター | スターキャッチャー -10 | 1450g | 750g | 記載なし | -1 | 記載なし | 記載なし |
ハイロフトホローファイバー(ポリエステル) |
マミー型 | φ17cm x 33cm | 205cm x 最大幅75cm | 夏用 | ||
ドイター | オービット +5℃スリーピングバッグ グラナイト | 1020 | 400g | 記載なし | 9 | 5 | -9 | 記載なし | マミー型 | φ17cm x 33cm | 205cm x 最大幅75cm | 夏用 | ||
ドイター | オービット +0℃ DS3701421 寝袋 シュラフ スリーピングバッグ | 1420 | 670g | 記載なし | 5 | 0 | -14 | 記載なし | マミー型 | φ21cm x 38cm | 195cm x 最大幅75cm | 夏用 | レディース | |
ドイター | Lunar ルナ +10 ライトグリーン×アッシュ | 700 | 180g | 記載なし | 10 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | マミー型 | 13×~26cm | 205cm x 最大幅75cm | 夏用 | ||
ドイター | Two Face ツーフェイス ブラック×クランベリー 「最低使用温度5度]DS49001-7500 | 720 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 5 | 記載なし | マミー型 | 16×30cm | 205cm x 最大幅75cm | 夏用 | ||
ドイター | アストロ -2 | 755 | 290g | 記載なし | 記載なし | 記載なし | -2 | 記載なし | マミー型 | 14.5×~30cm | 205cm x 最大幅75cm | 夏用 | ||
ドイター | 1860 | 830g | 記載なし | 記載なし | -5 | 記載なし | 記載なし | マミー型 | φ23cm×47cm | 205cm x 最大幅75cm | 冬用 |
ドイターの寝袋の特徴
ドイターのシュラフは、合成繊維の中綿と表面に縫い目のない作りで、水などの濡れに強く、丈夫な生地を使っているので耐久性が高いのが特徴です。
濡れに強くて丈夫な作りなのは、ザックメーカーならではですね。
ドイターの寝袋を選ぶメリット・デメリット
ドイターの寝袋を選ぶメリットとデメリットを見ていきましょう。
次にメリットです。
重さと、収納サイズについては、合成繊維モデルであることと、丈夫な生地を使っているので、仕方がない面もあります。
そのかわりに、耐久性が高く、濡れにも強いので、テントを持たない小屋泊やキャンプ、車中泊などに向いています。
ドイターの寝袋の口コミ・評判
実際にドイターのシュラフを使っている人のクチコミをまとめました。
悪い口コミ
年末の本栖湖畔のキャンプで使用。怪獣の着ぐるみのように腕を出して自在に動かせる,浴衣くらいに歩き回れる。食事もトイレも着たまま。月が富士山に懸かる頃,波打ち際で寝っ転がって40分位眺めていましたがオジサン的には火など無くても問題なし。
テント泊で寝入った後に,夜中冷えるなとopenのままにしていた足先を閉めたくなったがオジサンは出来なかった。
腕を仕舞って寝ているうちに中で回転すると,暗闇の中では,手探りでは腕穴が見つかっても,腕が通せる体勢にローテーションするのは難しい。着たままでの足先のジッパーの閉開は前屈で床に掌が着く位柔軟な人以外無理でしょう。
化繊なので(人力のみを用いる場合での) 携帯性は根性が必須と思います。
でも若ければ,そんな事など屁でもないと思います。
amazonレビュー スターキャッチャー
良い口コミ
次に良いクチコミです。
冬用に安価なものが欲しかったので 即決しました
ヤフーショッピングより スターキャッチャー
ダウンのものに比べるとかさばるのでしまうのに苦労しましたがとても満足しています。
収納時は思ったより大きめなのが少しネックなだけで、足元や両脇のジッパーが気に入り、非常用で購入しましたが、キャンプや車中泊などユーティリティに活躍しそうです!
ヤフーショッピングより スターキャッチャー
総評
やはり携帯性は低いみたいですね。
ですが、使い勝手や防寒性が高く、コストパフォーマンスが高いという口コミが多かったです。
オービットシリーズは、海外のクチコミでは、作りが良く品質が高いという口コミが多かったです。
おすすめのドイターの寝袋
ここからは、シュラフの各モデルについて説明していきますね。
ドイターの夏用の寝袋を選ぶ場合のおすすめ
夏用のシュラフは、
・登山メイン→オービット+5°
・車中泊メイン→ルナ+10
・キャンプや家族で使用→ツーフェイス
がおすすめです。
以下にそれぞれのモデルの特徴について記載していきますね。
ドイター:Lunar ルナ +10 ライトグリーン×アッシュ
ルナ+10は、最低使用温度10℃の、夏のキャンプや車中泊に向いたモデルです。
収納サイズは3.4ℓと比較的小さくなりますが、重量は700gと少し重たくなっています。
キャンプや車中泊であれば、サイズや重さが気になることは少ないのでおすすめです。
・重さ:700g
・サイズ:205cm×75cm
・収納サイズ:φ13cm×26cm、約3.4ℓ
・ダウン量:180g
・最低使用温度:男性10℃、女性13℃
・使用シーン:夏のキャンプや車中泊、防災用など
ドイター:Two Face ツーフェイス ブラック×クランベリー
ツーフェイスは、表面がナイロン、裏面がフリース生地のリバーシブル寝袋です。
形状は封筒型に近く、最低使用温度は5℃なので、こちらも夏のキャンプや車中泊におすすめです。
広げてブランケットのように使ったり、シュラフ同士をつなげることができるので、子供と一緒に家族で使うのもおすすめです。
・重さ:720g
・サイズ:205cm×75cm
・収納サイズ:φ16cm×30cm、約6ℓ
・ダウン量:-
・最低使用温度:5℃
・使用シーン:夏のキャンプや車中泊、防災用など
ドイター:オービット +5°
オービット+5°は、最低使用温度5℃の、登山でも使うことができるシュラフです。
シェルに縫い目が無い作りなので、凹凸が無く熱が逃げにくく、縫い目から水がしみこみにくくなっています。
登山に使う場合は、1,050gと重たく、収納サイズも約13ℓと大きいので、荷物の多いテント泊よりも小屋泊に向いています。
キャンプや車中泊メインで、たまに登山でも使う方におすすめです。
・重さ:1,050g
・サイズ:208cm×74cm
・収納サイズ:φ21cm×39cm、約13.5ℓ
・ダウン量:400g
・最低使用温度:5℃
・使用シーン:夏のキャンプや車中泊、登山、防災用など
3シーズン用~冬用で選ぶなら
冬用のシュラフは、どのモデルも2kg前後と重たく、収納サイズも30ℓ弱と大きいので、キャンプや車中泊で使うのがおすすめです。
3シーズン用は登山でも使うことができますが、キャンプや車中泊メインで使うことをおすすめします。
ドイター:スターキャッチャー -10
スターキャッチャーは、最低温度-10℃に対応した、色々な使い方ができる冬用のシュラフとしておすすめのモデルです。
形状は封筒型でもなく、マミー型でもない形をしています。ジッパーはセンターにありますが、手の部分と、足元にもフルオープンにすることができるジッパーを持っています。
そのため、寝袋としての使い方だけでなく、手足を出して椅子に座ったり歩いたりすることができます。
冬のキャンプや車中泊には、かなりおすすめのモデルです。
・重さ:2,050g
・サイズ:205cm×85cm
・収納サイズ:φ27cm×50cm、約28.6ℓ
・ダウン量:1,250g
・最低使用温度:-10℃
・使用シーン:冬のキャンプや車中泊、防災用など
ドイター:オービット 0°
オービット0°は最低使用温度0°の3シーズン対応のシュラフです。
重さは1,400gで、収納サイズ約19ℓは、他社のシュラフだと冬期対応のモデルの重さと大きさです。
大型ザックを使えば小屋泊、何とかテント泊にも使えますが、オービット+5°と同じく、キャンプや車中泊メインで使うのがおすすめです。
・重さ:1,400g
・サイズ:208cm×74cm
・収納サイズ:φ23cm×45cm、約18.7ℓ
・ダウン量:700g
・最低使用温度:0℃
・使用シーン:春~秋のキャンプや車中泊、登山防災用など
ドイター:オービット -5°
オービット-5°は最低使用温度-5℃の冬向けのシュラフです。
マミー型なので登山に使えなくはありませんが、収納サイズが約27ℓと大きいので、登山よりも冬のキャンプや車中泊向きです。
また、冬用としてはリーズナブルな価格なので、初めての冬用のシュラフを探している方におすすめです。
・重さ:1,700g
・サイズ:208cm×74cm
・収納サイズ:φ27cm×47cm、約27ℓ
・ダウン量:900g
・最低使用温度:-5℃
・使用シーン:冬のキャンプや車中泊、防災用など
ドイターの寝袋まとめ
ドイターのシュラフは、やや重たく収納サイズは大きめですが、縫い目のない濡れに強い作りと、耐久性の高い生地を使った丈夫さが特徴のシュラフです。
また、リーズナブルな価格も魅力の1つです。
これからシュラフを購入しようと考えている方は、ドイターのシュラフも候補の1つとして検討することをおすすめします。
ざっくりおすすめは、
夏登山、キャンプ :オービット +5°
春~秋登山、キャンプ :オービット 0°
冬山登山 :オービット -5°
冬キャンプ、車中泊 :スターキャッチャー
その他寝袋全般も合わせてみたい方は以下をご覧ください。
・3シーズン用の寝袋
・雪山テント泊の寝袋
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