・ホッカイロは雪山の寒さを手軽に軽減する
冬の登山は寒いものです。とはいえ行動中は汗をかくほど暑いときもあります。温度調整を制するものが雪山登山を制するといっても過言ではないと思います。
着るもので調整するのはもちろんのこと、上手くホッカイロを活用しましょう。
防寒着を増やすより、ホッカイロを増やした方が軽く暖かいというケースもありえます。
・ホッカイロはいろんなタイプがある
重く大きいが、温度が高くなるものや足先の防寒を図るもの、小さく汎用的に使えるものなど、様々なタイプがあります。
粘着性があり、衣服に貼るタイプもあれば、貼らずにポケットに入れるようなタイプもあります。
・用途別のおすすめホッカイロ
桐灰化学 めっちゃ熱いカイロ マグマ (1つ60g、持続時間14時間、最高温度73度)
貼らないカイロは 雪山登山の日帰りと
テント泊時の足元に入れるのがおすすめです。
貼るカイロを雪山登山の行動時に使用すると暑すぎて汗冷えリスクが高まるので、避けましょう。
貼るカイロはテント泊時に体に張るのをおすすめします。
私の体感では防寒にウルトラライトダウンを1枚増やすより、このカイロを増やす方が暖かいように感じます。
厳冬期はこれを常備しています。
鬼熱カイロ (1つ35g、持続時間8時間、最高温度70度)
残雪期のテント泊で脇に貼って就寝してみましたが、きっちり8時間後に目が覚めました。
比較的軽いですが、持続時間は8時間と短めです。就寝用にはマグマ、もしもの予備としては鬼熱がおすすめです。
ホッカイロ レギュラー
ホッカイロといえばこれが思い浮かぶ人も多いと思います。
ごく一般的なホッカイロです。
あまり大きくないので、雪山登山の行動時にポケットに入れておくと、指が冷えてきたときに使えます。
小さいホッカイロは3本指グローブの指部分に入れておくのもありです。
ブラックダイヤモンドのソロイストなんかがおすすめです。
足用カイロ
雪山登山は足用カイロをつま先の上に張ります。
足の下に張っても意味がないので、要注意です。
そもそもホッカイロの仕組みとして、鉄の酸化反応による熱を利用しています。普通の街で使うなら足の下でよいのですが、
雪山ほどの低温化では、酸化反応が促進しにくいことがあるようなので、足の上に張るといいそうです。
・ホッカイロを揉んだり振るのは、かえって発熱しにくくなる
ホッカイロの表面に空いている酸素を取り込む穴が詰まる可能性があり、酸化反応が進みにくく、発熱が思ったようにしなくなる可能性があるそうです。
以上、ホッカイロのご紹介でした。
ハクキンカイロなどの使い捨てでないカイロの方が環境に優しいので、興味があればそちらを見てみてください。こちらにまとめています。
私自身も併用しています。
山では故障リスク等を考えると積極利用は進めていませんが、充電式のカイロなんてものもあります。参考まで
コメント