僕はGoproの熱狂的な信者ではありません。登山歴10年にもなり、一眼レフも使いますし、insta360のアクションカメラや360度カメラも使います。
スマホ撮影だって使うし、ジンバルも使います。サングラスにカメラを搭載したモデルのレビューもしてきました。
Youtube収益化までに、これだけたくさんの動画を撮影してきて、
Goproを買うべきでない人と使うべき人が見えてきました
結論:コスパ重視ならGopro旧製品、性能重視ならinsta360にすべし
先に結論を言うと、Goproは万能ではありません。
長時間撮影するなら、ほぼ同価格で安定感のあるinsata360のアクションカメラを買った方が良いです。
Goproをおすすめしない理由
・初心者はinsta360の方が扱いやすい
・熱暴走など動作不安定な部分があり、安定感に欠ける
・バッテリーの持ちがinsata360 X4がずば抜けていて、Goproが負けている
・樹林帯や暗い状況ではInsta360 ACE proの方が撮影に強い
ただ僕のように長時間撮影はしない、ハイスペックよりも必要最小限で十分という方はGoproをおすすめします。
今の僕のスタイルは、360度カメラはinsata360 X3で
アクションカメラはGoproの型落ちという選択です
はっきり言って今勢いがあるのは『insta360』です。
>>【使用感レビュー】登山で活躍する「Insta360」の魅力とは?
ですが撮影業界ではいまだにGoproの使用が多いです。その後の編集の容易さがあるからです。
insta360 X3
Gopro 7 or 9 or 11
もちろんデメリットもあります。暗所では画質が落ちるし長時間の撮影では熱暴走だってする。
ただ予算5万出せるならGopro12で最高の手振れ補正のアクションカメラが手に入ります。
↓僕が参考にした動画
GoProをおすすめしない7つの理由
理由を説明する前の前提として、先にデータから見てみましょう。
2024年、Goproは最も売れているアクションカメラではなくなりました。
ある月のAmazonの売り上げ件数を集計してみると、アクションカメラの人気は「DJI osmo」が圧倒的と言える状況でした。
数年前ならGorproはもっと強かったから驚きだね
一見するとDJIが一番人気と見えるかもしれないけど、
Insta360は価格が高いのに売上が迫っていることから、最も人気なのは、「Insta360 Ace Pro」だと言えるだろう
編集部では実際に「Insta360 Ace pro」を吹雪の山から車載の撮影まで検証して確認している。
この前提の基を基に考察してみよう!
メーカー | 商品名 | 月間売上数 | 価格目安 |
---|---|---|---|
DJI osmo | DJI Osmo Action 4 | 107 | 44000 |
DJI osmo | DJI Osmo Action 3 | 103 | 29700 |
Insta360 | Insta360 Ace Pro | 91 | 67800 |
GoPro | GoPro(ゴープロ) HERO11BLACK | 86 | 40000 |
AKASO | AKASO アクションカメラ 4K-EK7000 PRO | 85 | 9600 |
Insta360 | Insta360 X4 | 79 | 79800 |
Insta360 | Insta360 GO 3S 128GB | 78 | 81900 |
AKASO | AKASO Brave7 | 76 | 18000 |
GoPro | GoPro(ゴープロ) HERO12 Black | 72 | 71,800 |
GoPro | GoPro(ゴープロ) HERO9 Black | 72 | 36,000 |
GoPro | GoPro(ゴープロ) HERO10 Black | 68 | 35,750 |
Insta360 | Insta360 X3 | 50 | 60500 |
Insta360に画質で抜かれた
insta360は最新モデルでは8Kという高解像度の撮影をリリースしています。まだまだ実用には足りない部分があるものの、GoProよりも先に進んでいると感じています。
実際に参考になったのはこちらの動画
動画の見え方は個人で好みが変わる部分だから実際に見てみるといいよ
アプリの使いやすさで抜かれた
Insta360はアプリのAI性能が凄いです。簡単に自動で動画を作ってくれてめちゃくちゃ便利。
撮影するときのトラッキングの精度も凄くて、自撮りしながらの動画撮影がとてもしやすいのが特徴です。
バッテリーが弱い
Goproのバッテリーの持ちを比較すると、圧倒的にInsta360 X4が優れていることが分かります。
各モデルで撮影条件が違うので単純比較はできないものの、5.7Kで135分というのは恐ろしいスペックです。
当然ながら低い解像度ならもっと電池持ちは良くなります。
Goproは10よりも9が人気なのはバッテリーの持ちが影響しているのかもしれません
商品名 | Gopro12 | Gopro11 | Gopro10 | Gopro9 | Insta360 ACE pro | Insta360 X4 |
バッテリーの持ち | 81 (4K / 60fps) | 70 (4K / 60fps) | 72 (4K / 60fps) | 110 (4K30fps) | 100 (4K30fps) | 135 (5.7K30fps) |
バッテリーの持ち 1080p / 60fps | 102 | 89 | 90 | 110 | 記載なし | 記載なし |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
熱暴走に圧倒的に弱い
Goproを使用していて困るのが、熱暴走で操作不能になること。
特に野外の撮影が多い私は、熱暴走の度に悩まされてきました。
熱暴走が起きると本体のカバーを開けバッテリーを取り出さないと操作できない
その点、insta360のカメラは私の場合は1回も熱暴走になったことはありません。
insta360の場合は、SDカードの速度が遅かったり、容量が一杯だとフリーズする現象はまれに発生したよ。とはいえGoproの熱暴走よりも頻度は少なかった
寒さにもわずかながら弱い
各モデルの動作温度は以下の通り。
Goproは高温も低温もInsta360ほど対応していない数値となっている。
ただし温度記載の基準については明確に書かれていないから、そこまで大きく差はないんじゃないかと推測しています。
商品名 | Gopro12 | Gopro11 | Gopro10 | Gopro9 | Insta360 ACE pro | Insta360 X4 |
動作温度 | -10℃~35℃ | -10℃~35℃ | -10°C~35°C | 10°C~35°C | -20℃〜40℃ | -20℃〜40℃ |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ちなみに雪山で-10度以下で使うなら、
SDカードも寒冷地用のものを使ってね
寒冷地用のSDは64GBで1万ちょっとが相場でかなり高いです。極端に安いものは偽物が多いので要注意。
見た目は同じなので現地行って気づくんですよね
アクションカメラが向かない人
動きながらの撮影をしない人はスマホで完結
そもそもそこまでアクションを求めない人はアクションカメラ自体が必要ありません。
登山で言えば歩行中に撮影することがなく、山ご飯や山頂での記念にだけ撮影する人は不要と言えるでしょう。
注意点として使っているうちにもっとこんな場面でも撮りたいとか、
撮影意欲が出てくるので、登山のカメラでアクションが必要ない人は少ないと思っています
初心者は360度動画のほうが使いやすい
Insta360 X4やX3はカメラ初心者に優しく使いやすいです。
なぜなら撮影するときに画角もカメラワークも考える必要がなく、編集のときに後から好きな画角やトラッキングを決められるからです。
なかなか来れない遠方の山を登った時はに360度カメラがないと後悔しちゃいます。
一方でプロのカメラマンやテレビ局スタッフがGoproを採用することが多いのは、技術力があり、カメラワークも撮影ポイントも自分で決められるからだと思います。
Insta360で撮影をして編集の仕組を学びながら、
Goproで動画撮影を学ぶのが一番楽しくて良いなあと思います
両方変える人はそれが一番だけど、
どちらか1つならInsta360が優先になるのは仕方ないかな
ボケのあるおしゃれ写真が撮りたい人
Goproに限らず、アクションカメラはボケのある写真を撮るのには向きません。
ボケというのは例えば以下のように背景がぼやけて、被写体が目立つ写真です。
燕岳の合戦小屋で一眼レフで撮影したものですが、単焦点レンズを使えば初心者でもカンタンに撮ることができます。アクションカメラは広角レンズで交換不可なので、このような写真は苦手です。
広角レンズが得意なのはダイナミックなパノラマ写真です。
それでもGoproを買う理由
私はGoproを山で落として失くしました。ですが、その後にGoproを買いなおしています。
insta360を持っているのにGoproを買いなおしたのはアクセサリーやバッテリーを既に持っていたこともありますが、他に2つの理由があります。
Goproを選ぶ理由
・編集時間が短く済む
・起動までがInsta360よりも早く撮影時のストレスが少ない
編集時間が短く済む
Insta360で360度の動画を撮ると、その後に角度や倍率などの条件を設定して書き出し作業が必要となり、撮って終わりの通常の動画よりも編集に時間がかかります。
私のYoutube動画は1本8時間くらいかかっていますが、
書き出し作業が増えると考えることが増え、+1,2時間かかってしまうんです
だからこそ展望が悪いシーンはGoproで撮影して、開けた稜線や山頂での撮影には360度カメラを使うという2つ併用スタイルにしたかったのです。
起動までがInsta360よりも早く撮影時のストレスが少ない
Insta360のカメラは起動までに2秒かからないくらいです。
一方でGoproは1秒くらい。たった1秒と思うかもしれませんが、バッテリー消耗を抑えるために撮影都度電源を落としますので、シャッターチャンスを逃すとかなりのストレスになります。
私にとって起動が1秒早いというだけでも
選ぶ理由になったのです
旧モデルを選ぶなら、insta360よりコスパが良い
アクションカメラはハイスペックモデルはどれも価格が5万をこえるものが多いです。
一方でGopro9,10は3万5千前後とかなり安いので、コスパ重視ならおすすめできる選択です。
(Gopro8以降、バッテリーの持ちが改善されています)
登山は早朝や森の中で暗いときもあるので、
暗所に強いInsta360 Ace proが強くなります。だからGopro12だとちょっとおすすめしにくい
でも半額で済むGopro9,10はかなり魅力的な選択肢になるんだね
メーカー | 商品名 | 月間売上数 | 価格目安 |
---|---|---|---|
Insta360 | Insta360 Ace Pro | 91 | 67800 |
GoPro | GoPro(ゴープロ) HERO11BLACK | 86 | 40000 |
Insta360 | Insta360 X4 | 79 | 79800 |
Insta360 | Insta360 GO 3S 128GB | 78 | 81900 |
GoPro | GoPro(ゴープロ) HERO12 Black | 72 | 71,800 |
GoPro | GoPro(ゴープロ) HERO9 Black | 72 | 36,000 |
GoPro | GoPro(ゴープロ) HERO10 Black | 68 | 35,750 |
Insta360 | Insta360 X3 | 50 | 60500 |
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