SOTOは、色々なストーブ(ガスバーナー)を出しているメーカーですよ。特に、キャンプをメインに行っている方にはなじみがありますよね。
今回は、そんなSOTOのストーブのなかで、165mmの大型ゴトクが別体式なので調理がしやすく、火力調整等が行いやすい、ST-330レギュレーターストーブFUSION(以下330)について記載していきます。

調理重視の登山の方にもおすすめです
この記事の結論
・SOTO:330を選ぶべき人は、アウトドア料理にこだわりたい人
・料理のしやすさよりも安さ重視なら、SOTO:310か、
もっと安いイワタニのジュニアガスバーナーを選ぶべき
・SOTO:330の250gが重いと感じるなら、乗る鍋の大きさは少し小さくなるけど、
111gのEPI revo-3700ストーブの方が良い
![]() SOTO レギュレーターストーブ FUSION ST-330 | プリムス153ウルトラバーナー | EPI REVO-3700ストーブ | SOTO マイクロレギュレーターストーブウインドマスター | イワタニ ジュニアガスバーナー | SOTO ウインドマスター SOD-310 | SOTO ST-310 | SOTO ST-340 | スノーピーク ギガパワーストーブ GS-100AR2 | キャプテンスタッグ M-7900 | |
| 重さ | 250g | 116g | 111g | 67g | 274g | 67g | 330g | 170g | 90g | 300g |
| 収納サイズ(mm) 幅×奥行×高さ | 150×75×90 | 75×30×88 | 89H×52D×52mmW | 47×51×88 | 82×68×109 | 47×51×88 | 170×150×110 | 70×120×90 | 56×34×79 | 125×125×82 |
| 点火装置 | 付き | 付き | 付き | 付き | 付き | 付き | 付き | 付き | なし | 付き |
| 火力調整 | 使いやすい | 普通 | 普通 | 使いにくい | 使いにくい | 使いにくい | 使いやすい | 普通 | 普通 | 普通 |
| 最大火力 | 2,200kcal/h | 3,600kcal/h | 3700kcal(230R使用時) | 2,800kcal/h | 2,300kcal/h | 2,800kcal/h | 2,900kcal/h | 2,500kcal/h | 2,500kcal/h | 2,700kcal/h |
| 冬の使用 | 向いていない | 向いている | 向いている | 向いている | 向いていない | 向いている | 向いている | 向いていない | 普通 | 普通 |
| ゴトク(mm) | 165 | 148 | 152 | 100 | 148 | 100 | 150 | 125 | 130 | 110 |
| 収納 | ポーチ | ポーチ | ポーチ | ポーチ | ハードケース | ポーチ | 専用ケース | 専用ケース | プラケース | 専用ケース |
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安さ重視なら、イワタニのジュニアガスバーナーを選ぶべき理由
330は、メーカー価格11,880円(税込)とやや価格が高くなっています。
そのため、価格面で330をあきらめてしまう人も多いはず。
そんな人には、イワタニのジュニアガスバーナーがおすすめ。
別体式ではありませんが、高さは低く抑えられ、調理がしやすくなっています。
注意点は、カセットが別体式ではないので、ゴトクを超える大きさの鍋を使うと、カセットボンベにも熱が伝わりやすく危険なことです。
大人数の料理をないなら、111gのREVO-3700ストーブの方が良い理由
一体式ですが、大人数での料理をしたいなら、EPIのREVO-3700がおすすめ。
重量が111gと軽く、最高火力が4,200kcalと高いので、材料が多くても調理がしやすいからです。
価格が12,100円(税込)と高いのがネックですが、多人数で使う場合は検討の価値ありです。

家庭用のガスコンロの火力は3,000~4,500kcal。REVO-3700は家庭用ガスコンロと変わらない出力です。
製品概要と基本性能
ここでは330の基本製のについて記載していきます。
330は、ゴトクが165mmと大きく、ボンベと離れた別体式になっていて、点火装置と火力調整のノブがボンベ側についているので、鍋を乗せても使いやすい形状になっています。
火力は2,600kcalで、冬など寒い時期でも火力が安定するように、マイクロレギュレーターを装備しています。
重さは250gで、別売りのマルチケースST-3103に収納することもできます。
キャンプをメインに3シーズン使え、大きいゴトクと使いやすい操作系で、調理をしやすいのが330の特徴です。

収納サイズ :150×75×90mm
展開サイズ :350×120×90mm
重さ :250g
ゴトク径 :165mm
燃料種類 :CB缶(安い方)
点火装置 :あり
寒さへの強さ:冬でも使用できるが、極端に寒い状況には向いていない
外観
外観は良くある別体式のバーナーの形状になっています。
ゴトク部分とボンベはホースで繋がれ、ゴトクと離れた部分にボンベを設置でき、点火部分と火力の調整部分がゴトク側ではなくボンベ側についています。
そのため、ボンベに調理中の調理器具の熱が伝わりにくく、ゴトクに鍋などを置いた状態でも、点火と火力調整が行いやすくなっています。

別体式はややかさばりますが、使いやすくなっています。
収納、持ち運びのしやすさ
収納と持ち運びは、別売りのレギュレーターストーブ用マルチケースST-3103を使うと、きれいに収納でき、簡単に持ち運ぶことができます。
この収納には、ストーブ以外に風防や小物などを、まとめて入れることができます。
330を購入したら、ぜひ手に入れたいアイテムの1つです。
料理のしやすさ
料理はとても行いやすくなっています。
別体式で4本ゴトクなので、鍋やフライパンを安定して乗せることができます。
そして、点火装置がボンベ側についているので、鍋を乗せたままでも点火することができ、とても便利です。
また、330は火力調整のつまみもボンベ側についているので、調理中の火力調整もとても簡単です。強火で炒めて、弱火で温度キープも簡単に行うことができます。

点火装置はあってもマッチは携行した方が良い
点火装置はボンベ側についていて、とても使いやすい330。
ですが、点火装置が壊れやすく、火花が飛ばないこともしばしば。
そのため、点火装置が使えない場合に備えて、マッチなど点火装置の代わりになるものを携行したほうが良いです。

SOTO:330を検討する人が比較するべきバーナー
ここでは、330を検討するにあたって、比べたほうが良い他のバーナーについて記載していきます。
数人分の料理などを作る場合は、家庭用のガスコンロとほぼ同じ火力の、EPI REVO-3700も検討してみましょう。
コストパフォーマンス重視の場合は、イワタニのジュニアガスバーナーがおすすめ。最軽量重視なら、同じSOTOのウィンドマスターを検討してみるのもアリです。

330は他と比べても、火力調整とゴトクの大きさは魅力的ですね。
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| 重さ | 250g | 116g | 111g | 67g | 274g | 67g | 330g | 170g | 90g | 300g |
| 収納サイズ(mm) 幅×奥行×高さ | 150×75×90 | 75×30×88 | 89H×52D×52mmW | 47×51×88 | 82×68×109 | 47×51×88 | 170×150×110 | 70×120×90 | 56×34×79 | 125×125×82 |
| 点火装置 | 付き | 付き | 付き | 付き | 付き | 付き | 付き | 付き | なし | 付き |
| 火力調整 | 使いやすい | 普通 | 普通 | 使いにくい | 使いにくい | 使いにくい | 使いやすい | 普通 | 普通 | 普通 |
| 最大火力 | 2,200kcal/h | 3,600kcal/h | 3700kcal(230R使用時) | 2,800kcal/h | 2,300kcal/h | 2,800kcal/h | 2,900kcal/h | 2,500kcal/h | 2,500kcal/h | 2,700kcal/h |
| 冬の使用 | 向いていない | 向いている | 向いている | 向いている | 向いていない | 向いている | 向いている | 向いていない | 普通 | 普通 |
| ゴトク(mm) | 165 | 148 | 152 | 100 | 148 | 100 | 150 | 125 | 130 | 110 |
| 収納 | ポーチ | ポーチ | ポーチ | ポーチ | ハードケース | ポーチ | 専用ケース | 専用ケース | プラケース | 専用ケース |
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SOTO:330を選ぶデメリット
ここでは、330を選ぶデメリットについて記載しますね。
重たい
1つ目は、250gと重たいことです。
別体式なので仕方ない面もありますが、シングルバーナーとしてみると、重たい部類になります。
キャンプはまだしも、登山ではやや使いずらい重さです。

登山でも、複数人で1台を使うなら問題ありません。
収納サイズが大きい
ホースがあるので、どうしても収納サイズは大きくなってしまいます。
一体式のシングルバーナーは基本的に手のひらに収まるサイズですが、別体式なのでどうしても収納サイズが大きくなってしまいます。
別売りの収納ケースも、風防やその他の小物も入れることができる作りなので、きれいには収まりますが、収納サイズが大きいのは変わりません。
ゴトクの中心が大きい
330は、ゴトクが大きいのが特徴の1つですが、中心部分の隙間が大きく、底面の小さい調理器具を乗せることができません。
そのため、シェラカップは乗せることができません。隙間から落ちてしまいます。
コップなど、底面が小さいものを直接温める時には注意が必要です。
SOTO:330を選ぶメリット
次にメリットです。
ゴトクに調理器具を乗せやすい
ゴトクが大きいだけでなく別体式で高さが低いので、調理器具を乗せやすいのは大きなメリットの1つです。
1人分の調理器具を安定して乗せられるのはもちろん、複数人分の調理をするため、大きめの調理器具も安定して使うことができます。
火力調整がしやすい
330は、火力調整のノブがボンベ側についているので、火力調整がしやすくなっています。
調理を行う場合には、とても便利です。
CB缶が使える
CB缶が使えるのは、地味に良いメリットです。
コストパフォーマンスが高いだけでなく、入手も簡単だからです。

CB缶はコンビニやスーパーでも手に入れることができます
SOTO:330購入者の口コミ
ここでは、実際に330を購入した人のクチコミを記載していきますね。
悪い口コミ
まずは悪いクチコミからです。
点火装置が壊れやすいというものが、とても多くなっていました。
メーカーに送ると修理してもらえるようですが、ライターなどの着火を補助できるものは必携ですね。
その他にも、設置場所にスペースが必要というクチコミもありました。

設置場所を取るのは事実。どのように設置するか現地に行く前に考えておきましょう。
星1つも付けたくない。こういった野宿等で使うツールは頻繁に出番ないため、返品受付1ヶ月は短すぎ。2ヶ月の間に4回使っただけで点火しなくなった。高額商品でこのクオリティ、SOTOブランドの商品を初めて購入したが、二度と購入したくない。
amazonレビューより
結構場所をとるので、ソロ用のテーブルの上では置き方に悩みます。テーブルにもよりますが、CB缶だけテーブルから降ろして使うにはホースが短いです。かといって、短すぎる訳ではないので工夫すればどうにかなるかも
amazonレビューより
小さいテーブルだと意外と場所を取りました。
amazonレビューより
安定感はバッチリです。
着火がスムーズにいかないことがありました。
ライターなどは持っといた方がいいです。
良い口コミ
次に良いクチコミです。
良いクチコミの多くは、ゴトクが大きくて使いやすいというものでした。
次に、別体式で使いやすいというものです。火力調整ノブも使いやすく、料理がしやすいというものも見受けられました。

良いクチコミは本当に多く、330の人気がうかがえます
本品は、携帯用CB缶バーナーの中では五徳が大きく、火口も大きいので、野外でもしっかり調理できます。
また、ホースが付いているため、ガス缶とバーナー本体を離すことができ、長時間火を使っていても安心です。
それでいて、コンパクトに畳めて軽量なので、野外に持って行くにも負担になりません。
自転車キャンプや登山での調理はもちろん、自宅で家族と鍋を囲む際にもカセットコンロ代わりに大活躍しています。
アウトドア・ご家庭で幅広く活用したい方には、汎用性が高いのでおすすめです。
また、巨大地震がいつ発生してもおかしくないと言われる昨今。
災害への備えとしても本品は有効ではないかと思います。唯一のデメリットは、使用していると脚が熱くなるので、冷めるまで掴めないですし、テーブル等で使用する場合は鍋敷などを使う必要があります。
ただ、100円ショップ(セリア)のキャンプ用品コーナーで売っているシリコンチューブを脚に装着すると解決できるので、カスタムするのがおすすめです。
amazonレビューより
ガス管とバーナーが離れて使えるのがいい
amazonレビューより
マルチグリドル使う時にちょうど良い
一つ前のSOTOのシングルバーナーがよかったので、同じ形のものを購入しました。この器具はとても改良が加えられていて使いやすかったです。良かった点は①組み立てやすい②ガスボンベの取り外しがとても簡単③着火や火力調整がとてもスムーズ④土台が安定していることです。さすがはSOTOの製品だと思いました。
amazonレビューより
SOTO:330は雪山で使える?
330を雪山で使いたいという方も多いはず。
登山での雪山使用は、天候にもよりますが使わない方が良いでしょう。
装備が重く大きくなりがちな雪山登山では、重量もかさむうえ、収納サイズが大きいからです。また、CB缶は低温に弱く、極端に気温の下がることがある雪山登山では、使えない場合があるからです。
冬でも使えるCB缶もありますが、値段が高くそれならば登山用のOD缶に対応したモデルを購入したほうが良いからです。

雪山で使いたい場合はREVO-3700などを検討しましょう
まとめ
数あるSOTOのストーブの中でも、別体式で調理に使いやすいST-330レギュレーターストーブFUSION。
165mmとゴトクが大きいので、調理器具を乗せやすく、点火装置と火力調整ノブがボンベ側についているので使いやすくなっています。
3シーズン使用はもちろん、マイクロレギュレーターを搭載しているので、キャンプ使用なら寒い時期でも使うことができます。
調理などで活躍する330ストーブを持って、キャンプや登山に出かけましょう!

















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