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ワークマンにハードシェルはある?本格雪山用との違いと使える条件

この記事はPR商品を含みますが、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、ヤマノブログがインターネット調査を行い、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

「ワークマンのハードシェルは、本格的な雪山でも使えるのか?」

結論から言えば、ワークマンに「ハードシェル」という商品はありますが、本格的な雪山用とは性能が異なります。 レインウェアとの違いが分からないまま雪山に持ち込むと、防寒や透湿不足で危険な目にあうことも。

ヤマノ
ヤマノ

雪山登山をしたいなら、おすすめのハードシェルを合わせてみてから選ぶようにしてね

本記事では、以下の疑問を分かりやすく解説します。

  • ワークマン製品と本格雪山用ハードシェルの具体的な違い
  • 雪山で妥協してはいけない理由
  • ワークマンのハードシェルが実際に使える条件・シーン
この記事を書いた人
ヤマノ
ギアをこよなく愛する道具オタクです。
総額500万以上の道具購入するマニア

山行条件別の可否

条件可否
低山ハイキング・良天候・日帰り条件付きでOK
残雪期・気温が上がる時期の日帰り条件付きでOK
厳冬期の高山・稜線非推奨(本格ハードシェルを使う)
悪天候(吹雪・強風・長時間の本降り)非推奨(本格ハードシェルを使う)
岩場・アイゼン使用・ザック擦れが多い行程非推奨(摩耗耐性が未検証)

厳冬期の高山や悪天候が想定される場合は、厳冬期雪山登山のおすすめハードシェルで耐久性・防風性を重視した本格モデルを確認してください。

ワークマンに「ハードシェル」はあるのか

結論から言うと、あります。

ワークマンのアウトドアブランドから出ている「エックスシェルター 超透放湿ハードシェルレインスーツ」という上下セットの商品です。

エックスシェルター ハードシェルレインスーツの仕様

画像出展:ワークマン

私が公式オンラインストアで確認した限り、2レイヤー部分(背中・袖下・脇下・腿下)は透湿性重視の生地、3レイヤー部分(フード・肩・前身頃・袖上・腿上)は耐水性を高めた生地を使い分けています。

素材はポリエステル100%、脇下にはベンチレーション、膝は立体裁断の二重構造です。

同じシリーズにはジャケット単品のモデルもあり、上下セットより価格帯を抑えたい人向けです。

>>ワークマン公式サイト:エックスシェルター 超透放湿レインジャケット(単品)

ヤマノ
ヤマノ

名前に「ハードシェル」と付いていても、雪山用ブランドのハードシェルとは設計思想がそもそも違います。
名前で安心せず、中身のスペックで判断が必要なんです

旧モデル(イナレム)との違い

以前は同社の「イナレム」という素材を使ったレインスーツが主力でしたが、透湿性の数値だけを見るとエックスシェルターの方が上位に位置します。

ただし価格帯もイナレムより上がるので、「安さ最優先」ならイナレム、「蒸れにくさを取りたい」ならエックスシェルター、という選び分けになります。

ハードシェルとレインウェアの違い

そもそも「ハードシェル」とは何かを整理しておきます。

ハードシェルは、雪山でアイゼンやピッケルに引っかけても裂けにくい耐久性と、レインウェア以上の防水性・防風性を両立させたウェアを指す言葉です。

一方でレインウェアは、雨を防ぐことを主目的にしていて、雪山特有の擦れや強風下での耐久性までは想定していないものが多くなっています。

ワークマンのエックスシェルターは「ハードシェル」を名乗っていますが、耐水圧の数値だけで見ると本格ハードシェルの中では控えめな部類です。

生地の厚みや縫製の作りも、雪山専用ブランドほど作り込まれてはいません。

登山用語をまとめて確認する

ハードシェル、レインウェア、ソフトシェルの違いが不安なときは、山のことば辞典で短く確認できます。

山のことば辞典を開く

本格ハードシェルとの違いとスペック比較

雪山用ハードシェルの入門モデルと並べると、違いがはっきりします。

項目ワークマン エックスシェルター本格ハードシェル(入門モデル想定)
耐水圧10,000mm(2レイヤー部)/20,000mm(3レイヤー部)20,000mm以上が中心
生地の摩耗耐性メーカー非公表・未検証リップストップ生地と明記される製品が多い
ベンチレーション脇下にありある製品が多い
想定用途雨天時の街歩き・軽登山雪山登山・クライミング
価格帯入門価格帯中級-上級価格帯
詳細詳細を見る詳細を見る

数字だけ見ると耐水圧はそこまで劣らないように見えますが、雪山用ハードシェルで重視されるのは「濡れないこと」だけでなく、「アイゼンや岩に擦れても破れないこと」「風で体温を奪われないこと」です。

この2点はメーカーの公表スペックに出にくく、私自身もエックスシェルターを厳冬期の岩稜帯で試したことはありません。

ここは正直に「分からない」と書いておきます。

エックスシェルターの弱点

デメリットを2つに絞ると、次の通りです。

1つ目は、生地の摩耗耐性が未検証であることです。
本格ハードシェルはリップストップ生地であることを明記している製品が多く、アイゼンやピッケル、岩との接触を前提に設計されています。

エックスシェルターは公式ページにその記載がなく、擦れの多い行程では不安が残ります。

2つ目は、高強度の運動と強い雨が重なったときの結露です。
実際にワークマンのシェル系ウェア全般をレビューしている記事でも、「防水性は十分だが、運動強度が高い状態での強い雨では中が結露する」という指摘があります。

エックスシェルターは透湿性を重視した設計なので普段より軽減されている可能性はありますが、私自身は長時間の悪天候下での検証をまだ済ませていません。

ヤマノ
ヤマノ

価格を抑えている分、本格ハードシェルが当たり前にやっている「摩耗耐性の明記」「悪天候での実証データ」が省かれています。
そもそもその検証が必要な雪山用で売ってるものじゃないんです

どんな山行なら使えるか、どんな山行は避けるべきか

低山ハイキングや、気温が上がってくる残雪期の日帰りで、天気予報が安定しているなら、エックスシェルターは条件付きで選択肢になります。

実際にQ&Aサイトでも「厳冬期雪山でワークマンの防水ジャケットはアリか」という質問に対して、経験者から「快晴が確定していて、自分で気象判断ができる人限定」「吹雪に巻き込まれたら凍結や破損のリスクがある」という回答が寄せられていました。

裏を返せば、天気が急変しやすい高山、稜線、岩場、長時間の悪天候が想定される山行では、本格的な雪山用ハードシェルを選んだ方が安全です。

けんた
けんた

どこからが「厳冬期」なの?

ヤマノ
ヤマノ

明確な境目はありませんが、12月から3月の高山、風速が強い日、雪崩や凍結のリスクがある斜面は、装備をケチる場面ではないと考えています。

厳冬期雪山や悪天候での本格装備を検討している場合は、当サイトの厳冬期雪山登山のおすすめハードシェルで、耐久性・防風性を重視した製品を比較しています。

本格ハードシェルに切り替える基準

私は、次のどれかに当てはまったタイミングで本格ハードシェルへの切り替えを勧めています。

  • 厳冬期(12月から3月)の高山・稜線に行く予定がある
  • ツアーや講習で本格ハードシェルの携行が条件になっている
  • 岩場やアイゼン歩行が多いコースに行く
  • 山行回数が増え、1つの装備で長く使いたいと思うようになった

低山ハイキング中心のうちは無理に買い替える必要はありません。

ワークマンで経験を積みながら、行く山のレベルが上がったタイミングで見直す、という順番で十分です。

切り替え先に迷ったら、当サイトの本格ハードシェル記事でも価格重視の1位として紹介しているミレーのティフォンウォームネクストが候補になります。

ミレーの入門モデルは本格ハードシェルの中では軽い部類ですが、エックスシェルターと比べると重量は増えますし、価格も一段上がります。
低山だけで使うにはやや過剰な性能とも言えます。

ワークマンの登山ウェア全般のリスクについては、危険!?ワークマン登山って実際どうなの?でも詳しく整理しています。

この記事の装備をチェックする

雪山や残雪期に合わせて、忘れ物がないか出発前に確認できます。

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よくある質問

厳冬期雪山でワークマンのハードシェルは使えますか?

私なら選びません。
快晴が確定していて自分で気象判断ができる人以外は、本格ハードシェルの方が安心だと思います。
吹雪や強風下では、生地の凍結や破損のリスクが指摘されています。

エックスシェルターの防水性はどの程度ですか?

公式スペックでは耐水圧10,000mm(2レイヤー部)から20,000mm(3レイヤー部)です。
日常的な雨や低山の通り雨には対応できますが、長時間の本降りや高強度の運動が重なる場面での実証データは公表されていません。

本格ハードシェルと何がいちばん違いますか?

生地の摩耗耐性です。
雪山用ハードシェルはアイゼンや岩との接触を前提にリップストップ生地を明記しているものが多い一方、エックスシェルターにはその記載がありません。

低山ハイキングなら十分ですか?

良天候の日帰りが中心なら、条件付きで十分です。
ただし天候が急変しやすい季節や、岩場・鎖場が多いコースでは注意してください。

旧世代のイナレムとエックスシェルターはどちらを選ぶべきですか?

透湿性を重視するならエックスシェルター、価格を最優先するならイナレムです。
どちらも本格ハードシェルの代わりにはならない、という前提は変わりません。

まとめ

ワークマンの「ハードシェル」は、名前だけの張りぼてではなく、透湿性を重視した実在の商品でした。

ただ、名前が同じでも中身は別物です。

低山や残雪期の良天候なら条件付きで頼れますが、厳冬期の高山や悪天候では、まだ私自身も検証しきれていない不安が残ります。

装備を選ぶときに大事なのは、名前でも値段でもなく、「自分が行く山と天候にその一枚が耐えられるか」だと思っています。

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