sotoは、2020年東京オリンピックの聖火リレートーチ製作にも携わっている「新富士バーナー」という火の専門家のような会社が製造、販売しています。
現在では、アウトドア市場で目立つ存在ですが、工業用のバーナーの製造をメインとする日本の企業です。
そんな新富士バーナーが作るアウトドアブランドがおなじみの「SOTO」。
SOTOってそんなメーカーだったんだ!?
キャンプでも登山でもSOTOのバーナーは人気ですね
今回は、数あるガスバーナーの中で、ウィンドマスターというアイテムをご紹介します。
sotoのウインドマスターは、67gと軽量でありながら、高い火力を持つ超人気モデルです。
置換用”82098″ post_id=”82098″ classname=”wp-block-rinkerg-gutenberg-rinker”]sotoウインドマスターが他のガスバーナーに勝る点
sotoウインドマスターを選ぶメリットは大きく分けて2つ(携帯性・耐風/耐寒性)です。
小さく67gと軽量なので、携行性に優れている
一つ目の携帯性は、登山をする上で非常に重要です。
装備の軽量化は技術の一つと言われるほど、重さを気にされている人は少なくありません。
ウィンドマスターはガス缶と直結させる「一体型」で、67gととても軽い上に、手のひらサイズ。
専用の収納ケースに入れて、持ち運びをすれば、かさばらず携帯も簡単です。
耐風・防寒性は風の多い登山での使用に向いています。
二つ目の耐風・耐寒性は登山におけるバーナー使用の環境にあっています。
バーナーを使用するシチュエーションといえば、多くの人が山頂付近や絶景が見える場所を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、そういった場所は、風が強かったり、気温が非常に低かったりしますよね。
強風で点火に苦労することや、火力の調整がうまくいかず、調理に失敗した人は多いと思います。
加えて、気温が氷点下近くまで下がると、ガスが気化しずらくなり火力が弱くなることもあります。
そうなると時間もかかり、ガスを余計に消費してしまうのでいいことはありません。
しかし、ウィンドマスターは独自の構造を採用していて、強風に火を煽られることもなく、標高差によって火力が不安定になることもありません。
沸騰までにかかる時間がp-153よりも早い
ウインドマスターは強い火力があり、沸騰までにかかる時間がとても速いです。
類似商品のプリムス P-153ウルトラバーナーよりも早いので、少しでも調理時間を短縮したい人に向いています。
ただジェットボイル製品に比べるとさすがに劣るので、お湯を沸かすことに特化するならジェットボイルを選んだ方が目的に合っています。
置換用”17006″ post_id=”17006″ classname=”wp-block-rinkerg-gutenberg-rinker”]sotoウインドマスターを選ぶ上で気になること
sotoウインドマスターを選ぶ上でゴトクの安定性については他バーナーに劣ります。
具体的には、なんといってもゴトク自体が非常に小さいことです。
三本足の仕様ではありますが、水平の場所がほとんどない山中では、小さなクッカーでも安定させることは難しいでしょう。
ゴトクの小さいウィンドマスターはバランス良く置いたつもりでも、沸騰したお湯の振動などでも簡単にバランスを崩します。
メスティンのような細長いものやフライパンなどのバランスのとりずらいものは、特に注意が必要です。
あくまでも、ソロ登山用でお湯を沸かすことがメインと考えておくといいでしょう。
ソロ登山でも、ある程度調理をしたい方は、別売の4本ゴトクを取り付けることをおすすめします。
これに付け替えるだけで、安定性は上がり、簡単な調理が可能です。
しかし、一体型であるウィンドマスターは、重心が高いため、安定感がないことがデメリットといえます。
他にも、熱がガス缶に伝わりやすく爆発の危険性があるため、スキレットなどの鋳鉄製の器具や、長時間の使用もできません。
しかし、鋳鉄製の器具を使用したり、お鍋などで長い時間の調理したりすることを視野に入れている方も少なくないと思います。
そういった人はsotoの分離型のバーナー:レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン)ST-330を選んだ方が満足できるでしょう
同じようなバーナーにプリムスのP-153ウルトラバーナーがありますが、「食事はもっぱらカップラーメンとおにぎり」という人はsotoウインドマスターを、
「すこしこだわった調理を作りたい」という人は、プリムスのバーナー:P-153ウルトラバーナを選ぶと良いでしょう。
sotoウインドマスターがおすすめな人はこんな人
登山の目的が山頂に到達することがメインで、それ以外には脇目も振らずにガンガン登っていくような人におすすめです。
呼ばれた気がしたよ。67gなら持ち歩くのも苦じゃないね
荷物が増えれば増えるほど、山行の負荷は高くなります。
100g重量が変わるだけで疲労感が変わるとも言われ、数g単位で軽量化を図る人も珍しくありません。
前述したようにsotoウィンドマスターのメリットは携帯性が優れているところです。
山頂到達の為に、持っていく装備の軽量化を図ることができれば、山行がより快適になると思います。
soto ウインドマスターに あう クッカーはこんなクッカー
ウィンドマスターはより素早くお湯を沸かすことができるヒートエクスチェンジャーを搭載したクッカーと相性抜群です。
ウインドマスターの炎の出方は、直噴型といって真上に向かって伸びるタイプとなっています。
ヒートエクスチェンジャーを搭載したクッカーは直噴型の炎の出方と相まって、効率よく熱を集め、素早くお湯を沸すことができます。
お湯を沸かす頻度の高いウィンドマスターには、ヒートエクスチェンジャーを搭載したクッカーを使用すると、時間も燃料も最小限に抑えることができるので非常におすすめです。
ウインドマスター のおすすめのスタッキング方法
ウィンドマスターは専用の袋の中にいれてからスタッキングすることをおすすめします。
ウィンドマスターはカトラリーなどと同様に鋭利な部分があるので、裸のまま入れてしまうとクッカーの中がかなり傷ついてしまいます。
これはクッカーの寿命にもかかわってくるので、専用の袋がない場合でもハンカチなどで代用し、保護したほうがいいでしょう。
ウインドマスターのクッカーコンボもおすすめ
クッカーコンボはウィンドマスターとの相性が抜群なアイテムで、山行がより楽しくなるようなアイテムです。
このクッカーSは、一人何役もこなしてくれるのでとても使い勝手がいいと思います。
置換用”82100″ post_id=”82100″ classname=”wp-block-rinkerg-gutenberg-rinker”]クッカーの他には、クッカー専用のフタ、リフター、それとクッカーとリフターの収納袋が付属しています。
クッカーは目盛りがついていて、大きさも直径16cmと調理、スタッキングがしやすい仕様となっています。
それだけではなく、このクッカーの最大の特徴は、底部の表面にあります。
底部の表面を荒くすることで滑り止め効果を発揮しているのです。
そのおかげで、ウィンドマスターの弱点であるゴトクの不安定さを補っています。
クッカーのフタは湯切りができ、まな板としても使用可能です。
他にも、ガス缶を固定できるスタビライザーとしてウィンドマスターの安定性を高めることに一役買っています。
リフターは取っ手にもトングにもなるので調理の際、何かと便利です。
そして、クッカーの収納袋は透湿・防水性能、強度と耐久性能に優れ、リフターのそれは布巾として使えます。
上記の通り、この多機能性を持ったクッカーコンボを一緒に使うことで、ウィンドマスターの弱点を補い、山行がより楽しくなると思います。
置換用”82098″ post_id=”82098″ classname=”wp-block-rinkerg-gutenberg-rinker”]他のバーナーとの比較は以下の記事もご覧ください。
コメント