ミレーのティフォン50000は、ミレー独自の防水透湿素材で、ストレッチ性があるのはもちろん、透湿性が50,000g/m2/24hと高いことが特徴の素材です。
ティフォン50000を使ったウォームストレッチジャケットは、裏面に起毛素材を使い、秋や春の高山はもちろん、冬の積雪期にも使える、防寒性の高い防水ジャケットです。
今回はそんな、雪山などの寒い時期に強いティフォン50000ウォームストレッチジャケットの新モデル、ティフォンウォームネクストストレッチジャケットと旧モデルを比べていくので、選ぶ時の参考にしてくださいね。

結論としては今から買うなら新モデルがおすすめです。
性能が高くなっていて、価格がほぼ変わらないからです。
セール等で劇的に旧モデルが安い場合は選んでもok
むしろ旧モデルは姿を消したことで逆に割高なことも多いです。
商品名 | ![]() | ![]() | ![]() アークテリクス アルファSV | ![]() ファイントラック エバーブレススノーラインジャケット | ![]() ティートンブロス TBジャケット |
ベンチレーション | 無し | 有り | 有り | 有り | 有り |
耐久性 | 中 (50D糸) | 高い (50D糸タフタ) | 高い (100D糸) | 高い (50D糸リップストップ) | 高い (50D糸×2) |
悪天時 | 中 (ドライエッジ ティフォン ウォーム) | 強い (エバーブレス) | 強い (ゴアテックスプロ) | 強い (エバーブレス) | 中 (Tasma) |
重さ | 514g | 530g | 485g | 570g | 585g |
ストレッチ性 | 有り | 有り | 有り | 有り | 有り |
街着に向くか | 向く | 向かない | 向く | 向かない | 向く |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ティフォン ウォーム ネクスト ストレッチジャケットの基本性能
ここでは、新型のティフォン ウォーム ネクスト ストレッチジャケットの性能について記載していきますね。
外観
外観の違いはほとんどありませんが、
・肩にMILLETの文字が印刷されている
・左腕のサイドにMのマークがある
・サイドポケット上部にマチが付いている
所が新型の特徴です。
基本的にはシンプルな外観で、色は5色展開となっている所は同じです。

見た目の違いはほとんどないと言って良いでしょう。
カラー展開
カラー展開は5色展開です。
・DEEP RED(暗めの赤)メンズ、ウィメンズ
・BLACK NOIR(黒に近いグレー)メンズモデルのみ
・HONEY MUSTARD(黄土色)メンズ、ウィメンズ
・METHYL BLUE(水色)メンズ、ウィメンズ
・SAFRAN(暗めの黄色)メンズモデルのみ
・SAPHIR(濃紺)ウィメンズモデルのみ
となっています。
いずれも蛍光色、というよりは地味目の色合いで、どのようなファッションでも合わせやすくなっています。
ストレッチ性能
ストレッチ性も高く、雨具にありがちなゴワゴワ感や、シャカシャカ感が少なく、体に追従しやすくなっています。
岩場で手を使って登ったり、ストックを使うなど、動きが大きくてもストレッチ性の高さによりストレスもほとんどありません。
特にパンツはストレッチ性の高さから履きやすく、寒い時期はインナーの上に直接履いても良いほどです。
内側/ファスナー
内側は起毛になっており、寒い時期でも快適に着ることができます。
また、左側には内ポケットがあり、手袋やスマートフォン、カイロなどを入れることができます。
また、ファスナーは止水式で、フロントはダブルジッパーになっているので、動いて暑くなってきた時などは、温度調節がしやすくなっています。

雨具よりも使い勝手がよく、ハードシェルほどコストもかからない。寒い時期や雪山で使いやすいのがティフォン ウォームネクスト ストレッチジャケットです。
旧モデルとの変更点
ここでは旧モデルとの変更点を記載していきますね。
旧モデルからの変更点
・耐水性が20,000mmから30,000mmに向上
・デザインとフィット感
・機能が向上したのに価格は据え置き
耐水性の向上
新しいモデルでは、耐水性が30,000mmと、旧モデルの20,000mmから1.5倍になっています。雨の多い日本に向いた性能アップになっています。
もちろん、耐水性の高さは雪山でも重要なので、とてもありがたい進化です。

透湿性は40,000gに低下していますが、多くの素材は20,000gほどなので、十分な性能があります。
デザインとフィット感
新しいモデルは、メーカーロゴなど少しのデザイン変更があることは先ほど記載しました。
その他に、フィット感に変更はありませんがEUROモデルサイズですので選ぶ時には注意しましょう。
Sサイズ=日本Mサイズです。
メンズ | 着丈 | 身幅 | 裄丈 |
XS | 68 | 59 | 86 |
S | 70 | 61.5 | 88 |
M | 72 | 64 | 90 |
L | 74 | 66.5 | 92 |
XL | 76 | 69 | 94 |
ウィメンズ | 着丈 | 身幅 | 裄丈 |
XS | 62 | 53 | 77 |
S | 64 | 55.5 | 79 |
M | 66 | 58 | 81 |
L | 68 | 60.5 | 83 |
機能が向上したのに価格は据え置き
旧モデル、新モデル共に定価が38,500円(税込)となっています。
耐水性が向上したにもかかわらず、価格が据え置きになっていて、新モデルがとても買いやすくなっています。

特に理由がなければ、耐水性が上がっている新型がおすすめです。
ティフォン50000ウォームストレッチジャケットの評判・口コミ
ここでは実際に使っている方々のクチコミを紹介しますね。

実際に使っている人たちの意見はとても参考になります。
悪い口コミ
まずは悪いクチコミです。
ティフォン50000ウォームストレッチジャケットの代わりにこちらを購入。
比較すると、
■良い点
・ファスナーが軽くなって開け閉めしやすい(防水性は不明)。
・厚手の生地になったので防寒性が上がっていそう(ポケットは確実に温かかくなってる)。
・ロゴのプリントがマムートみたいなゴム素材ではがれにくそう。
■悪い点
・厚手の生地になったので3レイヤーのゴアテックスと比べるとガサガサしていないし、柔らかいと感じるが、ティフォン50000ウォームストレッチジャケットと比べると別物に感じる(実際、耐水圧等、スペックが別物なのですが)。
・ロゴの位置までマムートっぽくなったが、新ロゴのデザイン含めてどこがいいのかわからない。悪い点は好みの問題になりますが、ティフォン50000の柔らかさやストレッチ性を求めている人は、一度試着をすることをおすすめします。
amazonレビューより
ユーロのM、ジャパンサイズのLを購入
amazonレビューより
ショップで色々と聞いたら肩幅は狭い作りだそうです、買う前に試着は必須ですね。ショップで試着したので迷わず購入しましたが、やはり袖は長いです。ヨーロッパ仕様なので仕方が無いですが肩幅を合わせると袖が長くなり常にだぶつきます。マテリアルや形状を考えるとこの製品が良くて購入しましたので我慢します。防水、防風、保温と機能が良いのでこれからの季節レジャーでも通勤でも大活躍してくれると思います
裏地の起毛が暖かくとても良いです。
メーカーHPより
フリース等の上に着ると少し引っ掛かりがありますが他の素材と比べゴワゴワした感じもなくとても快適です。
良い口コミ
次に良いクチコミです。
お店では見つけられなかった紺色を安く手に入れることができてうれしい。雪山で雨交じりの雪に降られた経験があったので防水機能が強化された新製品が欲しかった。ジッパーが下からも開けられるので体型を問わずストレスフリーで着られるのが良い。
amazonレビューより
ハードシェルでシャカシャカしないのが気に入りました。
メーカーHPより
まだタウンユースにしか使ってませんが、山で色々試してみたいとおもいます。
ティフォン50000ストレッチトレックパンツを去年ゲットして、雨の中も使ったのですがとっても良かったので上も欲しいと思っていました。
これで上下とも完璧です。
今まで着ていた同じモデルを登山道で落として無くしてしまった(T-T)ため、リピ買いです。
メーカーHPより
こちらなら、ストレッチ素材なので、シェルにありがちなゴワゴワ感がありません。
透湿性も素晴らしく、雪山でトレッキングしてもシェルの中は濡れていません!冬のハードシェルはこれ一択です!
総評
基本的に悪いクチコミはほとんどありませんでした。
サイズ感に関する悪いクチコミがありますが、この辺りはEUROサイズなのでやはり注意が必要ですね。
良いクチコミは本当に多く、ストレッチ性の高さ来るの着心地の良さ、蒸れなさと暖かさに関するクチコミが多くなっています。
また、耐水性の高さに関するクチコミも多くあり、新型になり性能がアップした耐水性の高さに関する満足度も高くなっていました。

良いクチコミが多く、特に新型は耐水性の高さから満足度が高くなっています。
ティフォン50000ウォームストレッチジャケットを選ぶメリット
ティフォン50000ウォームストレッチジャケットを選ぶメリットは、なんといってもコストパフォーマンスの高さです。
雨具としてだけでなく、雪山でハードシェルジャケットのような使い方もでき、ストレッチ性の高さからくる着心地の良さ、透湿性が高く蒸れにくく、裏面が起毛素材になっているので防寒性も高くなっているからです。
価格も一般的なハードシェルの半額に近い価格で、様々な使い方ができるティフォン50000ウォームストレッチジャケットは、まさにコストパフォーマンスの高いジャケットです。

特に新型のネクストは耐水性が高く、雨にもより強いのも大きなメリットの1つです。
ティフォン50000ウォームストレッチジャケットを選ぶデメリット
ティフォン50000ウォームストレッチジャケットを選ぶデメリットは、使い方によっては中途半端な所です。
重さや畳んだ時のコンパクトさは雨具ほどでは無く、約500gと重たく、畳んでも雨具ほどは小さくなりません。
また、冬に使う際も、本格的なハードシェルに比べると、丈夫さやアンチグリース性ではやや劣るものになります。
色々と幅広く使いたい場合には良いですが、それぞれ専門のウェアにはかなわないので、購入する時は、自分の使い方をよく考えて購入しましょう。

雨具に使いたい、ハードシェルの代わりに使いたい、など単体使用する場合は、専用のウェアを選ぶことも視野に入れましょう。
他社のハードシェルジャケットとの比較
商品名 | ![]() | ![]() | ![]() アークテリクス アルファSV | ![]() ファイントラック エバーブレススノーラインジャケット | ![]() ティートンブロス TBジャケット |
ベンチレーション | 無し | 有り | 有り | 有り | 有り |
耐久性 | 中 (50D糸) | 高い (50D糸タフタ) | 高い (100D糸) | 高い (50D糸リップストップ) | 高い (50D糸×2) |
悪天時 | 中 (ドライエッジ ティフォン ウォーム) | 強い (エバーブレス) | 強い (ゴアテックスプロ) | 強い (エバーブレス) | 中 (Tasma) |
重さ | 514g | 530g | 485g | 570g | 585g |
ストレッチ性 | 有り | 有り | 有り | 有り | 有り |
街着に向くか | 向く | 向かない | 向く | 向かない | 向く |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
結論:ティフォン50000ウォームストレッチジャケットは寒い時期ならどんな場面でも使いやすい万能ジャケット
ティフォン50000ウォームストレッチジャケットは、耐水圧の高さから雨具として使えるのはもちろん、汗をかきやすい雪山でも透湿性の高さと、ポケットなどの使い勝手の良さから、雪山ではハードシェルの代わりに使うことができ、ストレッチすることによる着心地の良さも備えています。
また、防寒性もあるので、肌寒い秋から、冬、寒さの残る春まで幅広い時期に使うことができます。
ティフォン50000ウォームストレッチジャケットは幅広い時期に、色々な使い方ができる、まさにどんな場面でも使うことができる万能ジャケットです。

特に理由がなければ、耐水圧が旧モデルの1.5倍ある新モデルのネクストを選びましょう。
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