ミレーのレインウェアは街使いにも使い易いデザインで、とても気に入ってるんだ
良く登山でつかってるもんね。
ミレーのレインウェアの魅力は何なのかな?
ミレーは誰もが知っているフランスのアウトドアブランドです。
そんなミレーのティフォン50000ストレッチジャケットは、高い防水透湿性と着心地のよさを両立し、高温多湿な日本の春夏シーズンでも快適な山行ができるジャケットです。
今回はそんなミレーのレインウェアについて注目してみます。
ティフォン50000ストレッチ ジャケットの特徴
山岳用のレインウェアとして、最も大事な機能として挙げられるのは、外部から水を通さない「防水性」と、ウェア内の蒸気を外に逃がす「透湿性」です。
雨への強さと蒸れにくさがあるんだね。
通常、防水性能を表す耐水圧が20,000mm以上、透湿性能が10,000g/㎡/24h以上の数値がそれぞれあれば、山行時でも、快適で安全に使用できるジャケットとされています。
ティフォン5000ストレッチジャケットは、ミレー独自に開発した7ミクロンの極薄の生地素材の「ドライエッジ ティフォン50000」という防水透湿フィルム採用しています。
このドライエッジティフォン50000は、一般的なレインウェアの透湿性能をはるかに上回る「50,000g/㎡/24h」という数値を持っています。
蒸れにくさはゴアテックス以上だから、登山でも快適だよ
有名な防水透湿性素材であるゴアテックスの透湿性能が、13,500g/㎡/24hなのでティフォン50000ストレッチジャケットが、いかに圧倒的な性能であるかがわかります。
耐水性に関しても20,000mmと、登山用として十分な数値です。
また、重量は305gと驚くほど軽いわけではありませんが、十分軽量なジャケットと言えるでしょう。
加えて専用のスタッフサックに入れて収納するのではなく、丸めてフードに入れるパッカブル仕様となっています。
デザイン性とカラー展開
ミレーのティフォン50000ジャケットは、ロゴも目立たないように胸位置にプリントされている程度で、非常にシンプルなデザインです。
カラー展開も流行りに合わせて豊富な展開がされているのが人気の理由の一端となっています。
レディースで着回ししやすいアースカラーがあるのは嬉しい点だね。
登山でヘルメットにも対応するためにややフードは大きめだよ
サイズ感
ティフォン50000ジャケットは身長166cmのヤマノは、XSサイズが適切でした。
ユニクロの服装がSサイズなので、国産のブランドよりもワンサイズ下と考えると良いかと思います。
パタゴニアもアークテリクスもXSです。
中にダウンなどの防寒着も着たいなら、ワンサイズ上でも良いでしょう。
ティフォン50000ストレッチジャケットの口コミ・評判
悪い口コミ
悪い口コミは街着専用として購入した人に多かった。
登山でも使えるようにフードサイズは大きめだし、過剰性能ぎみになっているので、街着だけで使うなら割高と感じるためだと考えられる。
フードがヘルメット対応なのでとても大きいです。街着にはこの大きさは不用なので星1つ減らします。他はとても気に入りました。
Amazonレビューより引用
良い口コミ
購入者の雨天時の使用感は総じて高評価が多かった。やはり登山用と街着を兼用したくて選ぶ人が多いようだ。
182cm.82kgでLサイズ購入。サイズはちょうどいいです。ずっと気になっていて、けどシェルはたくさん持っていたので買わずにいましたが、2万で買えるとあってとうとう購入。値段もそうですが、心動かしたのはこの色。今までない色で一目惚れ。生地感はパンツ持っているのでわかっていたが、やはり良い。雨の日の撥水力も素晴らしい。いまいちのところは裏地がシルバー、フードがぺちゃんこ、チンガードがチンに当たる、というところでしょうか?まあ総じてよかったです。
Amazonレビューより引用
予期せぬ強い雨にあい早速着てみました。
Amazonレビューより引用
頭の上のフードからは雨粒が流れ落ちましたが中はサラサラ、軽くて肌触りも良く驚きました。買って良かった。
7年使って水漏れが我慢できなくなったカッパ(パタゴニア)を新調。去年投げ売りを買って驚いたコートと同じ素材のティフォン50000。3万を超える値段に躊躇したが、ここまでパーフェクトな要素が揃うカッパは他にあるまい。フードの出来がすごいいい。 pic.twitter.com/ntG44j7hzF
— ohshita(sam) (@waxohshita) March 23, 2023
ティフォン50000 ストレッチジャケットを選ぶメリット・デメリット
ティフォン50000 ストレッチジャケットを選ぶメリットは大きく分けて2点です。
他社と比べてずば抜けて透湿性が優れている
一つめは何といっても透湿性(蒸れにくさ)です。
前述しましたが、ミレーが独自に開発したドライエッジティフォン50,000の透湿性は、50,000g/㎡/24hという驚愕の数値。
ゴアテックスが13,500g、ポーラテックスのネオシェルで20,000g。
そして、近年で最も透湿性が優れていると言われているBHAのeVentですら30,000gです。
透湿性の優れたウェアを探している人は、数値だけを見ればティフォン50000を選んで間違いないでしょう。
また、素材だけが透湿性の高さの理由ではありません。
左右のポケットがベンチレーション(換気)の機能を兼ねているのです。
ポケットを開けると内側がメッシュとなっているので、通気性が高まり、熱や蒸気をより逃がしてくれます。
ポケットを開けていると、通気性が良くなることを感じるよ
さらに、両開きのジッパーになっているので下からも開けることで、通気性・快適性をより高めることができるでしょう。
着心地がとても良い
二つめは、着心地の良さです。
ティフォン50000の着心地の良さは、ドライエッジティフォン50000を表生地と裏生地の間に張り合わせた3層構造にあります。
従来の透湿性素材は、ストレッチ性はなくレインウェア特有のガサガサ感があったり、生地が固かったり、着心地が良いとは言えません。
一方、ドライエッジティフォン50000は、生地自体に適度なストレッチ性が備わっています。
また裏地に、ニット素材を採用することによってベースレイヤーが半袖など素肌が露出していたとしても、心地よくて柔らかい肌ざわりです。
さらに、人間工学に基づいた立体裁断を施すことで抜群の動きやすさを実現してます。
街着でも兼用できるおしゃれさ
登山では人によっては公共交通機関を利用して登山口までアクセスされる方もいるでしょう。
ザ・登山服というような派手なカラーしかないジャケットでは、浮いてしまい居心地が悪い思いをすることもあるでしょう。
「ティフォン50000ストレッチジャケット」はアースカラーやシンプルな色が豊富で、タウンユースもしやすいのが人気の理由です。
特に登山頻度が少ない人なら、登山以外の場面でも着れるかというのは選ぶ上で重要な魅力となってきます。
ティフォン50000 ストレッチジャケットを選ぶ上で気になること
耐水圧は最強ではない
ティフォン50000 ストレッチジャケットを選ぶ上で防水性については他レインウェアに劣ります。
ティフォン50000ストレッチジャケットは、防水性を表す耐水圧が20,000mmと山岳用のレインウェアとしては、決して高い性能ではありません。
不十分というわけではありませんが、例えばモンベルのストームクルーザーなどは、耐水圧50,000mmもあり倍以上の数値となっています。
実際に、雨の日に長時間使用すると、生地の表面が滲んだような感じになってしまうこともあります。
雨登山はあんまりしたことがないけど、肌に張り付く感じがあるって聞いたことはあるね。天気予報が雨でも平気で登山する人には気になるポイントかも
そういう人は素直に耐水圧の評価が高いゴアテックスのレインウェアを選んだ方がよさそうだね。
そうだね。私のような初心者は雨だと登山に行かないから、晴れでも快適で使えるミレーのレインウェアが合ってたよ。
関連記事:モンベル:ストームクルーザー
浸水までには至りませんが、生地が水を含んでいる状態なのでウェア自体が重くなったり、透湿性への影響が考えられます。
比較されるレインウェアにここであげたモンベルのストームクルーザージャケットやノースフェイスのスーパークライムジャケットがありますが、防水性を重視する人はこれらのゴアテックス素材のレインウェアを選ぶと良いでしょう。
ノースフェイスのウェアは、防水性の㎜参考値は非公開のため数値での比較はできませんが、スーパークライムジャケットは、防水透湿素材にゴアテックスを採用しています。
そのため、防水性と撥水性はとても優秀で、雨の日に長時間使用しても水を弾き続けることができるしょう。
その反面、透湿性ではティフォン50000ストレッチジャケットに軍配が上がります。
ゴアテックス素材は、高い防水性を備えていますが、たくさん汗をかくようなシーンでは、ウェア内が蒸気の放出が間に合わず快適性を維持できません。
このように、両者に良し悪しがありますので、使用者のスタイルにあったウェアを選ぶことが大切になってきます。
換気専用のファスナーがなく、温度調節がしにくい
ティフォンストレッチには換気専用のファスナーがありません。
一応ポケットの奥がメッシュになっていて、換気用のベンチレーションとして兼用されているタイプになります。
「開く範囲が限定的であること」、「ポケットに物を入れていると使用できないこと」が難点になります。
特に大きく開かないのは個人的に気に入らない
透湿性が高いから換気窓は不要という方針なんだろうが、
真夏の暑い時だともっとファスナーは開けたいと感じてしまう
性能だけを追求すると、
エバーブレスフォトンの方が優秀に感じるね
でもおしゃれさは圧倒的にティフォンストレッチ。どっちを重視するかで選ぼう
生地が薄いので雨に長時間濡れると張り付いて不快感がある
ティフォン50000ジャケットは、雨天時に雨に打たれ続けると、生地が薄いため、張り付いている感覚を感じます。
長時間の雨に打たれることが最初から分かっている場合には他のレインウェアの方が快適と言えそうです。
とはいえ、あえて雨登山にトレーニングに行く私のような変態でなければ、
気になることはないでしょう。
多くの人は、レインウェアは晴れや小雨で使い易いものを選べばいいのです
ティフォン50000 ストレッチジャケットがおすすめな人はこんな人
ティフォン50000は「自然も街も」とミレーが謳っているように、登山やトレランといったアウトドアだけではなく街着としても使用したい方におすすめのウェアです。
春から秋にかけてのレインウェアとしての使用はもちろん、ちょっとした防寒着やウィンドシェルとしての機能も期待できます。
冬でも従来のレインウェアと違い、突っ張る感じもない柔らかい生地なので、上にハードシェルを着ることもできるでしょう。
関連記事:冬期登山のハードシェル比較
着心地や動きやすさもさることながら、細身でフィットする見た目がとてもカッコいいので、街着としても活躍でき、まさに自然でも街でも活躍できるレインウェアです。
ティフォン50000ストレッチジャケットのコーデ例
登山コーデ
ザックとハットをシンプルなものを選び、ジャケットを目立つカラーにしたコーデ。
ミレー公式のインスタグラムで紹介されています。
好日山荘の投稿では、ベージュのジャケットにアースカラーのパンツを合わせています。
ミレージャパンのインスタグラムの投稿では、最高にカッコイイ着用例が紹介されています。
ジャケットだけでここまでキマります。
着用商品は「トリロジーティフォンタフ ストレッチ】
ジャケット」なのでティフォンストレッチの耐久性を向上させたモデルです。
初心者向けではなく、よりハードな登山をさせる方向きですね。
街着コーデ
好日山荘 銀座店からはアウターとして羽織るシンプルでおしゃれなコーデ。
岐阜のアウトドアショップの「HIMARAYA OUTDOOR GIFU」の投稿はこちら。
よくある質問
よく似たミレーの「ティフォン50000ウォームジャケット」とは何が違うの?
ミレーの「ティフォン50000ウォームジャケット」は暖かい裏起毛付きのジャケットです。
分類としてはレインウェアではなく、ハードシェルジャケットとう冬用のウェアになります。
冬以外の季節に着用すると暑すぎるので、避けるようにしましょう。
冬用のジャケットとしては高性能ジャケットというより、
低価格でコスパ重視で選ぶジャケットになります。
ガチガチの雪山登山以外では使い易いので、詳細は以下を見てね
>>ミレーのハードシェルジャケットのおすすめは2択(ティフォンウォーム・タフストレッチ)
他のレインウェアと比較するにはどうしたらいいですか?
他のレインウェアと比較した結果を以下にまとめています。
ミレーだけでなく、様々なメーカーと比較していますので、もし良かったら合わせて御覧ください。
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