登山の服装ってどんなものがいい?夏のメンズ登山服について、考えてみました。
・登山におすすめな服装わかる
・簡易的な重ね着(レイヤリング)の方法がわかる
登山を始めようとしたとき、どんな服装で登れば良いのか全くわかりませんよね。この記事では私が日帰り登山の服装をそろえるならどうするかという視点でおすすめをまとめてみました。
アイテムの説明ではなく、
コーデの事例から見たいという方は、
以下の記事からご覧ください
性能が高いだけでなく、コスパの良さもある程度重視していますので、ぜひ参考にしてみてください。
夏の低山は非常に暑いので、Tシャツとショートパンツがおすすめです。
高尾山や筑波山から屋久杉トレッキングなどもこんな服装でOK
記事中では、各アイテムの詳細を解説します。
夏の高山は、夏でも冷える時がありますので、防寒着も携行したいです。
標高が高くなると紫外線量も増えるので、サングラスも必要です。
富士山や立山などもこういった服装が適しています。
登山の服装は重ね着が基本
登山時の最大の敵の一つが「濡れ」です。
夏であっても山では気温が急に下がったり、強風が吹いたりします。
体が濡れていると体感温度は更に下がり、最悪の場合低体温症になります。
そのため重ね着(レイヤリング)が必要となり、体温の調整及び濡れの処理が大切となります。
レイヤリングをうまくできると体が乾いた状態を保てるとともに、寒い時には保温もすることができます。
重ね着はレイヤリングとも呼ばれ、以下にもまとめています。
・登山のレイヤリングと服装について
この記事では初心者向けになりますので、レイヤリングは簡易的なものとして、まとめています。
初めて聞いたという方は、以下の動画版で聞き流しでもokです。
Youtubeの方では登山道具の選び方に役立つ情報をまとめていますので、
もし興味があったら登録して頂けると最新情報をお伝えできます。
私が選ぶ夏の服装おすすめ(上半身)
夏登山では基本的に少し寒いくらいで歩き、歩いても寒いと感じたら上に重ねていけばいいでしょう。
最初から重ね着をしていると、処理しきれないほどの汗をかきますので、レイヤリングの意味がなくなります。
低山は、半袖半ズボンで歩く方が涼しいです。
ただ日焼けが気になる人は乾きやすい長袖の方が後悔せずにすみます。
関連記事:おすすめの日焼け止めと10年後に後悔しない塗りなおしの頻度
肌着(ドライレイヤー)
ドライレイヤーは撥水性があり、ピッチリと体につく下着のようなものです。
絶対に必要なものではありませんが、夏は暑さで汗の量が増えますので、着用していた方が汗冷えによる腹痛を避けることができます。
特に私は、登山をしているとお腹の調子が悪くなりやすいので、汗冷えを防ぐ対策として取り入れています。
使われている素材に保水性はなく、ベースレイヤーに素早く水分を移動させる役目があります。
難点は見た目の変態さですが、それでも人気なのが性能の高さを示しています。始めは抵抗があるので、実際に登山をして汗冷えの不快さを感じてからでも良いです。
恥ずかしい方は温泉では、Tシャツと一緒に脱ぐようにしましょう。
関連記事:登山の汗冷え対策 ドライメッシュインナーを速乾性とコスパで比較しました
Tシャツ(ベースレイヤー)
ベースレイヤーは汗を吸い、蒸散させる役割があります。
素材は様々でポリエステルやウールがよく使われます。
手持ちのtシャツでも良いですが、速乾性の高いポリエステルなどの素材でできているものを選びましょう。
綿素材だと汗を吸って乾かないので、山頂の強風+低温でお腹を壊すリスクがあります。
長袖や半袖、生地の厚さなど季節によって使い分けるようにしましょう。
私の場合はロングスリーブのベースレイヤーの上に同じくベースレイヤーとなるTシャツを重ねています。
Tシャツってどう選べばいいの?
速乾性のある素材が使われているものを選べば、後はデザイン重視でも良いでしょう。夏の登山では一番写真に写るのがこのTシャツになります。
ノースフェイスのtシャツは街歩きと併用できるので、個人的に好きです。
>>【最強決定戦】登山のベースレイヤー(季節・メーカー・素材別)
防寒着(ミッドレイヤー)
夏の低山であれば絶対必要とは言えませんが、高山に登るなら持って行きましょう。
朝晩は冷えますし、山の上は風が強いこともあります。
ミドルレイヤーには保温という役目があり、フリースやダウン、化繊ジャケットが該当します。
春先や秋に活躍するウェアですが、近年では軽量で通気性が良い上に、保温力もある高機能なものも登場しています。
山では山頂や見晴らしの良い場所では強風が吹き荒れることがありますし、標高が100m上がると、気温が0.6℃下がります。
これを知らずに富士山山頂付近で凍えている初心者の方を良く見かけます。なので防寒着というのは、もしものために必要なのです。
トラブルで日帰りできない等のためにも持っておきましょう。初心者はユニクロのウルトラライトダウン等を持っていればそれでokです。
もちろん登山メーカーの防寒着は高性能で軽いので、お財布と相談しながら選びましょう。
好みもありますが、ダウンは濡れると保温能力が低くなります。
不測の事態に備えるにはフリースか化繊ジャケットがおすすめです。
用途の違いを例えると、山頂でご来光を待つときや山小屋で使うのがダウンで、行動中に着るのがフリースです。
温かさは ダウン>フリース
濡れへの強さは フリース>ダウン
防寒着を詳しく見る場合は、以下の記事をご覧ください。
・登山用のおすすめ 防寒着(インサレーション)夏の高山~雪山まで
上着・レインウェア(アウターシェル)
一番外側に着るウェアがアウターとなります。
選択肢としてはレインウエア、ソフトシェル、ウィンドシェルなどがあります。
防水や防風、保温などの役目があり、高山や冬山などより厳しい環境の中で活躍するウェアです。
アウターシェルは、その中でもレインウェアを兼用とするとコスパが良いです。
レインウェアの比較についてはこちらにもまとめていますので、以下の記事も合わせてご覧ください。
>>【2024年】登山ブログが最強のおすすめレインウェアを求めて比較してみた
より快適な登山をしたい方はウインドシェルも携行すると晴天時に羽織るのに便利です。
帽子
夏は日差しが強くなります。
特に標高が上がれば更に強くなり、熱中症の原因にもなります。
それを防ぐためにも帽子は必須ですが、首まで覆ってくれる帽子があるとベターです。
>>【2024年版】登山用帽子 おすすめの選び方 日焼けと熱中症予防に最適!!
高山で必須の紫外線対策(サングラス)
山で標高が高くなると紫外線量が増えて、目の日焼けリスクが高くなってきます。
これになんど苦しめられたか。紫外線は勘弁して欲しいです。
目の日焼けは本当に苦しいですからね。すぐに治らないのも困りものです
あなたは目の日焼けで苦しむ前にサングラスは用意しておきましょうね。
私が選ぶ夏の服装おすすめ(下半身)
下半身は靴下と肌着、サポートタイツ、トレッキングパンツを着用します。
日焼けを気にしないなら、サポートタイツはなくても構いません。
私の場合、すね毛ボーボーの生足出すのは抵抗があって、タイツ履いてます。
靴下もメッシュ素材のドライ靴下があります。よほど足汗が気になる方以外は、なくて良いです。
肌着(ドライレイヤー)
上半身と同じように下半身にもドライレイヤーがあります。
ベースレイヤーに素早く水分を移動させる役目があります。
しかし、下半身は上半身以上に動かしますので、生地が傷みやすく、ドライレイヤーを採用している人はあまりいません。
なので、ユニクロやguなど安価なものでメッシュのものがあれば、それでもかまいません。綿の速乾性のないようなものは避けましょう。
見た目は奇抜ですが、ファイントラックのパンツは汗がすぐ乾くので快適です。予算に余裕があれば検討しても良いでしょう。
タイツ(ベースレイヤー)
近年ではタイツを履く人が増えています。
特に夏の場合、スポーツタイツに半ズボンを重ねる人が増え、一種の流行りになっています。
また、筋肉の動きをサポートする役目もありますので、膝が弱い人にはいいでしょう。
太ももと膝をサポートするタイツです。着圧効果で歩行が楽になります。気をつける点として、山小屋やテントで就寝時には履いたままだと血のめぐりが悪くなるので、着替えるよう必要があるということです。
日帰りなら気にしなくてもokです。
他にはウールのタイツもありますので、冷えに弱い人はおすすめです。
パンツ(アウターシェル)
トレッキングパンツにも様々な種類がありますが、動きやすく、速乾性のあるものがいいでしょう。
夏は半ズボンでも構いません。
初心者の方は、寒いか暑いか判断に迷うことも多いので、ファスナーで切り替えができるコンバーチブルタイプがおすすめです。
新しい生地の開発は以前から行われていますが、近年ではストレッチ素材を使ったものが増えています。
靴下
登山では靴下をきちんと選ぶことで、靴擦れや足の痛みを軽減することができます。
靴の内部は特に汗をかき、蒸れる箇所です。
ウールやポリエステルの靴下で、丈夫なものを選ぶようにしましょう。
5本指タイプの靴下もおすすめです。
その他
ザック以外の収納として、必要に応じてサコッシュを使うと便利です。
ファッションとしてもおしゃれなものが多いので、一目置かれるアイテムです。
>>おしゃれに快適に! 登山のおすすめサコッシュ(マーモット・カリマー・グレゴリーなど)
服装をジャンル別にチェックしたい方はこちらをチェック。
【身に着けるもの】
・肌着(ドライレイヤー)
・Tシャツ(ベースレイヤー)
・防寒着(ダウン・フリース・化繊)
・アウター
Lレインウェア
Lウインドシェル
Lハードシェル
・靴下
・タイツ
・トレッキングパンツ
・手袋
・帽子
関連記事
コメント