モザンビークのマットはクローズドセルタイプ。かさばるのが難点ですが簡単に広げられて、たためるタイプのマットです。
空気を入れるタイプと違い、パンクの心配がないのとインフレータブルマットなどに比べれば全然安いです。キャンプマットとしてはちょっといい部類に入る製品ですが、その分、しっかりした作りで長く使っていける製品です。
モザンビークのマットは、
登山やキャンプで価格の安さを重視して選ぶなら特におすすめなマットです。
選ぶ上で注意すべきこともあるので、メリット・デメリットを把握した上で選ぶようにしましょう!
モザンビークのマットの特徴
クローズドセルのキャンプマットといえばまず浮かぶのがサーマレストのZライトソルですが、サーマレストと比較すると寝心地は固めになります。
価格的にはサーマレストより安く、サイズ感も大きな違いはないです。
固めなので耐久性が高く、アルミ加工で断熱性に補強が入っており、蒸れにくく、べたつかないようにも処理されています。断熱性に関しては2.6とされてますが、2.0のサーマレストのほうがしっかりしているという口コミあり。
モザンビークのマットの使い方
広げるだけ、畳むだけです。かさばりますが、展開、撤収が楽なのがクローズドセルの魅力。暑い時期はアルミを上にして、寒い時期はアルミを下にして使います。
暖かさ(R値)
R値は2.6。3シーズンで使いやすいくらいの値です。3で10℃くらいと言われています。
冬に使用できるか
使用できます。但し、単品での使用では不足する場合がほとんどでしょう。
冬キャンプや雪山登山であればR値3.0以上のエアマットを重ねた上で冬用の寝袋の利用が推奨されます。
体質によって必要な防寒着の量は異なりますが、初めて使用される際には過剰気味に防寒を用意して使用することが楽しむコツです。
私が外気温-10度で使うなら、
モザンビークのマットの上に
冬用のエアーマットを重ねて、ナンガのオーロラライト9000dxを使います。
筋肉質で暑がりな人や暖房を併用するならもう少しグレードの低い寝袋でも耐えられるでしょう。
詳しくは雪山の寝袋特集をご覧ください。
モザンビークってどこの国のブランド?
2019年に設立されたアウトドアブランド「MOZAMBIQUE(モザンビーク)」は日本メーカーです。
東京都の渋谷にオフィスを持つモザンビーク株式会社が手掛けています。
ブランディングには、スウェーデンのデザインエージェンシー「Super Tuesday」を起用し、スウェーデンと日本のカルチャーを融合した、新たなブランドとして立ち上げられました。
「日常と非日常の、汽水域を歩く。」をコンセプトとして、都市とアウトドアの融合をイメージ指せる商品展開が特徴です。
モザンビークのマットを選ぶメリット・デメリット
モザンビークのマットを選ぶ最大のメリットは価格の安さ。
一方でデメリットになるのは耐久性の低さです。
長く使えば使うほどデメリットは気になるので、
性能を重視したいならサーマレストのマットの方がおすすめ
そうではない人にはモザンビークのマットの方がおすすめです。
登山用ならモザンビークのマットの方が良いですが、
キャンプ用なら枕付きのエアーマットの方が寝心地が良いですよ
モザンビークのマットの使用感・評判・クチコミ
悪い口コミ
固さがあわない人もいます。
初めてこういったものを購入しました。他社との比較が出来ないのですが、耐久性が高そうな硬さで軽く、持ち運びしやすいです。私は煎餅布団に馴れているのでこの硬さは大丈夫でしたが、主人に寝てもらったら硬くて腰痛めそうと言われました。硬さの好みは人それぞれですね。エアマット等挟めば問題ないかと思われますが、柔らかいものが好みな人は、他社さんのものを検討してみてもいいと思います。
Amazonレビューより引用
私には固かった。エアクッションじゃないと寝れないかな。。
Amazonレビューより引用
R値2.6はちょっと盛っているのではという感想も見受けられます。
車中泊で使いましたが、外気温10度以下では寒さが背中から伝わってきます。程よい厚さなので、使い心地はまずまずですが、冷気は抑えられませんでした。
Amazonレビューより引用
冬キャンプでコットに敷いて使用しましたが、背中が冷たくて眠れませんでした。今まで使ってきたサーマレストや銀マットではそんなことはなかったです。アルミ面が熱を反射と説明されていますが、裏の茶色の面に寝た方が若干快適でした。ここからは想像になりますがアルミ加工とは名ばかりで銀色の塗装がされているのではないかと思いました。
総じておすすめできる商品ではありません。
底冷え防止であればサーマレストや他のメーカーによりいいものがありますし、クッションとしてのマットであれば他の安いもので十分だと思います。
Amazonレビューより引用
R値と寝心地関係の都合で併用をおすすめしている口コミも。
テント泊登山で実際に使用しています。
まず私にとっての一番大きなアドバンテージは「横幅」です。
クローズドセルマットで最も比較検討されるであろうサーマレスト Zライトソルは横幅51cm×縦幅183cm×厚さ2cm、R値2.2、R値2.6。本製品は56cm×183cm×厚さ2cmと横幅で5cm大きいのです。
私の体型は180cm85kg胸囲113cmで既製服のXLサイズがたまに入らないくらい大柄です。そこでこの横幅が活きてきます。
正直単体での使用はZライトソルに比べクッション性が低く硬めのフォームのため寝心地いいとは言い難いです。
また個人差はあると思いますが本家に比べ地面からの冷気をやや感じます。(R値2.6は?)
そこで私の使い方ですがオープンセルマットと組み合わせて使用しています。
写真にあるのはNemo Ora レギュラーワイドで幅60cm、マミー型ではなくモザンビークと同じ長方形のマットですので寝返りしようと29cmある私の巨足も持て余すことはありません。
こちらもR値2.7ありますので11月最低気温-2℃の赤岳鉱泉テント泊でも底冷え感じず熟睡できました。
多少のデメリットはありますが+5cmのメリットは体の大きなかたや寝返りの多いかたには大きなメリットになり得るかもしれません
Amazonレビューより引用
良い口コミ
アルミ加工で銀マット部分を浮かせられるといった口コミ。併用のようですが人によってはインフレーターからの乗り替えでも問題ないようです。
愛用していたホールアースのインフレーターマットがパンクしてしまい、その代替品として購入。まずはこの製品、クッション性がなかなかいいです。フォームが固く締まっているので、簡単には型崩れなど起こしません。結構信頼性のある硬めの寝心地です。それゆえに地面の干渉なども気になりにくく、割とよく眠れます。
もちろん、これ一枚では心許ないので、もう一枚マットがあるとさらに良いですが。それとリバーシブルになっている所も見逃せないポイントです。フォーム面とアルミ蒸着面とありますので、気候に合わせて使い分けができます。これがありがたい。銀マット分が浮きますから楽です。試しに1ヶ月ほど連続使用していますが、まだへたらないので、割とおすすめです。
Amazonレビューより引用
固さに関しては問題ない人やあう人も。
割と硬め、でもちょうどいいクッション性。
Amazonレビューより引用
空気を入れないタイプですので安定して使えます。
バイクが多いのでエアーマットにしていましたが、どうしても欠損だったり穴だったりと耐久性が悪く酷い目にあってきたので、嵩張りますがこちらを購入しました。
携帯性は劣りますが、穴が空くことはもちろん無く、直ぐに凹凸が無くなることもありません(まだ三回しか使ってませんが…)
あと、安物のエアーマットに比べ、だいぶ底冷えが緩和されるので冬場はかなり助かります。
バイクで持ち運ぶ際もリアバックに縛るなどで全く不自由感じなかったので、見た目の大きさから毛嫌いせずに、こういうマット買うのはありだと思います!!
Amazonレビューより引用
総評
断熱性に関しては問題ないとの口コミもあるのですが、R値2.0のサーマレストと比較しての話であるため、サーマレストが控えめに書いているのかこちらが盛っているかはわかりませんが言われている数値ほどは期待してはいけないかもしれません。
固いという口コミが多い一方、丁度良いと好まれる人もいるようです。
おすすめのモザンビークのマット
1人用のアルミナムフォーム、大人2人用のダブルサイズと座布団サイズがあります。
ダブルサイズは寝床のマット以外に敷物としても使える広さです。
Mozambique(モザンビーク) :アルミナムフォーム
厚さ20mmのマットです。キャンプマットとしては少し固めより。といっても、弾力性はありますし、固めに作られている分、耐久性があります。
固くて大丈夫で長く使えるものが欲しい場合おすすめできます。肌触りにも気を使っており、夏でもベタつかないようになっています。
Mozambique(モザンビーク) :キャンプ マット ダブルサイズ
ダブルサイズです。大人2人分のサイズです。サイズ的にグランドシートやレジャーシート代わりに使ったりもできます。
Mozambique(モザンビーク) :アルミナムミニ アウトドア マット
座布団サイズです。外付けできる専用収納ポーチ付き。キャンプマットまでは必要ないけれど、地べたに座るのは冷たいのでちょっとという人向けです。
よくある質問
モザンビークってどこの国のメーカー?
東京渋谷の日本のメーカーです。南アフリカの同名の国とは関係ありません。かっこいい商品がいい商品をコンセプトに品質の良い商品を展開しています。
まとめ
モザンビークのマットは丈夫でクローズドセルマットの中ではちょっといい製品です。
空気を入れないタイプなので穴あきの心配はありません。固めなので寝心地が合う合わないはありますが、丈夫ではありますので長く使っていける製品です。
冬場の使用は単品だと少し不安が残りますので、他のマットなどと併用しましょう。
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