登山での遭難事故は、登山をする人なら誰にでも起こりえますよね。
滑落や道迷い、怪我など誰もが思いつくものはもちろん、体力不足で歩けなくなったり、急な天候悪化、装備不足や装備品を忘れる事による遭難もあり得ます。
今回はそんな遭難事故の原因と傾向を調査し、具体的な対策についてまとめました。
・遭難事故の原因を知り、とるべき対策がわかる
・知識不足や慢心を避け、安全登山を行うことができる

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安全対策
非常時の笛 / ビバーク用のツェルト / 応急処置のファーストエイド
エマージェンシーシート / レインウェア
ヘッドライト / 防寒着 / ヘルメット
スマホの電源切れ対策(モバイルバッテリー) / 登山保険
地図の濡れ対策(マップケース) / 登山時計
熊の遭遇防止対策
登山の遭難事故はどんな人に起こるか?
遭難事故は誰にも起こりえます。
初心者だけでなく、登山経験10年以上の人にも多く遭難にあっているからです。
また、危険な場所だけでなく、低山でも頻繁に起こっています。
遭難は調べていくと、事前の調査、登山計画の不備、自分は大丈夫だろうという根拠のない自信から起こっています。また多くの場合、遭難時に有れば助かったであろう、道具の不足もあります。
遭難は誰にでも起こりえるので、事前の道具の準備は欠かせません。
この記事はもちろん、Youtubeでは登山道具の選び方に役立つ情報もまとめていますので、もし興味があったら登録して頂けると最新情報をお伝えできます。
データから見る遭難者の内訳
まずは、データから見る遭難者の内訳を確認してみます。以下は警視庁が公開している山岳遭難の推移です
・発生件数
・遭難者数
・死者行方不明者
いずれも増減はありますが、やや増加傾向です。
詳細は、警視庁の令和7年夏季における山岳遭難遭難の概況

次に遭難者数の目的別の割合です。遭難者全体の約90%が登山関連によるものです。
また、残念ですが登山と岩登り・沢登りによる遭難者数が増加傾向となっています。

次に遭難の原因です。
これまで、遭難者数は道迷いが多い、と言われていましたが、近年は転倒・疲労・その他によるものが多くなっています。
その他の原因による遭難が増えているのも気になるところ。例えば、日帰り登山では持たない人もいるであろう、ヘッドランプや雨具、防寒対策などの装備不足などが考えられますね。

道迷いの減少は、登山アプリの普及とyoutubeなどで、事前情報を知ることができるようになったのが要因かもしれません。

半面、転倒や疲労による遭難が増えた原因は、上記のアプリ、youtubeを使うことで、難しいルートなど簡単に行けると思ってしまい、実力以上の登山をしてしまうことが考えられます。

最後に年齢別の遭難者の割合です。
50代以上で全遭難者の6割以上を占めています。この辺りの年齢は全登山者の割合が多いのもあると考えられますが、遭難の原因に疲労と転倒が多いのも、年齢によるものが関係してることが示唆されますね。

事例から学ぶ遭難事故の原因と対策
これまでは遭難はどんな人に起こるのか、どんな遭難が多いのかについて記載してきました。
上記を踏まえて、ここでは遭難事故の事例から、原因と対策について記載していきますね。
道迷い
2019年6月七洞岳・獅子ヶ岳-道迷い遭難
レポート元はこちら
下山時に道に迷うも、尾根に上がりGPSを受信することにより、事前にダウンロードしていた登山アプリの地図と照らし合わせ、正しい道に戻ることができています。
登山アプリが大切なことを痛感しますね。

アナログの地図とコンパスも持っていくと万全です。
2019年12月 鳳凰三山地蔵岳で道迷い
鳳凰三山・地蔵岳で道に迷ったと自力で救助を呼ばれた方がいました。多くの 道迷いの場合、電波が通じていればこのように自力で救助を呼ぶことができます。山岳地ではdocomo回線が優秀な場合が多いですが、できればauなどの他の回線も使えるよう、携帯の2台持ちや、デュアルSIMを活用しましょう。
対策は、定期的に登山アプリなどで現在地を確認することと、迷った場合は無理せずに来た道を戻るようにしましょう。

迷った場合は携帯電話が通じやすい尾根まで登りましょう。
滑落
2017年3月西穂高岳冬期滑落事故
滑落の原因の1つ目は、岩場とガレ場の難所で、足場が悪いことと、2つ目は風が強いので路面が凍結し滑りやすい所です。
上記の事例は冬山ですが、比較的登山者の多いルートです。たくさん人がいるから大丈夫とは思わず、慎重に進みましょう。
対策としては、集中力を切らさないように、油断せず集中して歩くことです。また、難所に進むときは、いったん休憩してから進むのもおすすめです。

無理せず休憩やルートの変更をすることも大切です。
転倒
転倒の事例は多く、ここでは紹介しきれませんが、原因のほとんどは、
・疲れによる集中力の低下
・実力に合わない無理なルート選定による疲れ
になります。
どちらも原因は集中力の低下。
疲れてきたら休憩をする、ルートの選定は慎重に行い、いつでも引き返せるように下調べをしておきましょう。

転倒は下山時に多い傾向があります。また、怪我で済めばよいですが、歩けなくなったり、場合によっては救助を呼ぶ必要があります。
病気
病気については、体調が安定しているとき以外は登山を避けるしかありません。
ですが、急に病気になることもあります。特に多いのは熱中症や高山病です。
対策などについては、以下に記事があるので参考にしてくださいね。
高山病ってなんだろう?富士山などの高山で初心者が押さえておく対策・対処法
疲労
近年増えつつある疲労での遭難。
事例も多いですが、今回は以下の事例を紹介します。
憧れの燕岳へ、疲労で足が動かなくなる
遭難の原因は、日頃していた運動をしなくなって、体重が4~5kg増加していたが、自分の体力を過信したため、難しい登山をしてしまったことになります。
対策は、体力作りと日頃から登山を行い、自分の限界を知っておくことです。
今回の事例では怪我などはありませんでしたが、場合によっては転倒や滑落も考えられます。

日頃登っている山の山行データを、ヤマップやヤマレコなどのアプリで確認し、他人と比べてコースタイムなどはどうか調べるのもおすすめです。
その他
その他の事例についても記載していきますね。
悪天候
1913年8月木曽駒ヶ岳大量遭難事故
こちらは台風による悪天候も合わさった事件ですが、木曽駒ヶ岳を登山中の教員・生徒ら38人が遭難、そのうち11人が将棋頭山で亡くなりました。
この事件により避難できる場所として西駒山荘が建てられています。
映画化、小説化もされているほど有名な事故です。
詳細はwikipedia(木曽駒ヶ岳大量遭難事故)
山の天候はプロでもわからないことがあります。悪天候に備えた装備を準備しましょう。雨天時にレインウェアを持っていないと夏でも低体温症の危険があります。
登山をやっている人なら 2009年の トムラウシ遭難事件は聞いたことがあるかもしれません。夏で気温8-10度、風速20~25mの天候でした。風速1mにつき体感温度は1度下がると言われていますので、体感温度は-10度以下ということになります。
暴風時の登山の危険性がわかりますね。私も風速20m近い雨の中登山をしたこともありますが、防寒をかなりしていたのにも関わらず、ひどく寒さを感じました。
むしろ冬期の暴風時はハードシェル&バラクラバ、暴風グローブがあるので、風には強いくらいです。夏期でも風が強くなりそうな場合は、防寒を用意しておくとよいでしょう。
悪天候への対策は、日帰りなら登山を見送ることです。悪天候時は登山をしても景色も見えず、楽しさが半減するだけです。
関連記事
これで解決!使ってないのは私だけ?変わりやすい山の天気を予測するサイト 4選
どうしても雨の中で登山する場合は、以下の雨登山を楽しむ方法が参考になります。
野生動物襲撃
近年は熊による被害もあなどれません。熊鈴やクマ撃退スプレーなどの対策グッズを持っておきましょう。
私も北アルプスの折立キャンプ場というところで、実際に熊が近くを徘徊しているを見てこれは勝てないなと思いました。突然出くわさないための対策はしておきましょう。
落石
落石はどんな山でも登山者がいる以上ありえる事故です。ヘルメットがあるからといってすべて防げるわけではありませんが、ないよりは安全です。
落石が多い山では常備するようにしましょう。
また、長野県などの山ではヘルメットが必須の山もあります。
関連記事
・おすすめの登山用ヘルメット 初心者向け、軽量登山向けなど 厳選11選
・登山用ヘルメットホルダー(ヘルメットカバー)
雪崩
雪山を登るうえで避けられないのが雪崩です。私も何度も目撃したことがあります。また、必ず毎年雪崩による事故のニュースがありますよね。
雪崩が起きそうな谷間や斜面、気象情報を確認し、雪崩が起きそうなときは、ルートや登る山の変更をしましょう。

雪崩については国土交通省のホームページで詳しく解説されています。
落雷
1967年8月にの西穂高岳落雷事故
1967年8月に西穂高岳の独標で起きた落雷事故が有名です。松本深志高校(先生5名・2年生50名)のうち、死者11名、重軽症12名の大事故となりました。
事故当日は早朝から快晴で9:50に西穂山荘に到着した頃には、周辺の山の山頂に雲がかかり始めていました。12:25に山頂につき、下山を始めるときには大雨が降ってきて、独標を通るときにはずぶ濡れになっていたそうです。
ずぶ濡れの人間が一列に並んでいたことで避雷針のような役割が働いて雷を誘導してしまったのではないかと言われています。
詳細については、西穂高落雷遭難のレポート( 井村宇一郎 著 )をご覧ください。
1975年将棋頭山での落雷事故
将棋頭でも伊那中学校の生徒が落雷に打たれる事故が起きています。事故現場には今でも事故を忘れないように看板が残されています。死者はいなかったものの、雷が起きやすい場所は再現性があるので、この場所を通るときは気をつけましょう。
2019年8月 北岳での落雷事故
南アルプスの北岳は落雷が多い山です。昨年も男子大学生が死亡する事故がありました。警察署からは「登山中に天候が悪化したら計画を変え、引き返すなどの対応をしてほしい」 と呼びかけがされています。
稜線上などではとにかく低い所へ身を隠し、しゃがんでできるだけ自分が周りよりも低くなるようにしましょう。
また、雷雲が接近したら木から数メートルは離れて待機するか、山小屋に避難しましょう。木に近すぎると落雷時に感電します。
スマートフォンの天気アプリがあれば、雨雲レーダーを見て、雷雲の動きもある程度予測できるので、参考にするのがおすすめです。
テント泊のときの落雷もまた怖いです。こちらの記事に対策をまとめています。
鉄砲水
鉄砲水は、集中豪雨の時などに何の前触れもなく急に増水して起こる現象です。雨が降っている場所はもちろんですが、雨が降っていない場所でも、川の上流のどこかで豪雨があれば起こることもあります。
川の水が濁っていたり、夏なのに水が極端に冷たい場合は注意が必要です。また、前日の天気予報や、当日の天気予報なども確認しておくことが大切です。

渡渉を伴うルートの時は特に注意しましょう
私が危険を感じた経験
ここでは実際に私が体験した、遭難してもおかしくなかった危険な経験について記載しますね。
低山の道迷い
私が初心者の頃、鈴鹿の御池山という低山で道迷いになったことがあります。
北アルプスや八ヶ岳の山と違い、低山では道が整備されていなかったり、林業用の道があったりと、登山道がわかりにくいことがあります。
御池山という山は、山頂付近がテーブルランドという平地となっており、方角を見失いやすく、遭難死亡事件も起きている山になります。
具体的な遭難体験については、以下をご覧ください。
濃霧悪天候下の判断の誤り
ピークハント意識が引き起こす悪天候下の判断ミスは少なくありません。
山頂に行きたいあまり、撤退も視野に入れた冷静な判断ができなくなってしまうことがあります。

前から計画してたからや、ようやく取得できた休日で来たからなどの考えも危険。自分の都合ではなく、山の天候に合わせた判断をしましょう。
長時間雨に打たれて着替えも水浸し
屋久島の宮之浦岳に登ったとき、まるでゲリラ豪雨のような状態が続き、ザックカバーをしていたというのに、背中側からどうしても浸水があり、着替えまで濡れる自体となりました。
5月というののに、寒さに震え、避難小屋で服を干すも湿度が高すぎてほとんど乾きませんでした。
これ以降、かならずドライバックを持ち歩くことにしました。

大雨が降ると水場が泥水のようになり使えないこともしばしば。小型の浄水器も携帯すると安心です。
ツェルト泊で水没
八ヶ岳でツェルト泊をしたときに、設営場所の選定を誤り、水没して車に避難する事態になったことがあります。
具体的な当時の状況は以下となります。
寝袋浸水に凍える夜 失敗から学ぶ雨登山のテント・ツェルト泊の注意点
遭難時の救助費用
誰もが遭難したいと思って遭難するわけではないですが、遭難したときに気なるのが救助費用。
実際のところ、費用が無料か有料かはランダムといって良いでしょう。
警察、消防、自衛隊のヘリであれば無料ですが、民間のヘリの費用は有料です。
依頼先を選ぶことはできないので、有料と考えておくべきです。
調べてみたところ、民間費用であれば会社によって費用は前後しますが、 1時間50万くらいのところが多いようです。
場合によっては多額な請求となりますので、もしもに備えて登山保険に入ることをおすすめします。
登山保険は年間契約だけでなく、1日単位でワンコインで加入できるものもあるので、まだ加入していない方は検討しましょう。
「取り返しがつかなくなる前に!今なら間に合うおすすめの登山保険と保証内容比較」
もし遭難してしまった時のために
そもそも遭難しないことが一番です。
日が落ちる前に余裕を持って下山できるように、自分の技術にあった山に登りましょう。
まず落ち着きましょう。冷静でないとミスが連鎖します。
休憩をとり、どのように行動するべきか考えましょう。
優先すべきは本来のコースに戻ることです。救助を呼ぶにしても電波が通じないと電話もできず、現在地が特定できないと 捜索には時間がかかります。
基本的には下に下るのではなく、来た道を戻る。戻れない時は尾根や山頂など、今自分がいる場所よりも高い所を目指しましょう。
コースを見失った状態で下ると、沢や谷など危険な場所にたどり着く可能性が高く、引き返そうにも引き返せないことが多いからです。

トラブルになったら、まずは冷静に。飲み物を飲んだり休憩して気分を落ち着かせることが大事です。
気象が不安定なときは登山をやめる
登山は天気によって難易度が大きく変わります。
雨登山は雨登山で楽しいものなので、線引きが難しいところではありますが、自信がないなら事前に天気を確認して、怪しければ登山を控えた方が良いかもしれません。
登山向けの天気アプリで判断するのもおすすめです。平地部と山では天気が違うことが多く、多くの登山用の天気予報アプリは、山ごとの天気予報も確認できます。
ちょっと先にいっててをやめる
「靴紐を結ぶから先に行ってて!すぐに追いつくから」や、疲れて遅れてきたからと他の人を先に行かせるのはやめましょう。
トイレいってくるから待ってても同じです。遭難事例を見ているとわかるのですが、 先行っててから何らかの理由で合流ができず、遭難する事例が多いからです。
待ってもらうのが申し訳ないといった意見もありますが、遭難してしまっては更に申し訳ない事になってしまいます。
登山中の困ったは、1人でなくパーティや登山仲間で解決しましょう。
問題点を共有し、他人を素直に頼って、みんなで問題を解決するのも登山の醍醐味の1つです。
通話が通じやすい携帯キャリアを選択する
現代の登山にスマートフォンや携帯電話は欠かせない道具の1つです。
ザック、登山靴、雨具と並ぶ登山の神器の1つと言っても良い位です。
ですが、大事な時に電波が通じなければ何の意味もありません。
携帯キャリアはできるだけ電波の通じやすいキャリアを選びましょう。
また、携帯の2台持ちやデュアルSIMを活用して、2つ以上のキャリアの回線を使うのもおすすめです。理由はキャリアごとに電波の通じやすい場所や、通じにくい場所が違うからです。

また、モバイルバッテリーも携帯しましょう。いざというときに電池が切れてしまっては元も子もありません。
登山計画書:登山届の提出をする
登山届けを提出しましょう。登山届けがあると、万が一遭難したときに、捜索範囲を絞ることができるからです。
紙での提出も良いですし、最近はネットで届けができるコンパスというサイトもあります。
コンパスで届けを出すときに「下山予定時刻を3時間超えたら通知」の設定をしておけば、登録したメールアドレスに連絡が行われるきのうもあります。
ココヘリというGPSが内蔵されたチップもあります。遭難したときに現在地を捜索する側に知らせることができるので、遭難救助率を上げることができます。
地図・マップケース・コンパス
登山アプリなど、GPSとデジタル地図での登山が当たり前になってきています。
ですが、紙の地図とコンパス、それらを入れるマップケースを持っていく事をおすすめします。
デジタル機器の場合、万が一のトラブルが起きることもありますし、GPSが届かない場所も渓谷など山の中にはたくさんあります。
そんな時に役に立つのは、紙の地図とコンパスです。どちらも軽く、合わせても数十グラムです。また、場所も取りません。
また、紙の地図は必ずマップケースに入れて持ち運びましょう。いざというときに濡れていては使えなくなってしまいます。
登山のマップケース 地図の持ち歩きにおすすめのマップケース7選
ファーストエイドキット
ファーストエイドキットも、必ず持っていくべき装備の1つです。
登山をすれば、怪我をする可能性は誰にでもあるからです。また、お腹が痛くなったり体調不良になる可能性もあります。
ただ、何を持っていくかなど初心者の方にはなかなか難しいのも事実。
そんな方のために以下に生地にまとめてありますので、参考にしてくださいね。
登山のファーストエイドキット!! 中身におすすめなものは何?
ホイッスル
ホイッスルも常に携行したい装備の1つ。
トラブル時に大声を出すよりもホ、イッスルの方が音が通り、発見されやすくなります。
また、クマなど動物対策としても、ホイッスルの方が大きな音が出るので、動物を威嚇することができたり、こちらの存在を知らせやすくなるからです。

1度購入すればずっと使えますし、軽くて小さいので登山では必携することをおすすめします。
エマージェンシーシート
エマージェンシーシートも常時携帯することをおすすめします。
何かあった時の防寒対策として使うことができます。
こちらも軽くて持ち運びに苦はないので、登山をするときは持っていくようにしましょう。

緊急時以外にも、休憩時・宿泊時に使うこともできます。
【最強】おすすめのエマージェンシーシート いざというときに用意しておきたい
テーピング
テーピングも使いこなしたい道具の1つで、常時携帯したいアイテムです。
うまく使うと、テーピングとして筋肉のサポートができるのはもちろん、靴の底がはがれたり、ザックの破れなど、ガムテープの代わりとして使うことができます。

テーピングはサポーターとして使う場合、色々な貼り方があります。ロープワークと同じで、いくつか使い方を覚えておきましょう。
ツェルト
ツェルトは、テントの代わりとして使えるのはもちろん、緊急時にはかぶったり、くるまって使うことができます。
また、緊急時だけでなく、休憩時にタープのようにして使うこともできます。
持ち運びは簡単で、多くのツェルトはテントと比べて収納サイズが大幅に小さく、持ち運びも苦になりません。
他の道具と同様に、できるだけ山に持っていきましょう。

ツェルトはテントと比べると、使い方にコツがいります。必ず事前に使い方を練習しておきましょう。
軽量のこぎり:救助ヘリが着陸できないケースに備える
ヘリコプターは、木々が密集しているような場所には着陸ができません。
遭難した場所が見通しの悪い場所で移動が難しい場合や、要救助者を動かせない場合、のこぎりを使ってスペースを作る必要があります。
物凄く軽量なワイヤーソーもありますが、切断能力が低いので、避けた方が良さそうです。
こちらのような軽量のこぎりであれば、雪山登山でも使えるものなので、雪山に興味を持った時にも使えるので無駄がありません。
非常用のヘッドランプを持つ
道迷いで下山時刻が遅くなってしまった場合に備えて、日帰りでも必ずヘッドランプを持ちましょう。替えの電池も必携です。
私自身は電池だけ持つのが無駄な気がして、ヘッドランプを2つ持つようにしています。テント泊のときは1つはランタン替わりに使っています。パーティで忘れた人がいても貸せるので、役に立つことも多いです。
体温を保つための防寒着を持つ
夏期でも必ず防寒着を持ちましょう。夏で防寒着が必要になるケースは、予期せぬ雨でぬれ、体温を奪われるケースです。また、標高があるところでは夏でも気温が一桁になることがあります。
また、万が一ビバークになっても体温を保てれば体力の消耗も防げます。
おすすめの防寒着は、濡れても保温効果が下がりにくいフリースや化学繊維綿の製品を選ぶのがおすすめです。

ダウンはコンパクトで持ち運びやすいですが、濡れには弱いので注意しましょう。
無理せずビバークをする
学校がある。仕事に影響が出るなど、どうしても帰りたい気持ちはわかりますが、
安全を優先するならビバークも選択のひとつに考えましょう。
山小屋への非難や避難小屋への退避など、より安全な方法がないか検討してみましょう。
ツェルトというビバーク道具もありますが、使い方を事前に調べてマスターしておきましょう。
慣れればテントの代わりに使えるようにもなります。
発煙筒:ソロやパーティリーダは発煙筒を常備
パーティリーダやソロ登山では、発煙筒を常備するようにしましょう。
遭難時に生還できるかどうかは、救助ヘリコプターに見つけてもらえるかどうかで左右されることも少なくありません。
また、見つけてもらった場合に着陸場所を示す際に使うと良いでしょう。
雪山登山では、スプレー剤が有用
雪山では救助を求める際の印として、赤スプレーが有効と言われており、雪面にSOSを記載するような使い方ができます。
使う場面は少ないかもしれませんが、いざというときに有ると安心できます。
私はスキー場でのアルバイト経験がありますが、大会なので雪面にスタート位置を付けるときには、入浴剤が使われることがありました。
こちらも上記と同様、印をつけるのに利用できます。難点としては残雪時など、水分が多いケースでは溶けて流れてしまうということです。
そういった状況化では上記のようなスプレーの方が有効になります。
参考になる遭難対策に関連する書籍
山岳遭難の教訓
冬期遭難を中心に遭難事例が掲載されていて参考になる書籍です。
遭難に関する書籍は沢山あるので、いくつか読んでどういうときに遭難するかなどの事例を学び、対策を立てることができます。
山岳遭難とビーコン(雪崩対策)
雪山登山をされるなら、雪崩対策も必要です。
レンタルも活用すれば比較的安いので、一度チェックしておきましょう。
関連記事
>>雪山の雪崩対策装備 三種の神器(アバランチビーコン・スコップ・プローブ)とは?
>>おすすめの積雪期登山のビーコン
まとめ
遭難は登山をしている誰にでも起こりえることです。
経験年数や山の難易度も関係ない場合が多く、登山経験10年以上でも、低山で遭難する可能性は十分にあります。
特に大切な遭難対策は、なんといっても登山者の心構えです。自分は大丈夫、遭難なんて起きるわけがない、という慢心が招くことが多くなっています。
今回の記事では、そんな遭難に備えた知識や道具について、遭難事例を交えながら記載してきました。
みなさんも今回の記事を参考に、安全な登山を行って山を満喫しましょう!
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