インナーグローブと一言でいっても、登山用、スキースノボ用、バイク用まで様々な用途があります。
本記事では登山用を中心にレビューしていますが、どの場合でも『暖かさ』と『利便性』の両方を求めることになりますので、共通して今回の検証結果が参考になるかと思います。
実際に登山、スキー、スノボ、クロスバイクで兼用しています。
これより良いものがあればぜひ教えてください
この記事の結論
・インナーグローブは暖かさだけでなく、スマホ操作のしやすさも合わせて選ぶべき
・登山、スキースノボ用のインナーグローブ最強は、「ミレーのウールインナーグローブ」
登山向けのグローブ選びは動画でも解説していますので、ぜひ聞き流しで聞いてみてください。
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インナーグローブがなぜ必要か?
インナーグローブの用途は寒い時期の防寒です。春秋にはインナーグローブ単体で使用して、冬にはインナーグローブの上にアウターグローブ(オーバーグローブ)を重ねて着用することが一般的です。
登山では手袋のレイヤリングと呼ぶこともあります。
重ねて着用することも考えると、ある程度フィット感がある手袋が適切だということが分かります。用途が幅広く、通勤・通学や旅行時など使用頻度が高いので、良いものを選びたい道具です
比較した人気インナーグローブ一覧
メーカー | ミレー | ブラックダイヤモンド | マッキンレー | ゴールドウィン |
---|---|---|---|---|
商品名 | ウール インナーグローブ | ライトウェイト スクリーンタップ | インナーグローブ | インナーグローブ |
フィット感 | 普通 | 緩め | かなりキツイ | 普通 |
保温性 | 温かい | 凄く暖かい | 温かい | 普通 |
スマホ操作 | すごくしやすい | コツが必要 | 難しい | 難しい |
価格 | 高め | 高め | 安い | 安い |
人気インナーグローブを比較してみた
今回比較したのは、以下の4点。
性格には夏用のグローブとかスキー用のグローブも比較していますが、その中でも特に売れている4点から紹介します。
メーカー | ミレー | ブラックダイヤモンド | マッキンレー | ゴールドウィン |
---|---|---|---|---|
商品名 | ウール インナーグローブ | ライトウェイト スクリーンタップ | インナーグローブ | インナーグローブ |
フィット感 | 普通 | 緩め | かなりキツイ | 普通 |
保温性 | 温かい | 凄く暖かい | 温かい | 普通 |
スマホ操作 | すごくしやすい | コツが必要 | 難しい | 難しい |
価格 | 高め | 高め | 安い | 安い |
結果から言うと、インナーグローブは、ミレーのウールインナーグローブがダントツで一位のおすすめです。
表面はミレーのロゴが印字されています。
裏面は滑りどめになっていて、どこで触ってもスマホ操作が円滑に行えました。
(妻と私の2台の端末で検証)
次にブラックダイヤモンドのライトウェイトスクリーンタップです。
暖かさが魅力で、低山のみの使用であれば、後半紹介するゴールドウィンのインナーグローブと重ねてアウターグローブとして使うのもありかなと感じました。
グローブ通しを連結できるので、落としたりしにくく、裏地も温かい素材で作られています。
暖かさだけで言えば他の手袋よりも優れているように感じました。
親指とひとさし指はスマホタッチできるようになっています。
他メーカーのMサイズと比較してかなり大きいのも特徴。
スマホ操作が難しく、ストレスを感じたのが残念な点です。
続いてはマッキンレーのインナーグローブです。
静電気防止でフィット感にとても優れています。
紫外線カットでフィットする手袋が使いたい人向けなのでしょう。
平地で使うには悪くないですが、フィット感を売りにしているので、雪山で使うと締め付けられて血流が悪くなりそうです。
雪山登山ではなく、通勤・通学など日常生活で役立つグローブです。
次はゴールドウィンのインナーグローブです。
特別な特徴がないように見えるゴールドウィンのインナーグローブは、人を選ばず使用できそうです。
一方で数回の使用で毛羽だって来たので、登山のような耐久性が欲しいアクティビティではやや不安に感じました。
スレがあまりないスキーやボードには良さそうなので、ウィンタースポーツに使うのにおすすめです。
おすすめのインナーグローブ
ミレー ウール インナーグローブ(サイズはS,M,Lから選択可)
このインナーグローブがおすすめな理由は、乾きやすさとスマホ操作の容易さです。
・素材がメリノウールで濡れに強く、乾きやすいこと
・スマホ操作可能で手袋を外す機会を最小限にできる
素材がメリノウールで濡れに強く、乾きやすいこと
インナーグローブは皮膚に接するので、汗で濡れることもあります。なので濡れに強く乾きやすい特性は最適な特性です。
湿っても胸元に入れておけば比較的乾きます。(濡れたまま外に置くと凍って乾きません)
性格な素材構成は、 本体:がメルノウール100% で指先は、ポリエステル85% アクリル15%。
指先については後述するスマホ操作可能とするために、別素材で加工されています。
スマホ操作可能で手袋を外す機会を最小限にできる
雪山では手袋を外す機会は最小限とする必要があります。
登山地図や写真など、もはや登山道具とみなされるスマホ操作ができるというのは、インナーグローブの必須性能といっても過言ではありません。
ミレーのウールインナーグローブは、親指、人差し指、中指はタッチパネル対応なので、バッチリです。
耐久性については高いとは言えない
インナーグローブ全般に言えることですが、布一枚なので、耐久性は高くないです。
格安のインナーグローブを登山で使うと1回で破れることもあります。
ミレーのインナーグローブもインナーグローブである以上、鋭利なものを引っ掛ければ破れます。
そういった意味でも予備を持っておいた方が無難です。
以下のアマゾンのクチコミを見ても同じような意見がありました。
サイズ選びは、きつすぎると血流が悪くなり、体温が低下しやすくなるので、少し大きめが良いでしょう。
女性です。雪用グローブのインナーグローブに使用しています。
amazonレビューより
わたしは本来Sサイズですが、Lサイズがセールになっていたので追加で購入しました。
大きめではありますが、特に問題なく使用できました。
かなり伸びるので、サイズ選びはわりと適当でも大丈夫かと思います。
もし操作性重視ならば、ピタっと小さ目を選ぶのがよいかと思います。
薄くて柔らかくて繊細な生地です。
1回洗濯するだけでヘタってしまいます。
アイゼンやベロクロなんかにひっかけたら1発でピーっといってしまいます。
でもこの手袋が好きなので、今回で4枚目の購入です。w
たまに1000円前後に値下がりするので、その時が購入のチャンスです。
ウールなので、保存時の虫喰いに注意!
ゴールドウイン(GOLDWIN) 防寒グッズ 光電子インナーグローブ
ミレーのグローブが高いと感じるなら、アマゾンで登山用のインナーグローブとして特に売れているゴールドウインのグローブもスマホ操作可能なので、使えなくはないです。
少し力を入れないと操作できなかったりと、スマホ操作性はミレーに劣りますが、ブラックダイヤモンドのライトウェイトよりは扱いやすかったです。
登山用の乾きやすい素材ではないので保温性は劣りますが、価格はこちらにメリットありです。
速乾性がない以上、予備を多めに用意する必用がありますが、予算上しかたなければこちらも候補となります。
素材:光電子ウール(アクリル70%、ナイロン20%、ウール10%)
2シーズン使用すると、指先が破れたりするため、耐久性は弱いかもしれませんが、インナーとしてはこれが最高に温かい。
amazonレビューより
マッキンレー インナーグローブ
素材: 新開発マルチフィラメント糸 (速乾性・保温性)
インナーグローブとして購入した。手にぴったりして薄い割には温かくて重宝している。アウターを外して細かい作業をするときも具合が良い。
amazonレビューより
コミネ KOMINE バイク CMAX インナー グローブ 速乾
速乾性のあるグローブです。保温性はないので注意
装着がしやすく、落としにくい。
デメリット:スマホ対応ではない
コミネと言えば人気ブランドの1つ
保温性はありませんが、アウターでまかなうなら十分ありな選択肢。
冬用グローブしていると蒸れてくることがあり、外す時に脱げにくい。それを軽減したいと思いインナーグローブを探していたところ、この商品に出会いました。
amazonレビューより
結果としては、この商品を買って良かったです。
まずは、蒸れを軽減する目的ですが、期待通り蒸れてしまってもスっとグローブを脱着できます。肌触りもサラッとしていて、着け心地は非常に良いです。※インナー自体の脱着は辛いですが(笑)
それだけなら星5なのですが、はやりデメリットも目立ちました。
それは、グローブのマジック部分にくっついたりすると毛羽立ってしまい、少し劣化してしまうとこです。
それがなければ、星5でした。
まぁ、値段相応として満足したのでいいと思います。
日常での利便性も考えるなら、ミレーのウールインナーグローブ一択
いろいろ紹介しましたが、インナーグローブは登山やウィンタースポーツ、バイクに乗っている時以外も利用頻度が多い道具です。
だからこそ本当に良いものを使い倒して欲しいのです。
実際に僕はウールインナーグローブを擦り切れるまで使い倒して買いなおしました。
リピート買いできるほど満足度が高いのでぜひご覧ください。
アウターグローブも合わせて検討するなら以下記事も合わせてお読み頂けますと幸いです。
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