登山をするならリュックは必需品。
ですが種類が多く、これから登山を行う方は何を買うか迷ってしまいますよね。また、しばらく登山を続けている人は日帰り用、宿泊用など何個ものリュックを持っている方も多いはず。
けして安くない登山用リュック。できれば1つで済ませたいですよね。そうすれば他の登山用品に予算を使えるし、登山へ行く資金に回すこともできるのに、と考えている方は多いはず。
今回はそんな方たちに、1つのザックで日帰りから宿泊登山まで幅広い使い方ができ、より登山を楽しめる最強の登山リュックを紹介します!
最強登山リュックにも特徴があります。この記事を読んで自分に合った最強リュックを見つけよう!
>>【登山ブロガーが伝える】登山用リュックサック・ザックの選び方
バックパック55 | サースフェーNX30+5 | スタウト45 | ケストレル38 | リッジ40 | バルトロ65 | テラフレーム65 | |
メーカー | ホークギア | ミレー | グレゴリー | オスプレー | ミレー | グレゴリー | ミステリーランチ |
容量 | 55L | 35L | 45L | 38L | 40L | 65L | 65L |
サイズ | 1サイズ | M、L | 1サイズ | S/M、M/L | S、M、L | S、M、L | 1サイズ |
背面調整 | 有り | 無し | 有り | 無し | 無し | 有り | 有り |
重さ | 2,100g | 1,500g | 1,340g | 1,840g (S/M) | 1,530g (M) | 2,230g (M) | 2,600g |
レインカバー | 付属 | 付属 | 別売り | 付属 | 付属 | 付属 | 別売り |
女性向けモデル | × | NX30+5W | アンバー44 | カイト38 | Sサイズ | ディバ60 | × |
読み飛ばしガイド
・初心者の方が初めて購入する万能さでおすすめ:ミレー サースフェーNX30+5
・軽くてバランスの取れた最強リュック :グレゴリー スタウト45、アンバー44
・テント泊をする方にもおすすめの最強リュック :グレゴリー バルトロ65、ディバ60
・荷物をたくさん運びたい長期山行向けの最強リュック:ミステリーランチ テラフレーム65
この記事の「最強の登山リュック」の定義
まずは最強の登山リュックの定義はなにか、について記載していきますね。
買い替え不要でリュック1つで日帰りも泊りも行けること
最強リュック1つ目の定義は、『日帰りも宿泊登山も1つできるリュック』です。
普通は日帰り登山用と、宿泊用のザックは荷物の量が違うので、2つ必要になります。
ですが最強の登山リュックは、荷物が少なくても多くても、容量が調節できたりして、快適に担ぐことができます。
リュックを2つ買う必要がないので、浮いたお金を他の登山道具の購入に使うこともできます。
快適に登山ができること
2つ目の定義は、『快適に登山ができること』です。
快適に登山ができるリュックは、ポケットの多さなどの利便性はもちろん、荷物が多くても少なくても安定して担ぐことができるように、調節用のベルトなども充実しているリュックです。
快適に担げないザックはそれだけで疲れてしまいます。
実際の登山で実用に足る商品であること
3つ目の定義は、『実用に足りる商品である』ことです。
1つでどんなことにも使えて、快適なリュックでも、簡単に壊れたり破れてしまうようでは最強の登山リュックとは言えません。
丈夫でタフな作りで長く使えるのも最強リュックの魅力の1つです。
長く使われているリュックはそれだけでかっこよく見えます
最強の登山リュックを使うデメリット
ここでは最強の登山リュックを使う上でのデメリットについて記載していきます。
登山以外では使いづらい
最強登山リュックのデメリットの1つ目は、登山以外では使いにくい所です。
登山用にデザインされたものが多いので、街中では見た目がやや浮いてしまいますし、ある程度の大きさがあるのも普段使いではマイナス。
また、ベルト類が多いのも登山以外では使いづらい要因の1つです。
見た目が登山以外で使いづらいのが要因。こればかりはしかたありませんね
一般のリュックよりも高価なものが多い
デメリットの2つ目は、値段が高いことです。
登山用リュックは一般のリュックと比べると高価なモデルが多く、一般的なリュックと比べて倍以上の値段のモデルも少なくありません。
機能を考えると仕方のない面もありますが、デメリットの1つです。
初心者が最適なものを選ぶのは難しい
最強リュックを選ぶデメリットの最後は、登山経験の少ない初心者の方が最適なモデルを選ぶのは難しい所です。
どんな時にでも使える登山リュックには、どのような機能が必要かなど、経験が少ないためにわからないことが多いからです。
初心者の方はこの記事を読んで最強リュックを選びましょう!
最強の登山リュックの選び方
ここでは最強登山リュックの選び方を解説していきます。
登山スタイルで選ぶ
選び方の1つ目は、自分の登山スタイルに合わせたモデルを選ぶことです。
スピードハイクスタイルの方は軽量モデルを、ゆっくりと景色を楽しみながら登山をしたい方は、しっかりとしたポケットなどが充実した利便性の高いモデルを選ぶなどです。
登山スタイルによって最強リュックを選ぶ基準も変わってくるので、自分の登山スタイルを見つめましょう。
自分の登山スタイルに合わせたモデルを選ぶことは大前提です。
軽さで選ぶ
軽さで最強リュックを選ぶのも1つの方法です。
特にスピードハイクの登山スタイルの方は、軽さで選ぶのがおすすめです。
担ぐ物が軽ければ登山が楽になりますし、持っていく荷物が増えてもリュックが軽ければトータルの重さも軽くなります。
また、軽いリュックを選ぶ場合は、合わせて登山装備品も軽いものに見直すとより効果的です。
軽いザックは日帰りにも使いやすいのでおすすめです。
季節によって選ぶ
使用する季節に合わせて最強リュックを選ぶのも良いです。
夏など暑い時期に主に使う場合は、リュック背面の通気性が良いモデルを選んだり、荷物量も増えにくいのでそれ程大型のモデルを選ばなくても良いでしょう。
半面、冬や残雪期に主に使う場合は装備が多く重くなる場合が多いので、大型のモデルを選んだ方が良いです。また、雪のつきにくい素材のモデルを選んだり、スキー板やアイゼン、ピッケルなど冬ならではの装備を取り付けられるモデルを選ぶ必要もあります。
季節によって荷物も変わるから、どんな季節に使うかで選ぶのは大切です!
おしゃれさやデザインで選ぶ
思い切っておしゃれさやデザインで選ぶのもアリです。
お気に入りのデザインのリュックがあると、テンションも上がって登山にもより行きたくなりますよね。
最強リュックをデザインで選べば、日帰りから宿泊登山までいつでも楽しい気持ちで登山をすることができます。
おしゃれさで選ぶ場合も、機能性はしっかり確認しよう!
メーカーで選ぶ
最強リュックをメーカーで選ぶのもアリです。
これまで使っていたメーカーのリュックを選べば、使い勝手や品質など似たものが多く、安心して使うことができます。
また、ウェアや他の登山道具と同じメーカーのリュックを選ぶことで、ファッション感も統一されます。
好きなメーカーがあれば、そのメーカーのリュックを選ぶのもおすすめです。
最強の登山リュックおすすめ7選
バックパック55 | サースフェーNX30+5 | スタウト45 | ケストレル38 | リッジ40 | バルトロ65 | テラフレーム65 | |
メーカー | ホークギア | ミレー | グレゴリー | オスプレー | ミレー | グレゴリー | ミステリーランチ |
容量 | 55L | 35L | 45L | 38L | 40L | 65L | 65L |
サイズ | 1サイズ | M、L | 1サイズ | S/M、M/L | S、M、L | S、M、L | 1サイズ |
背面調整 | 有り | 無し | 有り | 無し | 無し | 有り | 有り |
重さ | 2,100g | 1,500g | 1,340g | 1,840g (S/M) | 1,530g (M) | 2,230g (M) | 2,600g |
レインカバー | 付属 | 付属 | 別売り | 付属 | 付属 | 付属 | 別売り |
女性向けモデル | × | NX30+5W | アンバー44 | カイト38 | Sサイズ | ディバ60 | × |
安さ最強:価格の安さで選ぶならホークギア
価格重視で選ぶならホークギアがおすすめ。
55ℓで6,000円ほどと圧倒的な安さです。
ですが、フロント部分は上部にジッパー式のポケットを、中央部分にも大きめのポケットがついています。サイドポケットもありウエストベルトにもポケットがあるので、使い勝手は良くなっています。
ショルダーベルトは7段階の調整ができるので、自分の身体に合わせて背負うことができます。
価格が安く、機能もしっかりついているので、何万円もするザックに手を出しにくいという方におすすめです。
耐久性に難ありとのクチコミが気になるところ。登山目的に合わせて選択しましょう
容量 :55L
サイズ :1サイズ展開
背面調整 :7段階
背面長 :不明
重さ :2,100g
大きさ :高さ63cm×幅25cm×奥23cm
ハイドレーション:取り付け不可
レインカバー :付属
色展開 :3色
日帰りも泊りも対応しやすい容量が変動するサースフェーNX 30+5
ミレーのサースフェーNX30+5は、人気のサースフェーシリーズの最新リュックで、メイン室の容量をプラス5リットル分増やすことができるモデルです。
そのことで小屋泊などに対応できるのはもちろん、2気室にできたりポケットの数が多く使い勝手が良いのも、最強リュックとしておすすめな理由の1つです。
また、ストラップ類も充実しているので、荷物が少ない時にも調整しやすく、身体にフィットさせやすいので、疲れにくく快適に担ぐことができます。
耐久性も問題無く、レインカバーも付属しているので、使い始めから長い間使うこともできます。
容量 :30+5L
サイズ :M、L
背面調整 :なし
背面長 :M:48cm、L:51cm
重さ :1,500g
大きさ :幅29cm×高さ65cm×奥16cm
ハイドレーション:取り付け可
レインカバー :付属
色展開 :5色
グレゴリー:スタウト45(男性モデル)、アンバー44(女性モデル)
グレゴリーのスタウト45は、背面長は調整可能でパッド類の厚みがしっかりしているので背負い心地も良く、快適に背負うことができる最強登山リュックの中核モデルです。
調整機構もしっかりしているので、荷物が少なくても多くても荷物があばれにくくなっています。
また、1,340gと意外に軽い重量なのも見逃せません。
最強リュックの選択に迷ったらこれ!というくらいオススメのモデルです。
容量 :45L
サイズ :ワンサイズ
背面調整 :可能
背面長 :41~56cm
重さ :1,340g
大きさ :不明
ハイドレーション:取り付け可
レインカバー :付属無し
色展開 :3色展開
オスプレー:ケストレル38(男性モデル)、カイト38(女性モデル)
オスプレイのケストレル38は、本体に420デニールという太い糸を使った、丈夫さが特徴の最強リュックです。
多くのモデルは200デニールほどの太さの糸を使うことが多いので、倍の太さの糸を使っています。
丈夫なうえに使い勝手も良く、2気室に切り替えられるメイン室はもちろん、フロントやサイド、ウエストベルトにポケットが装備され、トレッキングポールなどをザックを下ろさずに固定することができる仕組みも備わっています。
丈夫で使い勝手が良いので長く使いたい方におすすめの最強リュックです。
容量 :38L
サイズ :S/M、M/L
背面調整 :無し
背面長 :S/M:43~53cm、M/L:48~58.5cm
重さ :S/M:1.84kg、M/L:1.92kg
大きさ :S/M:縦74×横34cm×奥28cm、M/L:縦79×横34cm×奥28cm
ハイドレーション:取り付け可
レインカバー :付属
色展開 :3色
カリマー:リッジ40
リッジ40は、カリマー定番のリッジシリーズの40Lモデルで、バランスが良く使いやすい最強リュックの1つです。
フロントポケットはもちろん、サイドポケットやウエストポケット、開けやすいメイン気室のオープニングなど、使うほど便利さを実感できる装備です。
デイジーチェンもフロントポケットの外に装備されており、色々な使い方ができます。
地味な見た目と、定番シリーズなので目立つモデルでありませんが、玄人好みの最強リュックともいえます。
機能は多いですが意外とシンプルな作りなので、雪山でも使いやすいのも見逃せません。
容量 :40L
サイズ :S、M、L
背面調整 :できない
背面長 :S:42cm、M:47cm、L:52cm
重さ :S:1,480g、M:1,530g、L:1,540g
大きさ :高さ65cm×幅31cm×奥23cm(Mサイズ)
ハイドレーション:取り付け可
レインカバー :付属
色展開 :4色
グレゴリー:バルトロ65(男性モデル)、ディバ60(女性モデル)
バルトロ65は、グレゴリーを代表するモデルの1つで、テント泊までもこなすことができる、最強リュックの中でもトップクラスのモデルです。
バルトロはしっかりしたフレームと、クッションのしっかりした背負い心地の良い背面で、重い荷物を長時間担いでも疲れにくくなっています。
機能も豊富で冬山でも使える幅の広さも持っています。
まさに日帰りから宿泊まで、どんな時でも使える最強リュックです。
容量 :65L、60L (ディバ)
サイズ :S、M、L・XS、S、M(ディバ)
背面調整 :あり
背面長 :41-46cm、46-51cm、51-56cm
36-41cm、41-46cm、46-51cm(ディバ)
重さ :Mサイズ 2,230g・2,100g(ディバ)
大きさ :縦81cm×横34cm×奥行34cm(Mサイズ )
ハイドレーション:取り付け可
レインカバー :付属
色展開 :3色・2色(ディバ)
ミステリーランチ:テラフレーム65
テラフレームは、フレームとザックを分離して、この場所を背負子のようにして使うことができる、とにかく荷物をたくさん運ぶことができる最強リュックの1つです。
テラフレーム65は、ザック背面とザック本体の間にカーボン製のフレームがあります。
このフレーム部分とザック本体の間に隙間を作ることができ、色々な荷物を挟むことで背負子のように使うことができます。このシステムを、ミステリーランチではオーバーロードフィーチャーと呼んでいます。
ザック本体の65Lと合わせてオーバーロードフィーチャーによって、テラフレーム65は多くの荷物を担ぐことができます。
ザック本体の使い勝手も良く、背面調整ができるのはもちろん、ポケット類も充実しています。
テラフレーム65は、夏の縦走から冬のバックカントリースキー、テント泊まで対応できる、まさに最強登山リュックです。
カーボンフレームに寄り、最大68kgの荷物を運ぶことができます。また、330デニールと太い糸を使い耐久性も十分です。
容量 :65L
サイズ :1サイズ
背面調整 :可能
背面長 :不明
重さ :2,600g
大きさ :縦79cm×横33cm×奥37cm
ハイドレーション:取り付け可
レインカバー :付属していない
色展開 :2色
まとめ
登山用リュックは本当にたくさんの種類があり、何を選べば良いかわからなくなる登山道具の1つですよね。
初心者の方が初めに何を選べば良いかわからないというのはもちろん、長く登山を続けている方の中には、登山目的に合わせてリュックだらけになっている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな選ぶのが難しい登山リュックについて、1つで日帰りから宿泊登山まで幅広い使い方ができるリュックを紹介しました。
あとは紹介した最強リュックの中から、自分の登山スタイルや目的に合わせて選ぶだけです。
みなさんも、最強リュックを担いで日帰り登山はもちろん、宿泊登山や雪山登山など色々な登山を楽しみましょう!
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