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人気のアライテント:エアライズ1・2の魅力とモンベル:ステラリッジとの比較考察

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テントを作っているブランドといえばアライテント。

そう言っても過言ではないほど高い認知度を誇り、テント購入の際は必ず候補の一つとして上がるブランドです。

その中でもエアライズシリーズは、シンプルなデザインながら季節に合わせたオプションを組み合わせることで、一年を通して活躍できるテントで、多くのユーザーから支持を得ています。

そんなアライテントとよく比較されるのが、同じく高い人気を誇るモンベルのステラリッジです。

今回はそんなエアライズの魅力とモンベルのステラリッジテントとの比較考察していきます。

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ギアをこよなく愛する道具オタクです。

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この記事を書いた人:ヤマノ

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私は低山で道迷いをしたり、雨のツェルト泊で寝袋が水没して凍えたり、濃霧の暗闇をさまよったり、危ない思いもしてきました。これは私の知識が足りず、愚かだったからです。

素人で失敗を重ねたからこそ、優秀な登山ガイドやプロ登山家に語れない体験を経て、皆さんには装備の失敗も危険な登山もしないで欲しいと強く思います。だからこそこのブログを作りました。

登山は後から始めた方が安全に楽しめるレジャーです。リアルな失敗談を読み、反面教師として活用してくださいね。

エアライズ1・2の基本性能

エアライズは本体にフライシートを被せる二重構造をしているダブルウォールテントです。

スリーブのついた本体に、フレームを差し込むだけで自立するので、初心者の方1人でも素早く設営・撤収ができることが特徴です。

本体とフライシートの他に、フレーム・張り綱・ペグ・シームコート・補修用チューブが付属しています。

フライシートの耐水圧は、嵐がきても雨漏りがしないとされる20,000㎜。

正しく設営をしていれば、まず雨漏りはおこりません。

前室は、登山靴が置けるくらいの広さで、食事などの作業は不可能ではありませんが、めちゃくちゃ広いとは言えません。

また、フライシートには3種類があり、通常タイプと保温や耐風性能を高めた冬季専用のウィンターカバー、大きな前室を確保できるDXフライがあります。

このフライシートの使い分けによって、移動を伴う登山やその場に定着するキャンプなどシーンの違うアウトドアでもエアライズ一つで一年を通した使用が実現できるのです。

エアライズ1と2は、価格と重さ・サイズに違いがあります。

価格と重さに関しては以下の通りです。

テント名 フライ込み価 格 重 量
エアライズ1 56100円 1360g
エアライズ2 61600円 1550g

レインフライや冬季用のフライなどオプション品も完備です。

レインフライ レインフライ 冬 季 用 冬 季 用 DXフライ DXフライ
テント名 価 格 重 量 価 格 重 量 価 格 重 量
エアライズ1 11,000円 390g 15,400円 570g 19,000円 690g
エアライズ2 12000円 440g 16200円 610g 20000円 710g

次に、設営時と収納時のサイズの違いは下記の通りです。

広さ 広さ
テント名 設営時 収納時
エアライズ1 間口100×奥行205×高さ100cm 本体29×14cm フレーム38cm
エアライズ2 間口130×奥行210×高さ105cm 本体30×15cm フレーム38cm

1は、1人で過ごすのにピッタリの広さがあり、収納時はとてもコンパクトです。

2は2.3人での使用はもちろん快適。

加えて、1とそこまで価格差がなく、広々としたスペースを利用したいという理由でソロの方が使用することも少なくありません。

エアライズの魅力

何と言っても設営・撤収のしやすさ。

また、フライシートの組み合わせで一年を通して使用することができるところも魅力です。

エアライズへのSNSの声

  • アライテントのエアライズ2。ド定番のロングセラーですね。6、7年前に購入しましたが、設営しやすいし、少々の強風下でも安定感があるので、気に入ってます。秋のワンダーレイク(アラスカの国立公園)や、真冬ののチャダル(インド北部)でも役立ってくれました。(Twitter
  • 私「フライシートのみの販売していると思うのですが、20年前のエアライズにも合いますか?」
    アライ「頂点部分もポールスリーブがあるタイプですか?」
    私「はい」
    アライ「では現行のフライとサイズが変わらないので使えます」
    私「マジですか?!」
    なんと20年経ってもサイズ規格が変わっていない‼(Twitter
  • 初めて「ソロキャン女子」をリアルで拝見しました。
    荷物はザック一つでテントはエアライズ
    てきぱきと設営して、ソロクッカーとシングルバーナーで調理

    かなりの登山&テン泊経験者なんでしょうね、装備にも無駄がない。
    カッコいいなぁ…
    手際の良さと、そのキャンプスタイルに見惚れてしまったよ(Twitter
  • エアライズ+DXフライがコンパクトだし居住性もあってキャンツー最強な気がしてきた。
    ステラリッジ+エクステンドフライよりもフライが使い勝手良さそうだし色も地味でよろしい。(Twitter

こんな風にMSRのフロントレンジと合わせて使う方もいらっしゃいました。
雨天時はタープ利用よりも快適そうですね。

モンベルのステラリッジとの比較

ステラリッジ1・2の基本性能

ステラリッジテントもエアライズ同様、本体にフライシートを被せる二重構造をしているダブルウォールテントとなっています。

現行のステラリッジテントは、組み立てたポールに本体を止めていく吊り下げ式タイプ。

軽量テントに多く採用されている仕様で、優れた耐風性と素早い設営・撤収のしやすさを兼ね備えていることが特徴です。

本体とポール1組の他に、張り綱4本・アルミペグ12本・ポール応急補修用パイプ1本が付属されています。

本体の上に被せるフライシートは別売りですので注意してください。

あすか
あすか

これはエアライズと同じですね。

ゆうや
ゆうや

耐水圧はエアライズのレインフライは20,000mmで優れているよ
モンベルのフライシートの性能でも十分だけど

フライシートの耐水圧は、15,000㎜と山岳用テントとして十分な性能を持っています。

しかし、前室のスペースは狭いので置ける荷物は限られてくるでしょう。

ステラリッジもまた、フライシートに種類があり使い分けることで一年を通して使用可能です。

通常タイプ以外に前室のスペースが広くできるエクステンドレインフライ、防寒防風性を高め、積雪期に対応できるスノーフライの3種類があります。

テント名 レインフライ エクステンド スノー
ステラリッジ1 12,500円 340g なし なし 17,500円 710g
ステラリッジ2 13,500円 350g 22,000円 587g 18,500円 820g

ステラリッジ1と2の違いも、価格と重さ・サイズにあります。

価格と重さに関しては以下の通りです。

テント名 価格・重量 重 量
ステラリッジ1 27,500円 800g
ステラリッジ2 29,200円 880g

次に、設営時と収納時のサイズの違いは下記の通りです。

テント名 設営時 収納時
ステラリッジ1 間口90×奥行210×高さ105cm 本体29×13.5cm ポール41cm
ステラリッジ2 間口130×奥行210×高さ105cm 本体30×14.5cm ポール41cm

1は、1人で問題なく過ごすことができ、収納時もコンパクトです。

2は2.3人での使用は可能ですがエアライズと同様で、1とそこまで価格差がなく、広くスペースを利用したいという理由で1より人気が高くなっています。

エアライズが優位な点

エアライズが優位な点は、フロアシートがグランドシートと一体になっていて厚いところです。

ステラリッジは、フロアシートが薄く、石の多かったり地面が濡れていたりすると心もとないです。

別売りのグランドシートで補えますが、設営・撤収に手間が増えてしまいます。

ステラリッジが優位な点

ステラリッジが優位な点は吊り下げ式な点です。

風が強いとスリーブ式はポールを通す作業が一気に難しくなります。

それに比べ吊り下げ式は、テント本体をペグなどで固定してから設営することができるので風のある日も楽に設営が可能です。

両者ともに気になる点

どちらも短辺出口なので、狭いテント場では張る場所に困らず便利ですが、それ以外多くの場合、出入りがやや不便です。

そのあたりは長編出口のトレックライズの方がおすすめです。

あとは有名なキャンプ場やテント場に行くと必ず他の人とかぶってしまう点です。

自分のテントがわからなくなってしまうこともしばしば。

しかし、裏をかえせばそれほど信用できるテントということですね。 

エアライズとトレックライズの違い

トレックレイズは、3シーズンの使用を想定した居住性を重視したテントです。

保温性より通気性に重きを置いたタイプで、特に夏のような蒸し暑いシーズンでも快適に過ごすことができるように大きい出入り口や、ベンチレーションが施されています。

登山でも問題なく使えますが、山でのテント泊を楽しみたい方におすすめです。

トレックライズの基本性能

フライシートには通常タイプと前室を大きく確保できるDXフライシートの2種類あります。

テント名 価格・重量 重 量
トレックライズ0 35,800円 1,250g
トレックライズ1 42,200円 1,460g
テント名 設営時 収納時
トレックライズ0 間口205cm×奥行80cm×高さ100cm 本体28×13cm フレーム38cm
トレックライズ1 間口210cm×奥行110cm×高さ105cm 本体30×14cm フレーム38cm

続いて設営時、収納時のサイズです。

0は荷物の少ない方用で、1は一般的なソロ用と考えると良いでしょう。

極端にコンパクトになるわけではありませんがトレッキングやツーリングの際も問題なく持ち運べるサイズです。

テント名 DXフライのみ 重 量
トレックライズ0 21000円 660g
トレックライズ1 22,000円 760g

トレックライズが優位な点

トレックライズが優位な点は入口の向きです。

トレックライズは入口が長辺側にすることで出入りしやすく、居住性が高くなっています。

また、前室も広いため、荷物も多く置けて比較的作業もしやすいでしょう。

エアライズが優位な点

エアライズは短辺側に入口が付いているおかげで風の影響を受けにくい点です。

また、複数人で使用しているときに出入りをする際、人をまたぐことがありません。

まとめ 

 耐水圧やスリーブ式と吊り上げ式など、多少の性能・仕様の違いはありますが、両者とも山岳用テントとして優秀でどちらを選んでも後悔することはありません。

好みで選んでよいでしょう。

ですが私が選ぶなら少しでも軽く設営が早いステラリッジを選びます。

ヤマノ
ヤマノ

初心者にとっては使用者が多いということは、それだけ情報を入手しやすいので、困ることが少ないからです。

しかし、両者ともキャンプ場やテント場で他の人とかぶりますが、ステラリッジの方が圧倒的に多いので、できるだけかぶりたくない方はエアライズの方をおすすめします。

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