アルパインクルーザーはこんな登山靴
モンベルのアルパインクルーザーは、シリーズ展開の豊富な登山靴です。
標高レベル(2000〜3000)やサイズ(ワイドタイプもあり、22cm〜29cm)とシリーズ展開が豊富なため、ご自身に最適な一足を見つけることができるでしょう。
中でも3000モデルは雪山登山靴として高い性能を誇りながら、50000円くらいとコスパが良い点も嬉しいモデルです。
アルパインクルーザーが他の雪山登山靴に勝る点
アルパインクルーザーを選ぶメリットは大きく分けてサイズ展開の豊富さとコスパの高さの2点です。
アルパインクルーザーを選ぶメリット1:サイズ展開の豊富さ
1点目は、豊富なサイズ展開です。
全標高モデルについてワイドタイプがあり、足幅が広く他メーカーで似合う靴が見つからない人にも選びやすいでしょう。
3000m級の雪山登山靴には珍しく22cmからサイズがあり、本格雪山登山に挑戦したい女性にも嬉しいモデルです。
アルパインクルーザーを選ぶメリット2:コスパの高さ
2点目は、3000モデルのコスパの良さです。
本モデルではGORE-TEXの中でも保温性の高いGORE-TEXデュラサーモを使用。
保温剤も組み合わせることで高い保温性を有しながら、同性能の他モデルと比べて50000円くらいとコスパが良いのが特徴です。
アルパインクルーザーを選ぶ気になること
ゲイター内蔵ではない
アルパインクルーザーを選ぶ上で雪の侵入を防ぐ点については他メーカーの登山靴に劣ります。
積雪量の多い雪山では、靴上部から雪の侵入を防ぐゲイター(登山靴とズボンの隙間を埋める防水スパッツ)が必須になります。
雪の侵入が心配な方は、簡単なゲイターが付属している登山靴、スカルパの登山靴:モンブランプロGTXを選んだ方が満足できるでしょう。
簡易ゲイターではなくしっかりしたものを求めるなら、価格は低下で10万を超えますが、ゲイター一体型のスポルティバのガッシャブルムあたりが候補になります。
ゲイターは別で購入すれば数千円なので、価格面とのバランスを考えるならアルパインクルーザーが優位と思います。
アルパインクルーザーは、2000・2300・2500・3000の違いを比較
アルパインクルーザー2000 | アルパインクルーザー2300 | アルパインクルーザー2500 | アルパインクルーザー3000 | |
冬山 | ×うっすら積もるくらいの低山 (アイゼン不可) |
△うっすら積もるくらいの低山 |
〇冬期低山ハイクや残雪期 | ◎3000m級もok |
アイゼン | ストラップ (ソールが柔らかすぎて不向き) |
セミワンタッチ ストラップ |
セミワンタッチ ストラップ |
ワンタッチ セミワンタッチ ストラップ |
重さ | 片足613g | 片足660g | 片足731g | 片足930g |
価格 | 26,800 +税 | 24,800 +税 | 34,800 +税 | 49,800 +税 |
保温剤 | なし | なし | なし | あり |
雪山登山用として使えるのは、2300以上になります。
アルパインクルーザー2000はハイシーズンのテント泊縦走や岩稜帯を歩くにはいいですが、雪山用ではないので、2300以上から選びましょう。
私の個人的な意見ですが、アルパインクルーザーを雪山登山靴として使うなら、2択(2500 or 3000)です。
2300はハイシーズンのテント泊縦走には良いですが、雪山登山靴としては中途半端で、価格以外のメリットが見えないからです。
この靴で雪山登山をするなら今使われている夏用登山靴と大差ないはずです。
なので選ぶなら、残雪期や低山しか登らないならアルパインクルーザー2500
本格的な雪山登山を視野に入れるなら、アルパインクルーザー3000です。
アルパインクルーザー2300がおすすめな人はこんな人
雪山登山靴としてはおすすめしません。
夏のテント泊や縦走で、蒸れにくく快適に着用したい方におすすめです。
アルパインクルーザー2500がおすすめな人はこんな人
春から秋にかけての縦走、積雪期の低山ハイクなどオールラウンドに使用できる軽量な靴をお探しの方におすすめです。
置換用78609″ post_id=”78609″ classname=”wp-block-rinkerg-gutenberg-rinker”]アルパインクルーザー3000がおすすめな人はこんな人
保温材入りで保温性と剛性を備えていながらも手頃な価格で、3,000m級の冬季登山を行う本格派におすすめです。
細かいサイズ選択はモンベルホームページで選択して購入できます。
コスパよりも軽さを最重視するなら、スポルティバのネパールキューブが高いけど軽いです。
また、海外登山まで視野に入れたい方はやや性能不足なので、そういった方は、スポルティバのガッシャブルムなど、標高7000m以上も対応したハイエンドモデルを狙っても良いでしょう。
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