アークテリクスのジャケットは、シンプルなデザインで街歩きから雪山登山までおしゃれに着こなすことができます。
ただモデルの名前が変わったり、アップデートされて変わったり、性能がわかりにくいので、最新モデルと旧モデルを比較して、どう変わったか整理してみました。
どんなハードシェルを選ぼうか迷っている方の参考になれば幸いです。
Beta SL JacketとBeta SL Hybrid Jacketの違い
そもそものアークテリクスの基礎知識
ベータ SLジャケットとゼータSL、ベータSLハイブリットは、アークテリクスの人気ジャケットです。
ベータSL→ゼータSL→ベータSLハイブリットと新しくなりました。
最新モデルはベータSLハイブリットです。
ベータSLハイブリットは旧モデル(ゼータSL)に比べ大幅に性能が強化されていますので、どこが変わったのか見ていきましょう。
これまでのアークテリクスのハードシェル
旧モデル:アークテリクス:Beta SL Jacket
ハイキングやキャンプ、フェスで活躍するウェアとして人気でした。ジャケットの透湿性は最新モデルには劣るものの、おしゃれなレインウェアとして評価が高いです。
この当時は着丈が短めのデザインでした。
旧モデル:アークテリクス:Zeta SL Jacket (Beta SLからアップグレード)
Beta SL ハイブリットジャケットの前モデルです。このときはベンチレーションもなく、初心者におすすめできる雪山用ハードシェルではありませんでした。
どちらかというと街歩きのおしゃれ着兼、高性能レインウェアに使いモデルで、おしゃれな人を中心に愛されていました。Beta SLと比べて透湿性が上がり、肌に張り付くような不快感が軽減されました。
着丈が長くなり、身幅が細く、スマートになりました。
最新モデル(Beta SL Hybrid )と旧モデル(Beta SL,Zeta SL)の違い
・ベンチレーションの追加
・肩と袖下の耐久性が向上
・重さは微増(他メーカハードシェルと比べても、まだまだ軽い)
通気性を高めるベンチレーションが追加されている
一番大きな違いはこのベンチレーションの追加です。街歩きならあまり関係ない機能ですが、
雪山登山で使うなら必須とも言える機能です。雪山ではザックを背負って歩くため、ジャケットを脱ぎ着しないと体温を調節できないのでは、かなり不便です。
雪山で汗をかいたら汗冷えで大きく体温を失うことになるので、ベンチレーションのあるハイブリットジャケットを選ぶのにおすすめできる最大のポイントになります。
肩と袖下の布地が強化されている
肩と袖下が強化されています。重いザックを背負って肩紐が擦れても破れることのない強靭さを持っています。
雪山登山はどうしても荷物の重量が増してしまいますので、より雪山登山に適した性能となったと言えます。
気になるデメリット
ポケットは止水ジッパーでない
最新モデルとなったベータSLハイブリットジャケットでも、ポケット部分は完全防水になっていません。
小雨や雪で中が濡れるようなことはないと思いますが、大雨にもなると、ポケット内を守ることはできません。ドライサック等に入れてザック内で防水しましょう。
重さは前モデルと比べて50gほど増えているが、まだ軽い
旧モデルと比べて重さは増えていますが、耐久性向上とベンチレーションの追加までしていてこれだけしか増えていないなら、良いかと思います。
他にベンチレーション付きのモデルと比べてもまだ軽いです。
ライトな雪山登山ならベータSLハイブリットがベストな選択
ここまで製品性能が旧製品と比べてどう変わったかを見てきました。
アークテリクスのジャケットは、街歩きと登山と使用範囲が広く、一度買ったら長く使い続けられることから人気を集めています。
加えて雪山登山で耐えられる実力を持ったベータSLジャケットは、雪山登山をライトに楽しむには良い選択となります。
公式価格は55000円ですが、今ならもう少し安く入手できるのもおすすめできる点です。
本格的な雪山登山ならアルファARジャケットが有効
アークテリクスのハードシェルはスタイル別にモデルが出ています。
ここまで紹介したベータSLジャケットは、悪天候対応モデルではありません。
ライトな雪山登山ではなく、あらゆる天候に対応したジャケットを求めるならもう1段階上の「アルファ」モデルを選択しましょう。
価格は高いですが、確かな性能を持っています。
雪山の悪天候にも耐えられるアルファ AR ジャケット メンズ
ちょっと高いなと感じた方は、他メーカーを候補に入れると、世界が広がります。
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