近年は、登山中にアクションカメラを付けている方を見かけますよね。
Youtubeなどでも、アクションカメラで撮影されたきれいな景色を見て、行く山を決めている方も多いと思います。
そのため、これから自分でもアクションカメラを使ってみよう、という方も多いはず。
ですが、GoProやInsta360、DJI Pocketなどメーカーが多いので選ぶときに迷ってしまいますよね。
そこで今回は、そんな登山におすすめのアクションカメラについて、上記の有名モデルや1万円前後のリーズナブルなモデルも紹介していきます。
みなさんも選ぶ時の参考にしてくださいね。
Goproは最新のGopro12よりも9の方がコスパが良い。
一方でinsta360 はx4でかなり性能が上がっているので、最新モデルがおすすめだよ
チェックポイント
アクションカメラとは?
アクションカメラといえば、GoProです。登山で持っている人を見かけることも多いと思います。
防水性があり、登山のようなアクティビティでも動画撮影から写真撮影まで様々な場面で活躍できると思います。
一眼レフ | アクションカメラ | ハンディカム | |
手振れ防止 | ×(三脚必須) | △(モデルによってはあり) | ◎ |
望遠 | ◎(レンズ次第) | × | ◎ |
広角 | ◎(レンズ次第) | ◎ | ○ |
撮影のし易さ | ×(両手) | ◎(固定できる) | △(片手) |
重さ | × | ◎(軽量小型) | × |
アクションカメラを使った登山撮影の楽しみ方
アクションカメラを使った撮影の楽しみ方は、なんといっても歩きながら動きのある映像が撮影できるところです。
家に帰ってから映像を見ても山を楽しむことができますし、編集して動きのある映像を友人やSNSで多くの人と共有することもできます。
山で見た景色を共有できるのはとても魅力的ですね!
登山撮影のメリットと楽しみ方
登山撮影のメリットと楽しみ方は色々とあると思いますが、まとめると以下のようになります。
- 自分の撮影した動画で思い出を残せる
- 美しい景色や自然の中での感動的な瞬間を記録できる
- 他の人と共有できる
子供や孫に山の映像を見せるのも楽しみの1つだね。
たまに会う友人にどんな山行ったの?と聞かれて映像を見せるのが楽しみ。
アクションカメラを使った登山撮影のポイント
ここではアクションカメラを使うときの注意点と、撮影時のポイントについて記載していきますね。
安全な撮影のための注意点
まず大前提として撮影中は他の人の迷惑にならないようにしましょう。
あまり撮影に夢中になるとカメラの画面が気になり周りが見えなくなってしまうことがあります。
また、撮影に集中するあまり登山道などから足を踏み外したりしないように、周りの状況を良く確認することも大切です。
機材の選び方や設定の仕方
機材選びの選び方は慎重にしましょう。
なぜなら、機材により得意や不得意があるからです。
カメラ本体はもちろん、マイクやマウント、ジンバルなど撮影スタイルに合ったのもを選びましょう。
また、カメラの設定も登山に行く前に確認することが大切です。現地で確認すると焦って間違えたりして、後で後悔することもしばしばです。
美しい映像を撮るための撮影ポイント
きれいな映像を撮るためのポイントはいくつかありますが、
・撮影をする場所
・時間帯
・構図
を意識すると良いです。
撮影場所は事前に良い場所を何か所か考えておけば、撮影時間をかけることができます。時間帯を選ぶことで、逆光を避けることができたり夕日や朝日を狙うこともできます。
構図については自分の中で何をメインに撮りたいのかを考えて撮影することで、テーマができて何となく撮影するよりも良い映像を撮ることができます。
youtubeなどで、他の人が撮影してた映像を見て、どこがいいのか考えるのも美しい映像を撮るための参考になります。
登山撮影におすすめのアクションカメラの機能と選び方
ここでは、登山撮影に向いたおすすめのアクションカメラについて、それぞれの機能と選び方について記載してきますね。
防水性能や耐衝撃性などの機能
なんといっても登山撮影に使うアクションカメラには、高い防水性のと耐衝撃性が必要です。
突然の悪天候はもちろん、霧や雲の中で使うこともあります。
耐衝撃性についても、狭い樹林帯で使ったり岩場などで使うこともあるので、撮影を続けるには大切な機能になります。
サイズと軽さ
サイズと軽さも大切な機能の1つです。
全ての物を自分の力で運ぶ必要があるので、サイズが大きかったり重かったりすると運ぶのが大変です。
また、サイズが大きいと狭い登山道では使いにくくなります。
画質やバッテリー持続時間などの性能
せっかくきれいな景色を撮影するので画質は妥協したくないポイントですよね。
ですが、同じバッテリーサイズの場合は画質が良いほうがバッテリー持続時間が短くなってしまう傾向があるので注意が必要です。
バッテリー持ち時間は長いに越したことはありませんが、バッテリーは交換したりすれば何とかなるので、アクションカメラは画質優先で選ぶのがおすすめです。
とはいえ、あまりバッテリーの持ちが悪いと使い勝手が悪くなるので、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
アクションカメラの基本的な使い方
ここではアクションカメラの使い方について解説していきます。
主にGoProの使い方を記載していきますね。
操作方法の基本
物理的なボタンは少なく、基本的な設定などはタッチパネルで行います。
タッチパネルの操作はスマートフォンと同じくタップとスワイプなどで行います。
いったん設定すれば、物理ボタン1つで録画開始、録画終了まで行うことができます。
カメラ単体で使うこともできますが、スマートフォンを持っている方は専用のアプリをインストールして設定をしましょう。
1度設定すれば簡単に撮影を開始することができます。
撮影や再生、保存方法
初期設定後、撮影ボタンを押せば撮影を開始することができ、撮影を終了すれば自動的に保存されます。
また、アプリと連動させている場合は保存した動画をスマートフォンに送ることもできます。
再生は本体、スマートフォンいずれでも行うことができます。
また、パソコンに保存したデータを移して再生することもできます。
カメラの設定方法の例
様々な設定項目がありますが、差し当たりは以下の3点について設定するのがおすすめです。
・アスペクト比
・解像度
・フレームレート
まず、アスペクト比は16:9がおすすめです。スマートフォン、ディスプレイやテレビなど表示機器のアスペクト比は16:9の物が多いからです。
解像度は4kがおすすめです。4Kで表示できるモニターが無くても、できるだけ4Kで撮影すると良いでしょう。なぜなら、後から解像度は上げることはできないので、後日4K対応のモニターなどを導入したときに後悔することが多いからです。
最後にフレームレートですが、ほとんどモニターが60fpsなので60fpsがおすすめです。
バッテリーの持ちが気になる場合はHDでも良いです。
山でアクションカメラを使うための携行方法
ここでは山でアクションカメラを使うときの方法について説明しますね。
胸位置やヘルメットに固定する
アクションカメラはザックのショルダーベルト付近などの胸か、ヘルメットを被る場合はヘルメットに取り付けると良いです。
胸部分に取り付ければ、登山道を歩いているときは邪魔になりにくく、録画状態を確認しやすく操作もしやすいからです。
岩場や急な登りなどヘルメットを使うような場所はヘルメットに取り付けると、胸部部よりは岩などにもぶつかりにくく、臨場感の高い映像を撮ることができます。
専用の取り付け機器もあるので、自分に合ったものを選びましょう。
自動り棒を使ってドローン風の撮影を行う
稜線など眺めの良い場所からの撮影は、自撮り棒を使った撮影もおすすめです。
撮影者本人ときれいな景色を同時に撮影できるのはもちろん、Insta360で自撮り棒を使うとドローンで撮影したような空を飛んでいるような映像を撮ることもできます。
おすすめのアクションカメラ
登山で最もおすすめなのは、Gopro
Goproは手のひらに収まる小ささで、広角レンズで綺麗な山岳写真や、手振れ補正によって動きのある動画を撮ることができます。
Goproは最新のGopro11ではなく、Gopro9が圧倒的におすすめです。Gopro9 > Gopro10 > Gopro11>Gopro8の順と考えましょう。
商品名 | GoPro9 | GoPro10 | GoPro11 |
サイズ | 71.8×50.8×33.6mm | 71.8×50.8×33.6mm | 71.8×50.8×33.6mm |
重さ | 158g | 153g | 154g |
バッテリー | 1720mAh | 1720mAh | 1720mAh |
防水・防塵 | 10m防水 | 10m防水 | 10m防水 |
wifi、bluetooth | あり | あり | あり |
手振れ補正 | HyperSmooth 3.0 | HyperSmooth 4.0 | HyperSmooth 5.0 |
水平維持機能 | あり | あり | あり |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
GoProはモデルによりますが基本的にはバッテリー交換ができます。カメラの設定や撮影条件にもよりますが、録画時間は60~120分なので、登山で使う場合は予備のバッテリーが2~4個あれば日帰り登山なら十分でしょう。
アクセサリーが豊富なので、色々な使い方ができるのもGoProの良い所です。
詳しい携行方法は以下の記事もご覧ください。
登山用機材にGoPro HERO7を買ってみた +アクセサリー・マウントを使った固定方法
風景メインで撮りたい方やグループ動画を撮るなら360度カメラ
360度カメラはメインカメラとしては使いにくいので、初めてのカメラとしてはおすすめしません。
ですが他のカメラと組み合わせることで驚くほど楽しめますので、グループ登山が多い方には特におすすめします。
また、壮大な写真や動画を楽しむことができます。
Goproは最新モデルを選ぶ必要はありませんが、Insta360に関しては最新モデルの方がおすすめです。「Insta360 X4」>「Insta360 X3」>「Insta360 ONE X2」と考えましょう。
自撮り棒を使うと、ドローンで撮影したような映像を撮ることもできます。
商品名 | X4 | X3 | ONE X2 |
サイズ | 46.0×114.0×33.1mm | 46.0×114.0×33.1mm | 46.2×113.0×29.8mm |
重さ | 203g | 180g | 149g |
バッテリー | 2,290mAh | 1,800mAh | 1,630mAh |
防水・防塵 | 10m防水 | 10m防水 | 10m防水 |
手振れ補正 | あり | あり | あり |
水平維持 | あり | あり | あり |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
x4になってバッテリーの持ちが大幅に改善しました。
これはGopro12よりも高い数値。間違いなくx4の方がおすすめです
旅行やVlogなどと併用するならDJI pocket
DJIシリーズはGoproと並ぶ小型カメラです。
登山での使用に特化するなら正直、
Goproの方がおすすめです
GoProとの違いは、アウトドア以外の場面ではDJIシリーズの方が使い易いところです。
特に夜間暗いコンディションでは、GoproよりDJIシリーズの方が優れています。
さすがに登山の星空の中での撮影は厳しいので、そういった意味で登山ではGoproをおすすめしています。
登山時の撮影ではなく、旅行やvlog、キャンプなどでの撮影であれば、DJIはとてもおすすめです。
価格帯もGoproシリーズとそれほど変わりません。
特に音声収録はDJIは外部マイクを併用しやすいから便利だね
そうなんです。Goproはメディアモジュールという別売りの
フレームを購入しないと外部マイクが使えないので、
外部マイクを使うならDJIの方が安くすむのも魅力ですね
商品名 | DJI OSMO POCET | DJI OSMO POCET2 |
サイズ | 121.9×36.9×28.6mm | 124.7×38.1×30.0mm |
重さ | 116g | 117g |
バッテリー | 875mAh | 875mAh |
防水・防塵 | なし(防水ケースで対応) | なし(防水ケースで対応) |
手振れ補正 | ジンバル | ジンバル |
水平維持 | ジンバル | ジンバル |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る |
リーズナブルなアクションカメラ Apexcam:M80 Air
ApexcamのM80 Airは、1万円を切る価格が魅力のアクションカメラです。
画質や機能は最新のスマートフォンにもやや劣りますが、4K 30fps撮影や防水ケースを使った40m防水など、とりあえずアクションカメラを使ってみたい、という方におすすめのモデルです。
サイズ :不明
重さ :不明
バッテリー:1,050mAh(2個付属)
防水防塵 :40m(防水ケース使用)
手振れ補正:なし
水平維持 :なし
価格と機能のバランスが良い Surfola:SF430
SurfolaのSF430は、16,000円ほどで4Kの60fps撮影や手振れ補正、1,350mAhのバッテリーなど機能が充実したバランスの良いアクションカメラです。
M80 Airよりやや価格は高いですが、その分高機能でアクションカメラとしても使いやすくなっています。
4K60fpsの手振れ補正付きのアクションカメラを探している方におすすめです。
サイズ :不明
重さ :不明
バッテリー:1,350mAh(2個付属)
防水防塵 :40m(防水ケース使用)
手振れ補正:あり
水平維持 :なし
まとめ
アクションカメラは登山で使っている人も見かけるようになり、youtubeなどでもきれいな映像を見る機会が増えました。
そうすると自分でも使ってみたくなり、今回の記事では
・登山メインで使う場合はGoPro9
・グループ登山や、ドローン撮影のような映像を撮りたい方はInsta360 X3
・とりあえずアクションカメラを使ってみたい方はSurfola SF430
をおすすめしてきました。
今回の記事を参考にして、みなさんもアクションカメラを使って楽しい登山の思い出を残しましょう!
カメラ全般は以下の記事をご覧ください。
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