登山においてバーナーは、楽しい山ご飯を作る上でとても重要な道具です。
非常時には暖をとることもできますし、冬は雪を溶かして水も作れます。今回は私が使っているバーナーの使用感をまとめました。
イワタニのジュニアコンパクトバーナーは初心者の定番バーナーだよね
やっぱり安いから最初に選ぶ人が多いみたい
でも安いってことはデメリットもあるのかな?
・イワタニジュニアコンパクトバーナーを選ぶ時に注意すべきことがわかる
・イワタニジュニアコンパクトバーナーを選ぶメリットがわかる
本記事ではイワタニのジュニアコンパクトバーナーの特徴をお伝えします。
あなたがこのバーナーを選ぶのに合っているか、参考になる情報をまとめています。
ぜひ参考にしてみてください。
イワタニジュニアコンパクトバーナーの特徴
274g(ケース抜き)
使用サイズ:幅155×奥行155×高さ127mm
収納サイズ:幅82×奥行68×高さ109mm
イワタニのジュニアコンパクトバーナーの特徴は、少し重いが耐久性が高く、価格がとにかく安いという点です。
私が登山用の初めてのバーナーとして購入して使っていました。現在は別のバーナーに買い替えていますが、当時どのように考え購入したのか、何を悩み買い替えしたのか、参考になる点をまとめましたので、本記事でお伝えしようと思います。
使用できるガス管について
メーカーはイワタニのガスを使うように、記載しています。
私はスーパーで売っている他メーカーのものを使ったりしました。純正でないものを使うと時折ガスが漏れたり、火が安定しないときがありました。
できれば純正品を使うようにした方が良いでしょう。
イワタニジュニアコンパクトバーナーを選んだ理由
私がイワタニジュニアコンパクトバーナーを選んだ理由は1つです。
購入当時、登山にここまでハマると思っていなかったので、選ぶ基準はコスパの良さでした。
イワタニのジュニアコンパクトバーナーは、「バーナー本体の価格の安さ」、ランニングコストの低さに優れています。
ランニングコストが低いというのは、イワタニジュニアコンパクトバーナーはガス缶も一般的なガスコンロに使うものが使えるため、「OD缶に比べ安い」からです。
イワタニジュニアガスバーナーを使ってみた感想
とにかく安い
バーナー本体が約4000円という低価格かつ、最低限の性能を備えています。
そのため、初めての登山用のバーナーとして選ぶ人がとても多いです。実際に使い始めて、コストパフォーマンスの高さを感じました。
ただ安さゆえに性能不足を感じることもありましたので、そういったデメリットも合わせて伝えていけたらと思います。
耐久性が高い
ジュニアコンパクトバーナーは、耐久性が高いです。
他のバーナーでは、点火がしなくなったり、調子が悪くなることを良く聴きますが、4年使い続けて錆びが増えても全く問題なく使えています。
降りたたみの足部分のネジは緩くなることがあるので、時々締めてあげてください。
雪山で使っていた時に、一度ぽろっと足がとれて、探すのが大変だったことがあります。
細かい火力調整はできない
細かい火力調整は苦手です。イメージとしては中火しかないバーナーと考えると良いかとおもいます。
強火や弱火が使えませんが、通常使用なら問題ありません。
弱火を維持する必要がある燻製や大容量の鍋にはあまり向かないです。ごはんを炊くのは問題なくできました。
3人用くらいの鍋なら安定して乗る
ゴトクが割と大き目なので、3人用くらいの鍋に余裕で乗ります。
安定感があるのでとても使いやすいです。
但しゴトクとガス管結合部分が分離式のような高価なものに比べれば、当然安定感は落ちますので、ご注意ください。
分離式というのは下のようなものです。重くなりますが、安定感があるモデルです。
・ちょっと重い
ケース込で330gくらいでしょうか。本体274gと記載がありますので、正確だと思います。この重さは登山用のバーナーではかなり重い部類に入ると思います。
もし重さが気になるなら、初めから110gのこちらのバーナーでも良いかもしれません。
使い方について
ケースに入っている状態はこのようになっています。ケースにフィットしています。
足は3本で外側に広げることで展開できます。
ゴトク部分も4つの羽を広げます。
火を使うときは、ガス缶をセットして、火力調整つまみを+側に回し、点火スイッチを押します。
・雪山で使うにはやや火力が不足
火力が必要な雪山での使用では、-10℃の厳冬期上高地で検証してみましたが、使えないことはないですが、火力不足であまり向いていないように感じました。雪山での使用も視野に入れるなら、P-153バーナーがおすすめです。
【使用感レビュー】プリムスP-153ウルトラバーナー 手入れと使い方
比較検討した他のバーナー
プリムス p-153 ウルトラバーナー
長く使うならp-153ウルトラバーナーが良いですが、当時の私はここまで登山にハマると思っていなかったので、安さだけで選んでいました。
現在は軽さ、ゴトクの安定性、火力の強さ、冬期の使用にも耐えられることから、こちらに買い替えて使っています。
現時点で重さや火力等の不安があるのなら、初めからこちらのモデルの方が良いと思います。
EPI レボ3700ストーブ
こちらはプリムスP-153とほぼ同じ性能を持つバーナー。私の場合はREVOストーブの方がわずかに故障事例が多く見えたので、P-153ウルトラバーナーの方が良いかなと思います。
わずかな差だと思いますので、好みで選んでも良いです。
EPI revo-3700ストーブの実力は!? 類似バーナーのp-153との比較
SOTO マイクロレギュレーターストーブウインドマスター
火力が強く軽いので、こちらもとても悩みました。
ゴトクが小さいのでゴトク付きを買うことになり、そうなると価格が少し高めになること、火力調整能力は上記2つより劣るといった声があります。
イワタニのジュニアコンパクトバーナーは、コスパ重視の初心者におすすめ
以上、イワタニのジュニアコンパクトバーナーは、コスパ重視の初心者におすすめできるバーナーです。
お試しで山ご飯に挑戦したい方でも手を出しやすいので、広く愛されているのだと思います。
今回ジュニアコンパクトバーナーを購入された方は、合わせて専用テーブルも検討してみてください。
【ZEN Canps】[367g]イワタニジュニアバーナー用の遮熱テーブル
イワタニジュニアコンパクトバーナーには社外品ですが、専用テーブルがあります。
利用することでカッコイイ山ごはん作りができますので、ぜひ合わせて取り入れてみてください。
公式の説明動画も参考に記載しておきます。
ホットサンドメーカーのような大型の調理器具も使い易い
イワタニのジュニアコンパクトバーナーは、メスティンやプリムスの3人用くらいの鍋でも安定して乗るゴトクを備えています。
但し、そんなコンパクトバーナーでも、さすがに重心が中心にないようなホットサンドメーカーは安定して乗らないのです。
そんな弱点も、専用テーブルを併用すれば、バーナーの蓋と組み合わせれば、安定して調理することができます。
調理台としてのメリットが大きい
カッティングボードを使って調理する時には、テーブル横スペースが活用できます。
調理が終わったら横にスライドすればバーナーを切り離すことができるので、クッカーをそのまま載せて、飲み物と並べて食事をすることもできます。
そのほかのモデルも見てみたいという方は以下の記事もご覧ください。
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